2:2014/02/05(水) 00:33:58.69 :T5m2GkT10
輝子「チョコで…お菓子を作ってみた…」
輝子「チョコを溶かして…キノコの型にしただけだけど…フヒッ」
輝子「世間は…バ、バレンタインで…賑わってるからな…」
輝子「で、でも、これは、レンアイとかそういうアレでは…決してない…」
輝子「そう、トモチョコってヤツ…」
輝子「トモダチに渡すだけなら…何も、問題ない…何も…」
輝子「このキノコチョコを…事務所の…トモダチに、配るよ…」
輝子「無くなるまで…配れたら、わ、私も…トモダチ、沢山…フヒッ」
3:2014/02/05(水) 00:36:35.52 :T5m2GkT10
―STAGE1―
輝子「お、お隣さん…ちょっと、いいですか…」
乃々「あ、はい、なんでしょう…星さん」
輝子「フヒッ…そ、その…これを…」
乃々「えっと…チョコですか?」
輝子「その、バレンタインの…」
乃々「これを…私に?」
輝子「トモチョコってヤツ…フヒッ」
乃々「友チョコですか…ありがとうございます…」
乃々「今、代わりに渡せそうな物を持ってないですけど…」
輝子「だ、大丈夫…受け取ってくれるだけで…いい…フヒッ」
乃々「そうですか…でも、また今度、お礼をしますので…」
輝子「わ、分かった…楽しみにしてる…」
乃々「…はっ、この足音…!?すみません、もりくぼはこれで失礼しますけど…」ソソクサ
輝子(プロデューサーの足音、分かるのか…)
4:2014/02/05(水) 00:38:00.84 :T5m2GkT10
―STAGE2―
美玲「~♪」
美玲「…あ、これイイな…でも、ちょっと高いかな…」
輝子「あ、あの…」
美玲「うわッ!?」ビクッ
輝子「あ…あっ、ご、ごめん…」
美玲「い、いたんだ…気付かなかった…」
輝子「フヒ…さ、さっきからいましたよー…は、話しかけるタイミングを…フヒ」
美玲「普通に話しかけてくれればいいのに…」
美玲「で、ウチに何か用なの?」
輝子「あ…こ、これ…」
美玲「チョコ?…もしかして、バレンタインの?」
輝子「う、うん…トモチョコってヤツ…」
美玲「ん、そっか…ありがと。えっと…じゃあ、ポッキー食べる?」
輝子「あ…じゃ、じゃあ、1本……」
美玲「好きなだけ取っていいぞ?」
輝子「フヒ…じゃあ、もう1本…フヒヒッ…」ポリポリ
5:2014/02/05(水) 00:40:35.35 :T5m2GkT10
―STAGE3―
『各球団がキャンプインし、4月の開幕に備え厳しい練習を――』
友紀「うんうん、今年もキャッツはいい感じだね!優勝間違いなし!」
巴「去年もそんなこと言っとらんかったか?」
友紀「え、そうだっけ?」
巴「……」
友紀「ゴクゴク…プハァ!昼間から野球のニュース見ながら飲むビールは最高だなぁ!」
巴「こんなアイドルが存在して許されるんかの…」
輝子「あ…あの…」
友紀「あ、輝子ちゃーん!一緒に野球の話するー?」
巴「輝子は野球分からんじゃろ…。それで、どうしたんじゃ」
輝子「あ、あの…これを、どうぞー…」
友紀「わっ、チョコだ!くれるの?」
輝子「トモチョコってヤツです…フヒッ」
巴「そうか…わざわざすまんの。必ず礼はする」
友紀「ありがとー輝子ちゃん!ビールとチョコって合うのかな?」
巴「酒から離れんか!」
輝子「フヒヒ…」
6:2014/02/05(水) 00:41:45.41 :T5m2GkT10
―STAGE4―
仁奈「こ…こうでごぜーますか!?」
紗南「そうそう!仁奈ちゃん上手上手!」
仁奈「これで仁奈も杏おねーさんとゲームできますか!?」
紗南「できるできる!」
仁奈「ふふふ…野望に一歩前進ですよ!」
輝子「ふ、二人とも…ゲーム…?」
