小鳥「音無小鳥がなかまになりたそうにそちらをみている」P「…」【音無小鳥SS】

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/27 18:36:35 ID:43PfJ1Xz0
小鳥「なかまにしますか?」

P「仕事してください」

小鳥「もうおわりましたー」

P「…俺は終わってないんですよ」

小鳥「お手伝いしたいですけど残念ながら私にはできそうにもない書類ですね」

P「ま、俺の仕事ですから」

小鳥「事務員ってこういうポッとした空き時間ができることがよくあるんですよ」

P「そうですか」

小鳥「…うわー!やーらーれーたー!」バタッ

P「…」

小鳥「なんと、音無小鳥は起き上がって仲間になりたそうにそちらを見ている」

小鳥「なかまにしますか?」

P「お仕事します」

小鳥「ノリが悪いですよー!プロデューサーさん!」

6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/27 18:40:21 ID:43PfJ1Xz0
P「ノリが悪くて結構です」

小鳥「ぶーぶー…暇だな~」クルクル

P「椅子で回らないでください」

小鳥「これついついやっちゃいますよね」

P「まぁ」

小鳥「まわる~ま~わる~よ時代~まわる~♪」

P「古いですね」

小鳥「…何かいいたいんですか?」

P「いえ、決して」

小鳥「…飛んで飛んで飛んで飛んで~♪」

P「…古いですよ」

小鳥「名曲だから問題ないです」

8: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/27 18:45:24 ID:43PfJ1Xz0
小鳥「うーん!この昼下がりの微妙な時間、贅沢な時間ですよねぇ…」

P「俺は仕事中ですけどね、アイドルのみんなもロケとか出払ってますし」

小鳥「…二人っきり…ですね、プロデューサーさん…」

P「そうですね」

小鳥「私…なんだか寒い…もっと寄ってもいいですか?」

P「暖房あげますね」ピッ

小鳥「あ~ん!ドライですよプロデューサーさん!ドライ!」

P「冬ですから、加湿器もはい」ピッ

小鳥「そういうドライじゃないですって!」

P「乾燥は肌に悪いですよ」

小鳥「あ~…ミストがあたたかいわぁ~」

P「…加湿器の湯気を顔に当てるのやめませんかそれ」

小鳥「見るとついつい…」

P「化粧落ちますよ」

小鳥「おほほ、ちょっとお手洗いに」

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/27 18:50:08 ID:43PfJ1Xz0
小鳥「ふぅ…どうですか?お化粧」

P「お綺麗ですよ」

小鳥「ふふっ♪元がいいですから!」

P「…そうですね」

小鳥「…そこは否定してくれないとちょっと…その、反応に…あはは…」

P「………元はいいですから」

小鳥「…そんな美女からお茶の差し入れで~す♪」

P「どうも」

小鳥「どうです?嬉しいですか?」

P「わりと」

小鳥「ここは『うひょー!音無小鳥さんからお茶もらっちゃったぜー!お茶うめええええええ!!』って」

小鳥「歓喜に咽び泣くところですよ?なにせこんな美女から」

P「調子に乗ると」

TV<女性の化粧による七変化!

小鳥「…元がいいんですよ、元が」

11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/27 18:54:21 ID:43PfJ1Xz0
小鳥「はぁ…暇です」

P「そうですか」

小鳥「…あ!ポッキーがあるんだった!」

小鳥「~♪ぽっき~ぽっき~♪」

小鳥「…ポッキーってチョコつけたプリッツですよね」

P「そういうこと言わない」

小鳥「プロデューサーさんも食べます?」

P「いえ、お気持ちだけ」

小鳥「も~、いいですよ私一人で食べちゃいますから」ポリポリ

小鳥「……っ!プロデューサーさん!」

P「なんですか?」

小鳥「ん~っ!」

P「………ポッキーくわえてなにを」

小鳥「ふぉっふぃーふぇーむでふよ、ふぉっふぃーふぇーむ」

P「食べ物を加えたまま喋らない」

14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/27 18:59:31 ID:43PfJ1Xz0
小鳥「ふぉら!ふぁやくふぁやく♪」

