【村松さくらSS】さくら「おなべのじかん」

1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 00:53:31.78 ID:qdC+hXIc0

さくら「………」

爺P(以下P)「………」

『のあにゃん止めるにゃ!そんなの入らないにゃ!』

『大丈夫よ、信じなさいみく』

『何を信じろってんだにゃ!みくには無理にゃ!』

『アー…みく、ファイトです』

『アーにゃんもこの羽交締めを止めるにゃ!』

『さあ口を開けなさいみく…』

『アカン!アカンて!!』

2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 00:54:22.98 ID:qdC+hXIc0

P「なぁ村松」

さくら「はぁい」

P「多分同じこと考えてると思うんだが」

さくら「ですねぇ」

P「せーので言うか」

さくら「せーの」

「「お鍋食べたい」」

『あっつ!ホンマあっつ!』

3:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 00:55:55.02 ID:qdC+hXIc0

このSSはユッコ「孫ですか」の続きみたいなものです

でも別に読んでなくても大丈夫です

4:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 00:57:13.46 ID:qdC+hXIc0

さくら「何鍋にしようかなぁ」

P「待て待て、ちょっち気が早い」

さくら「おじいちゃんは何鍋が良いんですかぁ?」

P「刺激物は避けたいな、うん」

さくら「じゃあー、キムチ鍋はダメ?」

P「そうだな」

さくら「よぉし!早速ちひろさんに言いに行こう!」グイッ

P「分かったからそう引っ張るな」

さくら「はやくはやくぅ!」グイグイ

P「年寄りは労わろうな村松」

5:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 00:58:34.66 ID:qdC+hXIc0

ちひろ「お鍋ですか」

P「そ、どうだろう?」

ちひろ「ちょっと季節外れな感じがしますけど」

さくら「暑い時にお鍋食べるのが美味しいってテレビで見ましたぁ!」

P「みくにゃんが美味しそうにこんにゃく食べてたな」

ちひろ「確か食レポじゃなくてバラエティの仕事だったと思いますけど」

さくら「それでぇ!おじいちゃんは辛いのがダメでぇ!」

P「村松、飴ちゃん舐めるか?」コロン

さくら「あ、メロン!珍しい!!」

P「よしよし大人しくしてような」

6:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 01:00:13.61 ID:qdC+hXIc0

ちひろ「良いですよ、私もお鍋久々ですし」

P「よし、許可は取った。後は面子か」

さくら「うまうま」コロコロ

ちひろ「3人じゃダメなんですか?」

P「鍋ってのはみんなで囲んだ方が美味しいんだ」

ちひろ「ふふっ、それは経験則ですか?」

P「亀の甲より何とやらって言うだろ?」

さくら「うーん甘い」コロコロリ

7:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 01:01:54.15 ID:qdC+hXIc0

P「そうだな、あと1人は欲しいとこだな」

ちひろ「事務所に来た子を誘ってみたらどうですか?」

P「んー、それでいいか」

さくら「ほほう、なるほどなるほど…」コロン

P「どうした村松」

さくら「これはじょうひんな甘さですねぇ」

P「よく分かったな、実はちょっとお高い飴なんだ」

さくら「えへへぇ!どやぁ!」

8:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 01:02:31.15 ID:qdC+hXIc0

P「で、村松よ」

さくら「なぁに?」

P「みんなで鍋囲んでもよろしいか?」

さくら「よろしいでぇす!」

P「よろしいそうだ」

ちひろ「じゃあそういうことで」

ガチャッ

楓「おはようございます」

P「カモだ」

ちひろ「カモですね」

さくら「カモでぇす」

楓「…カモがカモーン?」

9:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 01:04:30.86 ID:qdC+hXIc0

―――――――――――――――――

P「みんな乗ったなー?出発するぞー」

さくら「出発しんこー!」

楓「きゅうりのぬか漬けー♪」

ちひろ「早速飛ばしてますね」

楓「まだスピード出てませんけどね」

ちひろ「最初からこれじゃツッコミが追いつかない…」

P「適当に流すのも大事だぞちひろさん」

10:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 01:05:52.65 ID:qdC+hXIc0