仁奈「あっ、輝子おねーさん、こんにちはですよ!」
紗南「仁奈ちゃんが、杏さんとゲームできるようになりたいんだって!」
輝子「な、なるほど……と、ところで…二人とも、チョコ食べる…?」
仁奈「チョコですか!?食いてーですよ!」
紗南「あっ、もしかして、バレンタインの?」
輝子「イ、イエス…トモチョコってヤツです…フヒッ」
紗南「ありがとー、輝子ちゃん!今度、何かお返しするね!」
仁奈「仁奈もお返しするですよ!」
輝子「う、うん…期待してるよ…フヒ」
7:2014/02/05(水) 00:43:21.23 :T5m2GkT10
―STAGE5―
こずえ「はるー…あそぼー…」
晴「ん?いいけど…何すんだ?」
こずえ「さっかー…」
晴「サッカーって…オレはいいけど、こずえサッカーできんのか?」
こずえ「さっかーって…どうやってやるのー…?」
晴「……」
輝子「お、お二人さん…ちょっと、いいかな…」
晴「あ、輝子ねーちゃん」
こずえ「どーしたのー…?」
輝子「こ、これ…あげるよ…フヒ」
晴「あ、チョコじゃん!くれんの?」
輝子「ど、どうぞどうぞ…トモチョコって…ヤツだからね…フヒッ」
晴「トモチョコ…?あー、アレか。オレには関係ねーイベントだと思ってたけど…まあ、ありがとな!」
こずえ「わーい…ちょこ…たべるー…」
晴「んー、お返しになるかわかんねーけど、ガムやるよ!」
こずえ「こずえも…がむ…あげるー…」
輝子「そ、そうか…ありがとう…フヒッ」
8:2014/02/05(水) 00:44:31.77 :T5m2GkT10
―STAGE6―
輝子「き、きらりさん…」
きらり「あ、輝子ちゃーん!おっつおっつ☆」
輝子「お、おっつ…おっつ…」
きらり「うぇへへ、合わせてくれてありがとー☆」
輝子「フヒヒ…」
きらり「輝子ちゃん、きらりんに何かご用~?」
輝子「こ、これを…渡したくて…」
きらり「にょわっ!チョコレートー!きらりんにくれるのー?」
輝子「トモチョコってヤツです…はい」
きらり「輝子ちゃんありがと~!きらりん、とーってもうれすぃ☆」ギュウ
輝子「フヒッ…ど、どういたしまして…フヒ…ヒ…」
きらり「今度、絶対ぜーったい、お返しすゆね☆」ギュウウ
輝子「た、楽しみに…してる…フヒ…く、苦し…」
きらり「にょわわ!?輝子ちゃん大丈夫ー!?」
輝子「だ、大丈夫…問題ない…フヒヒ…」
10:2014/02/05(水) 00:45:42.07 :T5m2GkT10
―STAGE7―
菜々「ミミミン、ミミミン、ウーサミン♪」
輝子「あ…あの、菜々さん…」
菜々「あっ、輝子ちゃん、どうしました?」
輝子「な…何か、作ってるの…?」
菜々「はいっ、もうすぐバレンタインなので、皆さんにチョコをプレゼントしようかと!」
輝子「ど、どんなのを…作るの…?」
菜々「トリュフチョコを作る予定ですよ♪出来たら輝子ちゃんにもあげますね♪」
輝子「う、うん…ありがとう…」
菜々「あ、それで、ナナに何かご用でしたか?」
輝子「そ…その、私も…トモチョコ作ったから…菜々さんに…」
菜々「わぁっ、そうだったんですか?」
輝子「な、菜々さんみたいな…ちゃんとしたヤツじゃ…ないけど…」
菜々「見た目より、大事なのは気持ちですよ♪」
菜々「ありがとうございます、輝子ちゃん♪私のも楽しみにしてて下さいね♪」
輝子「わ、分かった…フヒ」
12:2014/02/05(水) 00:47:23.64 :T5m2GkT10
―STAGE8―
輝子「さ…幸子…い、今…大丈夫…?」
幸子「おや、輝子さん、どうしました?」
輝子「こ、これ…」
幸子「これは…チョコレート、ですか?」
輝子「ほ、ほら…その、バレンタイン的な…」
幸子「あぁ、そういうことでしたか!ボクにくれるんですか?」
