1:◆mTQtXPIEW.:2014/04/01(火) 16:55:39.99 :ovWPlS+no
モバP(以下P)「えっ、ってなんですか酷いなー」
ちひろ「いや、その、だって、今日はプロデューサーさん風邪で来ないって連絡がさっき…」
P「俺が風邪? この通り元気ですけど」ピンピン
2:◆mTQtXPIEW.:2014/04/01(火) 16:56:00.43 :JnVuSrCko
ちひろ「…いえ、まだプロデューサーさんが無理しているという可能性があります。…失礼、します」オデコピトッ
P「えっ、ちょ、ちょっとちひろさん!?」
P(ちひろさんの顔が! 近い! 近すぎる!)
ちひろ「……はい。熱は、なさそうですねっ//」
P「だからさっきから言ってるじゃないですか!」
3:◆mTQtXPIEW.:2014/04/01(火) 16:56:55.96 :JnVuSrCko
ちひろ「……こほん// じゃあ、さっきの連絡は一体…」
P「どんな感じだったんですか?」
ちひろ「事務所の電話にプロデューサーさんの声で『今日は風邪で休みます』ってかかってきたんです」
P「お、俺の声?」
ちひろ「はい! それはもう、そっくりすぎて…わ、私でも本人だと勘違いするほどでした!」
P「へぇ…」
モバP(もしかして…)
4:◆mTQtXPIEW.:2014/04/01(火) 16:59:43.10 :JnVuSrCko
ドアバン!
「なんじゃ助手。私は今日はオフだぞ?」
P「知ってるよ晶葉…なぁ、お前の仕業だろ?」
晶葉「ん? 助手は何を言って」
P「人の声を完璧に真似ることができるなんて、うちの事務所にはお前しかいねぇだろ!」
晶葉「い、いやまぁ、確かに私にとってそのような事は、変声機を使えば朝飯前だが…助手。話が見えないぞ」
P「…マジで言ってんの?」
晶葉「あ、あぁ」
P(もしかして、晶葉じゃない…?)
5:◆mTQtXPIEW.:2014/04/01(火) 17:00:54.21 :JnVuSrCko
晶葉「…助手。話してくれないか」
P「あ、あぁ…」
ーーーーーーーー
P「~というわけなんだ」
晶葉「なるほど…」
P「まぁ、今日はみんなオフだから惨事にはならないと思うが」
晶葉「…助手は休まないのか?」
P「いやー、結構資料溜まっててな」
晶葉「そっか…助手も少しは休息を取れよ?」
P「なんだ、心配してくれてんのか?」
晶葉「……う、うるさいっ//」
P(かわいい)
晶葉「しかし…私以外にも声を真似る者が…ん?」ゴソゴソ
P「ん? どうした?」
晶葉「……やっぱり、ない。私が作った変声機がない!」
P「な、なに!?」
晶葉「これで私の疑いは完璧に晴れた、が…」
P「あぁ…謎が深まったな…」
6:◆mTQtXPIEW.:2014/04/01(火) 17:04:08.33 :OHoFYZ9wo
晶葉「あっ、そういえば。先週、頼まれて杏に貸したのだった」
P「おい」
P(えぇー…こんなんで犯人判明かよ…まぁいいけど)
7:◆mTQtXPIEW.:2014/04/01(火) 17:04:53.63 :OHoFYZ9wo
P「と、いうわけだが。弁解はあるか?」
杏「い、いやぁ、ほら。プロデューサー。今日ってあれじゃん?」
P「あれ? …あぁ、エイプリルフールか」
杏「そそ! だから杏も嘘つかなきゃなーって」
P「無理して吐く必要ねぇだろ…。それで? なんでこんな嘘を? どうせお前のことだ、俺が休みだったらさぼれるとでも思ったんじゃないか?」
杏「いやいや、今日は杏休みでしょ?」
P「あっ、そうか…ん? じゃあなぜ…」
8:◆mTQtXPIEW.:2014/04/01(火) 17:05:46.88 :OHoFYZ9wo
杏「…プロデューサーさぁ、働きすぎじゃない?」
P「へ? そうか?」
杏「絶対そうだよ。これだけはいいきれるね」
P(そういえば、晶葉も同じようなこと言ってたな…)
P「そっか……で、それがどうした」
杏「うん…杏はね、心配なんだよ?」
P「はっ? 心配?」
杏「いつか倒れんじゃないかーってね。だから、杏は…」
P「…杏。俺は倒れたりしないぞ?」
9:◆mTQtXPIEW.:2014/04/01(火) 17:07:12.39 :OHoFYZ9wo
杏「そんなの、わかんないじゃん!」
P「いや、倒れない。もし俺が倒れたら、お前達優しいからな、心配するだろ?」
杏「……」コクッ
P「だから倒れない。いや、倒れるわけにはいかない。お前たちには笑顔が一番だ。それはアイドルにも言える。その笑顔を失わせてたまるか」
杏「で、でも!」
P「…まぁ、俺も人間だ。こんな大それた事言っておきながら、倒れる時が来るかもしれない」
杏「……」
P「そんな時は、笑顔で俺を看病してくれないか?」
杏「えっ」
P「俺はお前たちに輝いて欲しい。もっともっと。だから、俺は頑張る。な?」
杏「……言ってること無茶苦茶だよ、プロデューサー」
P「ははっ、それは俺も思った」
杏「…んー、仕方ないなー。その時は杏に任せてよ! すぐ治してあげるからさ!」
P「あぁ!」
杏「その時は、杏も仕事を休みに…」
P「それはだめだ」
杏「えー」
おわり
11:◆mTQtXPIEW.:2014/04/01(火) 17:16:21.28 :NVdeiiJao
依頼だしてきました
元スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1396338939