1:2013/05/21(火) 00:07:32.82 :dCM8wT0Fo
瑞樹「…………」
瑞樹「いけるわ」グッ
きらり「えっ」
瑞樹「」
2:2013/05/21(火) 00:08:37.95 :dCM8wT0Fo
瑞樹「……お、驚かせちゃったかしら?」
きらり「」
瑞樹「……そうよね。きっと、絶句するくらいアイドルミズキが可愛かったのね♪」
瑞樹「そのくらい、きらりちゃんは可愛いものが大好きだものね。わかるわ」
きらり「にょわ」
瑞樹「『瑞樹ちゃんきゃわわー☆ きらりんもはぴはぴすぅ☆』(激似)」
瑞樹「……くらい言ってもいいのよ?」
きらり「いえ私そういうのと違いますので」
瑞樹「きらりちゃん言葉遣いが変よ!?」
3:2013/05/21(火) 00:09:33.19 :dCM8wT0Fo
瑞樹「ほらほら、いつもみたいに『瑞樹ちゃんおっすおっすー☆』とか」
きらり「……み、瑞樹ちゃんおっすおっす☆」
瑞樹「うん、これでいつものきらりちゃんねっ!」
きらり「はい」
瑞樹「そうね、せっかくだから……」
きらり「にょわ?」
瑞樹「……どうかしら、『みずきら』…………うん、いけるわ」グッ
きらり「えっ」
瑞樹「えっ?」
5:2013/05/21(火) 00:10:58.54 :dCM8wT0Fo
瑞樹「うん、後でプロデューサー君にプレゼンしてみるわね、『みずきら』!」
瑞樹「これはいける予感がするわっ!」
きらり「き、きらりは杏ちゃんとのユニットがあるから難しいと思うにぃ」
瑞樹「そこを調整するのがプロデューサー君の本来の仕事よ?」
きらり「……ふぁい」
瑞樹「んー……でもそうね、まだ一応意見を聞いてみるくらいにしておいた方がいいかしら」
瑞樹「確かに、私にもあるものね。ブルーナポレオンが」
きらり「う、うぇへへ、ざーんねん☆」
6:2013/05/21(火) 00:12:15.45 :dCM8wT0Fo
きらり「……でも、17歳はいくらなんでも無茶なんじゃないかにぃ」
瑞樹「菜々さ……菜々ちゃんが17歳で行けるんだから、私もありじゃないかしら」
きらり「菜々ちゃんは、見た目だけなら17歳でもちょー余裕だと思うゆ」
瑞樹「そうよねー……って、それじゃまるで私が若くないみたいじゃ」
きらり「う、うきゃー☆ 瑞樹ちゃんもまだまだかーわうぃー☆」
瑞樹「なんか引っかかるけどそうよね! 私もまだまだ行けるわ!」
きらり「その意気だにぃ☆」
7:2013/05/21(火) 00:13:18.96 :dCM8wT0Fo
瑞樹「菜々ちゃんのあのお肌はすごいわよね……天然物であれはありえないわよ」
きらり「ほんとにまっしゅまーろほっぺ☆だったにぃ」
瑞樹「あのアンチエイジングの秘訣、知りたいんだけど教えてくれないのよね……」
きらり「それなら杏ちゃん式アンチエイジングしちゃう? やっちゃう?」
瑞樹「もう何もわからなくなるところまで若返りそうだからやめておくわ」
きらり「むぇー」
瑞樹「はじける若さとオトナの魅力の両立! これこそがアイドルミズキの売りよね!」
きらり「うきゃー瑞樹ちゃんせくすぃー☆」
8:2013/05/21(火) 00:14:18.69 :dCM8wT0Fo
瑞樹「ところで、きらりちゃんも自主トレかしら?」
瑞樹「まだレッスン室の使用予定は空いてるはずだから、このまま始めても大丈夫よ」
きらり「にょわっ、きらり杏ちゃん探しに来たのー! 瑞樹ちゃん知ってゆ?」
瑞樹「杏ちゃんなら、さっき事務所で奈緒ちゃんと遊んでたわよ?」
きらり「! 行ってみるにぃ! 瑞樹ちゃんおつぁーしゃー☆」
\キラリンパワー マーックス☆/
瑞樹「……わかいわ」
瑞樹「若い子って、みんなああなのかしら……わからないわ」
瑞樹「……でも『みずきら』はやっぱりありよね」
9:2013/05/21(火) 00:15:23.98 :dCM8wT0Fo
瑞樹「それにしても……」
瑞樹「……17歳はさすがに無理があったかしら」
瑞樹「ううんファイトよ瑞樹! アンチエイジングに限界はないわ!」グッ
瑞樹「瑞樹、がんばっちゃいまーっす♥ ぶいっ☆」
瑞樹「ワカルワ! ワカルワ! ミーズキ! ワカルワ! ワカルワ! ミーズキ!」
瑞樹「…………」
瑞樹「……やっぱり、いけるわよね」グッ
10:2013/05/21(火) 00:16:48.15 :dCM8wT0Fo
みく「ニャニャニャン ニャニャニャン ミークニャーン…………うん、いけそうな気がするにゃ」ブツブツ
瑞樹「あらみくちゃん、あなたも自主トレ?」
みく「に゛ゃっ!? 瑞樹チャン!?」
瑞樹「何か呟いてたみたいだけど、悩みがあるなら聞くわよ?」
みく「な、ななななんでもないにゃ!」
瑞樹「そう? それならいいんだけど」
みく「うっかりやられるところだったけど、みくは自分を曲げないよ!」
