【難波笑美SS】前川みく「もう漫才はやらへんってゆったやん!!」

1:2013/12/24(火) 18:50:16.99 :3pghMic00

笑美「なんでやっ!!何があかんねん!!」

みく「みくは猫アイドルやねん!!」

みく「お笑い芸人ちゃうねん!!!」

前スレ
難波笑美「なぁ、みく?一緒に漫才せぇへんか?」

※関西弁注意

2:2013/12/24(火) 18:51:47.00 :3pghMic00

笑美「なんや、何が不満やねん?」

笑美「あれから仕事だって増えたやないか」

みく「確かに増えたよ?」

みく「でも増えたのお笑いの仕事ばっかりやん!!」

みく「逆に猫の仕事は減ってんで!?」

みく「それにおかしいやん」

みく「なんでアイドルがカジキマグロ釣りに行かなあかんの?」

3:2013/12/24(火) 18:53:01.42 :3pghMic00

笑美「仕事やねんから文句言うなや!!」

笑美「幸子だって文句言うてなかったやろ!!」

みく「幸子ちゃんもおかしいよ……」

みく「なんで断らへんの?」

みく「しかも……なんでカジキマグロ釣れるん……」

笑美「あん時のみくのリアクション、めっちゃおもろかったで?」

みく「うるさいわっ!!」

4:2013/12/24(火) 18:54:16.83 :3pghMic00

ありす「二人とも、朝からなに喧嘩してるんです」

笑美「ありす、聞いてくれや」

ありす「ああ、聞かんでもわかりますよ」

ありす「どうせ漫才をやるやらへんとかいう話でしょ?」

笑美「そ、そうやけど……」

笑美「なんかありすに当てられたら、複雑な気分やな……」

7:2013/12/24(火) 18:55:47.10 :3pghMic00

ありす「漫才ぐらいやったらええんちゃいますか」

みく「なんでみんなみくに漫才させたがるん?」

みく「そんなこと言うんやったら、自分でやったらええやん」

ありす「嫌ですよ」

ありす「あほなこと言わんとってください」

ありす「何考えてるんですか」

笑美「そこまで言わんでもええやろ!!」

8:2013/12/24(火) 18:57:05.08 :3pghMic00

ありす「でも、笑美さんもなんでみくさんにこだわるんです」

笑美「そら、やっぱりみくとやる方がおもろいからや」

みく「面白い人やったらなんぼでもおるやん」

笑美「そらおるかもしれへんけど」

笑美「例えば誰やねん?」

みく「例えば?」

みく「例えば……菜々ちゃんとか?」

9:2013/12/24(火) 18:58:27.89 :3pghMic00

笑美「勘弁してくれや」

笑美「あの人はおもろいよ」

笑美「でもあの人とコンビ組めると思うか?」

みく「なんでなん?」

笑美「だってあの人すごいで?」

笑美「誰にもふられてないのに、自分からボロ出すねんで?」

笑美「一緒におったら、こっちまで大怪我するわ」

10:2013/12/24(火) 18:59:57.11 :3pghMic00

ありす「面白い人やったら……」

ありす「ヘレンさんとかどうです?」

笑美「お前、もうちょっと考えてから物言えや」

笑美「そらあの人はおもろいよ?」

笑美「確かにあの人はおもろいけどな?」

笑美「あの人に誰がつっこめんねん……」

11:2013/12/24(火) 19:01:25.36 :3pghMic00

ありす「やっぱりみくさんしかおらんみたいですよ?」

みく「いや、だからやらへんよ」

笑美「じゃあどないしたらやってくれんねん?」

みく「どないしたらって言われても……」

ありす「それじゃあ、何かあげたらどうです?」

ありす「何かみくさんが喜びそうなもの」

笑美「みくが喜びそうなもの……ネコ缶とか?」