P「………おら」

小鳥「むぐぐっ…酷い!ポッキー押し込むなんて!」

P「ポッキーゲームなんて合コンでやってください」

小鳥「え!?プロデューサーさん合コンなんて行くんですか!?」

P「…学生のときに少々行ったことがあるだけです」

小鳥「私行ったことないのに…すんすん」

P「行きたいんですか?」

小鳥「プロデューサーさんと…一緒なら…行きたいですよ?」

P「ならしばらくはないですね、忙しいですし」

小鳥「も~…いけずなんですから~」

P「貴音みたいな事言わないでください」

小鳥「あなた様は…いけずです」

P「…似てませんよ」

小鳥「むむ、やや手ごたえが…貴音ちゃんやるわね」

17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/27 19:07:56 ID:43PfJ1Xz0
P「もう、俺仕事終わらせないといけないんですから」

小鳥「…そういうこと言われると邪魔できない」

P「邪魔だとわかってたならやらないでください」

小鳥「は~い」

P「………ふう、一枚終わり」

小鳥「ててててーてーてーてっててー、プロデューサーさんはレベルアップした!」

P「それ勝利のファンファーレじゃなかったですっけ?」

小鳥「細かいことは気にしない!アイテムを取得!はいこれ」

P「…湯のみですね」

小鳥「魔法の湯のみです、こすってみてください」

P「………」コスコス

小鳥「ぼわわ~ん!我の眠りをさまたげるものは誰だー!」

P「俺の仕事を妨げるのは誰でしょうね」

小鳥「………テヘッ☆」

19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/27 19:12:33 ID:43PfJ1Xz0
小鳥「も~、私ってそんなに邪魔ですか?」

P「いえそんなことは」

小鳥「じゃあもっとかまってくださいよ~」

小鳥「小鳥、さびしくて死んじゃう…」

P「………」

小鳥「………いいもん、同人誌読んじゃうから、プロデューサーさんの相手してあげませんから!」

小鳥「前にとらで買ったものがここに…おふ…いつ見ても素晴らしい表紙!」

小鳥「ふんふん、あ~いいですね、すばらしい」

小鳥「………プロデューサーさんと社長ってどこまで行ったんですか?」

P「は?」

小鳥「ほら、結構二人で飲みとかいってるじゃないですか」

P「ええ、仕事の打ち合わせとか…純粋に飲みに行ったりもしてますけど」

小鳥「やっぱり…その、ほら男の人二人ですから…」

小鳥「…ほ、ほもぉ…」

P「一回社長に怒ってもらわないといけませんね」

22: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/27 19:16:41 ID:43PfJ1Xz0
小鳥「冗談ですよ~冗談!」

P「社長とはそういう関係じゃないです、人をどんな目で見てるんですか」

小鳥「え~、男が二人いたらもうそこはバラの楽園ですよ」

P「俺は普通に女の人が好きです」

小鳥「あら」

P「………男ですから」

小鳥「私も…男の人が好きですよ?」

P「そうですか、てっきり女性のほうがすきなのかと」

小鳥「女の子もいけますけどね!」

P「そうですか」

小鳥「…突っ込んでくれるとうれしいかなーって」

小鳥「あ、別なところに突っ込んでくれてもいいですよ?」

P「…すっごいおっさんくさいですよ今の」

小鳥「…自分でも今のはないかなーって思いました…しくしく」

25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/27 19:19:57 ID:43PfJ1Xz0
小鳥「…あーゆれでぃーあいむれいでぃー」

P「………」

小鳥「やればできるー………って何ができちゃうんでしょうね?」

P「まだおっさんネタ続けますか」

小鳥「いっそ開き直ってみようかと」

P「結婚できなくなりますよ?」

小鳥「できてたら今頃ここにいませんよ?」

P「………」

小鳥「………」

P「ごめんなさい」

小鳥「私もなんだかごめんなさい」

P「…はぁ、ほらこれあげますから」

小鳥「あ!おせんべい!」

P「それ食べててください」

小鳥「わーい!お茶入れてこよう♪」

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/27 19:23:55 ID:43PfJ1Xz0
小鳥「…実際、どうなんです?」

