貴音「身体のギモン」【四条貴音SS】

1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/12 00:35:51 ID:wajlonyd0
響「なあなあ、プロデューサー?」

P「んー?どうした?」

響「どうして、男の人の肩幅は大きいんだ?」

P「それはな響、男性は鎖骨と肩の筋肉が発達するからだ」

響「さこつ?」

P「首元から左右に伸びるこの骨だよ」ツンツン

響「うぎゃー!朝からどこ触ってるんさー?!」

P「ああ、悪い悪い。でもわかってくれたか?」

響「あ、うん……ありがとうだぞ!」

5: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/12 00:37:08 ID:wajlonyd0
真「あのっ、プロデューサー!」

P「んー?どうした?」

真「女の人って、歩くときに腰が揺れてる方が女性らしいものですか?」

P「ああ確かにな。でもそれは男性に比べて負担にもなりやすいんだ」

真「どういうことですか?」

P「大腿骨……つまり太腿の骨は、骨盤から横向きに生えて、下へ直角に伸びていく」

P「つまり大腿骨の根元が広いってのは、わかるか?」

真「はい」

P「女性は身体に対して骨盤が大きい。それだけ、大腿骨を中心に向けるのに力が要る」

P「足を閉じて、真っ直ぐ揃えて歩くと、必然的に下半身に力が入るんだ」

真「つまり、男性に比べて女性は歩くのに効率的じゃない?」

P「あくまで効率的にな。ただ歩き方一つで、いかに女性らしさが出るか、わかっただろ?」

真「はい!ありがとうございますプロデューサー!」

7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/12 00:38:36 ID:wajlonyd0
雪歩「あのぅ、プロデューサー?」

P「んー?どうした?」

雪歩「あの、どうしてそもそも女性の骨盤は大きいんですか?」

P「それはな雪歩。それが女性が女性である証なんだ」

雪歩「どういうことですかぁ?」

P「女性だけが持つ器官、つまり子宮を、ひいては母体を支える為に骨盤が発達してるんだ」

雪歩「は、はぁ」

P「ちなみに海外の女性は日本人に比べて骨盤が大きい。つまり複数の胎児を宿すのに適してる」

P「あー、雪歩には、少し先の話だったかな」

雪歩「えへへ……そうですよぅ……きっと」

10: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/12 00:40:21 ID:wajlonyd0
春香「プロデューサーさん!」

P「んー?どうした?」

春香「どうして女の人には喉仏がないんですか?」

P「あぁ、春香、実は女性にもきちんとあるんだ。目立たないだけでな。男女ともに、痩せている人は見えやすい」

春香「へぇえ……でも、千早ちゃんも目立ちませんね?」

P「女性はあまり発達しないんだ。見えてるからおかしいってものでもないけどな」

P「逆に第二次性徴を迎えた男性は、より顕著に浮き出てくる。それだけ、声も大きく、野太くなる。声変わりの兆しといえるかもな」

春香「へえ……じゃあそろそろ涼ちゃんは……」

P「それいじょういけない」

春香「は、はい……」

13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/12 00:42:46 ID:wajlonyd0
美希「ねぇハニー?」

P「んー?どうした?」

美希「女の人の腕って、肘が少し外側に曲がるよね?」

P「ああ、過伸展っていうんだ。よく知ってるな」

美希「ハニーもなの!」

P「ああ、ありがとう。過伸展は女性の身体に見られる特長でな?男性にはあまりない」

美希「そうなの?」

P「ああ。その辺で女性らしさがよく出てくるんだ。覚えておくといいかもな」

美希「うん!ありがとうなの、ハニー!」

15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/12 00:45:14 ID:wajlonyd0
亜美「兄ちゃーん!」