輝子「トモチョコってヤツです…フヒッ」
幸子「ありがとうございます。これは…キノコの形、ですか?」
輝子「イエス…フヒッ」
幸子「輝子さんらしいですねぇ。では、ボクもお返しを用意しますね」
幸子「輝子さんがキノコチョコなら、ボクもなにかボクらしいチョコを作りましょうか!」
輝子「幸子らしい…チョコ……幸子チョコ…サチョコ?」
幸子「サチョコ!いいですね!カワイイカワイイボクの形をしたチョコですね!」
輝子「お、美味しそうだね…フヒッ」
幸子「…そ、それだと、なんだかボクが食べられるみたいですね」
幸子「何か別の形にした方がいいでしょうか…むむむ」
13:2014/02/05(水) 00:49:21.17 :T5m2GkT10
―STAGE9―
杏「ふわぁ…今日は暖かいなぁ…絶好のだらだら日和…」ダラダラ
輝子「あ、杏さん…」
杏「おー、輝子ー。一緒に昼寝するー?」
輝子「あ…そ、その…渡したいものが…あって…」
杏「渡したい物?なんぞなんぞー」
輝子「こ、これ…」
杏「おっ、チョコじゃーん。ありがとー」
輝子「ト、トモチョコってヤツ…フヒ」
杏「友チョコ?あー、そういえばバレンタインかぁ」パク
杏「んー、甘くてうまー」
輝子「そ、そうか…よかった…フヒ」
杏「じゃあ、杏からもこれを進呈しよー。ちょっとお高いバター飴ちゃん~」
輝子「フヒ…あ、ありがとう…」パク
杏「バレンタインは何もしなくてもチョコ貰えるからいいねぇ」
輝子「あ、杏さんは…誰かに…チョコ、あげないの…?」
杏「うーん、まぁなんか貰ったら、お返しに飴玉でもあげるよー」
輝子「そ、そうか…」
杏「ま、とにかくありがとねー」
輝子「どういたしまして…フヒッ」
15:2014/02/05(水) 00:50:45.99 :T5m2GkT10
―LAST STAGE―
輝子「小梅…ちょっと、いい…?」
小梅「あ、輝子さん…どうしたの…?」
輝子「そ、その…これを…」
小梅「あ…チョ、チョコレート…も、もしかして…バレンタインの…?」
輝子「う、うん…よかったら、どうぞ…」
小梅「ありがとう…輝子さん…えへへ…」
輝子「フヒ…ど、どういたしまして…」
小梅「わ、私もね…なにか、作って…皆に配ろうと思ってたんだ…」
輝子「そ、そうだったのか…」
小梅「う、うん…だから、出来たら…輝子さんにも、プレゼントするね…」
輝子「分かった…楽しみに、してる…」
小梅「えへへ…」
輝子「フヒ…フヒヒ…」
小梅「ほ、他の人にも…渡してるの…?」
輝子「う、うん…小梅でちょうど最後…全部、配れた…」
小梅「わぁ…よかったね…!」
輝子「売れ残らなくて…一安心…」
小梅「いくつぐらい…作ったの…?」
輝子「と、とりあえず…10個と…少し…。小梅のは…一番、綺麗に作れたやつ…フヒ」
小梅「そうだったんだ…あ、ありがとう…輝子さん…凄く、うれしい…えへへ」
輝子「う、うん…フヒ」
16:2014/02/05(水) 00:52:17.87 :T5m2GkT10
輝子「チョコ…全部、配れた…」
輝子「全然渡せなかったら…どうしようと思ってたけど…」
輝子「み、みんな…喜んでくれてた…フヒ」
輝子「トモダチ同士のバレンタインなら…い、いいな…悪くない…」
輝子「ざ、材料は…まだ、余ってるし…」
輝子「もう少し作って…他の人にも…プレゼントしよう…フヒ…フヒヒ…」
26:2014/02/05(水) 01:24:53.06 :T5m2GkT10
EXTRA STAGE1
光「ライフゴーズオン本気出ーしてー戦うのーならー♪負ーける気ーしないはーずー♪」
輝子「あ…ひ、光…ちょっと、いい…?」
光「ん?あ、輝子さん!どうしたの?」
輝子「こ、これ…よかった…どうぞー…」
