1 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/03/28(月) 00:01:11.39 :PVffMh9Y0
小梅ちゃん誕生日おめでとうございます
小梅と幸子がでます。親友以上の関係です
百合注意
よろしければみてください
2 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/03/28(月) 00:02:43.06 :PVffMh9Y0
3月28日
小梅「……」
幸子「小梅さーん!」
小梅「あ、幸子ちゃん」
幸子「すいません!ハァハァ… 待たせてしまいました…」
小梅「ううん、大丈夫だよ、私もいま来たから」
幸子「そう言ってもらえるなら助かります…ハァハァ」
小梅「ちょっと座ろう? だいぶ急いできた…よね?」
幸子「そう…させてもらいますね……ふぅ…」
小梅「……私も楽しみで、昨日は寝れなかったよ…。 あの子が起こしてくれなかったら多分私も危なかったから……気にしないで…今日は楽しもう?」
幸子「……勿論です! ボクも楽しみで寝れませんでした! 寝れなかった分も楽しみますよ!」
小梅「じゃあ…行こう♪」
幸子「はい!」
3 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/03/28(月) 00:03:18.68 :PVffMh9Y0
――
小梅「映画まで、まだ時間あるね」
幸子「そうですね…すこしお茶にしましょうか」
小梅「うん、行こっか」
幸子「ここからなら…あそこにしましょう」
……
小梅「プロデューサーさんには、感謝しなきゃね…」
幸子「そうですねー、今日わざわざスケジュール空けてくれましたし少しは労ってあげないといけませんね」
小梅「うん…、お土産、買おっか」
幸子「なら後でどこか回りましょう、カワイイボクが選んだものなら間違いなしです!」
小梅「私も…幸子ちゃんに、負けないくらいの物を選ぶよ…ふふふ…」
幸子「フフーン、ボク達のお土産なら泣いて喜びますよ」
4 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/03/28(月) 00:03:51.67 :PVffMh9Y0
小梅「そういえば…幸子ちゃん」
幸子「なんですか?」
小梅「映画なんだけど…大丈夫…?」
幸子「…? ……あー…、だ、大丈夫ですよ! ボクはカワイイのでホラーでもコメディでもアクションでもなんでもこいですよ!」
小梅「そっか……ならいいんだ」(怖がってる幸子ちゃんも可愛いもんね♪)
幸子「ところで今日観るものって…」
小梅「ふふ…私が、一番好きなシリーズ…演出がね、もう別格なの…!」
幸子(ボ、ボクは生きて帰れるんですかね!? ねえ!?)
小梅「……後ろ」
5 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/03/28(月) 00:04:55.79 :PVffMh9Y0
幸子「ひぃ!」
小梅「……なにもないよ」
幸子「え、ええ! もも、勿論しってます! 演技です! そうです!」
小梅「なら…大丈夫…、そろそろ行こっか」
幸子「さ、さあ! なんでもきてください!!」
6 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/03/28(月) 00:05:50.94 :PVffMh9Y0
――
アバババババババババババ
……ウン…、コウナルキハシタ…
――
幸子「フ、フフーン、そ、そんなに、大したことな、なかったですね!」
小梅「……さ、幸子ちゃん…し、下…」
幸子「ヒィ!! な、なんですか! …もう!小梅さん」
小梅「幸子ちゃん…面白い」
幸子「まったく…でも許します! ボクは優しいので」
小梅「許された… そういえば、お昼、どうしよっか?」
幸子「そ、それなんですけどね…」
小梅「……? どうしたの?」
7 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/03/28(月) 00:06:41.92 :PVffMh9Y0
幸子「そ、そのですね…つ、作ってきたんですよ…お弁当。 よかったら食べてください」
小梅「……」
幸子「…だ、駄目ですか?」
小梅「えっとね…、じ、実は私も…作ってきたの…」
幸子「……」
小梅「……」
二人「……ふふっ」
小梅「一緒に食べよう…♪」
幸子「そうしましょうか♪」
8 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/03/28(月) 00:07:36.30 :PVffMh9Y0
――
幸子「……」ジィー…
小梅「あ、あの…幸子ちゃん」
幸子「あ、はい。 なんでしょう?」
小梅「その…、ちょっと目線が…」
幸子「目線?」
小梅「ずっと私を、注目してるから…何事かなって」
幸子「あ、その! いえ、な、なんでもないですよ! どうぞ!ボクのお弁当を召し上がってください!」
