【双葉杏SS】杏「とある冬の日」

1:2014/01/14(火) 00:37:22.02 :Y4+KcYjR0

シンデレラジオの外伝です
例によって、今回だけでも見れるのでよければどうぞ

2:2014/01/14(火) 00:38:44.68 :Y4+KcYjR0

杏「ぐうぐう」

こずえ「すぅ…すぅ…」

菜々「杏ちゃんとこずえちゃん、気持ちよさそうに寝てますねぇ」

きらり「とーってもかわゆいにぃ☆」

菜々「はぁ~…コタツ、暖かいですねぇ…」

きらり「コタツにみかん♪コタみかだにぃ☆」

菜々「こたみかと言えば、小谷実可子さんっていうシンクロの選手がいましたねぇ」

きらり「うにぃ?きらりん知らないにぃ」

菜々「ハッ…!?い、今のは聞かなかった事にして下さい」

きらり「分かったにぃ☆」

菜々(聞かれたのがきらりちゃんだけで良かったです…!)

4:2014/01/14(火) 00:39:47.09 :Y4+KcYjR0

仁奈「大変でごぜーますよー!!」ガチャ

菜々「あ、仁奈ちゃん」

きらり「仁奈ちゃんおっすおっす☆」

菜々「大変って、どうしたんですか?」

仁奈「雪です!雪が積もってるでごぜーますよ!」

菜々「えっ、ホントですか?」

きらり「にょわっ、雪!雪~!」

菜々「うわ、ホントだ…。朝から降ってましたけど、いつの間にこんなに…」

きらり「お外真っ白だにぃ」

仁奈「みんなで外で雪で遊ぶですよ!」

菜々「え゛っ…外でですか?」

菜々(ど、どうしよう…絶対寒い…。でも、仁奈ちゃんが遊びたがってるのを断るのも…!)

きらり「雪遊び、楽しそ~☆皆で遊ぼ遊ぼ!」

菜々「杏ちゃんとこずえちゃんはどうします?」

仁奈「あーっ!こずえおねーさん、また杏おねーさんとお昼寝してるですよ!」

仁奈「ずりーですよ!起きるですよ!雪ですよー!」ユッサユッサ

杏「うーん…」

こずえ「んー…」

菜々「あはは、また始まりましたね」

きらり「杏ちゃん大人気だにぃ☆」

5:2014/01/14(火) 00:41:01.40 :Y4+KcYjR0

杏「んー…何……?」

こずえ「ふぁ……」

仁奈「杏おねーさん、こずえおねーさん!雪でごぜーますよ!!」

杏「雪…?あー…朝からよく降ってたねぇ…いい加減止んだ?」

菜々「止んでますよー。ただ…」

きらり「お外真っ白ー!」

杏「うわ、マジか…帰るの面倒だなぁ…」

菜々「って言っても、いつもきらりちゃんに負ぶってもらってますよね」

杏「うん、まぁそうなんだけど」

きらり「うぇへへ☆」

仁奈「杏おねーさんとこずえおねーさんも、外で一緒に遊ぶでごぜーますよ!」

杏「えー…杏はいいよー…皆で行ってきて…」

仁奈「杏おねーさんも行くですよ!」ユッサユッサ

杏「ほら、仁奈…一緒にお昼寝しよ…暖かくて気持ちいいよー」

仁奈「えっ、ホントでごぜーますか!?わーい♪杏おねーさんとお昼寝ですよー!」モゾモゾ

杏「あー、この仁奈のもこもこの服がまた…」ギュー

仁奈「コタツと杏おねーさんあったけーですよ…」

6:2014/01/14(火) 00:42:05.49 :Y4+KcYjR0

杏「ぐうぐう」

こずえ「ふわぁ…」

仁奈「すー…すー…………ハッ!?」

仁奈「って、そうじゃねーですよ!!杏おねーさん起きるですよ!!」ユッサユッサ

杏「うーん…惜しい…もう少しだったのに…」

菜々(可愛いですねぇ)

きらり(かわゆいにぃ♪)

