6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/29(月) 23:12:49.98 ID:Mc7rDkWjO
雪歩「――でね、真ちゃんにはこういうのが似合うと思うの!」
真「ははは……」
P「ただいま」
真「あ、お帰りなさい!プロデューサー!」
P「おう、今日の真も可愛かったぞ」
真「へへっ、ボクの魅力にメロメロですか!」
「やっぱり真は可愛い方が似合うな」
「あの……お世辞じゃないんですよね?」
「当たり前だろ」
「……へへっ」ギュ
雪歩「……」
10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/29(月) 23:35:32.54 ID:Mc7rDkWjO
次の日
雪歩「あ、おはよう真ちゃん!」
真「おはよう、雪歩」
雪歩「今日はね、真ちゃんの――」
真「プロデューサー!おはようございます!」
P「おはよう、真、今日も元気だな」
真「はいっ!」ワクワク
P「じゃあ今日のスケジュールなんだけど……」チラッ
真「……」
P「…真」
「は、はいっ!なんですか!?」ドキッ
「髪型ちょっと変えたろ?」
「……プロデューサーはどう思います?」
「綺麗だよ、真の婿が羨ましいなぁ」
「…へへっ、案外近くに居ると思いますよ」
雪歩「……」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/29(月) 23:54:21.54 ID:Mc7rDkWjO
昼休み
雪歩「あ、真ちゃん、一緒にご飯食べよう?」
真「いいよ、あ!プロデューサーも一緒にご飯食べませんか?」
雪歩「!?」
P「いやいいよ」
真「えー、なんですか!?」
P「雪歩が怖がるだろ?」
真「そんなこと無いですよ!ねっ、雪歩?」
雪歩「!?」
雪歩「……」チラッ
真「……」ニコニコ
雪歩「……」
雪歩「……う、うん」
真「ほら、雪歩もいいって言ってます!」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/30(火) 00:13:14.26 ID:hZikcrz3O
P「この弁当、全部真が作ったのか」
真「あーっ!意外そうな顔してますね」ジトッ
P「いやいや、タコウインナー入れてるあたり可愛らしいなって思ってな」
真「もうっ!調子がいいんですから…その代わり…は……はいあーん」
P「えっ、いいの?」
真「は、早く食べてくださいよ」
「あ、あーん」
「どうですか?」
「真、嫁に来てくれ」
「……もうっホントに調子がいいんですから」
「「あはははは」」
「……」
(真ちゃんの隣は今までずっと私だったのに)
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/30(火) 00:25:28.36 ID:hZikcrz3O
帰り道
真「――でさ、可愛い可愛いーって、もープロデューサーったら恥ずかしいことばかり言うんだもん、ボクも流石に困っちゃうよ」
真「あ、でもホントに嫌って訳じゃなくて、むしろ、う、嬉しいんだけど……」
真「人前で言うのはちょっと抑えてほしいかなって、雪歩聞いてる?」
雪歩「うん、聞いてるよ」
(私の……たったひとつの居場所だったのに)
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/30(火) 00:41:20.45 ID:hZikcrz3O
雪歩「でも、私は真ちゃんのその髪型似合わないと思うな」
真「えっ……そ、そう?」
「そうだよ」
「……で、でもプロデューサーは可愛いって言ってくれたよ」
「私…ううん皆はそうは思わないけど」
「そう…かな」
「そうだよ」
「…」
なんで?真ちゃんは私の親友でしょ?
私はプロデューサより真ちゃんを知ってるよ?
だからそんな悲しそうな顔しないでよ。
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/04/30(火) 00:55:55.03 ID:hZikcrz3O
次の日
「おはよう、真ちゃ――」
「プロデューサー、おはようございます!」
――えっ?
「おはよう、お、今日は香水を変えたのか」
「へへっ、やっぱり気付いてくれるんですね」
「俺は真のプロデューサーだぞ?」
「それでも嬉しいんです、ボク、プロデューサーで良かったです」
なんで真ちゃんはプロデューサーを取ったの?
ここに私も居るよ?
ねぇ、なんで?
なんで取ったの?
あ、そっか
――盗られちゃったんだ