小梅「う、うん、じゃあ…いただきます」
幸子「……」
小梅「……」モグモグ
幸子「ど、どう…ですか…?」
小梅「…うん、美味しいよ?」
幸子「ほ、ほんとですか!」
9 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/03/28(月) 00:08:32.98 :PVffMh9Y0
小梅「うん、薄味だけど、私…濃い味よりも、こっちの方が好き」
幸子「そ、そうですか…。 ま、まあボクは才色兼備ですので! 料理だってこなしちゃいますよ!」
小梅「じゃあ…また、お願いしようかな…」
幸子「ま、任せてください! ボクがなんでも作っちゃいますよ!」
小梅「ふふふ…じゃあ、今度リクエストするね? ほら、幸子ちゃんも食べて?」
幸子「ではボクも…いただきます」
小梅「召し上がれ…」
幸子「…あ、おいしいです」
小梅「よかった…、喜んで、もらえて」
幸子「それにしても小梅さんも料理するんですね。 少し意外でした」
小梅「お母さんの、手伝いで…よくやってたから」
幸子「ああなるほど」
10 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/03/28(月) 00:09:30.19 :PVffMh9Y0
小梅「幸子ちゃんは?」
幸子「ボクも昔に少々…」
小梅「そっか……あれ? で、でも幸子ちゃんの両親って」
幸子「ま、まあそれはいいじゃないですか! ほ、ほら食べましょう! ね!」
小梅「う、うん…この後どうしよう?」
幸子「そうですね…小梅さんはどこか希望はありますか?」
小梅「えっとね、服見に行かない?」
幸子「あ、いいですね。 …ならボクにお任せください! 小梅さんをばっちりコーディネイトします!」
小梅「えっと…、よろしく、お願いします?」
11 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/03/28(月) 00:10:17.52 :PVffMh9Y0
――
小梅「ど、どう? …変じゃ、ない…?」
幸子「そんなことないです! ボクの目に狂いはありません! ボクと同じくらいカワイイです!」
小梅「うう…、ふ、普段はこういう服は着ない…から」
幸子「普段はえっと、何ていえばいいんでしょう? パンク?なモノですもんね」
小梅「う、うん。 似合うって言われて嬉しくて…。 あと私個人としても気にいってて」
幸子「服装褒めてもらえると嬉しいですよね」
小梅「うん、それもあるのかも…私の服装の好みの理由」
幸子「うーん、それも似合ってると思うんですけどね…」
小梅「あんまり着ない、から…慣れない…」
幸子「ん~…似合ってるのは本当なんですけどねー」
小梅「……そうだ」
幸子「ん?」
小梅「幸子ちゃんも…イメージチェンジ…うふふ」
12 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/03/28(月) 00:11:10.82 :PVffMh9Y0
――
小梅「……うん、いいね…」
幸子「フーン! どうですか! カワイイですか!」
小梅「うん…カワイイ」
幸子「もっと褒めてください!」
小梅「うん、カワイイよ幸子ちゃん」
幸子「フフーン!」
小梅「いつもと違う幸子ちゃんカワイイ」
幸子「フーン!」
小梅「ホラーで怯えてる幸子ちゃん…カワイイよ」
幸子「フフーン…てっ、それ褒めてます!?」
13 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/03/28(月) 00:12:08.65 :PVffMh9Y0
小梅「勿論だよ…、もっと怖がらせたくなる♪」
幸子「ちょ、ちょっと!ボクは怖がってなんかいません!!」
小梅「そう…なの?」シュン
幸子「へ…? 小梅さん?」
小梅「う~……私は怖いのに……」
幸子「あ、その…えっと…」
小梅「……」
幸子「……」
小梅「じゃあ…今度はもっと怖いの持ってくるね」ニヤニヤ
幸子「……え」
小梅「幸子ちゃんでも怖いって思える…とびっきり秘蔵の映画…用意するね♪」ニヤニヤ
幸子「」
小梅「うふふふふ…」
14 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/03/28(月) 00:13:03.78 :PVffMh9Y0
――
幸子「うーん、どうしましょうかね?」
小梅「わ、私はいい、と思う。 普段と違う服も」
幸子「お互い試着してそれはわかったんですけどね…購入となると考えますね」
二人「うーん…」
小梅「あ、そうだ…」
幸子「どうしました?」
小梅「次に二人で出掛けるとき…今日買った服で、出かけるのはどうかな…」
幸子「なるほど…ありかもしれませんね!」
小梅「一人だと、ちょっと着る勇気、なかったからこれなら…」
幸子「では…買いましょう!」
小梅「うん…!」
15 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/03/28(月) 00:13:45.66 :PVffMh9Y0