杏「こずえー…雪積もってるってさー…どうするー…?」

こずえ「んー…まだ…ちょっと…おねむだけどー…ゆき…あそぶー…」ムニャムニャ

杏「おおぅ、こずえも仁奈側についてしまったか…」

菜々「ふふ、杏ちゃんどうしますか♪」

きらり「杏ちゃんも遊ぶにぃ!」

杏「うーん…しょうがないなぁ…ふわぁ……」

仁奈「わーい♪」

7:2014/01/14(火) 00:43:27.99 :Y4+KcYjR0

仁奈「輝子おねーさん達はどこでごぜーますか?」

菜々「輝子ちゃん達なら、隣の部屋でゲームしてますよ♪」

杏「あぁ、杏達が寝るからって、隣の部屋に移ってくれたんだっけか」

仁奈「じゃあ、仁奈は輝子おねーさん達を呼んでくるですよ!」

杏「ホントに皆呼ぶ気なんだね…」

菜々「まぁまぁ、皆で遊んだ方が楽しいですよ♪」

きらり「仁奈ちゃんが輝子ちゃん達を呼んでる間に、お着替えするにぃ♪」

杏「そだねぇ。しっかり厚着して出ないと」

こずえ「ふわぁ…おそと…まっしろだよぉー…」

杏「うわー…寒そー…」

菜々「北海道だとこれでもまだ全然積もってない方なんでしょうか?」

杏「あー、そうだねぇ。酷いとこだと何メートルとか積もるし」

きらり「にょわっ!きらりより高いにぃ!」

杏「だねぇ。きらりでも埋まっちゃうよ」

きらり「すごーい!!」

8:2014/01/14(火) 00:44:51.98 :Y4+KcYjR0

輝子「ちょっ…ヤ、ヤバい…怒ってる…」

小梅「う、動きが…早くなってる…」

幸子「どうするんですかこれ!?」

紗南「みんな頑張れー!」

幸子「紗南さんも見てないで手伝ってもらえませんかね!?」

紗南「うーん、あたしガチ装備で来ちゃったからなぁ」

紗南「あたしが攻撃したらすぐ倒しちゃうと思うし…それだと3人の練習にならないよね」

紗南「ほら、その代わりに演奏で強化するから!」

輝子「お、おぉ…スタミナが…減らなくなった…」

小梅「えっと…麻痺弾…麻痺弾…え、えいっ…」

幸子「あっ、麻痺しましたよ!輝子さん、チャンスですよ!」

輝子「ヒャーッハァー!!スタミナが減らないから攻撃し放題だぜぇー!!」

紗南「輝子ちゃん、鬼人化する度にヒャッハーするね」

幸子「ボクも輝子さんの邪魔にならないように、頭でも攻撃してましょうか」

小梅「わ、私も…!」

紗南「もうそろそろ瀕死だと思うから、もう少しだよ!」

9:2014/01/14(火) 00:46:12.90 :Y4+KcYjR0

【メインターゲットを達成しました!】

輝子「お、おぉ…やった…!」

小梅「や、やったね…!」

幸子「ふふーん!当然ですよ!」

紗南「おめでとー!さぁ、お楽しみの剥ぎ取りタイムだよー!」

輝子「なるほど…こうやって、素材を集めていくのか…」

小梅「あ、集めた素材で…武器とか…防具を…作るんだね…」

幸子「色々種類があるみたいですねぇ」

紗南「好きな武器とか防具がきっとあると思うから、それを作ればもっと楽しくなるよ!」

輝子「ま、まずは…操作に慣れないとね…フヒヒ」

小梅「た、たまに…間違えて…モンスターの目の前で…アイテムを使っちゃう…」

幸子「それで何度か攻撃受けましたね…」

仁奈「輝子おねーさん達、いやがりますかー?」ガチャ

幸子「おや、仁奈ちゃん。どうしました?」

仁奈「外、雪が積もってるからみんなで遊びに行くですよ!」

小梅「えっ…ゆ、雪…?」

10:2014/01/14(火) 00:47:13.43 :Y4+KcYjR0

紗南「うわっ、ホントだ!外真っ白だよ!」

輝子「フヒ…い、いつの間に…」

幸子「ゲームに熱中してて気付かなかったですね…」

小梅「み、みんなって…杏さんや…こずえちゃんも…?」

仁奈「はい!二人も起こしたのでみんなで行くですよ!」

輝子「フヒヒ…お、起こしたのか…」

幸子「そういう事なら、ボク達も行きますか?」

小梅「う、うん…行く…」

紗南「じゃ、ゲームは休憩だねー!」

幸子「では仁奈ちゃん、ボク達も準備しますので少し待っていて下さい」

仁奈「分かりましたー!」

幸子「しっかり厚着していきましょう」

紗南「厚着して寒さ無効にするよー!」

小梅「む、無効に出来るほど…暖かくできるかな…」

輝子「で、出来たら…便利だね…フヒヒ」

11:2014/01/14(火) 00:48:14.30 :Y4+KcYjR0

―10分後―

仁奈「雪だー♪」

杏・菜々「寒っ…」ガタガタ

きらり「にょわーっ!真っ白だにぃー!!」

こずえ「まっしろー…」