さくら「楓さんと会うの久しぶりでぇす!」

楓「そうね。最近は地方のお仕事が多かったから…危うく痴呆になりそうでした」

P「そのギャグ笑えないから止めてくれ」

ちひろ「流すのが大事じゃなかったんですか?」

P「これは不可抗力だ」

さくら「ふかこーりょく?」

楓「卵が孵化する時に出る光のことですよ」

さくら「ふむ?」

P「村松にでたらめ教えんでくれ」

11:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 01:07:22.41 ID:qdC+hXIc0

楓「ふふっ冗談ですよ、プロデューサーさんはまだまだお若いです」

P「年寄りをからかうとそのうち痛い目見るぞ」

さくら「世の中には不思議なことがいっぱいあるんですねぇ…」

ちひろ「楓さんはその中でもレアケースですから気にしなくて良いですよ」

楓「あ、ちょっと傷付きました」

P「ほら、痛い目見た」

楓「もう治りましたけど」ケロッ

ちひろ「相変わらず自由ですね」

12:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 01:08:04.99 ID:qdC+hXIc0

さくら「楓さん自由なんですかぁ?」

楓「ええ、私はフリーダムですよ」

さくら「……フリーダム楓さん?」

楓「フリーダム楓…良いですね、頂きです」

ちひろ「どこで使うつもりですかそれ」

16:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 20:35:06.94 ID:qdC+hXIc0

―――――――――――――――――

ちひろ「あれ?こっちのスーパーに来たんですか?」

P「いつものとこより大きいし品揃えも良いからな」

ちひろ「念入りですね」

P「ちなみに今日はたまたま鍋用の野菜が安い」

ちひろ「計画済みでしたか」

さくら「ここ来たの初めて!」

楓「私もです、迷子にならないように気をつけないと」

17:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 20:35:42.33 ID:qdC+hXIc0

P「村松ー」

さくら「はぁい」

ギュッ

楓「あ、ずるい。さくらちゃん私も」

ギュギュッ

さくら「わぁい真ん中!」

ちひろ「どうしてそこで私の手も取るんですか」

楓「4人で繋ぎたくて」

ちひろ「誰がカート押すんですか」

19:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 22:05:26.15 ID:qdC+hXIc0

ラッシャッセー

P「村松、カートとカゴ2つ頼む」

さくら「がってん!」トテトテ

P「カート任せとけばとりあえず迷子にはならんだろ」

ちひろ「良い判断です」

P「問題はもう一人迷子の心配があることなんだが…」

ちひろ「いくらなんでも大丈夫ですよ、ね?楓さん…」

「「いねぇ」」

20:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 22:06:54.42 ID:qdC+hXIc0

P「早過ぎるだろ、店入って30秒経ってないぞ」

ちひろ「探しに行きましょうか?」

P「いや、バラける方が面倒だし先に買い物済ませよう」

ちひろ「一応アレでも人気アイドルなんですけど…」

P「そうだった最優先じゃん」

22:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 22:09:04.50 ID:qdC+hXIc0

さくら「取ってきましたぁ」カラカラ

P「おう、お疲れ松」

さくら「あれぇ?ちひろさんと楓さんどこ行ったの?」

P「ちょっとお菓子見に行ったみたい」

さくら「おかし!欲しい!」

P「お鍋の買い物済んだらなー」

23:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 22:36:52.38 ID:qdC+hXIc0

ちひろ「まさかホントにお菓子コーナーにいるとは…」

楓「あっ、ちひろさん」

ちひろ「あっじゃないですよまったく…」

楓「見てくださいこれ」

ちひろ「ん?」

『ねるねるねるわ』

24:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 22:37:38.68 ID:qdC+hXIc0

ちひろ「……パチモンですか?」

楓「買ってみなければ分かりません」

ちひろ「………」

楓「ワクワク」

ちひろ「……一個だけですからね」

楓「やったー♪」

25:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 22:47:25.41 ID:qdC+hXIc0

