1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/21(金) 16:36:54.34 ID:7LCJSHpVO
美波「猫耳、猫磁石、猫ボールペン、猫ケータイカバー…」
みく「凄いでしょ?」
美波「凄いね。本当に猫が好きなんだから…」
みく「猫ってとってもカワイイにゃ。だから猫のデザインとか見るとすぐに欲しくなっちゃって」
美波「飼ってないんだったっけ?」
みく「ウチじゃ飼えないにゃ。寮だし…」
美波「そっか…残念ね」
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/21(金) 16:38:05.56 ID:7LCJSHpVO
みく「でも、ついこの間この近くで猫カフェを発見したにゃ」
美波「良かったね!もう行ったの?」
みく「もうポイント溜まっちゃったんだけど…」
美波「ついこの間から今日までで!?」
みく「何だか嬉しくって…」
美波「そう…。でもそれがみくちゃんの趣味だもんね」
みく「そうだにゃ!みくは自分を曲げないよ!」
美波「ふふふ、そうね。プロデューサーさんも言ってたもんね」
みく「うん!」
美波「ところでみくちゃん」
みく「?」
美波「シャワー浴びた方が良くない?」
みく「にゃッッ」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/21(金) 16:38:54.85 ID:7LCJSHpVO
美波「よく見たら毛がついてるよ?至る所に」
みく「あれー…?結構ローラーかけたのに…」
美波「ちなみに、どんな風に猫カフェで遊んでるの?」
みく「そりゃもうむしゃぶりついてるにゃ」
美波「でしょうね」
みく「普段触れられない分、ぶつけてしまうんだにゃ」
美波「ふふ、猫のことになるとすごいものね」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/21(金) 16:39:58.49 ID:7LCJSHpVO
美波「猫ボールペンとか、磁石とかは分かるけど、どうして猫耳がこんなにあるの?」
みく「それはみんなにつけてもらうためだにゃ」
美波「ふふふ。アーニャちゃんも未央ちゃん達も可愛かったもんね」
みく「まあ元が良いからというのもあるけど、猫耳効果で倍増だにゃ!」
美波「…ちなみに、私がつけたら?」
みく「?」
美波「ほら、アーにゃんとか、未央にゃんとか…」
みく「んー…」
美波「…」
みく「みなみゃ…みなみにゃん…みーにゃん…みにゃん…」
美波「みにゃんって、何かの効果音みたいね…」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/21(金) 16:40:48.49 ID:7LCJSHpVO
美波「最近、李衣菜ちゃんとはどう?」
みく「いつも通りにゃ。ロックロック言ってみくの猫好きを受け入れようとしないにゃ」
美波「ふふ。でもなんだかんだで上手くやれてるんじゃないかなあ…」
みく「…ま、別に嫌いじゃ、ないから…」
美波「良い事よ。それに喧嘩するほど仲が良いって言うでしょ?」
みく「そうだけど…今だに平行線だにゃ」
美波「統一しなきゃいけないなんて決まりはないでしょ?」
みく「でもコンビ組んだんだから、やっぱり統一性は欲しいにゃ」
美波「なら、みくちゃんも少しは譲らなきゃね」
みく「うー…」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/21(金) 16:41:41.24 ID:7LCJSHpVO
みく「美波ちゃんはどうなの?アーニャちゃんと」
美波「私達もいつも通りよ?」
みく「いつも通りって…いつも仲が良いから羨ましいにゃ」
美波「私達は、お互い趣味が似通ってる部分もあるし、ね?」
みく「んー…それだけじゃ、ない気がする」
美波「?」
みく「ほら、二人とも静かでしょ?性格も似てるにゃ」
美波「ふふ」
みく「?」
美波「なら、みくちゃん達も一緒ね?」
みく「み、みくは別にロックじゃないし…」
美波「それは趣味でしょ?性格とは違うよね?」
みく「美波ちゃんずるいにゃあ…」
美波「ふふっ」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/21(金) 16:42:47.90 ID:7LCJSHpVO
みく「美波ちゃんは、何かコレクションしてない?」
美波「私?…特には」
みく「ラケットとか」
美波「そういうもんじゃないと思うなあ」
みく「美波ちゃんも何かコレクションしてみたら?」
美波「そうねぇ…何か集めたい程の趣味があるわけでもないし…」
みく「ラクロス以外では、何かないの?」
美波「…資格取るのは、好きかなあ」
みく「え!?初耳だにゃ!」
美波「あんまり自慢出来るようなの持ってないし…」
みく「どんなの持ってるの?」
美波「うーん…例えば、食品衛生管理者とか」
みく「…何それ?」
美波「これ持ってると、生食品とか卸せるの」
みく「調理師とは違うんだね…」
美波「うん…」
みく「それに美波ちゃんが工場にいたら違和感しかないにゃ」
美波「あはは…私もそう思う」
みく「美波ちゃんは…うーん。バスガイドとか」
美波「うん」
みく「インストラクターとか」
美波「うん」
美波「あ!居酒屋の店員さんとか女将さんとか!」
美波「ちょっと待って」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/21(金) 16:43:28.62 ID:7LCJSHpVO
みく「?」
美波「ごめんね。それ何だか私には向いてないかも…」
みく「そう?」
美波「ほら、それに今はアイドルでしょ?」
みく「そうだにゃ!みく達はアイドルだにゃ!」
アーニャ「そうです」
美波「ひゃっ!」
みく「にゃっ!?」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/21(金) 16:44:18.15 ID:7LCJSHpVO
アーニャ「お仕事の、話、ですか?」
みく「美波ちゃん凄いんだにゃ。資格いっぱい持ってるんだよ」
美波「え、えへへ…」
アーニャ「そう、なのですか」
美波「本当、簡単なやつしか持ってないんだけどね…」
アーニャ「ロシア語」
美波「?」