紗南「すごーい!」

輝子「つ、積もってるねー…」

小梅「う、うん…積もってる…」

幸子「積もってますねぇ」

杏「はぁ、寒い…もう事務所に戻ってコタツで寝たい…」

きらり「杏ちゃん、まだお外に出て5分も経ってないにぃ」

仁奈「わーい!ゆーき、ゆーき♪」

こずえ「ゆーき…ゆーき…」

菜々「みんな元気ですねぇ…」

杏「この寒さは堪えるよねぇ」

菜々「ですねぇ。腰と、手足の先が…って、誰が年ですか!?」

杏「いや、何も言ってないんだけど…」

菜々「あ、あれっ…あははー…♪」

杏「菜々さんの自爆芸に磨きがかかっている」

菜々「自爆芸とか言わないでくださーい!」

12:2014/01/14(火) 00:49:18.46 :Y4+KcYjR0

仁奈「仁奈、雪だるま作るですよー!」

こずえ「こずえもー…ゆきだるま…つくるー…」

仁奈「じゃあ、こずえおねーさん、まずは雪玉を作るですよ!」

こずえ「うん…ゆきだま…つくるー…」

小梅「わ、私達も…雪だるま…作る…?」

幸子「雪だるまではなく、何か他の雪像を作るのはどうでしょう?」

輝子「ほ、他の雪像か…難しそうだな…」

紗南「でも面白そう!何か作ってみようよ!」

幸子「では、誰が一番カワイイ雪像を作れるか競争ですよ!」

小梅「が、頑張る…」

輝子「可愛い雪像か…な、何をつくろうかな…フヒヒッ」

きらり「杏ちゃん、かまくら作ってあげゆね♪」

杏「おぉ、流石きらり」

きらり「うぇへへ♪出来るまで、こずえちゃん達のお手伝いしてあげてね☆」

杏「えー」

菜々「ジッとしてても寒いと思いますし、体を動かした方がいいと思いますよ♪」

杏「うーん、そうかなぁ?」

きらり「杏ちゃん、飴玉あげゆから頑張って♪はい、あーん☆」

杏「あーん…しょうがないなぁ、じゃあちょっと手伝ってくるかー」コロコロ

13:2014/01/14(火) 00:50:21.75 :Y4+KcYjR0

菜々「あっ、じゃあ、ナナは事務所に戻ってシャベルとか取ってきますねー!」スタコラサッサ

杏「寒さに耐え切れず逃げた」

きらり「きらりん雪かきー☆」ドドドドド

杏「シャベル使わずに雪山を築き上げていってるよこの子…」

杏「おーい、仁奈とこずえー、雪玉作ってるかねー」

仁奈「あ、杏おねーさん!雪玉、今ごろごろ転がしてるところですよ!」ゴロゴロ

こずえ「ゆきだまー…ごろごろー…」ゴロゴロ

仁奈「でっけー雪だるま作るですよ!」

こずえ「おっきーの…つくるー…」

杏「あんまり大きくしすぎると持ち上げるのが大変そうだけど…」

杏「んじゃ、杏は適当に枝と石でも探してくるよー」

仁奈「雪だるまの手と顔でやがりますね!?」

こずえ「ゆきだるまの…おててと…おかお…つくるのー…」

杏「そゆことー。大きくするのはいいけど、程々にねー」

仁奈「わかりましたー!」ゴロゴロ

こずえ「ほどほどー…」ゴロゴロ

14:2014/01/14(火) 00:51:34.27 :Y4+KcYjR0

小梅「な、菜々さんが…シャベルとスコップ…持って来てくれた…」

紗南「よーっし、じゃあ作るぞー!」

輝子「ど、どれぐらいの大きさが…いいかな…」

幸子「あまり大きいのは難しそうですし、時間もかかりそうですね」

紗南「ふんふーん♪」

小梅「さ、紗南ちゃん…もう、作り始めてる…」

幸子「もう何を作るか決めたんですか?」

紗南「うん!」

輝子「は、早いね…」

幸子「ボクも決めましたよ!一番カワイイ雪像を作って見せますよ!」フフーン

小梅「ど、どうしようかな…」

輝子「フヒヒ…な、悩むね…」

紗南「自分の好きなものでいいんじゃないかなー!」

小梅「じ、自分の…好きなもの…」

輝子「な、なるほど…」

幸子「とりあえず、雪を集めながらでも考えてみたらいいと思いますよ!」

輝子「そ、そうだね…雪は…絶対使うんだし…」

小梅「じゃ、じゃあ…雪、集める…」

15:2014/01/14(火) 00:52:39.80 :Y4+KcYjR0

きらり「きらりんシャベルぱわー☆」

菜々「きらりちゃん凄いですねぇ。ナナの倍ぐらいのスピードで雪を集めてますよ」

きらり「杏ちゃんの為に頑張るにぃ☆」

菜々「ナナはもう既に腰が…!」

きらり「菜々ちゃん大丈夫ぅ?」

菜々「だ、大丈夫ですよー!ナナだってまだ若…ゲフンゲフン!リアルJKですからね!」

きらり「にょわっ、りあるじぇーけーぱわー☆」

菜々「そうです!リアルJKパワーです!」

菜々(とは言え、あんまり無茶すると明日のお仕事に響きそうな…!)

