幸子「ボクと皆さんの日常」 【輿水幸子SS】

1 :◆QbMLM0d8YE :2015/10/04(日) 23:51:33.87 :pqDS/puT0

・美波とのあと幸子

のあ「……これを、こうすれば」

美波「……! す、すごい!」

のあ「ピースを一つ変えるだけで、名画は姿を自在に変える……」

美波「のあさん、天才ですね!」

のあ「褒めるべきは、最初の一人よ。私は、ただ模倣しているだけにすぎない」

幸子「……なにやってるんですか?」

2 :◆QbMLM0d8YE :2015/10/04(日) 23:59:43.92 :pqDS/puT0

美波「あっ、幸子ちゃんおはよう」

のあ「…………にゃん」

幸子「おはようございます。二人で盛り上がってましたけど、何を話していたんです?」

美波「そうなの! のあさんがね、すごいこと教えてくれたの!」

のあ「……これを」スマホズイッ

幸子「……? のあさんのデレステがどうしたんです?」

のあ「……P名を『のあ』にする」ススッ

SSRみく『のあチャン、みくねー、たい焼き大好き♪ でもホントは、たい焼きが好きなだけじゃないの』

SSRみく『ここにいれば、気持ちはぱりっとするし、のあチャンにも、幸せぎゅ~っと詰めてもらえるから♪』

幸子「……えっ」

美波「すごいでしょ!」フンスフンス

3 :◆QbMLM0d8YE :2015/10/05(月) 00:04:02.36 :BJtQmhNU0

のあ「……天才の発想とはこういうものを言うのね」

幸子「……本人に言ってもらえばいいのでは」

のあ「そんなこと頼んで、友達に噂とかされると恥ずかしいから……」

幸子「アッハイ」

美波「アーニャちゃんや蘭子ちゃんに、こんなこと言ってもらったら私……」ニヘー

幸子「でも、アーニャさんも蘭子さんも◯◯プロデューサーさん呼びだったような」

美波「えっ?」

のあ「……本当ね」スマホズイッ

美波「そ、そんな……」ガーン

幸子「え、えーと……あまり気を落とさず、その……」

美波「でも、それもアリですね!」

幸子「アッハイ」

4 :◆QbMLM0d8YE :2015/10/05(月) 00:07:33.12 :BJtQmhNU0

・紗枝と友紀と幸子

紗枝「猫やない?」

友紀「猫かなぁ」

幸子「何がです?」

紗枝「友紀はんのきゃらは、猫と犬どっちやろなぁ、って」

友紀「やっぱキャッツ応援してるし、猫かな?」

幸子「それは置いといて、猫っぽい感じはしますね」

幸子「気ままに遊んだり、プロデューサーさんに構ってるところとか」

紗枝「せやけど、それが犬っぽく見える時もありますなぁ」

5 :◆QbMLM0d8YE :2015/10/05(月) 00:08:37.62 :BJtQmhNU0

友紀「紗枝ちゃんは、猫っぽくない? ゆったりしてるところとか、静かに甘えそうなところとかさー」

紗枝「はあ、一理ありますなぁ」

紗枝「自分では、散歩が好きやから犬っぽい思うてましたわー」

幸子「じゃあ、ボクはどうです?」

友紀「まあ、幸子ちゃんは犬だよね」

紗枝「犬やなー」

幸子「ボクだけ即答なんですか!?」

友紀「だって、ねえ?」

紗枝「なぁ?」

6 :◆QbMLM0d8YE :2015/10/05(月) 00:09:22.41 :BJtQmhNU0

幸子「具体的にどこが犬っぽいんですか?」

友紀「んーこの間さ、プロデューサーが仕事についていけないことあったじゃん」

友紀「その時の幸子ちゃんが――」

幸子『ふ、フフーン! カワイイボクの仕事ぶりを見られないなんて、プロデューサーさんは可哀想な人ですね!』

友紀「って言ってたけどさ、結局プロデューサーが仕事についていけるようになったら」

幸子『えっ、ちひろさんが仕事代わってくれた……?じゃあ、一緒に……ふ、フフーン! ボクは一人でも大丈夫ですけどね! プロデューサーさんが心配ですから!』

友紀「で、車乗るまでだけど手繋いでたよね」

幸子「み、見てたんですか!?」

紗枝「あら~、カワイイどすなぁ」

友紀「こう、飼い主がいないと寂しがるのが犬っぽい」

7 :◆QbMLM0d8YE :2015/10/05(月) 00:09:52.63 :BJtQmhNU0

紗枝「それ言うなら、プロデューサーはんの後ろをついていくのが似合っとりますなぁ」

紗枝「こないだも――」

幸子『プロデューサーさん、外食ですか? このカワイイボクが相席してあげますよ! 幸せものですね!』

紗枝「って、絶対尻尾振ってたわぁ」

幸子「違いますよ! ボクはプロデューサーさんが一人でご飯なのが可哀想だと思ってですね!」

友紀「うんうん、わかるわかる」ナデナデ

紗枝「わかってますから」ナデナデ

幸子「うう……何なんですかこの敗北感は……」

8 :◆QbMLM0d8YE :2015/10/05(月) 00:21:44.55 :BJtQmhNU0

・麗奈と幸子

幸子「おはようござ、わっ!?」

麗奈「アーハッハッハ! びっくりしたようね!」

幸子「な、何を撃ったんですか!?」

麗奈「晶葉と共同開発した新型マシュマロガン!」

麗奈「ヴァリアブル・スピード・マシュマロ・ライフル! 名づけてヴェスマーよ!」

幸子「また無駄にハイテクなものを……」

麗奈「こいつの威力は、超スーパー凄いのよ! アーハッハッハぐっ……げほげほっ!」

9 :◆QbMLM0d8YE :2015/10/05(月) 00:23:17.80 :BJtQmhNU0

幸子「あんまり悪戯の度が過ぎると、また怒られますよ?」

麗奈「わ、ワルはそれくらい覚悟の上よ!」

幸子「微妙に震え声なような……」

麗奈「そ、そんなことないわよ! 次に誰が来ようと撃ってやるんだから!」

幸子「やめたほうがいいですって。千夏さんとかだったらどうするんです?」

麗奈「そ、それでもやってやるわ!」

ガチャ

幸子「あっ」

麗奈「来たわね! 喰らいなさい!」ドシュウウ

ベチッ

クラリス「…………」

10 :◆QbMLM0d8YE :2015/10/05(月) 00:24:40.09 :BJtQmhNU0

麗奈「あっ……」

幸子「ひっ……え、笑顔のままなのが逆に怖い……」

クラリス「…………」

麗奈「あ、アーハッハッハ! おおお驚きのあまり声が出ないようね!」

幸子(この状況でも謝らない……! さすが小物界の大物……!)

麗奈「なんか失礼なこと考えてない!?」

クラリス「麗奈さん……」ニコッ

麗奈「ななななななによ!」

クラリス「地獄の底にたたきおとしてやるーーッ!」グワッ

麗奈「な、なにいーーーッ!」

幸子「クラリスさんの両目がひらいた!?」

クラリス「グオルルルーーーッ!」

麗奈「ちょっ、は、はや!? 質量を持った残像だと言うの!? きゃ、きゃーーー!?」

麗奈「悪戯はいけないことです、私はそう思います」

おわり

11 :◆QbMLM0d8YE :2015/10/05(月) 00:26:20.50 :BJtQmhNU0

アニメもあと一話で終わりで楽しみだけど寂しい
読んでくれた方々ありがとうございました

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【SS速報VIP】幸子「ボクと皆さんの日常」
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