1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 00:25:53 ID:u/hEL2K60
真美「まぁまぁ」
亜美「髪形は違うんだからさ―」
P「けど、それだけだもんな……」
亜美「それだけで大丈夫じゃん」
真美「今だってどっちがどっちかって分かるんだし」
P「まぁそうだけど……にしても本当に似すぎだ」
亜美「それはそうっしょー」
真美「だって真美達双子だもん」
亜美・真美「二人で一人だもんげ」
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 00:28:44 ID:u/hEL2K60
P「つーか服もおそろなのな」
亜美「そだよー」
真美「双子だからねー、好きな服も同じなんだよ」
P「なるほどな、でもさすがに全く一緒ではないだろ?」
真美「いんや」
亜美「おんなじだよ、全くね」
P「いやいや、双子って言ってもさすがに全くはないだろ?」
亜美「同じだよ」
亜美「100%!!」
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 00:31:31 ID:u/hEL2K60
P「ふむ……じゃあ、米とパンどっちが派だ?」
亜美・真美「パン」
P「カレーとシチューなら?」
亜美・真美「カレー」
P「国語と数学なら」
亜美・真美「どっちも嫌い」
P「コーラとペプシならどっち?」
亜美・真美「ドクペ」
5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 00:34:47 ID:u/hEL2K60
P「これくらいでは意見はわかれないか……」
亜美「ふっふっふっ兄ちゃんは」
真美「真美達を舐めすぎだよ」
律子「亜美ーそろそろ行くわよ」
亜美「ほーい、じゃあ行ってくるね真美、兄ちゃん」
真美「いってらっしゃーい」
P「竜宮は忙しそうだなー」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 00:39:50 ID:u/hEL2K60
真美「あーあ、亜美いっちゃったー」
P「やっぱさみしいか?」
真美「うーん、やっぱ一緒にいたいとは思うけどさー」
真美「しょうがないよ」
P「まぁそうなんだけどね」
真美「……」
真美「まっ、一人で悪戯してもつまんないかんね」
P「悪戯してないで仕事をしろ」
真美「兄ちゃんが仕事とってこないからじゃん」
P「はい、すいません」
8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 00:46:32 ID:u/hEL2K60
真美「じゃあ真美はそろそろ暇だし帰ろうかな―」
P「おっ、そうかじゃあまた明日な」
ドカっ
真美「イタッ!?」
P「っと、どうした?」
真美「ててっ、腕ぶつけちった」
P「おいおい、大丈夫か?」
真美「うー」
P「いきなり走るからだぞ」
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 00:50:34 ID:u/hEL2K60
P「ちょっと痣になってる」
真美「いたいよー」
P「これならシップを貼れば直ぐに腫れは引くだろ」
P「どうせ音無さんが暇してるだろうからシップ貼って帰れよ」
真美「あいあいさー」タタッ
P「って、また走るなよ―」
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 00:55:58 ID:u/hEL2K60
P「……」カタカタカタ
小鳥「プロデューサーさんお仕事大丈夫ですか?」
P「はい」カタカタカタ
小鳥「疲れてませんか―? マッサージとかしますよー?」
P「結構です」カタカタカタ
小鳥「……私肩もみとかすごい上手なんですよ」
P「そうですか」カタカタカタ
小鳥「よかったら私が――」
P「結構です」
小鳥「いやいや遠慮せず――」
ガチャ
律子「お疲れ様です」
小鳥「ちっ」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 01:00:17 ID:u/hEL2K60
P「おっつー、遅かったな」
律子「実は亜美がケガしちゃって」
P「亜美が? 大丈夫なのか?」
律子「ちょっと足を挫いただけなんで一応は……」
P「そうか、そんな大きな怪我じゃないならよかった」
小鳥「そうですねー安心しました」
律子「でも、少し安静が必要ですね」
P「まっ、それはしょうがないな」
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 01:02:30 ID:u/hEL2K60
―――――――
――――
――
亜美「はよー」
真美「はよー」
P「おーおはようさん」
P「そういえば亜美大丈夫か?」
亜美「何が?」
P「足だよ足、昨日挫いたんだろ?」