きらり「菜々ちゃん菜々ちゃん、雪山これぐらいで大丈夫かにぃ?」

菜々「えっ…あ、そうですね!これぐらいあれば、杏ちゃん一人なら十分入れると思いますよ!」

きらり「じゃあ、後は掘り掘りすれば出来上がり☆」

菜々「でも、このまま掘り始めたら多分崩れちゃいますよね」

きらり「にょわ、そうなのー?」

菜々「本格的なかまくらではないとは言え、表面は固めておかないと…」

きらり「菜々ちゃん物知りだにぃ♪」

菜々「多分、水をかけたら表面が固まるはずですよ!」

菜々「ナナ、ちょっとバケツに水を汲んできますね!」

きらり「ういうい、よろしゅー☆」

16:2014/01/14(火) 00:53:42.46 :Y4+KcYjR0

杏「枝と石…雪に埋もれてなかなか見つからないなぁ」

杏「うぅ…にしてもホント寒い」

杏「はぁ、ちょっと休憩」

ニャーン

杏「あ、ネコだ」

杏「首輪してないし…野良猫かなぁ」

ニャーン

杏「寒いよねぇ」

ニャーン

杏「コタツで丸くなりたいよねぇ」

ニャーン

杏「あ、行っちゃった」

杏「…まぁ、ネコに人間の言葉は分からないよね」

杏「はぁー、枝と石、探そうっと…」

杏「菜々さんの言う通り、動かないと余計寒い…」

17:2014/01/14(火) 00:54:50.80 :Y4+KcYjR0

幸子「…雪像って、難しいんですねぇ」

輝子「な、なかなか…形にならないね…」

紗南「札幌の雪まつりとか、どうやってあんなにおっきい雪像作るのかなー」

小梅「お、お城とか…凄いよね…」

幸子「あのレベルになると、数人がかりで1ヶ月とかかけて作ってるんでしょうねぇ」

輝子「さ、流石…雪国だね…フヒヒ」

紗南「こっちだと、雪なんてちょっと積もって1日で溶けちゃうもんね」

幸子「そうですねぇ、今日みたいに積もってくれる日が1年に1回あるかどうか…」

小梅「つ、次…いつ、積もるか分からないから…今日のうちに…沢山遊ぶ…」

輝子「そ、そうだね…じゃないと…もったいない…フヒヒッ」

幸子「雪像、出来たら写真を撮って記念に残しておきましょうか」

紗南「賛成ー!」

18:2014/01/14(火) 00:55:44.49 :Y4+KcYjR0

仁奈「こずえおねーさん、そっちは出来やがりましたか?」

こずえ「んー…これで…いーい…?」

仁奈「おぉっ、でっけー雪玉でごぜーます!」

こずえ「になのも…おっきー…」

仁奈「ふっふっふ、やっぱり作るなら大きい雪だるまですよ!」

仁奈「さぁ、こずえおねーさん、二つの雪玉を合体させるですよ!」

こずえ「どうやってー…がったいするのー…?」

仁奈「あっ」

仁奈「しまった…大き過ぎて仁奈達じゃ持ち上げられねーですよ…」

こずえ「んー…」

杏「ただいまー。枝と石集めて…って、でかっ!」

仁奈「あっ、杏おねーさん!」

こずえ「おかえりー…」

杏「また大きいの作ったねぇ」

仁奈「持ち上げられねーですよ…」

こずえ「こまったのー…」

杏「しょうがないなぁ。きらり、ヘルプ!」

きらり「にょわっ!杏ちゃんどうしたにぃ?」

仁奈「今、一瞬できらりおねーさんが…」

こずえ「はやかったのー…」

19:2014/01/14(火) 00:56:35.62 :Y4+KcYjR0

杏「こずえと仁奈が雪玉大きく作りすぎちゃって」

杏「持ち上げられないから、お願いしていい?」

きらり「まっかせるにぃ!よいしょっと☆」

仁奈「おーっ、きらりおねーさんすげーですよ!」

こずえ「ちからもちー…」

きらり「うぇへへ☆はい、これでだいじょーぶい♪」

仁奈「ありがとーごぜーます!」