さくら「おっなべーおっなべー♪」ルンタカルンタカ

P「村松ー」

さくら「おやさいたくさん嬉しいなー♪」ルンタッター

P「………」

P「……ちゃららーちゃららっちゃー」

さくら「む?」

P「爺の賢いお買い物のコーナ~」

さくら「わー」パチパチ

26:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 22:48:22.57 ID:qdC+hXIc0

P「まず鍋を作る時は具材は個々に買うのがオーソドックスだ」

さくら「ふむふむ」

P「しかし最近はこういう鍋用の野菜セットが売っている」

さくら「これですねぇ」

P「普通の買うよりこっちの方が楽だ、既に切られてるし安いし」

さくら「すごい!便利!」

P「しかも賞味期限近いから3割引だ」

さくら「3割引!!」

P「2袋くらい入れてくれ」

さくら「がってんしょうち!」

P「村松は通販番組とかやらせてもいいかもなぁ」

さくら「ひとーつ、ふたーつ!」ポーイ

27:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 22:48:49.42 ID:qdC+hXIc0

楓「ちひろさん」

ちひろ「何ですか?」

楓「魚肉ソーセージ食べたいです」

ちひろ「今ですか?鍋でですか?」

楓「両方です」

ちひろ「……少しくらいなら構わないでしょう、小さいのなら」

楓「じゃあこの特撮のシール付きのを」

ちひろ「よりによってそのチョイスですか」

楓「あと鱈の酒蒸しが食べたいです」

ちひろ「一応今日は鍋がメインなんですけど分かってますよね?」

28:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 23:07:05.96 ID:qdC+hXIc0

さくら「あ!ちひろさぁん!!大丈夫でしたかぁ!?」

ちひろ「ええ、どうにか」

P「楓さん見つかったのか」

ちひろ「プロデューサーさんの仰るとおりお菓子コーナーにいましたよ」

楓「さて、何かおかしかったでしょうか?」

P「いやおかしくはないが…俺が言うのもなんだが歳をだな」

楓「ブブー、正解はねるねるねるわでした」

さくら「あーっ!おかし買ってる!!」

ちひろ「謎かけだったんですか今の」

P「フリーダム過ぎる」

さくら「フリーダム楓さんだもん」

ちひろ「さくらちゃん意外とネーミングセンスあるかも」

29:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 23:07:36.99 ID:qdC+hXIc0

P「野菜とか買ったし後はお肉なんだが」

ちひろ「何か希望はありますか?」

楓「大吟醸を」

さくら「にくだんご!」

P「肉団子か、村松ないすちょいすだ」

さくら「えへへぇ!」

楓「プロデューサーさんがスルーするー…」

ちひろ「案外余裕ありますよね楓さん」

30:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 23:08:43.32 ID:qdC+hXIc0

―――――――――――――――

P「さて、ついにこの時がやってきた」

さくら「ごくり」

ちひろ「どの味の鍋のもとを買うのか…」

楓「もぐもぐり」モグモグ

P「…何食べてるんだ?」

楓「試供品のウィンナーです」モグモグ

ちひろ「さっき魚肉ソーセージ買ってたじゃないですか」

楓「それはそれ、これはこれです」

さくら「いいなーウインナー」

楓「お一ついかがです?」

P「何個貰ってきたんだ…」

31:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 23:09:39.68 ID:qdC+hXIc0

P「ひと悶着あったが仕切り直しだ」

P「各々好きな味を述べよ」

さくら「おいしいの!」

P「どれも美味しいと思うぞ」

楓「鶏白湯、塩ちゃんこ辺りですね」

ちひろ「ボケると思ったら真面目に答えましたね」

楓「美味しいお鍋のためですから」

さくら「ちひろさんはぁ?」

ちひろ「私はどれでも。プロデューサーさんは?」

P「辛いの以外ならどれでもいいな」

楓「あ、痔ですか」

P「君、アイドルって自覚ある?」

32:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 23:10:21.29 ID:qdC+hXIc0

P「厳正なる審査の結果塩ちゃんこ鍋に決定しました」

さくら「わぁ」パチパチ

楓「わー」パチパチ

ちひろ「ではお会計に行きましょうか」

楓「酒は避けられぬ…なんて」

P「あ、お菓子買わないとな」

さくら「!!おかし!忘れてた!」

楓「酒が好きだと叫びたい…ふふっ」

ちひろ「年がら年中言ってるじゃないですか」

33:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 23:11:25.70 ID:qdC+hXIc0

