1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/10/26(金) 12:30:24.45 ID:+aP3AM2T0
P「なにが?」
千早「お腹、触ってください 」
P「………」
千早「ほーら、パパですよー」
P「っ?!」
千早「私……もっと頑張ります」
千早「いい奥さんになれるように……いいママになれるように…」
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/10/26(金) 12:33:22.20 ID:+aP3AM2T0
P「……そもそも俺と千早は恋人同士とかでもないんだけど……」
千早「そうですね」
千早「でも、私は大好きです」
千早「その証拠はこの子ですよ」
P「………」
千早「もし、あなたが春香や美希を選ぶのなら仕方ありません」
千早「でも……」
千早「ちゃんと帰ってくれると信じてます」
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/10/26(金) 12:34:02.88 ID:6AqmEXLy0
まーた想像妊娠か
いいぞもっとやれ
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/10/26(金) 12:36:38.50 ID:+aP3AM2T0
P「いや、俺はアイドルとは……」
千早「それではご飯の用意をしますね」
P「………」
千早「あなた、包丁はどこですか?」
P「っ!!」
P「よし、食べに行こうそうしよう!」
P「俺の家には食材とかないしっ!」
千早「ご心配ありません、ちゃんと用意してます」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/10/26(金) 12:40:27.49 ID:+aP3AM2T0
P「それでも、ほらっ……」
千早「もしかして私の料理の腕を心配してるんですか?」
千早「それなら安心してください」
P「……そういう問題でも……」
千早「パパはわがままねー」
P「………」
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/10/26(金) 12:42:45.71 ID:+aP3AM2T0
千早「何が食べたいんですか?」
P「………っ、カレー!そう、レトルトカレーが食べたい!!」
千早「……?」
千早「カレーならちょうど作れま……」
P「レトルト!のカレーが食べたいんだ」
千早「………」
千早「………わかりました」
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/10/26(金) 12:44:41.73 ID:+aP3AM2T0
グツグツ
千早「………」
グツグツ
P「………」
P(俺は千早とは何もないし、様子が明らかにおかしい……)
P(料理になにか入れそうだし……包丁ももってのほかだな……)
グツグツ
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/10/26(金) 12:46:33.55 ID:+aP3AM2T0
千早「もういいでしょうか?」
P「………あっ あぁ」
・・・
P「ごちそうさまです」
千早「意外と美味しいんですね」
P「だろ?」
千早「でも次は私のカレーと食べ比べてくださいね」
P「おっ、おう……」
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/10/26(金) 12:47:34.32 ID:zDtbsay70
俺も千早に愛されたい
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/10/26(金) 12:48:10.63 ID:+aP3AM2T0
P「とりあえず、今日は帰ってしっかり寝たらどうだ?」
P「きっと疲れていろいろおかしな考えになってるんだろ」
千早「……?」
千早「私の家はここですよ?」
P「………」
千早「パパとママはずっと一緒なんです」
P「………」
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/10/26(金) 12:50:19.01 ID:+aP3AM2T0
P「っ!!」
千早「……携帯がなってますよ、出ないんですか?」
P「いや、そんなにたいしたもんじゃないから……」
千早「そうですか」
千早「………」
千早「春香ですよね」
P「っ!!」
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/10/26(金) 12:53:54.42 ID:+aP3AM2T0
千早「最近気付いたんですが、春香だけ着信音変えてますもんね」
P「……それは、ただの試しで……」
千早「早く出てあげてください」
P「……………」
P「もしもし……」
春香『あっ、プロデューサーさん! やっと出てくれたんですね!』
P「…………すまん」
春香『いえ、ぜんぜんいいんですけど、今夜は家にいるって言ってたのに、電話に出ないからまだお仕事場なのかなって驚いちゃいました』
P「…………悪いな」
千早「………」
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/10/26(金) 12:55:38.47 ID:6AqmEXLy0
何これ怖い
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/10/26(金) 12:58:00.59 ID:+aP3AM2T0
春香『プロデューサーさんはご飯ちゃんと食べましたか?』
P「……今カレーをな」
春香『またインスタントですか? ちゃんとしたもの食べないとだめですよー』
P「………悪い」
千早「………」
春香『ちゃんとしたもの作るように、あとで私からも言っときますね』
P「お前!ちは……」
春香『………やっぱり………』
春香『千早ちゃん……居るんですね……』
P「っ!!」
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/10/26(金) 13:00:32.33 ID:+aP3AM2T0
P「いっ、いるわけ無いだろ……?」
P「ちょっとした言い間違いで……」
春香『…………』
春香『へぇ』
春香『とっさに千早ちゃんの名前が出るぐらい大好きなんですね』
P「………」
春香『わかりました』
春香『電話……切ります……』
ツーツー
P「………」
千早「………どうでした?」
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/10/26(金) 13:01:12.18 ID:NQt28dnqP
あばばばばば
