【桐生つかさSS】幸子「つかささん、あなたを倒します!」

1:◆5/VbB6KnKE:2016/06/11(土) 23:07:48.01 ID:Rt/W1fYp0

@事務所・談話室

幸子「ボクは思うんです」

幸子「このままではいけないと、この現状を打破しなければいけないと……」

幸子「そう」

幸子「ある日突然のベタ褒めから始まり」

2:◆5/VbB6KnKE:2016/06/11(土) 23:09:48.15 ID:Rt/W1fYp0

~~~~~

幸子「フフーン! ボク、カワイイ!」

つかさ「マジその通りだわガチで」

幸子「へ?」

つかさ「幸子お前可愛すぎるっしょ」

幸子「ふぇ?」

つかさ「んだよそのハネ髪? 天使の翼が如く左右に羽ばたいてんじゃねえよ」

幸子「そ、そんなに褒めなくても……ボ、ボクは天使ですので! フフーン!」

つかさ「それな」

幸子「?」

~~~~~

3:◆5/VbB6KnKE:2016/06/11(土) 23:10:15.22 ID:Rt/W1fYp0

幸子「ボクへの褒めは止まるところを知らず」

~~~~~

つかさ「いいか? 確かにお前は可愛い」

つかさ「鬼、悪魔、ちひろ、そしてあたしが黙るほど可愛い」

つかさ「ぐぅの音も出ないほど可愛い」

つかさ「ぶっちゃけ大好きだ」

幸子「えへへぇ♪」

つかさ「壊れる程に愛したい」

~~~~~

4:◆5/VbB6KnKE:2016/06/11(土) 23:11:14.31 ID:Rt/W1fYp0

幸子「撫でられれば秒でフフるようになり」

~~~~~

つかさ「完璧じゃねーと満足しないの」

幸子「ボクは?」

つかさ「完璧」ナデナデ

幸子「フフーン♪」

~~~~~

5:◆5/VbB6KnKE:2016/06/11(土) 23:12:39.87 ID:Rt/W1fYp0

幸子「時にはつかささんの心意気を知り」

~~~~~

つかさ「自分の脚で歩いて追いつくから……イヤ、走ってくから。それまで、待っててくれよな」

幸子「……! ……はいっ!」

つかさ「ん」ナデナデ

幸子「えへへ……♪」

~~~~~

6:◆5/VbB6KnKE:2016/06/11(土) 23:13:50.35 ID:Rt/W1fYp0

幸子「たまには素直に思いを伝えるも」

~~~~~

幸子「天使なんかじゃないです」

つかさ「嘘だろ」

幸子「つかささんのことが大好きな、ただのカワイイ女の子ですよ♪」ピッカー

つかさ「後光眩しっ」