P「んー?どうした?」

亜美「ねぇ兄ちゃん?なんで笑うと顔が疲れやすいのかなぁ?」

P「それはな亜美、顔を動かす筋肉は短距離走向きなんだ」

亜美「ん→?どゆこと?」

P「表情筋って聞いたことあるか?笑ったり怒ったりすると動く筋肉だが、これの筋肉は動きが早いだろ?」

亜美「んん~……あっホントだ!そりゃー、ゆっくりニカーってするとちょっち不気味だもんね→?」

P「そうそう、あまり長い動きには慣れてないのが表情筋だ。それに長く笑っていると、筋肉が攣ることもある、薄い筋肉だからな。気をつけるといい」

亜美「そーだね!わかったっ、ありがと兄ちゃん!」

18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/12 00:47:36 ID:wajlonyd0
あずさ「あの、プロデューサーさん?」

P「ん?どうしたんです?」

あずさ「女性ってそのぉ……男性に比べてぷよぷよしてるものでしょうか?」

P「ああ、あずささん。それは男性は皮下脂肪が薄くて、筋肉が発達するんです。対して、女性は皮下脂肪が多く、柔らかい体付きになります」

P「これは、ヒトがそう設計されているからで、ことさら太りやすいとかじゃあないですよ」

あずさ「あら~安心しました、ありがとうございます♪」

P「どういたしまして。でも大学で習わないものなんですか?」

あずさ「あ、あらー?」

20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/12 00:49:40 ID:wajlonyd0
真美「兄ちゃーん!」

P「んー?どうした?」

真美「どーして真美たちの歳って頭がおっきいの?」

P「それはな真美、ヒトは脳から発達していくんだ」

真美「ん→?どゆこと?」

P「赤ん坊って頭が大きいだろ?そして身体に比べて脳は早く成長していく」

P「子供の内は、身体と比較して頭が大きく見えるし、額も広い。顔や身体が、頭の成長に少し出遅れるんだ」

P「次第に身体の成長が追いついて、大人びた体形になるんだ」

真美「へぇえー……兄ちゃんありがと!」

24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/12 00:52:28 ID:wajlonyd0
>>22
どうもです

やよい「あのー、プロデューサー」

P「んー?どうした?」

やよい「前に、風が吹いたら奥歯を噛めって聞いたことがあるんですけど、なんでですかぁ?」

P「ああ、よく知ってるなぁ。それは帽子をかぶっているときに、風が吹いたときの話でな?」

P「奥歯を噛むと、あごの上の、側頭筋っていう分厚い筋肉があるんだが、それが膨らむ。つまり帽子を内側から押さえてくれるんだな」

P「こめかみって言うだろ?これは米を噛んだときに、強く動く筋肉がそこにあるからなんだ」

やよい「うっうー!勉強になりましたー!」

26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/12 00:54:45 ID:wajlonyd0
千早「あの、プロデューサー」

P「んー?どうした?」

千早「あばら骨は動かないと教えられたんですけど、深く息を吸うと、胸が膨らみますよね?」

P「……なんだって?」

千早「ですから、肋骨が前後しますよね?」

P「あ、あぁそうか、そうだな千早!よく知ってるな!」

千早「何か考えたんですね?」

P「肋骨つまり胸郭はきちんと動く構造をしている。つまりは呼吸に合わせて膨らむし、横に寝れば形も変わる」

P「身体をよく知るには、ひとつ頭に入れておいてもいいだろうな」

千早「ええ、ありがとうございます」

P「……」

千早「……」

P「ごめんなさい」

千早「お昼にお茶を」

P「はい……」

29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/12 00:59:05 ID:wajlonyd0
伊織「ねえ、プロデューサー」

P「んー?どうした?」

伊織「その……最近首筋が凝ってるみたいなの」

P「大変じゃないか、首筋のどの辺りだ?」

伊織「この……斜めの太い筋のあたりよ」

P「喉の横の?ああ、胸鎖乳突筋ってやつだな」

伊織「なにそれ?」

P「首筋の、斜めに走る特徴的な筋肉だよ。アニメとかで、首に斜めの線や影が入ってるの、知らないか?」

伊織「あまり見ないけど何となくわかるわ、で、それがどう関係するの?」

30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/12 00:59:40 ID:wajlonyd0
P「ストレスや疲れで、その筋肉が痛む場合がある。最近疲れてなかったか?」