亜美「あぁ~」
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 01:06:19 ID:u/hEL2K60
亜美「問題なし、バッチグーだよ」
P「本当か?」
亜美「本当! 本当!」
P「よーっし、じゃあちょっと来い、俺が見たる」
真美「あぁー兄ちゃんがまたエッチな事をしようとしてる―」
P「し、してないよ!! してない!!」
亜美「兄ちゃんはエッチだなー」
真美「本当に変態だな―」
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 01:10:00 ID:u/hEL2K60
亜美「へーんたい」
真美「へーんたい」
P「くそっ! じゃばばばば!」
真美「うわっ変態がでたー!!」
P「足を見せろー」ペロペロペロペロ
亜美「ぐあわぁー、ひゃっひゃっひゃやめてよ兄ちゃ―ん」
P「おっ、けどこれくらい動くなら大丈夫かな……あれっ」
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 01:13:34 ID:u/hEL2K60
亜美「どったの、兄ちゃん?」
P「いや……亜美、この腕どうしたんだ?」
亜美「腕……」
P「このシップ見たいなやつ」
亜美「あぁ……」
亜美「こ、これは家で扱けちゃってさ」
P「そうか偶然だな、昨日確か真美も同じ所を……」
亜美「へ、へー、そうなんだー」
22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 01:16:39 ID:u/hEL2K60
亜美「もーいいっしょ兄ちゃん?」
P「お、おう」
亜美「真美、いこー」
真美「おー」
P「あっ、ほら走るなって」
P「……」
P「けど、同じ所を怪我するなんて偶然だな」
P「さすがは双子パワーって所だな」
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 01:20:50 ID:u/hEL2K60
P「ほらレッスンだぞ、亜美は今日は休みだからな」
亜美「うーい」
真美「うー、兄ちゃん真美も今日レッスン休みたいよ―」
P「ダメだ、さぼらずしっかりやれ」
真美「うぅー」
律子「ほら行くわよ」
真美「うわーん、やめてよりっちゃーん」
ズルズル
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 01:26:03 ID:u/hEL2K60
――――――
――――
――
律子「はぁー」
P「レッスンお疲れさん」
律子「はい、でも今日は真美が静かだったから助かりましたよ」
P「真美が? 何かあったのか?」
律子「いや、何もないと思いますけど……」
律子「けど、ダンスのキレも悪かった気がしますね」
律子「まるで捻挫でもしてるうよな感じで」
P「……捻挫?」
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 01:30:00 ID:u/hEL2K60
P「昨日はそんな事なかったんだけどな……」
律子「そうですよねー。最初亜美だと思っちゃいましたよ」
P「亜美はレッスン中は俺とずっといたしな」
律子「ですよね。亜美の調子悪いのが写ったのかもしれないですね」
P「……そうだな」
P「……」
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 01:33:29 ID:u/hEL2K60
――――――
――――
――
P「……」
P「おーい亜美」
真美「!? に、兄ちゃん真美だよ―」
P「あぁ、亜美か」
真美「そだよー、つーか亜美は竜宮のイベント出てるんだから居る訳ないっしょ-」
P「そうだったそうだった」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 01:36:34 ID:u/hEL2K60
真美「もーしっかりしてよ兄ちゃん」
P「おう、そういえば足の方はどうだ?」
真美「足?」
P「捻挫しただろ?」
真美「それも、真美だよ兄ちゃん」
P「ふーん……それなら別にいいんだけどさ」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 01:41:52 ID:u/hEL2K60
P「あっ、そういえばこれ」
真美「ん?」
P「真美にプレゼントだ」
真美「これって、ヘアピンじゃん!!」
P「おう、確かそれ前に欲しがってただろ?」
真美「えっ、あぁ、うんそだね」
P「なんだ? 忘れちゃったのか?」
真美「え、えっと、ぜ、全然覚えてるよ―」
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 01:43:54 ID:u/hEL2K60
>>32
しくった