――
小梅「今日は…すごく、すっごく楽しかったね」
幸子「はい! …また一緒にどこかに行きたいです」
小梅「次はどこに、しよっか」
幸子「うーん、遊園地、ピクニック、水族館…あー、お花見なんかもいいですね!」
小梅「また、二人で考えよっか」
幸子「ですね…、また二人で」
小梅「うん、二人で」
幸子「……」
小梅「……」
幸子「…あ、そうです」
16 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/03/28(月) 00:14:26.94 :PVffMh9Y0
小梅「どうしたの…?」
幸子「これを…」スッ
小梅「これって…」
幸子「お誕生日おめでとうございます、小梅さん」
小梅「嬉しい…開けていい?」
幸子「はい、いいですよ」
小梅「……これって、ネックレス?」
幸子「はい。 …その、駄目でした…?」
小梅「ううん…嬉しいよ…ドクロも付いてて、いいネックレスだよ」
幸子「な、ならよかったです…」(なかなか選ぶの苦労したんですよね)
小梅「ありがとうね、幸子ちゃん。 大切にする」
幸子「はい! …喜んでもらえてボクも嬉しいです!」
小梅「でもね幸子ちゃん」
幸子「ん?」
17 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/03/28(月) 00:15:03.51 :PVffMh9Y0
小梅「もうひとつ…もうひとつあるの。 欲しいもの」
幸子「えっと…何でしょうか? や、やっぱり不満でしたか」
小梅「そんなことないよ」
幸子「じゃあ…欲しいものって?」
小梅「少し…目をつぶって?」
幸子「わかりました」
小梅「……」
幸子「……」
小梅「私が欲しいのはね…」
幸子「……」
小梅「……んっ…」
18 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/03/28(月) 00:15:58.82 :PVffMh9Y0
幸子(……へ?)
幸子「……!!」
小梅「……幸子ちゃんとのキス…だよ」
幸子「……へ、い、いま…えぇ!!」
小梅「…ごめんね、急にビックリしたよね?」
幸子「そりゃあビックリしますよ! その…心の準備とか……。 ……でもどうしてまた」
小梅「……今日…、二人でデートした記念に…これじゃだめ?」
幸子「…いえ。…その…またしましょう?」
小梅「うん…幸子ちゃん、真っ赤」
幸子「こ、小梅さんもですよ!」
小梅「ほ、ほんと…?」
19 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/03/28(月) 00:16:31.07 :PVffMh9Y0
幸子「……」
小梅「……」
二人「……フフッ」
小梅「じゃあ…そろそろ」
幸子「ええ…また会いましょう」
小梅「バイバイ」
幸子「また明日会いましょう…それでは」
20 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/03/28(月) 00:17:07.94 :PVffMh9Y0
――
小梅(今までで一番楽しい誕生日だった…映画も幸子ちゃん怯えて私に飛びついてきて…ふふ)
小梅(幸子ちゃん…頑張ったんだろうなお弁当。 家事したことないって前言ってたもんね。 私のためにしてくれてたなら…本当に嬉しい…)
小梅(服だって色々考えてくれて、私に似合う物選んでくれて、それと私が選んだのも気に入ってくれて…次の二人のお出かけ…すごく楽しみ)
小梅(ネックレスも…大切な物がまた増えて……、……キスもしちゃったんだよね、私……)
小梅(ど、どうしよう…! 思い出したら…恥ずかしくなって…きた)
小梅(……でも…幸せだよ…私)
21 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/03/28(月) 00:17:50.54 :PVffMh9Y0
――
幸子(お弁当もおいしいって言ってもらえました、次に会うときの服も一緒に買えました。 …映画は…ええ、楽しかったですよ、はい)
幸子(そして……ああもう思い出したらすっごく恥ずかしい…!)
幸子「今日も寝れそうにないです…」
22 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/03/28(月) 00:20:42.31 :PVffMh9Y0
以上です、ここまで読んでくださってありがとうございました
幸子と小梅のSS三つ目でしたが…もっと上手く書けるように頑張りたいですね…楽しいですし
最後にもう一度、小梅ちゃん誕生日おめでとう!
SS速報VIPに投稿されたスレッドの紹介です
【SS速報VIP】【モバマス】小梅「…幸子ちゃんまだかな」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1459090871/