伊織「まぁ……あずさのダイエット難儀とか亜美のお調子話で、ちょっと……」

P「あまり気にするな。伊織はホントによくやれてるぞ?忙しいときは、そう愚痴ったっていいんだよ」

伊織「ふ、ふんっ!アンタがもっとしっかりしてくれれば、こんな思いしなくていいのよ!」

P「はは、あぁ悪いな」ナデナデ

伊織「ちょ、ちょっと!気安く触らないでよ……許してほしかったら、肩でもマッサージなさい!」

P「はいはい」

33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/12 01:02:35 ID:wajlonyd0
律子「あのぉ、プロデューサー殿?」

P「んー?どうした?」

律子「お楽しみ中すみませんが、ちょっと言い忘れてて」

P「お楽しみって言うな。肩揉んでるだけだろ?」

律子「伊織、もう寝てますよ」

伊織「zzz///」

P「あぁ、ホントだ。で、律子、どうした?」

律子「やめないんですね……まあいいです、実は小鳥さんが昨日、手首を傷めたんです」

P「ホントに?そりゃまたなんで」

律子「落ちた本を取ろうとして、転んだときに……手を変な角度でついたらしくて」

P「どんな本だろうなぁ。傷めたのは、親指側に手首を捻ったからじゃないか?」

律子「ええと、確かそうです……よくわかりましたね?」

34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/12 01:03:36 ID:wajlonyd0
P「手首が親指側に曲がるのは、大体15度。小指側は、同じく45度……ってそんなの良いんだよ」

律子「小鳥さんは昼から来るそうですから、事務仕事は私達で分担してあげましょう」

P「ああ、そうだな……あの人も無理するから」

律子「プロデューサー殿から気を使ってあげてください……きっと喜びますよ?」

P「なんでまた?」

律子「……」

律子「伊織?起きなさいっ」ペシ

P「どうしたんだよ?おい、律子?」

律子「もう!なんでもないですっ!」

35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/12 01:05:29 ID:wajlonyd0
貴音「あなた様?いまよろしいですか……?」

P「んー?どうした?」

貴音「なぜ……殿方の御手は大きく、たくましくあるのですか?」

P「……それはな貴音。女性に対してより戦い、動く為に、太古から設計されているんだ。より力を発揮する為に」

貴音「そして、わたくしたちは守る為に、あるのですね?」

P「ああ。でもこれ……何度目のやり取りだろうなあ」

36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/12 01:06:46 ID:wajlonyd0
貴音「それは、あなた様……まこと、いけずな問いで御座います」

P「貴音の手は、本当に綺麗だな。静謐な艶やかをたたえた、そんな繊細な手だ」

貴音「ふふ……あなた様?いずれ、わたくしの全てをあなたの御手に携えましょう……」スッ

貴音「ですが今は……御手が触れるのは、ここだけです」ピト

P「はは……貴音、頬が熱いな。よくわかるぞ」サスサス

貴音「あなた様?ずっと……御手を携えて、頂けますか?」

P「……当たり前だろ?」

Takane end.

43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/12 01:09:44 ID:wajlonyd0
小鳥「プロデューサーさん!今こそ!更なる男女の秘密を明かしましょう!!さぁ

P「ああ小鳥さん、おはようございます。大変でしょう?この分は俺がやりますよ!」

律子「じゃあ、わたしはこっちですね。無理なさらないでくださいね小鳥さん?」

小鳥「」ピヨォ…

P「おわれ」

46: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2014/02/12 01:15:36 ID:wajlonyd0
初めて立てたので読みづらかったら申し訳ないです
絵を描くひとの参考になれば幸いです

※あのエンドはお姫ちん愛と私の手フェチ具合によるものです

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