【木場真奈美SS】モバP「海外帰りのKさん」

1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/08/06(木) 12:54:39.29 ID:nlPRpGrE0

P「ウチの事務所には個性的なアイドルが多い」

P「業界の先輩からこう言われたこともある」

P「ピーキーすぎてお前にゃ無理だよ、と」

P「だがしかし!我が事務所には頼れる彼女がいるではないか!」

P「それは!」

真奈美「私だ」

P「木場さん!!」

2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/08/06(木) 12:59:48.69 ID:nlPRpGrE0

法子「大変!有香ちゃんが暴走しちゃったよー!」

P「なにそれこわい」

有香「キョオオオオオオオオオ!!!!!!」

P「あいつオロチの血か何か引いてたっけ?」

ゆかり「そんな話は聞いたことありませんけど……」

P「あ、やべこっち来た」

真奈美「ここは任せてもらおう」

P「木場さん!!」

真奈美「筋トレは趣味でね」ドスゥ

P「有香渾身の正拳を腹筋で受け止めたぁー!」

真奈美「よーしよしよし、落ち着くんだ」

P「そのままガッチリとホールド!」

有香「はっ、私はいったい何を」

真奈美「正気に戻ったか……まあこの程度スラムの路地裏では日常茶飯事だがね」

P「海外帰りってすごい、俺は改めてそう思った」

3:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/08/06(木) 13:16:39.08 ID:nlPRpGrE0

P「何やってるんだ?」

裕美「あ、Pさん。ビーズでアクセサリー作ってたの」

P「へー、器用なもんだ」

裕美「そんなことないよ、こうやって紐にビーズを通していって……きゃっ!」プチッ!

P「あーっと弾け飛んだ大量のビーズが宙を舞うー!!」

真奈美「任せろ!」シュイシュイ

P「木場さん!!」

真奈美「全部掴めたと思うが」

裕美「えーっと、いち、にぃ……すごい、全部ある」

P「海外帰りってすごい、俺はあらためてそう思った」

6:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/08/06(木) 13:33:38.85 ID:nlPRpGrE0

愛海「今日のあたしは止められないよ!!」ワキワキワキワキ

乃々「もう、むーりぃー……」

ほたる「うう……不幸です……」

P「くっ、強気なことを言いつつ抵抗の弱い子ばかりを狙いやがって!」

愛海「お山に登れればよかろうなのだァァァァッ!!」

P「清良さーん!!」

愛海「フッ、清良さんはお仕事で不在なのは確認済みだよ!」

P「しまった、清良さんは『密林の死闘!カバディVSナース拳』の撮影でいないんだった!」

愛海「詰めが甘いねプロデューサー!」

真奈美「それは君のことだな、お嬢ちゃん」

P「木場さん!!」

愛海「ぐぬぬ……こうなったら死なばもろとも!棟方流揉術奥義!断固相殺掌!!」ピョーン

真奈美「残像だ」スッ

P「おっとここで背後に回りガッチリとホールドー!!」

愛海「ぐぇっ……でも、これはこれで……」

P「愛海のやつ、この期に及んで8月8日生まれのバスト88を堪能してやがる」

真奈美「なぁに、この程度で大人しくなるなら安いものさ」

P「海外帰りってすごい、俺は改めてそう思った」

7:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/08/06(木) 13:43:30.98 ID:nlPRpGrE0

聖來「ボーカルレッスンって苦手なのよね」

凛「そう?私は嫌いじゃないけど」

優「あたしも苦手かなー」

トレーナー「はいはい、まずはボイストレーニングからですよ」

真奈美「私も参加させてもらおうか」

P「木場さん!!」

トレーナー「ええ、それは構いませんけど……」

真奈美「発声練習からだな、よし」

真奈美「   」

聖來「えっ、声出てな」

ハナコ・アッキー・わんこ「ワンワンワンワンワンワン!」ダッシュ

凛「犬笛!?」

P「海外帰りってすごい、俺は改めてそう思った」

トレーナー「真面目にやってください」

9:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/08/06(木) 16:26:50.25 ID:nlPRpGrE0

