1: ◆yz988L0kIg 2016/07/03(日) 21:00:01.08 ID:yvr0o8N+O
・デレマスの日下部若葉さんがプロデューサーを甘やかすだけのSSです。
2: ◆yz988L0kIg 2016/07/03(日) 21:01:45.00 ID:yvr0o8N+O
若葉「モバPさん、ちょっといいですか?」
モバP「わざわざ会議室に呼び出して、どうしたの?」
若葉「モバPさん。 私、気づいちゃったんです」
若葉「みんなが私のことを子ども扱いする理由を」
モバP「急に?」
若葉「きっと、おねえさん力が足りないからだと思うんです!」キリッ
若葉「じゃぁもっとおねえさん力を磨くためにはどうすればいいのか」
若葉「それはおねえさんを超えてママになることだと思うんです!」キリッ
モバP(……?)
若葉「ということでモバPさん、私のおねえさん力を高める訓練に付き合ってください~っ」
モバP「えっ? 何をすればいいの?」
若葉「モバPさん、私のことをママと呼んでください~!」
モバP「!?」
5: ◆yz988L0kIg 2016/07/03(日) 21:11:31.49 ID:yvr0o8N+O
若葉「私のことをママだと思って甘えてください」
モバP「えっ」
若葉「これはモバPさんのためでもあるんですよ?」
若葉「いつもお仕事で疲れているモバPさんが少しでも癒やされればって思いまして~」
モバP「でも本当は?」
若葉「みんなからおねえさんって呼ばれたいです!」
若葉「って言わせないでください~!」
モバP「ごめん」
若葉「というわけでお願いします~」
モバP「えぇ……」
若葉「ほらほら~、ママのお膝に頭を乗せてもいいんですよ~っ」ポンポン
若葉「…………あの、モバPさん?」
モバP「どうしてもやらなきゃだめですか?」
若葉「どうしてもやらなきゃだめです~!」
モバP(もうどうにでもなれ!)
若葉「ふふっ、良い子ですね~」
若葉「よしよしです~」
若葉「ふふっ、どうですか? おねえさん力感じますか~?」
モバP「恥ずかしい」
若葉「えぇ、恥ずかしがらなくていいんですよ~」
若葉「ここには誰も来ませんし、鍵も閉めましたから~」
モバP(!?)
6: ◆yz988L0kIg 2016/07/03(日) 21:20:20.84 ID:yvr0o8N+O
若葉「私の膝枕はどうですか~?」
若葉「えへへ~、毛先でこしょこしょしちゃいます~」
モバP「こそばい」
若葉「それじゃぁ代わりになでなでしてあげましょう」
若葉「わ~、男の人の髪って硬いですね~」
若葉「うふふっ、私の髪の毛も触ってみますか~?」
若葉「もふもふですよ~」
モバP(おぉ……これは……)
若葉「気に入っちゃいました~?」
若葉「モバPさんならいつでももふもふして甘えてもいいんですよ~」
若葉「なんてったって私はオトナのおねえさんですから~」
7: ◆yz988L0kIg 2016/07/03(日) 21:23:04.86 ID:yvr0o8N+O
若葉「結構お姉さん力が溜まってきました! 次のステップにいきましょ~」
モバP「えっ、もう終わりで良いんじゃないの?」
若葉「モバPさん、本当に終わりでいいんですか~?」
モバP「えっ?」
若葉「次はもっとも~っと凄いことするんですよ~?」
モバP「!?」
若葉「モバPさんもちょっぴり期待してるんじゃないですか~?」
若葉「本当に…やめちゃっていいんですか?」
モバP「…………わ、若葉さんが続けたいのなら」
若葉「それでは次のステップにいきましょ~!」
8: ◆yz988L0kIg 2016/07/03(日) 21:26:09.88 ID:yvr0o8N+O
若葉「次はハグです~」
モバP「それは流石に……」
若葉「どうしてですか~?」
若葉「大丈夫ですよ~。 今の私はモバPさんのママなんですから~」
若葉「ママとハグするなんて何もおかしくありませんよ~」
若葉「ほらほら、今度は私の胸に飛び込んできてください~」
若葉「そうです~。素直で良い子ですよ~っ」
