【堀裕子SS】裕子「弟子ができました!」

1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/05(日) 02:36:18.50 ID:BLrxKrb80

・キャラ崩壊とか注意

裕子「プロデューサー、プロデューサー!」

P「おう、どうした裕子。ついにスプーンが曲がったか?」

裕子「ついにってなんですか、ついにって!」

裕子「私はいつだってスプーン曲げできますよ、なんてったってサイキッカーですから!」

P「よし、やってみてくれ」

裕子「え、いや、あの……今日はスプーンを持ち合わせていないんで――」

裕子「――ってそうじゃなくて!」

裕子「聞いてくださいプロデューサー!」

裕子「このエスパーユッコ、ついに弟子を取りました!」

P「そうか」

裕子「……え、ちょっと反応薄くないですか?」

P「だってどうせあれだろ?」

P「『今隣に立ってるサイキック透明人間の三沢君が弟子です!』とかそんな感じだろ?」

裕子「違いますよ!」

裕子「三沢君って誰ですか、そんな知り合い私にはいません!」

2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/05(日) 02:37:06.90 ID:BLrxKrb80

裕子「そうじゃなくて、弟子って言うのはちゃんとしたアイドルですよ」

P「アイドル?」

裕子「ええ」

裕子「このプロダクションで働いてる、れっきとしたアイドルです!」

P「……マジで?」

裕子「マジもマジ、大マジですよ!」

P「えっ、誰?」

裕子「ふっふっふ……それはですね――」

裕子「――ところでプロデューサー、今この部屋には私たち二人しかいませんね?」

P「……そうだな」

裕子「机の下は確認しましたか?」

P「確認したよ、乃々も輝子もいない」

裕子「それでは! 今からエスパーユッコの弟子がテレポートを行います!」

P「おう」

裕子「……」

P「……」

裕子「……」

P「……誰も来ないな」

裕子「いえ……プロデューサー、机の下を確認してみてください」

P「……?」

P「いや、やっぱり誰もいな――」

裕子「じゃん!」

裕子「なんと、私の隣にまゆさんが!」

まゆ「テレポート成功です、うふふ」

P「」

3:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/05(日) 02:37:39.12 ID:BLrxKrb80

裕子「紹介しましょう!」

裕子「エスパーユッコの一番弟子、エスパーマユです!」

まゆ「うふふ、どうですか、まゆのテレポート……すごいでしょう?」

裕子「プロデューサーも見てましたよね? まゆさんがテレポートするところ」

P「机の下を覗いてたからまったくもって見てないけどさ」

裕子「おぉ……なんともったいない……」

P「誘導したのはお前だよな?」

まゆ「まゆの超能力……プロデューサーさんに見てもらいたかったです……」

裕子「まったくもう……ひどい人ですね、プロデューサーは」

P「誘導したのはお前だよな!?」

P「……まあ、いい、いいんだそれは」

P「なぁ、まゆ」

まゆ「なんでしょうか?」

P「何を血迷ったんだ?」

裕子「血迷ったってなんですか、血迷ったって!」

P「いや、だって、なぁ?」

裕子「聞き返されても困るんですけど!」

P「何か疲れてるのか? 悩みでもあるのか? 俺でよければ何でも相談にのるぞ?」

まゆ「……そんな言い方だと裕子ちゃんが可哀想ですよ?」

裕子「本当ですよ!」

4:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/05(日) 02:38:08.69 ID:BLrxKrb80

まゆ「まゆは裕子ちゃんの超能力を見てすごいって思ったんです」

まゆ「そして、まゆも使ってみたいって思って」

裕子「だから弟子入りしてくれたんですよね」

まゆ「はい!」

まゆ「そして今ではまゆもサイキッカーに……うふふ」

裕子「まゆさんの中にはサイキックな力が眠っていたみたいでですね。すぐにたくさんの超能力が使えるようになったんですよ」

裕子「師匠としても鼻が高いです、えへん!」

P「お、おう……」

まゆ「……信じてくれないんですか?」

P「信じられないな」

裕子「ならば信じさせてあげましょう!」

まゆ「はい!」

まゆ「プロデューサーさん、まゆの超能力……見てくれますか?」

P「まあ、暇だからいいけどさ……」

まゆ「うふふ」

まゆ「それじゃぁ、プロデューサーさん……エスパーマユ、ちゃんと見ていてくださいねぇ?」

5:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/05(日) 02:38:34.74 ID:BLrxKrb80

まゆ「最初はテレパシーをします」

P「裕子もよくやってるな」

裕子「超能力者としては基本ですからね」

P「そうなのか?」

裕子「ええ。私も当然テレパシーできますし」

P「……」

裕子「なんですか、その疑いの目は!」

P「いや、だって受け取ったことないし……」

裕子「むむ……なら今すぐ証拠を見せてあげます!」

裕子「むんっ!」

裕子(ファミチキください)

P(こいつ……直接脳内に……!)