P「なにがですか?」

小鳥「ほら、うちのアイドルの中で好きな子って」

P「…全員好きですけど?」

小鳥「そういう意味じゃなくてですね!」

P「あー…俺、プロデューサーですから」

小鳥「プロデューサーじゃなかったら?」

P「…そんなの考えたこともないです」

小鳥「仮に!仮にですよ!」

P「…仮にですよ?」

小鳥「はい!」

P「………あずささん」

小鳥「やっぱりお○ぱいですか」

P「ほらーそういう反応、だから嫌だったんですよこの話題」

小鳥「プロデューサーさんはお○ぱい成人と」

31: 成人 ×  星人 ○ 2013/02/27 19:28:02 ID:43PfJ1Xz0
P「いや違いますって」

小鳥「じゃあ何でですか?」

P「ヒント、アイドルの年齢」

小鳥「…あー、確かに成人してるのはあずささんだけですね」

P「この回答に未成年を選んだらいろいろとアウトでしょう」

小鳥「やよいちゃんって言ってたら私ぴーぽー君呼んでたかも」

P「ほら、だからあずささんで」

小鳥「ぐぬぬ…なんだか上手く逃げられた気がする」

P「ま、でもうちのアイドルなら全員好きですよ?本当に」

小鳥「やっぱり…ロリコン!?」

P「違います」

小鳥「なら私なんてどうです?成人してますしその…胸もそれなりに…」

P「仕事の邪魔する人はとりあえずないかなーって」

小鳥「黙りましょう、ええ黙りますとも」

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/27 19:33:14 ID:43PfJ1Xz0
P「………」

小鳥「………」

P「………」

小鳥「………りんご」

P「………」

小鳥「りーんーごー」

P「………ごりら」

小鳥「ラッパ」

P「…パンツ」

小鳥「プロデューサーさんの変態ー」

P「乗ってあげたのに酷い」

小鳥「あえてパンツを選らんだプロデューサーさん…ふふっ、そんなにパンツが見たいなら私が見せて」

P「パンツ、パ↑ンツ」

小鳥「…そっちですか」

P「どっちだと思ったんですか?変態ですね」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/27 19:37:23 ID:43PfJ1Xz0
小鳥「もう一度言って下さい」

P「どっちだと思ったんですか?」

小鳥「その次」

P「変態ですね」

小鳥「ああんっ!なんだか新しい世界に目覚めそう!」

P「…変態ですね」

小鳥「ふふ、世界のあらゆる性癖を内包する素敵な事務員、音無小鳥です」

小鳥「どうです?お嫁さんなんかに」

P「仕事中なので」

小鳥「しくしく…プロデューサーさんがつれない…」

P「はぁ…ほら、じゃあこれでもやっててください」

小鳥「なんですかそれ?」

P「クロスワードパズル」

小鳥「やだー!なんだか昼下がりのおばさんみたいじゃないですかー!」

P「全国のクロスワードパズルファンに謝ってください、今すぐに」

39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/27 19:42:40 ID:43PfJ1Xz0
小鳥「もー、せっかく私と二人っきりなんですから…おしゃべりしましょーよー」

P「社会人、会社に属するものとしての責務を果たさなければいけませんので」

小鳥「小鳥といつパーフェクトコミュニケーションするの!?」

小鳥「今でしょ!?」

P「…音無さんって結構ミーハーですよね」

小鳥「今流行ですから」

P「あれちょっと出すぎでうざいなーって思ってましたから」

小鳥「あんまり私をいじめるとあとが酷いですよ?」

P「どんな風にでしょうか」

小鳥「家に押しかけて宅飲みしに行きます」

P「ほら、音無さんなにか困ってることはありませんか?なんでもしますよ?」

小鳥「なんで急にやさしくなるんですかーやだー!」

P「だって音無さんと宅飲みとか…」

小鳥「そんなの嫌ですか?」

P「嫌って言うか…貞操の危機になりそうで」

40: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/27 19:47:03 ID:43PfJ1Xz0
小鳥「失礼な、私はそんな強引な手を使いません」

