1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/03/12(土) 18:10:08.07 :80UmL9ZY0
小梅 「ある意味私たちは幸子ちゃんに困らされている」
輝子 「ある意味幸子ちゃんが悪いな、うん」
幸子 「ええ!?・・・すみません、いきなり過ぎてよくわからないのですが」
小梅 「あくまでシラを切るつもりだね・・・」
輝子 「ああ」
幸子 「えぇ・・・」
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/03/12(土) 18:10:57.87 :80UmL9ZY0
幸子 「(何か2人を怒らせるようなことしましたか?・・・あ、ひょっとして)」
幸子 「わ、わかりましたよ2人とも」
小梅 「わかってくれた?」
幸子 「はい。・・・ズバリ」
幸子 「この前ホラー映画を最後まで見られなかったことですね?」
小梅 「え?」
輝子 「ん?」
幸子 「えっ、ちがうんですか?」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/03/12(土) 18:12:07.28 :80UmL9ZY0
小梅 「えっと、あのホラー怖すぎて幸子ちゃん途中で布団かぶって耳ふさいじゃったよ
ね?」
幸子 「は、はい」
輝子 「アレは私もちょっと怖かったぞ」
小梅 「幸子ちゃん怖いの苦手なのにいつも付き合ってくれてるし、途中で止めたりしない
し(強がってる幸子ちゃんカワイイし)」
小梅 「いつも楽しいから、すごく感謝してるよ?」
幸子 「あ、ありがとうございます」
幸子 「まぁ、あれくらいなら全然大丈夫ですのでっ。こ、これからも遠慮なく誘ってくれ
ていいですよ」
小梅 「ふふふ。あ、ありがと」
幸子 「いえいえ」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/03/12(土) 18:12:48.27 :80UmL9ZY0
輝子 「で、幸子ちゃんがある意味悪いという話だが」
幸子 「終わってませんでしたか」
小梅 「それはそれ、これはこれ」
輝子 「何か思い当たらないか?」
幸子 「え~と(・・・もしかしてアレですかね?)」
幸子 「多分、わかりました」
小梅 「うん」
輝子 「わかったか」
幸子 「ええ。おととい輝子さんと服を買いに行ったときですね・・・」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/03/12(土) 18:13:23.02 :80UmL9ZY0
小梅 「ちょっと待って」
輝子 「?」
幸子 「?」
小梅 「ふ、2人でお出かけしたの・・・?」
輝子 「!あ、いや、その・・・」
幸子 「はい。小梅さんは心霊番組のゲストの仕事だったので輝子さんと2人で」
小梅 「輝子ちゃん・・・」ジー
輝子 「い、いや違うんだ小梅ちゃんっ。幸子ちゃんと話してたらお出かけしようってなっ
てっ、幸子ちゃんが服選んでくれるって、小梅ちゃんも来てほしかったけど仕事だったか
ら・・・」
小梅 「・・・」
小梅 「そういうことなら仕方ないね」
輝子 「(ほっ)」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/03/12(土) 18:14:37.50 :80UmL9ZY0
幸子 「あの、続けても?」
小梅 「どうぞどうぞ」
輝子 「うん」
幸子 「輝子さんに合う服を選んでいたのですが、その・・・」
小梅 「うん」
輝子 「ああ」
幸子 「思いのほか輝子さんに合う服が多くてですね、何時間も着せ替え人形にしてしてし
まって・・・」
幸子 「やっぱりあれですね、輝子さんはカワイイので何を着ても似合ってしまって。も、
もちろんボクほどではありませんがっ」
輝子 「そ、そんなカワイイなんて///」
小梅 「しょ・う・こ・ちゃん?」ジー
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/03/12(土) 18:15:14.93 :80UmL9ZY0
輝子 「い、いやっその・・・つ、次からは小梅ちゃんも一緒に行こう・・・な」
小梅 「絶対・・・だよ」ウルッ
輝子 「」ドキッ
幸子 「」ドキッ
輝子 「も、もちろんだ」
幸子 「あたりまえですよっ」
小梅 「ふふ。あ、ありがと」
輝子 「ああ。ところで・・・・」