~~~~~

7:◆5/VbB6KnKE:2016/06/11(土) 23:14:19.61 ID:Rt/W1fYp0

幸子「そう、このままではダメなんです!」バン

幸子「どうにかして、つかささんに勝たなければいけないんです!」

幸子「つかささんを倒すんです!」

幸子「そこで!」

幸子「お二人に助言を求めに来ました!」ビシッ

輝子「…」

小梅「…」

輝子「……ど、どうしてドヤ顔なんだ……」

小梅「さ、さぁ……?」

8:◆5/VbB6KnKE:2016/06/11(土) 23:14:45.25 ID:Rt/W1fYp0

幸子「ボクも作戦を考えてみたんですけれど、どうしても思い付かないんです!」

幸子「これはもうお二人のお力に頼るしかないかなと……」

小梅「……そ、そんな急に言われても手……」

輝子「フヒ……つかささんを、倒す……って……どういう……?」

幸子「そうですね……そんな物理的に倒すって訳じゃないですけれど」

輝子「そ、それはそうだ」

幸子「うーん……一発フギャーと言わせられるような」

小梅「ふ、ふぎゃーっていうの……さっちゃんの、得意技……だもんね」

幸子「そんなことないですよ!?」

輝子「どうかな……フヒ」

幸子「そ、それは置いといてっ!」

幸子「お願いします! お二人だけが頼りなんですよ!」

9:◆5/VbB6KnKE:2016/06/11(土) 23:16:14.10 ID:Rt/W1fYp0

小梅「う、うーん……そう言われても……」

輝子「つかささんを……うー……ん……」

幸子「くっ……! こうなったら物理的に、お、押し倒すしか……」カァァ

輝子「……あ、そうだ」

幸子「何か思いつきましたか!?」

輝子「う、うん……その、幸子って、いっつも……」

幸子「」フンフン

輝子「その……顔、赤くしてるだろ……? フ、フヒ」

幸子「へっ」

小梅「……つかささんに、弄られて……?」

輝子「う、うん」

幸子「うっ……たしかにそれは否定できませんけれど……」

10:◆5/VbB6KnKE:2016/06/11(土) 23:16:43.88 ID:Rt/W1fYp0

幸子「そ、それがどうしたんです?」

輝子「だ、だからな……つかささんを赤面させればいいんじゃないか……? って……フヒ……」

小梅「な、なるほど……!」

幸子「……! それだーっ!! さすがです輝子さん!」

小梅「さ、さすが、輝子ちゃん……!」

幸子「たしかに、つかささんの赤面した姿なんて見たことがないです……! これは名案ですよ!」

輝子「フ、フヒ……」

幸子「ありがとうございました輝子さん!」

輝子「ど、どういたしまして……フヒ」

小梅「……」

幸子「……? ま、それでは早速つかささんの元へ……!」

幸子「まずはいつもされているように、つかささんのことを撫でたりなんかしちゃっ」クル

つかさ「……」

小梅「……」

輝子「……」

幸子「……」

つかさ「で、誰を倒すって?」

幸子「……フ、フギャー!!」

輝子「あ、あー……」

小梅「……バレちゃった、ね……」

11:◆5/VbB6KnKE:2016/06/11(土) 23:18:52.73 ID:Rt/W1fYp0

幸子「つ、つかささん!?」

つかさ「ん、アタシ」

幸子「……どうして教えてくれなかったんですかぁ!」

輝子「ど、どうしてって、それは……フヒ」

小梅「ね、ね……」

輝子・小梅「「面白そうだったから……」」

幸子「な、なななな……!」

12:◆5/VbB6KnKE:2016/06/11(土) 23:19:30.95 ID:Rt/W1fYp0

つかさ「つーことで全部聞いてたワケだけど。どーすんの?」

幸子「……わ、分かりましたよ!」

つかさ「お」

幸子「もーっ! こうなったらやってやります!」

つかさ「おー」

幸子「つかささん、あなたを倒します!」ビシッ

13:◆5/VbB6KnKE:2016/06/11(土) 23:20:11.53 ID:Rt/W1fYp0

つかさ「……」

幸子「……」

つかさ「……で、どーすん?」

幸子「……っ……こ、こーです!」タッタッ

つかさ「……」

幸子「フン!」ビシッ

つかさ「……なにやってんの?」

幸子「……しゃがんで、くださいぃ……」

つかさ「……あー、はいはい」スッ

幸子「……! えい!」ナデナデ

小梅「……いった……!」

輝子「お、おぉ……!」

幸子「フフーン♪ どうですか!」

幸子「これでつかささんも赤面間違いなしですね!」

幸子「フフン、困っちゃいますね~ボクは何でも出来てしまうんだからもう!」

つかさ「……」

14:◆5/VbB6KnKE:2016/06/11(土) 23:20:48.12 ID:Rt/W1fYp0

つかさ「……まー悪くないな」

幸子「そうでしょう!」

つかさ「でも」グイ

幸子「へ」

つかさ「アタシの方が上手い」ナデナデ

幸子「ふぁぁ」

15:◆5/VbB6KnKE:2016/06/11(土) 23:21:27.27 ID:Rt/W1fYp0

つかさ「ほーれほれほれ」ナデナデ

幸子「んもー! どうしてですかー!」

つかさ「甘いなぁ幸子は。こんなんじゃアタシは倒せねーよ」ナデナデ

幸子「うー……」

小梅「……だめ、だったね……ハッ」

輝子「?」

小梅「さ、幸子、ちゃん……!」

幸子「? なんです?」

小梅「……だ、抱きついちゃえ……!」

幸子「!!」

つかさ「ん?」

幸子「えいっ!」ギュー

つかさ「うおっ」

幸子「えへ、どうですか~」ギュ

つかさ(クソカワイイ)