真美「もーしっかりしてよ兄ちゃん」
P「おう、そういえば足の方はどうだ?」
真美「足?」
P「捻挫しただろ?」
真美「それも、亜美だよ兄ちゃん」
P「ふーん……それなら別にいいんだけどさ」
37: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 01:49:12 ID:u/hEL2K60
P「付けてみてくれないか?」
真美「いいよー」カチャカチャ
真美「どう、兄ちゃん?」
P「似合ってるな、さっすが真美」
真美「へへっ」
P「けどこれは亜美には内緒だぞ」
真美「えぇー」
P「真美にしか買ってきてないからな、亜美が嫉妬しちゃうだろ?」
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 01:51:30 ID:u/hEL2K60
真美「えぇー、亜美なら大丈夫だよー」
P「いーやダメだ、俺と真美の秘密だ」
真美「えぇー」
P「頼むよ真美、なっ」
真美「うー、わかったよー」
P「おう、ありがとな」
真美「いいよー、別に」
40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 01:55:34 ID:u/hEL2K60
P「月のヘアピンか……」
真美「へっ?」
P「いや、知ってるか真美?」
真美「なにを?」
P「月ってさうさぎの模様があるっていうだろ?」
真美「うん、お月見とかで有名だよね?」
P「そうそう、その月の模様」
42: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 02:02:47 ID:u/hEL2K60
P「あれって他の国では違う模様らしいぞ」
真美「へー、そうなんだー」
P「うさぎに見えたりカニにみえたり薪を担いだ男とか……双子とかな」
真美「双子?」
P「そうそう、どこの国か忘れたけどさそうらしいぞ」
真美「へー、そうなんだ」
P「月も大変だよな、色々な人に色々な見られ方をしてさ」
真美「……そだね」
44: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 02:07:39 ID:u/hEL2K60
P「しかし亜美は忙しそうだなよな」
真美「そだね、しょうがないけどね」
P「けど、お昼には一回戻ってくるんだっけ?」
真美「たしかそういう予定だね」
P「だよな……」
――――――
――――
――
45: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 02:11:10 ID:u/hEL2K60
律子「ただいま戻りました―」
P「おーっす」
亜美「あぁーづかれたぁ……」
P「お疲れさん」
真美「おー亜美大丈夫ー?」
亜美「もうダメぇ―、疲れた―」
律子「1時間くらいあるし、それまで休憩だから寝てなさい」
亜美「ほーい、真美いこー?」
真美「うん」
47: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 02:17:14 ID:u/hEL2K60
P「……なぁ律子」
律子「どうしたんですかプロデューサー?」
P「実は頼みがあるんだけど――」
――――――
――――
――
亜美「なーんで今日は兄ちゃんが付き添いなの?」
P「律子は今日中にやらなきゃいけない仕事があってな」
亜美「そーなんだ」
49: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 02:20:37 ID:u/hEL2K60
P「そうだ、亜美にプレゼントがあるんだ」
亜美「えっ」
P「ほらこれ」
亜美「…………月のヘアピン」
P「おう、どうだ?」
亜美「う、うん……嬉しいよ」
P「そっか」
50: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 02:24:12 ID:u/hEL2K60
亜美「……」
P「……そういえば亜美は知ってるか?」
亜美「なにが……?」
P「月の模様の事」
亜美「模様……」
P「日本ではうさぎって言われてるけど外国では違う模様といわれてるんだよ」
亜美「……」
P「きっと亜美はしらないだろーな、勉強しないし本とかも読まなそうだしな」
P「真美も知らなかったし、真美も亜美もバカだよなー」
亜美「むっ」
51: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 02:27:41 ID:u/hEL2K60
亜美「そんなの亜美だって知ってるよ」
P「へー、知ってるのか」
亜美「そうだよ亜美だって真美だってちゃんと勉強とか本とか呼んでするし」
P「じゃあ、何の模様か言ってみな?」
亜美「えっとカニとか、薪の人とか……あと双子と!」
P「……あぁ、そうか」
亜美「ふーん、どうだよ兄ちゃん」