幸子 「?」
輝子 「わ、私にいろいろ服を選んでくれたことは、別に怒ってないぞ」
幸子 「そうなんですか?」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/03/12(土) 18:16:03.35 :80UmL9ZY0
小梅 「そもそも私、今はじめて聞いたから・・・」
輝子 「むしろ何時間も楽しそうな幸子ちゃんを見れて楽しかった、フヒ」
幸子 「そ、そうですか・・・///」
小梅 「ところで」
幸子 「はい」
小梅 「なんで私たちが困ってるか、本当にわからない?」
幸子 「はい・・・」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/03/12(土) 18:16:47.58 :80UmL9ZY0
輝子 「まあ、ぶっちゃけると幸子ちゃんは悪くないんだけどな」
幸子 「・・・え?」
小梅 「輝子ちゃん言っちゃった・・・。オロオロしてる幸子ちゃん、可愛かったのに」
輝子 「す、すまん」
幸子 「えっ?えっ?どういうことですか?」
小梅 「でも私たちが困ってるのは、本当」
輝子 「理由は、・・・これだ」ヒョイ
幸子 「これって、スマホですか?」
小梅 「この中の・・・」
輝子 「これだ」
幸子 「えっと、デレステ・・・ですよね?」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/03/12(土) 18:17:28.19 :80UmL9ZY0
小梅 「うん。あのね・・・」
輝子 「私たちは、デレステで・・・」
輝子小梅 「幸子ちゃんが出ない」
幸子 「はい?」
小梅 「始めてけっこう経ってるのに、まだ幸子ちゃんが出ない」
輝子 「SSRどころかRも出ないんだぞ・・・」
幸子 「そ、それは残念ですね・・・」
小梅 「なのに幸子ちゃんときたらお仕事頑張ってますます人気が出て・・・」
輝子 「ああ。幸子ちゃんのSRまで出たらどうしてくれるんだ・・・」
幸子 「ボクのせいですか、それっ!?」
小梅 「ううん」
輝子 「全然」
幸子 「ですよね」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/03/12(土) 18:18:18.38 :80UmL9ZY0
小梅 「そもそも幸子ちゃんはR以上しかないから引きづらい」
輝子 「それもこれも幸子ちゃんがカワイイから・・・」
幸子 「ある意味ボクのせいってそういうことですかっ!?」
小梅 「うん」
輝子 「うん」
幸子 「てっきりボクは2人が怒ってると思いましたよ」
小梅 「しいて言うなら幸子ちゃんを引けない自分に怒ってる・・・」
輝子 「そのストレスを幸子ちゃんを困らせて解消していた」
幸子 「それは聞きたくなかったですっ」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/03/12(土) 18:19:29.15 :80UmL9ZY0
幸子 「いいじゃないですか。本物のボクがそばにいるんですから」
小梅 「・・・なるほど」
輝子 「・・・なるほどな」
幸子 「わかってくれましたか?まあ、ゲームですから焦らず気長に・・・」
小梅 「本物の幸子ちゃんがいる。足りないのは衣装とセリフ・・・」
幸子 「え?」
輝子 「動画はケータイで撮れるな。衣装部屋は・・・」
幸子 「あ、あの。まさかとは思いますが・・・」
小梅 「RとSSRのセリフだけだから、そんなに時間かからないよ?」ユラ~
輝子 「収録と同じだから大丈夫だ、フヒ」ユラ~
幸子 「あ、ボク、急に用事を思い出したので・・・」ソロ~
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/03/12(土) 18:21:35.48 :80UmL9ZY0
小梅 「だめ」
輝子 「ヒャッハー!確保ォ!」ガシッ
幸子 「ちょっ、待ってくださいっ」
幸子 「友人の前で衣装着てゲームのセリフなんて恥ずかし過ぎますっ」
幸子 「聞いてますか2人とも!?ちょっ、どさくさに紛れてどこを触ってるんですかっ?」
幸子 「たっ」
幸子 「たすけてえええええっ!」
小梅 「その後・・・」
輝子 「幸子ちゃんの姿を見た者はいない・・・」
幸子 「いますよっ!」
おわり
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