まゆ「二人とも、ちゃんとまゆのこと見てくださいよぉ……!」

裕子「あっ、ごめんまゆさん!」

P「すまんすまん」

まゆ「もう……」

まゆ「えっと……それでですね」

まゆ「プロデューサーさん」

P「おう」

まゆ「今からまゆが考えてることをプロデューサーさんにテレパシーで送りますね」

P「わかった」

6:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/05(日) 02:39:24.02 ID:BLrxKrb80

まゆ「むんっ……」

まゆ「んん……」

まゆ「ん~……」

まゆ「はっ……」

まゆ「……」

まゆ「ふぅ……届きましたか?」

P「ああ……いや、えっと」

まゆ「届いたその言葉をまゆに言ってみてください……うふ」

P「いや、その……だな」

まゆ「『いつもありがとうございます』」

P「えっ」

まゆ「まゆがプロデューサーさんに届けたその言葉を……」

P「えっ」

まゆ「まゆに言ってみてください……!」

P「……」

P「……いつもありがとうございます」

まゆ「やった!」

まゆ「届きました……届きました!」

まゆ「うふ……まゆの超能力、信じてくれましたか……?」

P「いや、ちょっと待て」

7:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/05(日) 02:39:49.78 ID:BLrxKrb80

P「おかしいだろ、どう考えてもおかしいだろ?」

まゆ「?」

P「『はてな?』じゃなくて!」

裕子「何もおかしいことないじゃないですか」

まゆ「ですよねぇ……?」

裕子「まゆさんがプロデューサーに心からの言葉を届けて」

まゆ「プロデューサーさんがその言葉を言った」

裕子・まゆ「おかしなことはないですよねぇ?」

P「あるだろ!」

P「思いっきり誘導してただろ、まゆが、今!」

裕子「?」

P「『はてな?』じゃなくて!!」

まゆ「まゆはプロデューサーさんに届けた言葉を口にしただけですよ?」

裕子「ちゃんとテレパシーで届けた後に言ったんだからいいじゃないですか」

まゆ「プロデューサーさんが言ってくれた言葉は私の送った言葉と同じ言葉でしたから、しっかりとテレパシーができたことの証明になりましたし。」

P「……えぇ?」

裕子「むぅ、納得してない顔ですね」

P「そりゃぁ……」

まゆ「……なら、別の超能力を見せますね」

まゆ「次こそプロデューサーさんに信じてもらいますから!」

8:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/05(日) 02:40:21.96 ID:BLrxKrb80

まゆ「次の超能力はタイムスリップです!」

P「おい、いきなり次元が違う能力になったぞ」

まゆ「超すごい能力ですから超能力です」

P「いや、そうなんだけども」

裕子「さすがにタイムトラベルは私には使えませんし……やっぱりまゆさんはすごい超能力者ですよ、プロデューサーさん!」

P「本当に使えたらな」

裕子「本当に使えますよ!」

P「そしたら裕子よりすごいサイキッカーなんじゃないか?」

まゆ「そんなことはありませんよ」

まゆ「だってエスパーユッコはその気になれば地球を滅ぼせるっていってましたから」

P「おい」

裕子「でっ、できます、できますし!」

まゆ「……こほん」

まゆ「それでは、今からタイムスリップしますねぇ」

P「あれ、何か装置とかはいらないのか?」

まゆ「まゆはその身一つあればタイムスリップできますから……うふ」

P「凄まじいな」

まゆ「それでは行きますねぇ……」

まゆ「むんっ……」

まゆ「……」

まゆ「……」

まゆ「はっ……!」

9:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/05(日) 02:40:57.46 ID:BLrxKrb80