若葉「モバPさんはいつも頑張っていて偉いですね~」
若葉「私達はちゃんと見てますよ~」
若葉「でも、たまには休んでくださいね~」
若葉「いつでも甘えたっていいんですよ~」
若葉「モバPさん、私の心臓の音聞こえますか~?」
モバP「うん」
若葉「落ち着きますか?」
モバP「なんかドクドク言ってて逆に落ち着かない」
若葉「そ、それは言わないでください~っ!」
9: ◆yz988L0kIg 2016/07/03(日) 21:32:28.88 ID:yvr0o8N+O
若葉「うふふっ、だんだんとお姉さん力が溜まってくるのを感じます~」
若葉「モバPさんのおかげで大人っぽくなった気がします~」
若葉「…………モバPさん、なんだか切なそうな顔してますよ~」
若葉「もしかしてもっと甘えたいんですか~?」
若葉「……いいんですよ」
若葉「でも次は私が甘やかすんじゃなくてモバPさんから甘えてほしいな~っ。 なんて」
若葉「………えっ、なんですか~?」
若葉「オトナのお姉さんがなんでもお願い聞いちゃいますよ~っ。えへん!」
若葉「えっ……えぇっ!?」
11: ◆yz988L0kIg 2016/07/03(日) 21:49:47.40 ID:yvr0o8N+O
若葉「うぅ………服の上から…ちょっとだけですよ~」
若葉「ど、どうですか~? 私の胸、ちょっとちっちゃいですけど……ちょっとだけ!」
若葉「へぇ~触っていると落ち着くんですか~?」
若葉「男の人って不思議ですね~」
若葉「えっ……次は膝の上に座るんですか?」
若葉「それってなんだか私が甘えているような……」
若葉「私の髪に顔を埋めたいんですか~?」
若葉「あ、汗臭いかもしれないから嫌です~っ」
若葉「…………えぇ、それがいいんですか」
若葉「どうしてもですか~? も~、しょうがないですね~っ」
12: ◆yz988L0kIg 2016/07/03(日) 21:53:43.24 ID:yvr0o8N+O
若葉「それじゃぁ私を抱えて膝に載せてください
若葉「…オトナのお姉さんですけど今の一瞬だけは女の子なんです~」
若葉「わっ、モバPさん力持ちです~っ」
若葉「私の髪、そんなに気に入ったんですか~?」
若葉「そ、そんなに匂いをかがないでください~っ!」
若葉「く、臭くないですか?」
若葉「……よ、よかったです」
若葉「えっ、私のことぎゅっとしてると落ち着くんですか?」
若葉「うふふっ、モバPさんはすっかり私のオトナの魅力にメロメロです~っ」
若葉「えっ、心臓の音……ゆっくりになって落ち着きますか?」
若葉「うふふっ、またお姉さん力がアップしちゃいましたね~っ」
若葉「あれ~? なんだかモバPさん暖かくて……眠たく……」
14: ◆yz988L0kIg 2016/07/03(日) 22:05:02.34 ID:yvr0o8N+O
――――――――――
若葉「はっ、ここは?」
若葉(あれ? 私はどうして事務所のソファーで寝ているのでしょ~?)
若葉(ずっとオトナのお姉さんとしてモバPさんを癒やしてあげていたような)
若葉(モバPさんは……いつも通り仕事をしていますね~)
若葉「モバPさん、あのさっきのことなんですけど~」
モバP「えっ? なっ、なんのこと?」
若葉(も、もしかして夢だったんですか~?)
モバP「びっくりしたよ、いきなり事務所に来るなり寝ちゃったから」
モバP「このところ予定がハードだったから疲れちゃったんだね」
モバP「きちんと調整して休みを取れるようにするから」
若葉(あっ、モバPさんの胸のあたりに私の髪がついてます~)
若葉(うふふっ、きっと恥ずかしくてなかったことにしたかったんですね~)
若葉(そうは問屋がおろしませんよ~っ!)
若葉「ありがとうございます~」
モバP「今日はもう帰ったほうがいいよ」
若葉「はい、そうします~。 あっ、そうだ~」
モバP「ん? どうしたの?」
若葉「モバPさん、耳を貸してください~」
モバP「何?」
若葉「またいつでも甘えていいんですよっ」ボソッ
モバP「っ!?」
若葉「それじゃぁ、また明日。 さようなら~」
終わり