1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/16(月) 00:12:20.38 ID:VSw4T+FT0
P「あー、泰葉。今日は良い天気だな」
泰葉「え、ええそうですね」
P「こんな日だしさ、今……仕事の話、済ませておいた方がいいかなー、なんてな」
泰葉(……こんな事を、思う方がおかしいんでしょうか……?)
P「こういう内に、済ませておいた方がいいかな……と思ったもんでな」
泰葉(プロデューサーさんは、きっと……)
泰葉(きっと私にかなり気を遣ってる……)
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3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/12/16(月) 00:20:23.45 ID:VSw4T+FT0
泰葉(でも……こんなこと言ってしまったら、もっと気を遣わせてしまうかもしれないし……)
泰葉(…………?)
未央「そりゃー! 未央ちゃんアターック!!」ガバーッ!
P「あだっ!!? みーおー……! 今仕事中だろうがっ!」アタマガシー
未央「あだだだ! うあー! ひどいぞプロデューサー! オンナノコのガシッて掴むなんてー!」
P「デスク途中だろうが! ……ったく、後にしてくれよな、そういうヤツ」
未央「あうー……ごめんねー。でもそれはそれっ! そりゃ、やられたらやり返す! 倍返しだーっ!」ミオチャンホールドッ!
P「ただ抱きついただけじゃあねえか! お前ただそれやりたいだけだろ!!」
未央「えっへへー♪」ギュー♪
泰葉(…………)
泰葉(私も……あのくらいすれば、構って貰えるかな……)
4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/12/16(月) 00:24:25.20 ID:VSw4T+FT0
――数分後
P「ふいー、やっと片付いたー」
泰葉「あ、あの……」
モバP「ん……。泰葉か、どうした?」
ギュッ・・・
泰葉「や、やーちゃんあたーっく……」
P「!!?」
泰葉「な、なんて……どうでしょう……?」
泰葉「…………///」カアア
6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/16(月) 00:29:16.12 ID:shpZmKeSo
かわいい
7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/16(月) 00:29:47.93 ID:j7A/fVixO
やーちゃん!
8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/16(月) 00:30:23.10 ID:hhKAC4/do
かわいい
10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/12/16(月) 00:31:45.26 ID:VSw4T+FT0
P(……)
P(…………!?)
P(どうしたんだ、泰葉……? こういうことする子じゃないしな……)
P(新しい役作り……? そうか、きっとそういうことなんだろうか? いや……)
P(きっと何かしら深い理由があるに違いない……)
ナデ・・・
P「泰葉、俺……何か苦労かけてしまったか? 正直に言ってくれ。相談には乗るからさ」
P「俺は……担当プロデューサーだから」
泰葉「い、いえそうじゃなくてですね……?」アセアセ
泰葉「えっと、その……。……あう///」カアア
P(顔が赤い……。もしかして、涙を堪えてるのかもしれない……)
P「泰葉、正直に言ってくれ。俺は、出来る限り力になってやりたい」
11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/12/16(月) 00:34:52.44 ID:VSw4T+FT0
泰葉「いえ、だからそうじゃなくて……」
泰葉(まずい……上手く取り繕えない……)
泰葉(これまでずっと……。あんなに……演技ばかりに徹して来たのに……)
泰葉(なんて、言えばいいのか……)
泰葉「えっと、上手く言えるか分からないですけど……。その、ですね――」
12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/12/16(月) 00:37:14.59 ID:VSw4T+FT0
――――
P「――なに、他の子と同じように扱ってほしい?」
泰葉「ええ、その……。私、とっくに吹っ切れてますから。気にすることなんて何もですね……」
P「…………」
P「なんだ、そんだけの話か」
13: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/12/16(月) 00:43:10.24 ID:VSw4T+FT0
P「おーい愛海ー、泰葉好きにしてくれていいってよー」
泰葉「え、ええっ!? あの、それはちょっと……!」ワタワタ
P「………………プッ」
泰葉「……?」
P「愛海なら今仕事でいないよ。冗談だ、冗談」
P「もちろん、清良さんもセットでな」
P「他の子と同じ扱いってよく分からないけどさ、こんな感じでいいか?」
泰葉「……」
泰葉「…………クスッ」
泰葉「はい、そんな感じ。冗談とか言われてみたいなー、なんて」
14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL) 2013/12/16(月) 00:49:36.72 ID:VSw4T+FT0
P「いやあ、言ってくれれば良かったのに。俺そういうのよく分からねえしな」ハハ
泰葉「えっと、お仕事だから……。どうしても私も気を遣って、言うことを聞くばっかり考えたもので……」
P「いやいや助かった。肩の荷が一つ下りたってもんだ」
泰葉「周子さんとかも少し羨ましいなあ、なんて。ふふっ」
P「アレは見習うな。メシたかるヤツが増えるのは勘弁だ」
泰葉「そうですか。でも、これからは……」
泰葉「わがまま、言っても良いですよね? いいって言ってくれなきゃイヤです」
P「……金掛かるのは勘弁な。ちひろさん居るからよ」
泰葉「……プッ」
P「…………ククッ」
アハハハ・・・!
完
17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/16(月) 00:55:52.62 ID:j7A/fVixO
乙
18: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/12/16(月) 00:57:51.77 ID:0m7EiT9Ho
乙
師匠であわてる先輩かわいい