12:2013/12/24(火) 19:03:05.46 :3pghMic00

みく「いや、さすがにみく人間やから」

みく「それやったらまだシーチキンの方がええわ」

笑美「え? お前魚嫌いじゃなかった?」

みく「え? チキンは鶏肉やろ?」

笑美「お前、それ本気で言ってんのか!?」

笑美「ありす、何か言うたれ」

ありす「シーチキンは商品名であって、正しくはツナって言うべきです」

笑美「そんな話してへんわ!!」

13:2013/12/24(火) 19:04:46.30 :3pghMic00

みく「そんなことはどうでもええよ」

みく「みくは何かもらったぐらいではやらへんよ」

みく「そんなん言うんやったら、ありすちゃんは苺とかもらったら漫才すんの?」

ありす「ばかにしてるんですかっ!!」

みく「ご、ごめん……そんなに怒らんでも」

ありす「まったく、苺をなんやと思ってるんです」

みく「そっちなん!?」

みく「むしろありすちゃんは何に怒ってんの!?」

14:2013/12/24(火) 19:06:31.27 :3pghMic00

笑美「それじゃあ、どないしたらやってくれんねん」

みく「だからやらへんよ」

笑美「なんや? 漫才が嫌なんか?」

笑美「コントの方がよかったか?」

みく「だからそういう問題じゃないよ」

笑美「じゃあなんや」

笑美「うちとやんのが嫌なんか」

15:2013/12/24(火) 19:08:03.25 :3pghMic00

みく「だからそじゃなくて……」

笑美「もうええ、わかった」

笑美「うちはもうやらへん」

みく「別にそこまで……」

笑美「代わりにありすにツッコミさせるわ」

ありす「えっ!? 何でそうなるんですか!?」

みく「もう意味わかれへんよ……」

17:2013/12/24(火) 19:09:11.98 :3pghMic00

P「お前ら何の話をしてるんだ」

ありす「ああ、Pさんじゃないですか」

笑美「Pさん、みくになんか言ったてくれや」

みく「それはこっちのセリフやわ」

P「まぁ落ち着け、二人とも」

P「とりあえず、何の話をしてたんだ?」

18:2013/12/24(火) 19:10:57.05 :3pghMic00

笑美「いやな? みくがもう漫才せぇへんとか言いよんねん」

P「ええっ!!?」

みく「え? なんでそんな驚いてんの?」

P「いや、だって、前はあんなにやりたがってたのに……」

みく「え!? いつ!?」

みく「Pちゃんの中で、みくはどないなってんの!?」

19:2013/12/24(火) 19:12:29.42 :3pghMic00

みく「だからな? 猫の仕事が減るから、漫才はやりたくないの」

P「え? もう猫キャラは嫌にやったんじゃなかったのか?」

みく「はぁ? 何言ってんの?」

みく「ほんま意味わかれへん」

みく「にゃんにゃんもうっ!!」

P「にゃんにゃん♪」

みく「ふざけんとって!!」

P「ご、ごめん……」

20:2013/12/24(火) 19:14:08.82 :3pghMic00

P「笑美はみくと漫才がしたいんだな?」

笑美「せやで」

P「でも、みくはやりたくないんだよな?」

P「うーん、困ったなぁ」

みく「Pちゃんはっきりしてや」

P「うーん」

ありす「じゃあ、こういうのはどうですか?」

21:2013/12/24(火) 19:15:41.58 :3pghMic00

ありす「今から二人が漫才をして、それをPさんに見てもらう」

ありす「それから、Pさんにどうするか判断してもらったらええんちゃいます?」

笑美「うちはそれでええよ」

みく「わかった、じゃあみくもそれでいい」

ありす「Pさんもそれでいいですね?」

P「あ……ああ」

P(何かおかしいような気がするのは俺だけだろうか……)