アーニャ「ロシア語は、取りませんか?」
美波「え、え?」
みく「アーニャちゃん?」
アーニャ「ロシア語の通訳の人、日本には少ないと聞きます」
美波「そ、そうなの…?」
アーニャ「倍率は、低いですよ」
みく「定員制じゃないと思うにゃ」
美波「あはは…ロシア語、難しくて…」
アーニャ「………そう、ですか……」
美波「あ、ち、違うのよ!」
みく「別にロシア語が嫌いなわけじゃないにゃ!」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/21(金) 16:45:00.54 ID:7LCJSHpVO
みく「でもアーニャちゃん、日本語上手いにゃ」
アーニャ「私は、日本に来て長いですから」
みく「アーニャちゃんは、将来ロシア語専門の講師とかなれそうだにゃ」
アーニャ「オー…」
美波「アーニャちゃんだったら、優しい先生になりそうね」
アーニャ「…もし、私が先生になったら、受けてくれますか?」
美波「そうね。是非ともお願いしたいわ」
みく「アーニャちゃんだったらみくもヤル気出るにゃ」
アーニャ「では、発音から」
みく「あ、もうヤル気になってたんだ」
美波「あれ?」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/21(金) 16:46:02.44 ID:7LCJSHpVO
美波「アーニャちゃん、ラ行は巻き舌だものね」
アーニャ「何故でしょう。自然となります」
みく「確かに、蘭子ちゃんもルルァンコになってるにゃ」
アーニャ「日本語の発音、難しいです」
美波「でも、アーニャちゃんらしくて可愛いと思うわ」
アーニャ「美波…」
みく「(ミナーミ…)確かに可愛いにゃ。アーニャちゃんの人柄だからこそ、だにゃ」
アーニャ「ありがとう、ございます」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/21(金) 16:47:00.65 ID:7LCJSHpVO
アーニャ「そういえば、みくは今日も、猫カフェ、ですか?」
みく「そうだにゃ。…あ」
アーニャ「フフ。毛、がたくさんついてます」
みく「何か恥ずかしくなってきたにゃ。シャワー浴びてくる…」
アーニャ「みくは、猫がとても好きです」
美波「そうね。周りが見えなくなるくらい好きになって…」
アーニャ「そう、ですね。…あ」
美波「?」
アーニャ「すいません。美波の髪の毛がついてました」
美波「ん、うん…うん?」
アーニャ「…シャワー、浴びてきます」
美波「アーニャちゃん?」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/21(金) 16:47:45.44 ID:7LCJSHpVO
美波「…」
武内P「…新田さん、おはようございます」
美波「あ、プロデューサーさん!おはようございます!」
武内P「今は、お一人ですか?」
美波「はい。さっきまでアーニャちゃんとみくちゃんがいたんですけど…」
武内P「そのお二人でしたら、先程お会いしました」
美波「あ…それ、みくちゃんの体に猫の毛がついてたから…」
武内P「…そうでしたか」
美波「?…背中が痒いんですか?」
武内P「いえ、大したことではありません」
美波「そうですか?…結構気になってるみたいですけど…」
武内P「…」
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/21(金) 16:48:22.86 ID:7LCJSHpVO
美波「もしかしたら、毛がシャツについてるのかもしれませんよ?」
武内P「そうかも、しれませんね。少し席を外します」
美波「大丈夫ですよ。それにそれくらいでロッカールームまで行くことないですから」
武内P「ですが…」
美波「それに、何かお仕事しなくちゃいけないんですよね?」
武内P「…ええ。資料を纏めたいので…」
美波「お時間は無いんですか?」
武内P「…そうですね。ですが気にしなければ大丈夫です」
美波「そういうのって、意外と気になりますよ?」
武内P「…」
美波「…」
武内P「…分かりました。ここで確かめるしか方法はないようですね」
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/21(金) 16:48:52.78 ID:7LCJSHpVO
みく「あー、サッパリしたにゃ!」
アーニャ「日本のシャワーは、丁度良いです」
みく「メイドインジャパンはいつでも一番だにゃ!」
アーニャ「フフ。みく、発音面白いです」
みく「うー…いじめないでほしいにゃあ…」
アーニャ「フフ…ただいま戻り、ました」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/21(金) 16:49:43.91 ID:7LCJSHpVO
武内P「おかしいですね…確かにこの辺が痒かったのですが…」
美波「見てくださいプロデューサーさん!毛がありましたよ!」
みく「」
アーニャ「」
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/21(金) 16:50:32.34 ID:7LCJSHpVO
みく「何、してるにゃ?」
アーニャ「プロデューサーが、裸です」
みく「それは分かってるにゃ。だから目を瞑ってるんだにゃ!」
美波「あ、二人ともおかえり。…プロデューサーさんのシャツに毛が挟まってたのよ」
アーニャ「そういう、事でしたか」
みく「なんだか今日は毛の話題が多いにゃ…」
アーニャ「みく、プロデューサーの裸、見るのが恥ずかしい、ですか?」
みく「当たり前だにゃ!」
美波「ふふっ。やっぱりみくちゃん、可愛いわね」
アーニャ「でも、美波」
美波「?」
アーニャ「少し、誤解、しそうになりました」
美波「あ、アーニャちゃん!?」
終
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2015/08/21(金) 16:53:15.12 ID:7LCJSHpVO
未央「よく考えたらさ」凛「うん」
みりあ「私ももうお姉ちゃんだよ!」杏「ほー」
転載元
美波「コレクション?」みく「だにゃ」
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