P「ほう」

小鳥「だって…初めては…ベッドの上で…ね?」

P「ね?と言われても」

小鳥「それに私が本気をだしたらプロデューサーさんの貞操なんてあっというまですよ、あっというま」

P「肉食系ですね」

小鳥「そんなっ私は食べられたいかなっ!あは☆」

P「…あ、美希か?仕事はどうだ?うんうん」

小鳥「…すんすん、小鳥悲しい」

P「おう、がんばれよ、またな………すみません、何のお話でしたっけ?」

小鳥「もう知りません!さっさとお仕事終わらせてください!」

P「わかりましたわかりました、じゃあ本当に集中しますからね」

小鳥「ふ~んだ!」

P「………」

小鳥「………」

41: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/27 19:49:39 ID:43PfJ1Xz0
P「………」

小鳥「………」

P「………」

小鳥「わー、東京ねずみーランドですって、行ってみたいなぁ」

小鳥「プロデューサーさん、今度連れてってくださいよー」

P「………」

小鳥「無視ですか?泣いちゃいますよ?」

P「………」

小鳥「…うう、本当に集中してる…」

小鳥「…暑いなー!ちょっと上着脱いで…」

小鳥「胸元のボタンとかはずしちゃって…」

P「………」

小鳥「…くすん…本当に泣きそう…」

小鳥「かまってくださいよ~プロデューサーさ~ん…」

小鳥「………グスッ」

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/27 19:54:06 ID:43PfJ1Xz0
P「はい、お仕事終わり」

P「音無さん?終わりましたけど」

小鳥「グスッ…そうですか」

P「なに涙目になってるんですか」

小鳥「…プロデューサーさんが放置するからです、言ったじゃないですか、さびしいと死んじゃうって」

P「はぁ…さて、アイドルに連絡っと…」

小鳥「…グスッ…乙女の涙を見ても慰めてくれないなんて…鬼ー悪魔ー鬼畜ー」

P「ああ、うん直帰で…そうそう」

小鳥「………本当に泣いちゃいますよー私」

P「…さて、ほら帰る支度しますよ音無さん」

小鳥「へ?」

P「もう今日の仕事ないんでしょう?」

小鳥「そうですけど…」

P「ほら、立った立った!」

小鳥「わっ!プロデューサーさん!?」

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/27 19:57:49 ID:43PfJ1Xz0
P「これから飲み、行きますよ」

小鳥「え!?でもまだそんなに遅く」

P「俺の仕事は終わりました、アイドルはみんな今日は直帰です」

小鳥「で、でも電話番も…」

P「はい、留守電と転送OK」

小鳥「あ、あの本当に行くんですか?」

P「もちろん、それに言ったのは音無さんじゃないですか」

P「音無小鳥がなかまになりたそうに見ているって、なら飲み仲間にしちゃいます」

P「ほら、飲み、行きましょう?」

小鳥「…ぷ、ぷろでゅ~さ~さ~ん!!」

P「うわっ!抱きつかないで!」

小鳥「も~!今日は朝まで飲むぞー!」

P「…ほどほどにしてくださいね、まったく」

48: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/27 20:01:00 ID:43PfJ1Xz0
小鳥「えへへ…プロデューサーさん?」

P「なんですか?」

小鳥「その………好き」ボソッ

P「…その、もう少し大きめに言ってもらわないと」

小鳥「いいんです!何れ言ってもらう言葉なんですから!ほら行きますよ!」

小鳥「先!行っちゃいますから!」

P「あ!音無さん!!」

P「………好きじゃなきゃ、一緒にすごすために仕事せっせとやらないっての…はぁ」

P「まってくださいよー!!音無さーん!!」

小鳥「あはは!どこに飲みに行こうかな~♪」

飲みすぎて結局宅飲みの流れになったのは言うまでもない

終わり

53: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/02/27 20:03:34 ID:43PfJ1Xz0
小鳥「いいんです!何れ言ってもらう言葉なんですから!ほら行きますよ!」  ×
小鳥「いいんです!いつか言ってもらう言葉なんですから!ほら行きますよ!」  ○

ちょいちょい小鳥さんには酷い役もやらせてるのでたまにはメインでまともなものを
小鳥さんはこういうゆるい感じがよく似合うと思います
支援ありがとうございました

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