瑞樹「油断してるといずれ曲がる日は来るわよ、お肌的な意味で」
みく「」
11:2013/05/21(火) 00:18:18.14 :dCM8wT0Fo
みく(これはツッコんでもいいとこなのかにゃ……地雷原……いや、ペットボトル地帯にゃ……)
瑞樹「うふふっ、何を言いたいのかはわかるわ、みくちゃん」
みく「!?」
瑞樹「『瑞樹チャンのお肌は全然曲がってないのにゃ! とれとれぴちぴちのアイドルミズキにゃ!』」
瑞樹「……ってところかしら?」
みく「なんでやねん」
瑞樹「えっ」
みく「……はっ!?」
12:2013/05/21(火) 00:20:25.30 :dCM8wT0Fo
みく「……そ、そう! 猫は生のカニ食べちゃダメにゃ! とれとれぴちぴちはよくないのにゃ!」
瑞樹「あ、あぁ、なんだそういうことだったのね」
みく「そ、そうにゃ!」
瑞樹「徹底してるのね。私も見習わなきゃいけないわ!」
みく「フフン、みくがお手本だなんて瑞樹チャン見る目あるにゃ」
瑞樹「でも残念ね……今日は自主練上がりに留美とカニ料理のお店に行く予定だったのよ」
瑞樹「みくちゃんも誘おうかと思ったんだけど……キャラの徹底はアイドルにとって命綱だものね」
みく「」
13:2013/05/21(火) 00:21:34.79 :dCM8wT0Fo
みく「みくは自分を……自分を……うぅぅぅ……」
\ウニャァァァァン!/
瑞樹「行っちゃったわねー……どうしたのかしら、急に」
瑞樹「ああ、猫は気まぐれ、ってことの体現なのね! わかったわ」
瑞樹「本当に徹底してるわねー……これは、アイドルミズキもうかうかしてはいられないわ!」
瑞樹「さーて、それじゃ練習再開っ! 頑張っちゃうわよ!」
瑞樹「ワカルワ! ワカルワ! ミーズキ! ワカルワ! ワカルワ! ミーズキ!」
菜々「わかりませんよぉぉ!」ズバァーン
瑞樹「」
14:2013/05/21(火) 00:22:42.89 :dCM8wT0Fo
菜々「ど、どど、どういうことなんですかぁこれはっ!」
瑞樹「ちょ、菜々さ……菜々ちゃん落ち着いて!」
菜々「またさん付けっ! もうナナ激おこMK5ですよ!」
瑞樹「あり得ない混ざり方ね」
菜々「……あれ? な、ナナなんかおかしなこと言いました?」
瑞樹「いつも通りだと思うわよ」
菜々「あれぇー……あ、ブンブン丸でしたっけ?」
瑞樹「それは友紀ちゃんに言った方がいいと思うわ……別チームだけど」
15:2013/05/21(火) 00:24:14.29 :dCM8wT0Fo
菜々「そ、そんなのはいいんです! どういうことなんですか瑞樹ちゃ……瑞樹さん!」
瑞樹「呼称がめんどくさい事になってるわね」
菜々「ナナは17歳ですから敬語でいいんですよ! それより説明してくださいっ!」
菜々「『メルヘンデビュー』はナナの大事なデビュー曲なんですよぉ!?」
瑞樹「そうよね、わかるわ」
菜々「瑞樹さんだって『Angel Breeze』があるじゃないですか!」
瑞樹「ミミミンミミミンがあまりにも癖になるから、つい……てへっ♥」
菜々「ほ、ホントですか? ナナもすっごい気に入ってますけど」
瑞樹「サンプルが届いてしばらく、事務所中でミミミンミミミン言ってたわよ」
菜々「えっなにそれこわい」
16:2013/05/21(火) 00:25:15.75 :dCM8wT0Fo
菜々「じゃあ別に、悪気があっての事じゃなかったんですね♪」
瑞樹「えっ」
菜々「えっ?」
瑞樹「……ひ、ひどくないかしら、さすがに」
菜々「……!! そ、そういう意味じゃないですよぉっ!」アワワ
菜々「ナナの曲を取られちゃいそうで心配だっただけですっ!」
瑞樹「……あ、あぁ、なるほど……わかったわ」
17:2013/05/21(火) 00:26:09.74 :dCM8wT0Fo
菜々「これで解決ですねっ♪ ……でも『わかるわデビュー』は無しですよ?」
瑞樹「そうねー……うふふっ、ウサミン星式アンチエイジングの秘訣と引き替え、でどう?」
菜々「ナナは17歳なので特別なスキンケアはしていません」
瑞樹「もうっ、いつもそれではぐらかすんだから……今日こそは逃がさないわよ?」
留美「……瑞樹、いるかしら? そろそろ準備しないと、予約の時間なのだけど……」
瑞樹「いいところに来たわね留美! お店に一人分追加って連絡しておいて!」
菜々「ナナは17歳なので法律上お酒は飲めません! 飲めないんですってばぁ!」
留美「あぁ……了解。連絡しておくわ」
菜々「いぃーやぁぁー!」
18:2013/05/21(火) 00:26:43.59 :dCM8wT0Fo
17レス目でおわり
CD4弾は明日5/22発売ですよ!
元スレ
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