22:2013/12/24(火) 19:17:06.81 :3pghMic00

笑美「笑美でーす」

みく「みくでーす」

二人「二人合わせて、シンデレラガールズでーす」

みく「いきなりだけど笑美ちゃん」

みく「今日は何の日かわかるかにゃ?」

笑美「そんなもん誰でもわかるわ」

笑美「今日はクリスマスイヴやろ?」

24:2013/12/24(火) 19:18:49.43 :3pghMic00

みく「そう、今日はクリスマスイヴにゃ」

みく「だから今日は、みくがみんなのためにプレゼントを用意したにゃ」

笑美「みくにしては気ぃきくやないか」

みく「そこで、みんなにプレゼントする前に」

みく「笑美ちゃんにプレゼントを確認してもらいたいのにゃ」

笑美「そんぐらいかまへんで」

笑美「で、どんなプレゼント用意してん?」

25:2013/12/24(火) 19:20:48.82 :3pghMic00

みく「まずはこれにゃ」

みく「パンにドーナツに苺にゃ」

笑美「パン、ドーナツ、苺か」

笑美「無難でええんちゃうかな?」

笑美「それやったら、みちるも法子もありすも喜ぶやろ」

みく「ああ、これかかな子ちゃんへのプレゼントにゃ」

笑美「一人で食いすぎやろ!!」

26:2013/12/24(火) 19:22:20.10 :3pghMic00

笑美「お前、かな子にあんまり食べ物与えんな」

みく「どうしてにゃ?」

みく「かな子ちゃんは全部喜んで食べてくれるにゃ」

笑美「それがあかんねや」

笑美「あいつはな、みちるとか法子と違ってな」

笑美「食べた分だけ太るんやぞ!!」

27:2013/12/24(火) 19:24:06.36 :3pghMic00

みく「じゃあ、かな子ちゃんへのプレゼントは野菜にしとくにゃあ」

笑美「で、他の子にプレゼントはないんか?」

みく「まだまだ用意してあるにゃ」

みく「次は気ぐるみにブルマに魔法少女変身セットにゃ」

笑美「なんかブルマはおかしいような気ぃするけど」

笑美「普通に考えたら仁奈、卯月、千佳へのプレゼントやろな」

笑美「でもさっきのこともあるし……それは誰にあげんねん?」

みく「これは瑞樹ちゃんにあげるにゃ」

笑美「それはおかしいやろ!!」

28:2013/12/24(火) 19:26:46.20 :3pghMic00

みく「なにがおかしいにゃ?」

笑美「そんなもん瑞樹さんが着るもんちゃうやろ」

みく「でも瑞樹ちゃんなら喜んで着てくれるにゃ」

笑美「逆に困るわ!!」

笑美「想像してみろや」

笑美「瑞樹さんが魔法少女のかっこで出てくんねんで?」

笑美「それ見てうちはどんな顔したらええんや!!!」

29:2013/12/24(火) 19:28:13.08 :3pghMic00

笑美「ほら、次のプレゼントいこ」

みく「わかったにゃあ」

みく「次は……手錠にゃ」

笑美「手錠ってことは……早苗さんやろか?」

笑美「でも早苗さんはそんなんもういらんかもしれへんな」

笑美「それじゃあ、この前仕事で使ってた薫やろか?」

笑美「まあその二人のどっちかやろ」

みく「これはまゆちゃんにあげるやつにゃ」

笑美「やめとけや!!」

30:2013/12/24(火) 19:29:44.87 :3pghMic00

笑美「そんなもんあげたあかんやろ」

みく「どうしてにゃ?」

みく「まゆちゃんが悪いことに使うとでも思ってるのかにゃ?」

みく「それはまゆちゃんに失礼にゃ」

みく「笑美ちゃんはもっとみんなのことを信用したほうがいいにゃ」

笑美「ご、ごめん」

みく「第一、Pちゃんに使うか、他のアイドルに使うかもまだわからないにゃ」

笑美「どっちにしてもおかしいやないか!!」

31:2013/12/24(火) 19:31:12.62 :3pghMic00

笑美「もうええ、次や、次」

みく「じゃあ次は……南京錠にゃ」

笑美「またそんなんかいな」

笑美「今度は大丈夫やろな?」

みく「笑美ちゃんは心配性だにゃ」

笑美「それで、誰にあげんねん」

みく「これは李衣菜ちゃんにあげるにゃ」

笑美「ロック違いや!!」

32:2013/12/24(火) 19:32:41.75 :3pghMic00

笑美「もっと他に選択肢はなかったんか?」

みく「岩と最後まで迷ったけど、結局こっちにしたにゃ」

笑美「どっちも間違ってるわ!!」

笑美「さすがに、李衣菜でもロックとロックの違いぐらいわかるやろ」

みく「みくもそう思ったんだにゃ」

みく「だから岩じゃなくて、南京錠にしたんだにゃ」

笑美「何が違うんや!!」

33:2013/12/24(火) 19:34:02.82 :3pghMic00

笑美「ろくなプレゼントないなあ」

笑美「もっとええもんないんか」

みく「じゃあこれはどうかにゃ?」

みく「世界レベルにゃ」

笑美「世界レベルってことはヘレンさんで間違いないんやろうけど……」

笑美「世界レベルってなんやねん?」