16:◆5/VbB6KnKE:2016/06/11(土) 23:22:04.09 ID:Rt/W1fYp0

つかさ「んー、カワイイ」

幸子「ボ、ボクがカワイイのは当然です! 問題はつかささんが赤面したかどうかで」

つかさ「幸子」

幸子「なんですか?」

つかさ「胸当たってる」

幸子「……」

つかさ「……」

幸子「……」スッ

つかさ「……」

幸子「……ああああーーーー!!」カァァ

つかさ「あはははは」

小梅「……むぅ……また、だめだった……」

輝子「……あー……」

つかさ「やっぱ幸子じゃアタシは倒せねーって!」

幸子「う~~……」

つかさ「で幸子」

幸子「な、なんですか……」

つかさ「お前そろそろレッスンじゃね?」

幸子「え……!?」チラ

幸子「あっ!? あわわ急がなきゃ……!」

つかさ「ま、どーにかしてアタシを倒す作戦でも練ってきなー」

幸子「くぅぅ……! 絶対倒して見せますからっ! 覚えておいてくださいね!!」

つかさ「かませ役みたいなセリフだな」

17:◆5/VbB6KnKE:2016/06/11(土) 23:23:08.73 ID:Rt/W1fYp0

@女子寮・つかさの部屋

幸子「ただいま帰りました」

つかさ「おかえり」

幸子「ただいなです」

つかさ「どうだった?」

幸子「今日のレッスンは中々上手に出来ましたね! さすがボク」

つかさ「んなら良かった。で、アタシを倒す作戦はどーよ?」

幸子「フフン。ボクですよ? きちんと考えて来たに決まっているじゃないですか!」

幸子「完璧な作戦ですよ!」

つかさ「おーさっすが幸子」

幸子「信じていませんね……?」

つかさ「信じてるちょー信じてるヤバイ」

幸子「むぅ……! 絶対赤面させてあげますから!」

つかさ「おー楽しみだな。じゃ早速やってみ」

幸子「えへへ♪ もーそんなにボクを求めてどうするんですか~」

幸子「その前にシャワー浴びてくるので、待ってて下さい! フン♪ フン♪」

つかさ(自身満々だなー)

18:◆5/VbB6KnKE:2016/06/11(土) 23:25:55.16 ID:Rt/W1fYp0

―――――――――――――――
――――――――――
―――――

ガララ

つかさ「お、上がっ

幸子「つかささーん♡ どうですか、ボクのバスタオル姿は!」

つかさ「……」

幸子「フフーン♪ いやぁそれにしても暑いですねぇ……暖房効きすぎじゃないですかぁ?」

つかさ「……」

幸子「あれっ」

幸子「どうしましたつかささん? もしかしてボクの姿に見惚れちゃいましたかぁ?」

つかさ「……幸子」

幸子「はぁい?」

つかさ「風邪引いたらどうすんの。ちゃんと服着ろよ」

幸子「……あれ?]

つかさ「明日だってあんだからよー。体調崩したらヤベーだろ」

幸子「あ……ごっごめんなさい」

つかさ「ん」

つかさ「じゃアタシも風呂入ってくっから」

スタスタ

<服着ろよー!