P「最近のお菓子はよく分からんなぁ」

さくら「うーん…これもいいなぁ…」

P「村松はどんなのが好きなんだ?」

さくら「ショートアイスチョコレートオランジュモカノンモカエクストラホイップエクストラソースみたいなのでぇす」

P「……なんて?」

さくら「だからショートアイスチョコレートオランジュモカノンモカエクストラホイップエクストラソースみたいなの」

P「……最近のお菓子は変形合体でもするのか?」

34:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 23:11:58.30 ID:qdC+hXIc0

ちひろ「さくらちゃんはス○バとか行くんですねえ」

楓「ちひろさんはあまり行かないんですか?」

ちひろ「あの独特の雰囲気が苦手で…」

楓「私は得意ですよ、あの空気」フフン

ちひろ「へー…何頼むんです?」

楓「ドーナツと水です」ドヤァ

ちひろ「それス○バ行く必要ありますか?」

35:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 23:12:58.08 ID:qdC+hXIc0

さくら「よぉし!君に決めたぁ!!」

P「お、決まったか。どれにしたんだ?」

『ねるねるねるわ』

楓「私と同じチョイスですね」

P「そんなに魅力的なのかこのお菓子」

ちひろ「どっちかと言うと怖いもの見たさですかね」

さくら「げんせんしましたぁ!」

P「で、これはそのショートなんちゃらと似てるのか?」

さくら「全然?」

P「……フリーダムさくらも視野に入れておこうかな」

楓「お揃いですね、嬉しいです」

ちひろ「責任者の胃に穴が開きそうなユニットですね…」

36:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 23:13:56.99 ID:qdC+hXIc0

P「で、何さりげなくお菓子追加してるんだ」

楓「あ、ばれちゃいましたか」

ちひろ「あんな堂々と入れておいてばれない方が難しいですよ」

P「まったく…どんなお菓子だ」

『茎わかるわ』

さくら「違うおかし?」

P「いや…多分方向性は一緒だ」

ちひろ「悔しいですけどこれすっごい気になります」

楓「いかがでしょう?」

P「採用」

楓「ありがたやー」

38:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 23:14:57.66 ID:qdC+hXIc0

ちひろ「ようやくお酒売り場まで来れましたね…」

P「村松がいるから酒買う気は無かったんだがな」

楓「~♪」

ちひろ「ダメって言った時の顔、卑怯ですねアレ」

P「忘れかけてるけどアイドルだからなアレ」

さくら「はな…よう…よく?」

P「それで『はなあび』って読むんだぞ村松」

さくら「むつかしいですねぇ…」

P「知らなきゃ読めないよなこんなん」

39:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 23:16:01.09 ID:qdC+hXIc0

ちひろ「プロデューサーさんは知ってるんですね、下戸なのに」

P「下戸じゃない、ちょっと飲むと気分悪くなるだけだ」

ちひろ「それを世間一般では下戸って言うんですよ」

さくら「おじいちゃんカエルなの?」

P「実はそうなんだ、隠してて悪かったな」

さくら「はぇー大変なんですねぇー」

ちひろ「大変で済ませていい所なんでしょうか」

40:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 23:17:10.67 ID:qdC+hXIc0

楓「大雪山おろしー♪」

P「決まったのか?」

楓「これとこれとこれとこれとここら辺に決めました」

ちひろ「括りが大雑把過ぎます」

さくら「多すぎまぁす」

P「村松もこう言ってるしもうちょい絞り込め」

楓「じゃあこれで」ソッケツ

ちひろ「決まってるなら最初からそうしてくださいよ…」

楓「一応言って見れば全部買ってくれるかなと」

さくら「ふむふむ」メモメモ

P「村松、そういうの覚えなくていいから止めなさい」

41:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 23:17:51.46 ID:qdC+hXIc0