みく「プレゼントでも、私は世界レベルじゃないと意味がないと思ってる」

みく「だから、そういうこと」

笑美「どういうことやねん!!」

34:2013/12/24(火) 19:35:30.05 :3pghMic00

笑美「世界レベルってなんやねん」

みく「世界レベルのプレゼントにゃ」

笑美「だから、その世界レベルのプレゼントってなんやねん」

みく「岩にゃ」

笑美「岩かい!!」

笑美「世界レベル関係あらへんがな!!」

笑美「しかもそれ余り物やないか!!!」

35:2013/12/24(火) 19:36:59.34 :3pghMic00

笑美「もっとちゃんとしたもんあげろや」

みく「おかしいにゃあ」

みく「じゃあこれなら間違いないにゃ」

みく「かわいいものにゃ」

笑美「かわいいものってなんやねん?」

笑美「かわいいものってことは、きらりにあげるんやろうけど」

笑美「ちゃんと具体的に言えや」

みく「杏ちゃんだにゃ」

笑美「プレゼントにすんなや!!」

36:2013/12/24(火) 19:38:30.27 :3pghMic00

笑美「でも、杏もよう許したな」

みく「プレゼントをあげたら許してくれたにゃ」

笑美「何あげてん?」

みく「休暇にゃ」

笑美「勝手にあげたあかんやろ!!」

みく「そのあたりは心配要らないにゃ」

みく「代わりに、きらりちゃんがプレゼントを持って仕事に出るにゃ」

笑美「結局働かされとるがな!!」

37:2013/12/24(火) 19:40:13.31 :3pghMic00

笑美「もっとクリスマスらしいもんはないんか」

みく「これなんかそうだにゃ」

みく「ゲームにぬいぐるみにサッカーボールにゃ」

笑美「おお、クリスマスのプレゼントらしくてええやないか」

笑美「もしそんなんを年少組みにあげるんやったら」

笑美「こっそり枕元に置いといたったら、喜ぶんちゃうかな?」

みく「これはイヴちゃんにあげるやつにゃ」

笑美「そいつサンタやないか!!」

38:2013/12/24(火) 19:41:55.43 :3pghMic00

笑美「なんでそんなもんサンタにプレゼントすんねん」

みく「みんなに配るプレゼントがなくて困ってるらしいにゃ」

笑美「サンタはどないなってんねや!!」

みく「その上、プレゼントを配ろうにも外が寒くて」

みく「こたつから出れなくて困ってるみたいにゃ」

笑美「サンタやったらがんばれや!!」

笑美「そもそもなんでサンタがこたつ入っとんねん!!」

笑美「寒いんやったらちゃんと服着ろや!!!」

39:2013/12/24(火) 19:43:22.32 :3pghMic00

笑美「でも、そんなにプレゼントあるんやったら」

笑美「うちにもなんかないんか?」

みく「ちゃんと用意してあるにゃ」

笑美「なんやねん、教えてくれや」

みく「笑美ちゃんにはプレゼントとして」

みく「みくが一緒に漫才をしてあげるにゃ」

笑美「もうみくにゃんのファン辞めさせてもらうわ」

二人「どーもーありがとうございましたー」

40:2013/12/24(火) 19:45:05.15 :3pghMic00

笑美「どや、ありす」

ありす「まぁ、悪くはないんちゃいます?」

笑美「ほんま素直じゃないやっちゃな」

みく「で、どうすんのPちゃん?」

ありす「そうですよ、ちゃんと言ったってください」

P「あ、ああ……」

41:2013/12/24(火) 19:46:35.76 :3pghMic00

P(てっきり、みくは手を抜いてやるものかと思っていたら……)

P(のりのりじゃないか)

P(適当にやっていたら、怒ってやろうと思っていたのに……)

P(もう俺にはみくの気持ちがわからない)

P(いったいみくはどうしたいんだ……)

42:2013/12/24(火) 19:48:02.28 :3pghMic00

P(いや、待てよ)

P(もしかしてこれは……)

P(ボケというものなんだろうか)

P(やりたくないというのは、あくまで冗談であって)

P(本当はこれほどまでにやりたがっているということなのか!!)

P(そうか、そういうことだったのか)

P(みく、俺はやっとお前の気持ちが分かったぞ……)

43:2013/12/24(火) 19:49:26.69 :3pghMic00

P「みく、やっとお前の気持ちが分かったよ」

みく「じゃあ……」

P「続けよう、漫才!!」

みく「にゃ!?」

みく「にゃ……」

みく「にゃんにゃんもう……」

おわり

44:2013/12/24(火) 19:50:26.14 :3pghMic00

読んでくれた人ありがとう

みくにゃんのファンが増えると嬉しいです

元スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1387878616

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