幸子「……」

幸子「……あれぇ?」キョトン

19:◆5/VbB6KnKE:2016/06/11(土) 23:29:11.77 ID:Rt/W1fYp0

つかさ「上がったぞー」

幸子「おかえりなさ……」

つかさ「暖房暑くね?」

幸子「うが」カァ

20:◆5/VbB6KnKE:2016/06/11(土) 23:34:01.11 ID:Rt/W1fYp0

@翌日・事務所

スタスタ

幸子「うーん……」

幸子「アイデアが出てこない……」

幸子「結局何も出来ないまま一日が過ぎてしまいました……」

奏「あら」

幸子「うぅん……」

奏「幸子ちゃんどうしたの?」

幸子「奏さん、おはようございます」

奏「おはよう。随分悩んでいるみたいだけど」

幸子「えぇ、まぁ……」

奏「やっぱり……私で良かったら相談相手になるわよ」

幸子「本当ですか!? 実は昨日ですね……」

21:◆5/VbB6KnKE:2016/06/11(土) 23:34:41.71 ID:Rt/W1fYp0

奏「へぇ……ふふっ、中々面白いことしてるわね」

幸子「面白いことって……何だかここまで説明しておいてアレなんですけど」

奏「えぇ」

幸子「……奏さんのアイデアって、大体想像出来るんですが」

奏「あら、それもそうね……なら話が早いわ」

幸子「……」ジト

奏「キスしてきなさい♪」

幸子「ほらぁ!」

奏「いいじゃないの。好きなんでしょ?」

幸子「うっ……! そうですけど……」

奏「なら決まりね♪ 別に口じゃなくてもいいのよ?」

幸子「うぅ~……」

奏「ほっぺにチュ、って、しちゃいなさい」

幸子「んぅ~~……!」

奏「もう、そうね……お手本見せてあげるから」ズイ

幸子「へ? ちょっ」

奏「ん……」

幸子「フギャーー!!」

22:◆5/VbB6KnKE:2016/06/11(土) 23:35:49.13 ID:Rt/W1fYp0

@女子寮・つかさの部屋

つかさ「ただいまー」

幸子「……おかえりなさい」

つかさ「……何か元気なくね? なした」

幸子「げっ元気が無い訳では」

つかさ「そう?」

幸子「そうです!」

つかさ「ん、ならいいけど。あー疲れた」ポス

幸子「っ」

つかさ「あー……」

幸子「……つかささん」

つかさ「ん?」

幸子「こ、こっち見ちゃダメです!」グイ

つかさ「っわ何だよ」

幸子「……動かないでください」

つかさ「え、な、なに、えっ?」

幸子「……もうどうにでもなれですっ!」

幸子「えい!」グイ

つかさ「……」

幸子「……」

つかさ「……幸

幸子「わ、わぁーーっ!!」

タタタタ

つかさ「……逃げた」

23:◆5/VbB6KnKE:2016/06/11(土) 23:37:12.77 ID:Rt/W1fYp0

@翌日・談話室

小梅「そ、それで……どうだった……?」ワクワク

幸子「……うぅ。ダメでした……」

輝子「……ダメ、か……」

小梅「……そっか……今度は、どうしよう……」

幸子「どうしましょうね……もうアイデアが……」

輝子「た、食べると赤面するキノコとか……あればいいのにな……」

幸子「本当ですよ……」

小梅「ホラー映画……苦手かな?」

幸子「……この前ホラー映画借りてきて一緒に見ました」ガクガク

輝子「あっ……」

小梅「……!? わ、私も、誘ってよ……!」

ガチャ

愛海「おはよー! なにしてるのー?」

幸子「」スッ

小梅「」スッ

輝子「」スッ

愛海「……何そのポーズ?」

幸子「襲われるかと思いまして」

輝子「同じく」

小梅「おなじく」

愛海「そこまで節操がない訳じゃないよぉ」

24:◆5/VbB6KnKE:2016/06/11(土) 23:37:39.70 ID:Rt/W1fYp0

幸子「信用ならないんですけど」ジト

愛海「ひっどーい! ねぇねぇそれでなにしてるのー?」

幸子「愛海さんに相談しても特に……」

愛海「ひどい!?」

幸子「冗談です。実はですね……」

26:◆5/VbB6KnKE:2016/06/11(土) 23:38:02.15 ID:Rt/W1fYp0

*

愛海「ふぅん……つまり惚気話ってことだね!」

幸子「何でですかぁ!」

愛海「いやぁどう聞いてもねぇ……、あ。あたしのアイデアを参考にしなさいな!」

幸子「愛海さんのアイデアを参考にしないとな!」

愛海「じゃあ話が早いね☆」

幸子「もー……いいですよ、やってやりますよ」

愛海「へっ」

小梅「幸子ちゃん……!?」

輝子「さ、幸子、早まるな……!」

幸子「つかささんの小山、登頂して見せますもん!!」

愛海「じょ、冗談だったんだけど!?」

27:◆5/VbB6KnKE:2016/06/11(土) 23:38:49.52 ID:Rt/W1fYp0

愛海「どうせ幸子ちゃんのことなんだからヘタレで無理だって!」

幸子「ヘタっ……うぅ……言い返せません……」

愛海「その代りに、他のアイデアがあるから!」

幸子「ほかの……?」

愛海「うん! えっとね、マッサージしてあげればいいんじゃないかなって!」