P「ん……ほら、そろそろ仕事場だぞ」
亜美「……分かったよ」
P「あ、あと今日は少し残ってもらっていいか? 真美……と一緒にな」
53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 02:32:33 ID:u/hEL2K60
真美「ねぇねぇ兄ちゃん真美達に何の用なの?」
亜美「そうだよ、急にさー」
P「ちょっと気になった事があってな」
真美「へ?」
亜美「亜美達に何の用?」
P「亜美……………お前真美なんだろ?」
55: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 02:36:40 ID:u/hEL2K60
亜美「は? な、何いってんのさ……」
真美「そ、そだよ、急に変な事言ってさ」
P「真美、お前足の怪我はいつやったんだ?」
真美「足? そんな、足に怪我なんて……」
P「律子が言ってたぞ、ダンスに切れがないまるで捻挫をしているようだって」
真美「そ、それは偶然調子が悪くて」
P「そうか……じゃあ亜美、お前の腕の痣はいつ作ったんだ?」
57: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 02:39:56 ID:u/hEL2K60
亜美「それは家で……」
P「……じゃあ真美、お前俺がさっき上げたプレゼント何かわかるか?」
真美「……えっと」
P「言えよ。さっき渡したばっかりだろ?」
真美「それは……」
亜美「ま、真美もプレゼントもらってたんだ? ほら、このヘアピンでしょ?」
真美「そ、そーそー、そうだよこの月のヘアピン」
P「……」
58: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 02:42:46 ID:u/hEL2K60
P「じゃあ、俺がその時教えたう○ちくは?」
真美「へ?」
P「月の模様がって奴だよ」
真美「えっと……」
P「分からないか? じゃあ亜美は分かるよな」
亜美「うん、カニと、薪と双子だよ」
P「……そう、そうなんだよ真美」
P「だからこそ、お前が真美なんだよ」
亜美「亜美は亜美だよ……」
59: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 02:45:25 ID:u/hEL2K60
P「さっき月の模様がカニ、薪を背負った男、双子って言ってたがな……」
P「月の模様が双子だんなて言われているのは俺は聞いたことが一度もない」
亜美「な!? だってさっき兄ちゃんが……」
P「そう、俺は真美にその嘘を教えたんだ」
P「その嘘を亜美がしっているはずないんだよ!!」
亜美・真美「……」
亜美・真美「なんだ、バレちゃったんだ」
61: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 02:48:11 ID:u/hEL2K60
P「やっぱりそうか、お前達はこれまで入れ替わっったりしてたのか?」
P「亜美が真美に、真美が亜美へと――」
亜美「違うよ」
真美「亜美が真美に、真美が亜美になんて変わったりしないよ」
P「は? ここまでばれてるのに何を――」
真美「亜美と」
亜美「真美は」
亜美・真美「二人で一人、どちらが亜美でどちらが真美かなんて決まってはいないんだよ」
亜美・真美「どっちも真美だし、どっちも亜美そういう事だよ」
66: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 02:51:40 ID:u/hEL2K60
P「……そんな事あるわけないだろ」
亜美「そうだね、小学校に入るまではちゃんと亜美と真美は分かれてたよ」
真美「けど、小学校に入ってから変わった。亜美と真美は一緒になったんだ」
P「……」
亜美「兄ちゃんてさ一人っ子?」
P「あぁ」
真美「じゃあ分かんないかもね、長女に生まれた子と二女に生まれた違いをさ」
71: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 02:56:22 ID:u/hEL2K60
真美「ほんと露骨だよね、長女だから優遇されて二女は二番手」
亜美「長女の為に二女は犠牲にならなければならない、生まれるのがほんの少し遅かったぐらいで嫌になっちゃうよね」
真美「だから亜美と真美は一緒になったんだ」
亜美「二人で一人、長女も二女もないんだよ」
P「……」
P「そんな生活がいつまでも続くと思ってるのか?」
真美「続くに決まってるよ」
亜美「だって亜美と真美は一生生きていくんだからさ」
72: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 03:00:41 ID:u/hEL2K60
P「そんな……お前らだっていつかは結婚だってするだろうが」