P「……」

P「……」

P「……えっ、終わり?」

まゆ「はい。しっかりタイムスリップしました」

P「……いつに?」

まゆ「五分前に」

P「……えっ?」

まゆ「五分前ですよ……ほら、この腕時計を見てください」

P「……14:05だな」

まゆ「あっちの時計を見てください」

P「14:10だな」

まゆ「うふ……タイムスリップです」

P「待て」

まゆ「?」

P「……いや、本当ちょっと待ってくれ」

まゆ「プロデューサーさんが言うならいつまででも待ちますよ……うふ」

P「そこまでは言ってないけどさぁ」

P「タイムスリップっていったよな?」

まゆ「はい」

まゆ「ですから、5分前にタイムスリップしたんです」

まゆ「でも……まゆはまだサイキッカーとしてひよっこですから」

まゆ「まゆのすぐそばの時間だけしか戻せないんですよねぇ……」

P「……」

10:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/05(日) 02:41:27.99 ID:BLrxKrb80

まゆ「まゆももっと鍛えないといけませんね……うふ」

裕子「一緒にがんばりましょうね!」

まゆ「はい!」

P「その心意気は立派だけどさ」

裕子「む……まだ何か文句あるんですか、プロデューサー?」

裕子「まゆさんはしっかりタイムスリップしてみせたじゃないですか」

まゆ「証拠もちゃんとありますよぉ……ほら、時計」

P「それはタイムスリップとは言わない」

P「ただ時計がずれてただけだ」

まゆ「むぅ……そんなことないのに……」

P「じゃあ、元の5分後の世界に戻ってみてくれ」

まゆ「……」

P「……」

まゆ「さ、サイキックパワーが足りなくてですね……」

P「大事!」

11:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/05(日) 02:42:00.36 ID:BLrxKrb80

裕子「プロデューサー、まゆさんはまだ超能力を制御できてないんです」

裕子「なので……まゆさんは5分後の世界に戻ることができないんですよ」

P「5分とはいえ戻れないって言うのは大変なことだよな」

裕子「まあ、そこは安心してください」

裕子「このエスパーユッコがちゃんとまゆさんをこの時間まで引き込んでますから!」

P「……」

まゆ「いつも裕子ちゃんにはお世話になってて……ありがとうございます」

裕子「いえいえ、師匠として当然ですから!」

P「……まあ」

P「お前らがそれでいいならいいや」

まゆ「……その言い方ですと、まだ信じてくれてないんですねぇ」

P「だってなぁ」

まゆ「でもこれ以外の超能力はまだ使えないんです……」

まゆ「うぅ……プロデューサーさんに信じてもらえなかった……」

裕子「ドンマイです、まゆさん!」

裕子「一緒に頑張りましょう、そしてもっともっとサイキックを強めましょう!」

裕子「そして、いつしかプロデューサーをギャフンと言わせてやるんです!」

P「表現が古いな」

裕子「水を差さないでください!」

まゆ「裕子ちゃん……」

まゆ「……そうですね、まゆ頑張ります」

まゆ「だから裕子ちゃん……サイキック指導、お願いしますね」

裕子「もちろん!」

12:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/05(日) 02:42:44.36 ID:BLrxKrb80

裕子「あれ? そういえばまゆさんもう一つ超能力ありますよね?」

まゆ「あっ、そうでした……!」

P「そうなのか?」

裕子「はい……まゆさんはサイコメトリーが使えるんですよ」

P「サイコメトリー?」

裕子「きっとこれなら信じてくれると思います!」

裕子「それじゃまゆさん。いきますよ!」

まゆ「……はい、大丈夫です!」

裕子「プロデューサーの昨日の夕飯は?」

まゆ「焼肉です」

P「えっ」

裕子「一昨日の昼食は?」

まゆ「うどんですね」

P「えっ?」

裕子「5日前の夕食は?」

まゆ「出前でピザを頼んだみたいです」

P「ちょ、ちょっと待ってくれ」

裕子「一週間前の朝食」

まゆ「抜いてますね……もう、健康管理はしっかりしないとですよ?」

P「いや、あの」

裕子「16日前に食べたおやつ」

まゆ「ドーナツです。法子ちゃんからたくさんもらったみたいですね」

P「」

裕子「……と」

裕子「どうです?」

まゆ「まだプロデューサーさんの過去のことしか見れないんですけどね」

裕子「でも、しっかりサイコメトリーできてますし!」

裕子「これならまゆさんが超能力者だって信じれるんじゃないですか?」

P「……」

P「はい」

13:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/04/05(日) 02:44:51.93 ID:BLrxKrb80

まゆとユッコが同じ回のマジアワに出てかつ13話のライブに出るということがうれしすぎてつい

キャラ崩壊、コレジャナイ感などはすいません
呼んでくださった方ありがとうございました。

元スレ
裕子「弟子ができました!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1428168978/

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