P「朝一から景気の悪い顔が並んでおる、つーかクッサ!酒臭っ!」

志乃「少し……飲みすぎたわ」

礼子「頭が痛いのよ、ちょっと静かにして」

友紀「うー、しばらくビール見たくない……今日のナイターぐらいまで」

P「短けぇよ」

洋子「不覚だわ……」

P「どんだけ飲んだんだお前ら」

早苗「覚えてないわよ、飲んだ量もどうやって帰ったかも」

P「いやそれはいくらなんでもアイドルとしてまずい」

美優「ああ、それは大丈夫ですよ、連れて帰ったのは」

真奈美「私だ」

P「木場さん!!」

礼子「うるさい」

P「三船さんは平気そうだし、タクシーでも呼んだんですね、安心しました(小声」

真奈美「いや、担いで帰ったぞ」

P「えっマジで」

真奈美「ついでに美優さんもまとめて担いだ」

P「海外帰りってすごい、俺は改めてそう思った」

12:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/08/06(木) 16:38:32.00 ID:nlPRpGrE0

響子「大変です!パーティーの料理がまったくできてません!!」

P「な、なんだってー!!」

響子「調理場には大量の食材がそのまま」

P「こうなったら料理のできる連中でなんとか……」

響子「私も頑張りますっ!」

菲菲「ふぇいふぇいもやるヨー」

葵「ウチも手伝うっちゃ」

かな子「私もデザートなら作れます」

P「しかしそれでも人数が足りない……こんなとき頼れるのは!」

真奈美「そう、私だ」

P「木場さん!!」

真奈美「趣味程度の料理で良ければ手伝おうじゃないか」

響子「助かります!それじゃみんなで頑張りましょう!」

ソレカラドーシタ

P「なんだかんだで大人数分の料理をこなすなんて……ウチのアイドルもなかなかやるじゃないか」

真奈美「なあに、力を合わせればこのくらい造作もないことさ。もっとも作ったうちの3割ほどはかな子くんが味見で平らげてしまったが」

P「海外帰りってすごい、俺は改めt……おい三村」

13:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/08/06(木) 16:53:02.63 ID:nlPRpGrE0

藍子「大変です!バーベキューしてたら森が火事に!」

P「本当に大事じゃねえか!!」

P「ちゃんと火の始末したのかお前たち!」

未央「バーベキューの炭じゃないよ!出火元は……」

茜「ボンバー!!!!!!!!」ゴオオオオオオオオオ

P「あちゃー火の始末じゃなくて日野始末だったかー」

P「言ってる場合じゃねえよ何の能力者だあいつは」

藍子「それより智絵理ちゃんが四葉のクローバーを探して森に入ったままなんです!」

未央「早く助けに行かないと!!」

P「いや、あれを見ろ!!あの煙の中からこちらに向かってくる身長172cmのシルエットは!」

むせる

真奈美「ああ、私だ」

P「木場さん!!」

智絵理「火に囲まれてもう駄目かと思ってたら木場さんが……」

真奈美「なんやかやと延焼を防ぐ措置もしておいた、しばらくすれば鎮火するだろう」

P「海外帰りってすごい、俺は改めてそう思った」

15:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/08/06(木) 17:18:43.83 ID:nlPRpGrE0

柚「Pサン、バドミントンしない?」

P「すまんが俺は忙しい」

柚「ちぇー、ちひろサンはー?」

ちひろ「少しくらいならお付き合いしますよ」

P「まーた揺らすのか」

ちひろ「何か言いました?(ニッコリ」

P「イエベツニ」

ちひろ「あら、ラケットが……」

柚「あーガットが切れちゃってる」

ちひろ「これじゃできませんね」

真奈美「安心したまえ」

P「木場さん!!」

真奈美「柚、新しいラケットだ、これを使うといい」

P「さすがバドミントン伝来の地(自称)長崎県の出身だけあるぜ」

ちひろ「このラケット、どうしたんですか?」

真奈美「先日Ama○onで注文した」

P「海外帰りってすごい、俺は改めてそう思った」

柚「フツウじゃない?」

16:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/08/06(木) 17:23:51.46 ID:nlPRpGrE0

P「いやー、やっぱり木場さんはすごいなあ」

真奈美「フッ、期待されれば応えないわけにはいかないさ」

P「本当に頼りにしてますよ」

真奈美「ああ、任せてくれ。ところでだな、そろそろ新しい仕事を」

P「ウッ」

真奈美「…………頼むぞ?」

P「とりあえず今週いっぱいはレッスンということで……」

真奈美「まあ、手は抜かないがな」

P「やっぱり海外帰りってすごい、俺は改めてそう思った」

17: ◆ZariPvCSCY:2015/08/06(木) 17:25:17.57 ID:nlPRpGrE0

おしまい

注)Pは人間です

転載元
モバP「海外帰りのKさん」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1438833279/

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