1:◆5/VbB6KnKE:2014/10/11(土) 00:45:24.58 :lGThlwHk0
幸子「回転寿司ですか?いいですね」
蘭子「如何にも!(うん!)」
周子「ということで」
P「何が?」
2:◆5/VbB6KnKE:2014/10/11(土) 00:46:31.87 :lGThlwHk0
幸子「?」
蘭子「…?」
周子「え?」
P「は?」
周子「行くでしょ?回転寿司」
P「おう。行ってこい」
周子「ん?」
P「お?」
3:◆5/VbB6KnKE:2014/10/11(土) 00:47:39.91 :lGThlwHk0
蘭子「供物が足りぬ…(お腹すきました…)」
幸子「もうお昼時ですからね」
周子「ほら、二人ともお腹すいたん状態だし」
P「そうだね。プロテインだね」
周子「もー!」
4:◆5/VbB6KnKE:2014/10/11(土) 00:48:22.08 :lGThlwHk0
P「くるみに搾られたばっかりだからそんな余裕ありません」
周子「えー…いっぱい稼いでるくせにー」
幸子「(搾られ…!?あわわわ)」
蘭子「如何した?純血が浮き出ておるぞ(どうしたの?顔赤いよ?)」
5:◆5/VbB6KnKE:2014/10/11(土) 00:49:29.99 :lGThlwHk0
P「どうだか」
周子「200人近くプロデュースしてるくせにー」
P「プロデューサー業界じゃ普通だよ」
周子「むぅ」
幸子「プロデューサーって人間やめてますよね」
P「ありがとう」
幸子「褒めてないです」
6:◆5/VbB6KnKE:2014/10/11(土) 00:50:51.47 :lGThlwHk0
回転寿司屋
P「よーし好きなだけ食えよー(諦め)」
蘭子「わぁい!」
幸子「わぁー!」
周子「わぁーい!」
P「…」
周子「…」
P「…」
周子「…なんよ」
7:◆5/VbB6KnKE:2014/10/11(土) 00:53:06.85 :lGThlwHk0
―――――――――――――――
――――――――――
―――――
蘭子「欲望は満たされた…(もう食べれません…)」
幸子「ボクもデザートで締めましょう」
周子「…」ヒョイ
P「ハマチ返せこら」
周子「んまーい」モグモグ
幸子「二人はまだまだですね」
蘭子「うむ…」
蘭子「…!」ピコーン
8:◆5/VbB6KnKE:2014/10/11(土) 00:54:22.13 :lGThlwHk0
幸子「どうしました?」
蘭子「…」ポチポチ
幸子「そ、そんなに頼んだら食べきれませんよ?」
蘭子「ククク…慌てるでない(ふふふ…見てて!)」
幸子「…?」
10:◆5/VbB6KnKE:2014/10/11(土) 00:55:35.09 :lGThlwHk0
周子「…」モグモグ
P「…」モグモグ
周子「ふぅ…えーっと次はー…お?運ばれてきた」
蘭子「…」
幸子「…」
周子「これでいいや」モグモグ
蘭子「…このボタン、いっぱい押してみたかったの…!」キラキラ
幸子「(分からなくもないです…)」
11:◆5/VbB6KnKE:2014/10/11(土) 00:56:57.89 :lGThlwHk0
幸子「ふわぁ…いっぱい食べたら眠くなってきました…」
P「食った食った…そろそろいいかな」
蘭子「…」ポチポチ
周子「…」ポチポチ
P「…ら、蘭子?」
蘭子「…」ポチポチ
周子「…」モグモグ
P「…周子?」
12:◆5/VbB6KnKE:2014/10/11(土) 00:58:23.76 :lGThlwHk0
蘭子「…」ポチポチ
周子「…」モグモグ
P「…さ、幸子――」
幸子「んぅ…zzz」スリスリ
P「…」
蘭子の腹は満たされた
幸子の腹も満たされた
周子の腹はまだまだいけそうだ
P……彼の腹もまた、満たされていた
ただ……ただ一つ無くなってしまったものがあった
会計を終えた彼の財布…母からプレゼントされた、少し古びた財布
それでも彼の宝物の一つであった財布
その財布の中には……もう、何も残されていなかった
無情に桁を連ねるレシートを押し込み、財布をしまう
消え入りそうな心で店を出る
振り返り、彼女は言った
周子「よーしコンビニでアイス買って帰ろー」
おしり