アリャリャッシター

P「さすがに長居しすぎたか」

ちひろ「結構暗くなってきましたね」

楓「こう暗いと悲しい気持ちになってきますね」

さくら「楓さん悲しいの?撫でてあげまぁす!」ヨシヨシ

楓「あ…ふふっ、どうもありがとう」

P「村松のボケ殺しは案外良いかも知れない」

ちひろ「フリーダムコンビ意外といけますかね」

42:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 23:18:45.03 ID:qdC+hXIc0

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さくら「たっだいまぁ!」

P「手洗ってうがいしろー」

さくら「はぁい!」

楓「只今居間にただいま…なんちゃって」

ちひろ「あなたもですよ楓さん」

楓「はーい」

43:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 23:21:08.57 ID:qdC+hXIc0

グツグツ

P「鍋は作るの楽でいいなぁ」

ちひろ「野菜と鍋のもと入れて煮込むだけですからね」

P「爺の一人暮らしだとなかなか作らないメニューなんだが」

ちひろ「お一人様パック的なの売ってるじゃないですか」

P「鍋はみんなで囲むもんって固定観念が着いちゃっててな、この歳じゃ今更治すのも面倒だし」

ちひろ「お誘い頂ければご一緒しますよ?」

P「なかなか魅力的な提案だが、遠慮しておこう」

ちひろ「あら、残念」

グツグツ

44:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 23:21:42.88 ID:qdC+hXIc0

さくら「………」ねりねり

楓「………」ねりねり

さくら「あ」

楓「?」

さくら「色が変わってきましたぁ」

楓「あら本当。綺麗な肌色」

さくら「ここで付いていた秘密の粉をぱふぱふする」

楓「秘密の粉ね」

45:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 23:23:49.21 ID:qdC+hXIc0

さくら「………」ぱふぱふ

楓「………」ねりねり

さくら「ぴちぴちぷるぷるになってきた」

楓「これは成功なのかしら?」

さくら「あんまりおいしそうじゃないでぇす」

楓「あ、私の方もいい感じになってきたみたい」スッ

さくら「どれどれぇ?」

楓「ほら、綺麗なドドメ色」

さくら「どどめ色って何色?」

46:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 23:24:42.79 ID:qdC+hXIc0

さくら「甘ぁい」モチュモチュ

楓「甘いです」モキュモキュ

P「ご飯前にお菓子食べてんじゃありません」

さくら「あ!お鍋きた!わーい!」

楓「わーい♪」

ちひろ「お箸とか取り皿出すの手伝ってくれますか?」

さくら「わっかりましたぁ!」

楓「私は鍋を見張ってますね」

P「お前も手伝うの」

47:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 23:25:35.82 ID:qdC+hXIc0

ちひろ「ではみなさん手を合わせて」

さくら「いただきまぁす!」

楓「いただきまーす」

P「たーんとおあがり」

さくら「むぐむぐ」

ちひろ「案外良いですね鍋、汗かきますけど」

P「汗かきながら食べるのが気持ちいいんだ、代謝良くなりそうだし」

ちひろ「そんな民間療法よりスタドリの方が効果あると思いますけど」

楓「お酒とかどうでしょう?百薬の長とも言いますし」

P「どっちも中毒しそうなんで止めとく」

さくら「うまー」

48:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 23:26:06.04 ID:qdC+hXIc0

楓「あ、鍋といえば蕪買うの忘れてました」

P「蕪?何で蕪?」

ちひろ「蕪の事をフランス語でナヴェって言うんですよ」

P「なんだ平常運転か」

楓「自分でバラしたかったです」プクー

ちひろ「じゃあこのバラ肉で許して貰えませんか?」

楓「許しましょう」

P「ちひろさん酔ってないよな?」

49:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 23:26:59.00 ID:qdC+hXIc0

さくら「はくさいおいしいでぇす!」

P「村松は野菜もいっぱい食べて偉いなぁ」

さくら「好き嫌いしてるとおっきくなれないってヘレンさんが言ってた!」

P「ヘレンが言うなら間違いないな、世界レベルだし」

楓「串に刺さってだんご、だんご…肉だんご三兄弟♪」テテーン

ちひろ「お肉ばっか食べるの止めましょ?」

楓「お酒だって飲んでますよ?」クイッ

ちひろ「野菜も食べなさいって言ってるんです」

楓「レタスをよそわれたっす…」←171cm モデル体型

P「……ちょっと自信なくなってきた」

さくら「ほえ?」

50:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 23:27:53.07 ID:qdC+hXIc0