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/10/26(金) 13:03:29.32 ID:I+e0L2+E0
ちーたんちーたん
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/10/26(金) 13:03:41.35 ID:+aP3AM2T0
P「いや……ちゃんとしたもの食べろって……」
千早「くすっ……春香らしいですね」
千早「私も言われちゃいました」
P「……なにを……?」
千早「このメール……」
春香『いまからいく』
P「………」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/10/26(金) 13:04:51.61 ID:+aP3AM2T0
P「でも春香の家と、事務所近くの俺の家じゃ……」
ピンポーン
千早「はーい」
P「………」
千早「いらっしゃい、春香」
春香「えへへっ、きちゃったっ」
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/10/26(金) 13:08:22.45 ID:+aP3AM2T0
P「………春香……どうやって……」
春香「あれ? 言ってませんでした?」
春香「私と千早ちゃん、一緒に隣の部屋に住んでるんですよ?」
P「………えっ……」
春香「帰ってきたら千早ちゃんが居なくってびっくりしちゃたもん」
千早「ごめんね、春香」
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/10/26(金) 13:13:53.82 ID:+aP3AM2T0
春香「でも、千早ちゃんのクローゼット見たらお気に入りの服がなくなってたし」
千早「また散らかしたの?」
春香「あはは……」
春香「いやー、でも良かった」
春香「もし電話に出なかったら……」
P「………」
春香「はい、この話しは終わりっ」
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/10/26(金) 13:17:56.39 ID:+aP3AM2T0
春香「うーん、お腹空いちゃったなぁ」
千早「春香も何が食べる?」
春香「あっ、そうだ」
春香「今日は私がカレーを作って食べますね」
春香「保存しておけば明日プロデューサーさんも食べれるし!」
千早「でも、調理器具が……」
春香「この棚にあるよ」
千早「あら、そうなのね」
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/10/26(金) 13:20:27.03 ID:+aP3AM2T0
P「………どうやって……」
春香「?」
春香「大家さんに、プロデューサーさんの彼氏ですって言ったら合鍵を作れちゃいました」
春香「あっ、でもたまにしか入ってませんよ?」
千早「春香、そんなことより」
春香「うんっ! 一緒に作ろうね」
P「………」
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/10/26(金) 13:21:42.03 ID:NQt28dnqP
そんな理由で合鍵がつくれるわけないだろw
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/10/26(金) 13:26:57.28 ID:+aP3AM2T0
千早「早速作りましょう」
千早「……んっ……」
春香「………私もロングにしようかなぁ……」
千早「………できた…、どうして?」
春香「だってプロデューサーさん、ロングの髪を1つにまとめてるの大好きだもん」
千早「あぁ、そうね」
春香「千早ちゃんが髪を切ってくれたらなぁ……」
千早「別に春香が伸ばせばいいじゃない」
春香「うーん……」
52: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/10/26(金) 13:30:11.32 ID:+aP3AM2T0
春香「でも、私一人だけってのがプロデューサーさん喜びそうじゃない?」
千早「そんな事言われても、私はあずささんみたいに切らないわよ」
春香「あっ、バレてた?」
千早「春香が怖いって言ってたわよ」
春香「次は美希か…… 貴音さんは大変そうだなぁ……」
千早「近づくはやめなさい」
春香「はーい」
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/10/26(金) 13:30:45.16 ID:+aP3AM2T0
近づくは→力ずくは
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/10/26(金) 13:36:32.43 ID:+aP3AM2T0
・・・
・・
・
春香「それじゃあ、また来ますね」
春香「冷蔵庫にあるんで、また温めて食べてくださいね」
P「お前たちは……一体何を……」
春香「……?」
千早「パパはちょっとお疲れみたいなのよ」
春香「もう、しっかりしてくださいよ」
春香「あなた」
P「……あな……た………」
春香「ほらっ、ここに……」
千早「それは、もうやったわ」
春香「えー、千早ちゃん、お腹もうナデナデされたの? いいなー」
56: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/10/26(金) 13:41:06.23 ID:+aP3AM2T0
P「………あっ………えっ………」
ドサッ
春香「あっ、そっか、もうそろそろ効く時間だった」
千早「とりあえず、ベッド運びましょう」
P「………なっ……なにが……うごかな…っ……」
千早「レトルトカレー、美味しかったですか?」
P「………なっ………」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/10/26(金) 13:45:46.65 ID:+aP3AM2T0
春香「この間来た時もペットボトルのお茶にちょっとだけ」
千早「眠くなる薬と、気持ちよくなるための薬を」
P「………はっ……はるか…………ちはや……」
春香「だめですよー、私は奥さんで」
千早「私はママなんですから」
P「…………」
フッ
春香「……気を失ったのかな」
春香「あっ、でも、玄関なのにもうこんなに大きくなってる」
千早「ここでもいいんじゃないかしら」
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日:2012/10/26(金) 13:49:41.97 ID:+aP3AM2T0
ピンポーン
ピンポーン
雪歩「プロデューサー」
春香「あっ、お嫁さんがきた」
雪歩「こんばんは」
雪歩「今日は私の番……だよね……?」
千早「………はぁ」
春香「しょうがないよ」
春香「だってまだなんだから」
雪歩「えへへっ」
おわり