こずえ「ありがとー…」

杏「じゃ、枝と石あげるから、飾りつけするといいよ」

仁奈「わーい♪」

こずえ「おててと…おかお…つくるのー…」

杏「きらり、かまくらはどんな感じ?」

きらり「えっとねー、菜々ちゃんがお水持ってきてくれるから」

きらり「それで表面を固めて、それから掘り掘りするんだにぃ☆」

杏「あー、なるほど」

菜々「お待たせしましたー♪」

杏「お、ちょうど戻ってきた」

きらり「それじゃ、かまくら作り再開だにぃ☆」

20:2014/01/14(火) 00:58:34.75 :Y4+KcYjR0

―2時間後―

仁奈「ふっふっふ、これで10個目ですよ!」

こずえ「ゆきだるま…たくさんー…」

杏「もう疲れた…」

紗南「うわ、雪だるまが沢山!」

幸子「大きい雪だるまの周りに、小さい雪だるまが沢山ありますね」

小梅「か、可愛いね…」

輝子「フヒヒ…そ、そうだね…」

杏「お、紗南達は雪像できた?」

紗南「うん、出来たから皆を呼びに来たんだー!」

きらり「杏ちゃーん!かまくら出来たにぃ!にょわっ、雪だるま沢山でかわゆいにぃ♪」

杏「おぉ、待ってたよ!」

幸子「あれ、菜々さんはどこに言ったんですか?」

きらり「あ、菜々ちゃんなら…」

菜々『シャベルとか出した時に色々ひっくり返しちゃったので、ちょっと倉庫を片付けてきますね♪』

きらり「って言ってたにぃ!」

杏「絶対こたつで休んでる…」

幸子「ですねぇ…」

21:2014/01/14(火) 00:59:40.55 :Y4+KcYjR0

仁奈「輝子おねーさん達の雪像見るですよ!」

こずえ「せつぞう…みるー…」

紗南「じゃあ、まずはあたしから!あたしが作ったのはこれだよー!」

きらり「うにぃ?四角いにぃ」

杏「もしかして、ゲームの筐体?」

紗南「あったりー!やっぱり杏さんは分かってくれた!」

杏「うん、そのレバーとボタンらしきものでなんとなく分かったよ」

きらり「紗南ちゃん面白いにぃ☆」

仁奈「ゲームセンターにあるヤツでごぜーますか?」

紗南「うん、そうだよ!」

こずえ「げーむ…できるのー…?」

紗南「え゛っ…これじゃゲームはできないかなぁ」

こずえ「そうなんだー…」

22:2014/01/14(火) 01:00:41.12 :Y4+KcYjR0

杏「…ん、地面になんか妙な膨らみが」

小梅「あ…そ、それ…私の…雪像…」

こずえ「ひとの…かたちー…?」

仁奈「小梅おねーさん、これ何でごぜーますか?」

小梅「ゆ、雪に埋もれた…死体を…表現してみました…」

杏・仁奈「!?」

幸子「小梅さん…何を作っているのかと思ってたら…」

輝子「フヒッ…ま、まさかの…」

こずえ「したいー…?」

杏「こずえ、何でもないから気にしなくていいよ!」

こずえ「…?」

杏「小梅、こずえと仁奈がいるんだから、それはまずいって!」ヒソヒソ

小梅「あ…そ、そっか…ごめんなさい…」ヒソヒソ

きらり「小梅ちゃん怖いにぃ…!」

仁奈「やべぇですよ…」

23:2014/01/14(火) 01:02:06.19 :Y4+KcYjR0

杏「えーっと、気を取り直して、輝子は何作ったの?」

輝子「わ、私は…シイタケの…雪像を作ったよ…フヒヒ」

杏「ネオアームストロングサイクロンジェットアームストロング砲じゃないか。完成度高いなぁ」

輝子「えっ」

杏「ごめん、何でもない」

きらり「輝子ちゃん凄いにぃ!シイタケに見えるにぃ!」

仁奈「輝子おねーさんすげーですよ!」

こずえ「しいたけー…おいしそー…」

輝子「フヒヒ…ど、どうも…」