ちひろ「そろそろシメにしませんか?」

P「そうさな、具も無くなってきたし」

さくら「おうどん?」

P「今日はおじや」

楓「親父のおじや、楽しみです」

P「いつ俺が親父になったよ」

楓「パパー、お小遣いー♪」

ちひろ「年齢的には孫の方が近いですね」

楓「じぃじー、お年玉ー♪」

P「なりふり構わないな」

さくら「おじいちゃーん、おじやー」

P「やっぱ村松がしっくりくるわ」

51:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 23:29:32.97 ID:qdC+hXIc0

楓「中身は普通の茎わかめでしたね」

さくら「拍子抜けでしたぁ」

ちひろ「でも、久々に食べると美味しいですね」

P「おじや出来たぞーテーブル空けろー」

さくら「おやじのおじやだ!」

P「おい高垣」

楓「ぴゅ~いぴゅ~い」

ちひろ「口笛なのに口で言ってどうするんですか」

楓「ふふ、これがホントの「ああー!ソーセージ!」」

さくら「ソーセージが入ってまぁす!やったぁ!」

P「買ってきてあったから使っちゃった」

ちひろ「すっかり忘れてました……まあ元々鍋に入れるつもりで買ってきましたし大丈夫ですけど」

52:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 23:31:02.91 ID:qdC+hXIc0

楓「ところでおまけのシールはなんだったんですか?」

P「なんかキラキラしてるやつだった、南条辺りにあげれば喜ぶかな」

楓「じゃあ私から渡しておきますね」

ちひろ「比奈ちゃん辺りにあげてお酒と交換するのは無しですよ?」

楓「やっぱりダメでしたか」

ちひろ「本気でやるつもりだったんですか…」

さくら「ソーセージおいしー!」

53:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 23:31:47.46 ID:qdC+hXIc0

「「「「ごちそうさまでしたー」」」」

ちひろ「お鍋冷やしてきますね」

P「あ、よろしく」

P「にしても、まさか食べ切るとはな。結構あったのに」

さくら「もう食べられない…」

P「食べすぎだ、まるでコロ松になってるぞ」ナデナデ

さくら「えへへぇ」

楓「私は撫でてくれないんですか?」

P「撫でて欲しいならこっちこい」

楓「今コロ垣になってるので動けません」

P「じゃあ諦めてくれ」

楓「そんなー」

ちひろ「なんて力の抜けた会話してるんですか…」

P「今は何も考えたくないんだ…」

楓「ないんです…」

ちひろ「お二人は普段からそんな感じですよね」

54:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 23:33:39.69 ID:qdC+hXIc0

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P「村松ー、ちひろさん、そろそろ帰るぞー」

さくら「はぁい」

ちひろ「戸締り確認してきますねー」

P「高垣は女子寮じゃないんだっけか、一緒に送っていくぞ」

楓「では、お言葉に甘えて」

55:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 23:34:47.05 ID:qdC+hXIc0

P「それにしても暑い時に鍋って結構良いな、またやろう」

ちひろ「汗かくんで、ついでに銭湯なんかいけたら最高ですね」

楓「銭湯と言えばこないだ洋子ちゃんにいいスーパー銭湯教えてもらいました」

さくら「スーパー銭湯…つよそう」

P「実際強いぞ、色々と」

さくら「変形する?」

P「変形はしないかなぁ」

ちひろ「はーい、戸締りしますから出てください」

P「今度スーパー銭湯行ってみるか」

さくら「いく!!」

楓「その時はお供しますね」

P「保護者役も探さなきゃダメか…」

  キィーバタン

    カチャッ

おわり

56:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/05/25(水) 23:36:05.36 ID:qdC+hXIc0

正直楓さん強すぎた

次建てる時はモバマスと分かるようにしますね

元スレ
さくら「おなべのじかん」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1464105211/

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