幸子「マッサージ……」

小梅「……えっちな……?」

輝子「な、何で楽しそうなんだ……」

愛海「ふつーの!」

幸子「どうしてマッサージなんです……?」

愛海「あ、それ聞いちゃう?」

幸子「そりゃあ聞きますよ」

愛海「うー……こ、この前ね」

幸子「えぇ」

愛海「アーニャちゃんと二人っきりでさぁ、まぁ……私は登頂したかったわけなのよ」

幸子「……」

小梅「……」

輝子「……」

愛海「うっ……んだけどね、アタシその時登頂禁止令出されてたから」

幸子「またですか」

愛海「またー。だから代わりにマッサージを提案した訳よ!」

幸子「はぁ」

28:◆5/VbB6KnKE:2016/06/11(土) 23:39:22.91 ID:Rt/W1fYp0

愛海「それで純粋なアーニャちゃんは『ダー! ありがとうございます!』って言ってね……」

愛海「さすがのあたしも涙が出なかったね……」

幸子「出ないんですか」

愛海「それでまぁ、手の扱いに関してはプロのあたしじゃん?」

幸子「はぁ」

愛海「数十分位マッサージを続けた訳なんだけどさぁ……」

愛海「なんかアーニャちゃんすっげー顔赤くなっててさぁ……まぁ……その……」

愛海「エロかったよね」キリッ

幸子「……」

小梅「……」

輝子「……」

愛海「っていう話! もうジト目はやめてよー!」

幸子「まぁ……愛海さんの処遇に関しては後にするとして……」

愛海「えっ」

幸子「マッサージ。案外悪くない作戦ですね……」

小梅「うん……!」

輝子「一理あるな……!」

愛海「処遇って」

幸子「それでは今夜さっそく実践してみます!」

愛海「ねぇ」

小梅「が、頑張れー……!」

輝子「ファイトだ……フヒ……!」

愛海「さっちゃん」

29:◆5/VbB6KnKE:2016/06/11(土) 23:40:01.93 ID:Rt/W1fYp0

@女子寮・つかさの部屋

幸子「……」チラチラ

つかさ「ん? なによ」

幸子「……つ、つかささん」

つかさ「何?」

幸子「身体疲れてません?」

つかさ「身体? 別に……」

幸子「……肩とか」

つかさ「いや……別に」

幸子「……もう! マッサージさせてください! さぁ、さぁ!」グイグイ

つかさ「え、えっ? 何なんだ……まぁありがたいけどよ……」

30:◆5/VbB6KnKE:2016/06/11(土) 23:40:39.52 ID:Rt/W1fYp0

幸子「よいしょ……ではいきますよ?」

つかさ「んー」

幸子「ん、んっ」

グイグイ

幸子「どうですか~?」

つかさ「ん~……イイカンジ……」

幸子「フフーン♪ そうでしょう!」

つかさ「あぁーそこ……」

幸子「んっ、んっ」グイグイ

つかさ「ちょっと左……あぁーー……」

―――――――――――――――
――――――――――
―――――

幸子「ふん……」

幸子「ふん……!」

つかさ「ん……そろそろいいかな」

幸子「え」

つかさ「ありがとなー」ナデナデ

幸子「あ」

幸子「うぁ」

幸子「あう」

つかさ「そろそろ夕飯作っか」

幸子「……っもぉー!!」

つかさ「」ビク

つかさ「な、なに」

幸子「どーぉして赤面しないんですかぁっ!」

つかさ「えぇ……今のではしないだろー」

幸子「アーニャさんはしたって言ってたのにー!」

つかさ「アーニャ?」

幸子「んもーー!!」

つかさ「逆ギレしたってカワイイだけだぞ」

幸子「そうやっていっつもボクのこと褒めて! つかささんだってカワイイのに!!」

つかさ「へっ」

31:◆5/VbB6KnKE:2016/06/11(土) 23:41:16.71 ID:Rt/W1fYp0

幸子「カワイイし!!」

幸子「世話上手で優しいし!!」

幸子「おまけにカッコいいし!!」

幸子「仕事は出来るし!!」

幸子「そのくせ緊張はするところが最高にカワイイし!!」

幸子「どうしてそんなに魅力的なんですかぁ!!」

つかさ「……さ、さすがに照れるぞ」

幸子「ぐす……」

つかさ「お、おい泣くなよ……」

幸子「うぅ……」

つかさ「幸子の気持ちは十分伝わってるぞ……だから」

幸子「……どうして」

つかさ「え」

幸子「どうして何ですかぁ……こんなに、大好きなのに……!!」

つかさ「……」

幸子「……?」

つかさ「……」カァァ

幸子「……!!!!」

つかさ「……ズルイだろ」

幸子「ヤッターー!!」

つかさ「あー、あぁー!」カァ

幸子「やりましたぁ!! わぁー!!」ピョンピョン

つかさ「……あーっ、もう! ズルイ! 幸子さっきのはズルイだろ!!」

幸子「えへへぇ♪ やっぱりつかささんはカワイイですねぇ! フフーンっ♪」

つかさ「くっそー、この!」ナデナデ

幸子「わ、わっ、え、えへ♪」

つかさ「もー……完敗だっての」

幸子「わぁーい! つかささんを倒しましたー!!」

おしり

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