幸子「そしてボクの作った雪像がこちらです!」ドヤァ

杏「カオナシ?」

幸子「何でですか!どう見てもカワイイカワイイボクの胸像じゃないですか!」

こずえ「きょーぞー…?」

杏「こういう、胸から上の部分だけの像のことだね」

こずえ「そうなんだー…」

幸子「もっと雪と時間があれば全身作ったんですけどね!」

幸子「でも、これでもボクのカワイさが十分出てますよね!?ね!?」

杏「あー、うん、そうだね、可愛い可愛い」

きらり「幸子ちゃんの胸像かわゆいにぃ☆」

幸子「ふふーん!当然ですよね!」

24:2014/01/14(火) 01:02:57.94 :Y4+KcYjR0

きらり「杏ちゃん、これが杏ちゃん用のかまくらだよー☆」

杏「やったー。どれ、早速中に…」モゾモゾ

きらり「どうかにぃ?」

杏「…思ったより暖かくないかも」

幸子「まぁ、雪に囲まれてますからねぇ」

杏「でも、冷たい風は防げるから悪くないねぇ」

きらり「うぇへへ、よかったー♪はい、杏ちゃん、飴玉あーん☆」

杏「あーん……」コロコロ

小梅・輝子・紗南(犬小屋みたい…)

仁奈「杏おねーさん!仁奈も中に入ってみてーですよ!」

こずえ「こずえもー…」

杏「ん、二人なら杏よりちっちゃいし入れるかな。んじゃ、出るからちょっと待ってね」モゾモゾ

仁奈「わーい♪」

こずえ「かまくらー…はいるのー…」

杏「机の下にいる輝子と乃々もこんな気分なんだろうか」

輝子「えっ…ど、どうかな…」

幸子「かまくらと机の下は違うような…」

25:2014/01/14(火) 01:03:46.30 :Y4+KcYjR0

菜々「みなさーん!」

きらり「あ、菜々ちゃーん!」

杏「菜々さんズルいよー。自分だけ事務所で温まるなんてー」

菜々「ふっふっふ、何もせずにただ温まってたわけではありませんよ!」

杏「温まってたのは否定しないんだ」

菜々「実は、皆さんの為にお汁粉を作ってたのです!」

杏「まじか」

紗南「やったー♪」

きらり「うきゃー!お汁粉食べたいにぃ!」

仁奈「仁奈も食べてーですよ!!」

こずえ「こずえもー…」

菜々「もう随分外で遊んでますし、そろそろ事務所に戻って温まって下さい♪」

幸子「では、戻って菜々さんのお汁粉を頂くとしましょうか」

小梅「そ、そうだね…」

輝子「それがいい…フヒヒ」

26:2014/01/14(火) 01:04:40.51 :Y4+KcYjR0

紗南「じゃ、帰る前に写真撮ろうっと!」

小梅「あ、わ、私も…」

幸子「明日には溶けてしまうでしょうし、今の内に撮っておいた方が良さそうですね」

仁奈「折角作ったのに、溶けてしまうのは悲しいですよ…」

こずえ「ずっと…のこしておきたいのー…」

杏「まぁ、こればっかりはしょうがないね」

杏「また雪が積もったら、一緒に遊んであげるからさ」

仁奈「ホントですか!?わーい♪」

こずえ「また…あそぶのー…」

きらり「杏ちゃん優しいにぃ☆」

杏「冷たい事言っちゃ可哀想だしね。雪だけに」

輝子「フヒヒ…う、うまいね…」

菜々「それじゃ、皆さん戻りますよー♪戻ったら、ちゃんと汗を拭いて着替えてくださいね♪」

「「「はーい」」」

おしり

27:2014/01/14(火) 01:07:30.61 :Y4+KcYjR0

お汁粉食べたい

見てくれた人ありがとう

元スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1389627441

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