真美「そうだね、いつかは結婚をするかもね」
P「それなら……」
亜美「相手が居るとしたら亜美と真美を一緒に愛してくれる人、それだけだよ」
P「……怪我は? もしかしてお前らの怪我は……」
亜美「うん、亜美と真美は一心同体なんだもん」
真美「一人だけ怪我をするなんてありえないよ」
P「自分で自分に怪我を?」
亜美「そっ、亜美が捻挫をしたら真美も捻挫を」
真美「真美が痣を作ったら、亜美も捻挫を」
亜美・真美「だって二人は一人だから」
76: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 03:04:38 ID:u/hEL2K60
P「……」
亜美「そういう事なんだよ兄ちゃん」
真美「だから真美達の事は誰にも言わないでほし――」
P「ありえない、ぶっちゃけありえないね」
亜美「えっ?」
P「一方が怪我をしたらもう一方が怪我をする?何言ってんだ!?」
P「一方が死んだら、もう一方も死ぬとでも言うのかよ?」
真美「うん、そうだね」
亜美「亜美達の一人が死んだらもう一人も一緒に」
P「気持ち悪いんだよ!!」
80: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 03:06:55 ID:u/hEL2K60
>>77
>>真美「真美が痣を作ったら、亜美も捻挫を」
↓
真美「真美が痣を作ったら、亜美も痣を」やね
これじゃあ亜美が捻挫だらけですわ
81: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 03:11:33 ID:u/hEL2K60
P「二人で一人? バッカじゃないの」
亜美「なっ!? 兄ちゃんでもそんな事を」
真美「言うのは許せない」
P「知らねーよ。気持ち悪い気持ち悪い気持ち悪い」
亜美「な、なんでそんな事をいうのさ」
真美「酷すぎるよ兄ちゃん」
亜美・真美「もう言うの止めてよ」
P「いーや俺は止めないね、お前達がそれを止めるまで言うのを止めない」
P「亜美と真美を一緒に愛してくれる人? いねーよそんな奴、いるわけねーだろそんな狂人」
86: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 03:20:00 ID:u/hEL2K60
亜美・真美「でも……」
P「でもも○ソもないね。亜美は亜美でしかないし真美は真美でしかないんだよ」
P「自分で自分の生き方をするしかないんだよ、いくら似てるからと言って同じ人生なんてありえないんだよ」
P「ガチャガチャやるだけで世界線が変わるかもしれないのに他人が他人の人生なんて出来る訳ないね絶対」
亜美「……」
真美「……」
89: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 03:29:33 ID:u/hEL2K60
亜美「でも、今更……」
真美「一人で生活なんて……」
P「長女と二女で優遇が違う? そんなのどうでもいいわ」
亜美・真美「兄ちゃん……」
P「俺はさ、亜美は亜美として、真美は真美として好きになりたいんだよ」
P「亜美の良い所と悪い所、真美の悪い所と良い所みんな知りたいんだよ」
亜美・真美「……」
P「それに皆だってアイドルの皆もそうだし、ファンの人たちだってそうだ」
P「亜美を好きな人がいれば、真美を好きな人がいるそれぞれ皆違うんだよ」
91: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 03:38:50 ID:u/hEL2K60
P「まぁ、そういう事だから」
亜美「に、兄ちゃん」
P「安心してくれ、別にこの事を言おうなんて思ってないからさ」
真美「ま、真美達はどうすれば……」
P「それはお前達二人で決める事だ」
亜美・真美「……」
P「……あっ」
P「そういえば、そのヘアピンな亜美には三日月型、真美には満月型なんだ」
P「俺が二人に似合うと思った方を渡したんだけどさ……」
亜美「亜美が三日月で」
真美「真美が満月」
P「……じゃ、また明日な」
93: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/01/13 03:44:54 ID:u/hEL2K60
小鳥「あらっ、ヘアピン新しくしたの亜美ちゃん真美ちゃん?」
亜美「うん、どうどうピヨちゃん」
真美「真美達似合ってるー?」
小鳥「似合ってるわよー、それに服も二人でおそろいじゃないのね」
亜美「んー、そうだよだって亜美には亜美の」
真美「真美には真美に似合った服装があるんだもん」
小鳥「そうね、二人ともばっちり合ってるわよー」
亜美・真美「へっへー」
律子「どうしたんですかニヤニヤして? 何か良い事でもあったんですか?」
P「ん? いやなんでもないさ…………まぁ、しいていうなら
幼女は可愛いなと思ってな」
律子「気持ち悪い」
おわり