光「おぉっ、これはチョコレート!アタシにくれるの?」
輝子「う、うん…貰ってくれると…嬉しい…フヒ」
光「ありがとう!それじゃあ、ありがたくいただくことにするよ!」
光「それにしても、急にチョコレートなんてどうしたの?」
輝子「ほ、ほら、アレ…バレンタイン的な…トモチョコ的な…」
光「あっ…あー!そっか!すっかり忘れてた…!」
輝子「ひ、光は…誰かに…あげるのか?トモチョコ…」
光「んー、とりあえず、プロデューサーには渡そうかな!いつもお世話になってるからね!」
光「前は、関係ない話で盛り上がっちゃったからな…ははは」
光「あ、勿論輝子さんにもお返しするからね!」
輝子「か、関係ない…話…?」
光「水爆怪獣の話なんだけど…あ、水爆怪獣って言うのはね!」
輝子(あっ…これ、長くなるパターンだ…)
27:2014/02/05(水) 01:28:24.53 :T5m2GkT10
EXTRA STAGE2
愛海「あー、お山に触れたい…そろそろ禁断症状が…」
輝子「あ、愛海…」
愛海「あっ、輝子ちゃん!どうしたのー?」
輝子「こ、これ…よかったら…」
愛海「わーっ、チョコレートー!もしかして、バレンタインの?」
輝子「そ、そう…トモチョコってヤツ…フヒヒ」
愛海「ありがとう輝子ちゃん!今度お返しするね!」
輝子「わかった…フヒ」
愛海「あっ、それで輝子ちゃん、ちょーっとついでにお願いがあるというか…」
輝子「フヒ…お願い…?」
愛海「チョコのついでに、マシュマロも欲しいなー、なんて?」
輝子「マ、マシュマロ…?」
輝子(チョコフォンデュでもするのかな…)
愛海「そう、マシュマロ!輝子ちゃんが二つ持ってるマシュマロ…」
輝子「わ、私が…二つ持ってる…?」
愛海「あぁんっ、もうじれったい!輝子ちゃんのお山を触らせてって事ー!」
輝子「フヒッ!?…あ、あっ…清良さんと…真奈美さんだ…」
愛海「ぎゃー!?う、ウソですジョウダンですだからおしおきだけはー!?」ガクブル
輝子(い、今の内に逃げよう…)
28:2014/02/05(水) 01:30:35.57 :T5m2GkT10
EXTRA STAGE3
のあ「……」ペラ
輝子(の、のあさん…本を読んでる…。ほとんど、話した事無いけど…どうしよう…)
のあ「…どうしたの、輝子」
輝子「フヒッ!?」
輝子(な、何で気付いたんだ…こっち、見てないのに…)
のあ「私に…何か用があるのではないの?」
輝子「え…あ…えっと…こ、これ…」
のあ「それは…チョコレート、ね」
のあ「それと…貴方が戸惑っているのに、どの様な関係があるのかしら」
輝子「え、えっと…の、のあさんに…あ、あげます…」
のあ「……私に?」
輝子「ト、トモチョコって…ヤツです…フヒ」
のあ「そう…これを、私に」
輝子「あ…い、いらないなら…全然…」
のあ「いえ、貰うわ…ありがとう」
のあ「ほんの少しの勇気が…人を、属性を、大きく変化させることもあるのね」
輝子「えっ…?」
のあ「こちらの話よ…気にしないで。また、いつか…お礼はするわ」
輝子「あ…は、はい…お構いなく…フ、フヒヒ」
29:2014/02/05(水) 01:31:06.45 :T5m2GkT10
輝子「追加で作った分…渡すの、凄く疲れた…」
輝子「な、なんでだろうな…フヒ…」
輝子「と、とにかく…今回も…全部、渡せて…よかった…」
輝子「私…トモダチ、沢山…?フヒ…フヒヒ…」
おしり
30:2014/02/05(水) 01:32:27.50 :T5m2GkT10
のあさんのセリフでチカレタ…(小声)
見てくれた人ありがとう
元スレ
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