【佐藤心SS】まゆ「輝子ちゃん…机の下って居心地いいですか?」

1:◆K/Av/M2Nvw:2014/09/22(月) 17:34:56.04 :MboY7U6z0

モバマスのSSです。

まゆの口調に違和感があったらすみません。

2:◆K/Av/M2Nvw:2014/09/22(月) 17:35:37.74 :MboY7U6z0

ガチャ

まゆ「…」

まゆ「…誰もいないですね。まぁ分かっていることですけど」

まゆ「Pさんのスケジュールは把握済みです」

まゆ「営業から帰ってきたPさんと、誰にも邪魔されず帰る…」

まゆ「手なんかつないだりして…シュミレーションもバッチリですよぉ♪」

まゆ「この間は逃げられちゃいましたけど、今日は…」

3:◆K/Av/M2Nvw:2014/09/22(月) 17:36:38.14 :MboY7U6z0

シュッシュッ

まゆ「あら?」

キノコーキノコーボッチノコー♪

まゆ「この声は…」

キノコノトリコーホシショウコー♪

キノコノフレンドホリユッコー♪

まゆ「輝子ちゃん」スッ

5:◆K/Av/M2Nvw:2014/09/22(月) 17:37:13.39 :MboY7U6z0

輝子「あ、あれ…まゆ?」

まゆ「ふふっ、声ですぐ分かりましたよ」

輝子「おはよう…フヒ」

まゆ「はい、おはようございます♪」

輝子「なんで事務所に…?今日は誰も来ないはずだけど…」

まゆ「うふふ…作戦です」

まゆ「誰にも邪魔されず、営業帰りのPさんと一緒に帰れると思って…」

輝子「な、なるほど…」

6:◆K/Av/M2Nvw:2014/09/22(月) 17:38:03.09 :MboY7U6z0

輝子「それじゃあ私は…水を差す前に帰るか…」

まゆ「気を遣わなくていいですよ、まだ時間ありますから」

輝子「ううん、私はもうすぐ終わるから…そうしたら帰る…」

まゆ「…輝子ちゃんはどうして事務所に?」

輝子「いつものキノコの世話…今日はPの邪魔にもならなそうだし…」

まゆ「うふ、Pさんへの気遣いはとっても大事ですよ」

7:◆K/Av/M2Nvw:2014/09/22(月) 17:38:43.67 :MboY7U6z0

輝子「こうして…霧吹きで水を…」

まゆ「…」ジッ

輝子「…」

輝子「…フ、フヒ」

輝子「まゆ…あんまり見られると、作業しづらい…」

まゆ「…前から気になってましたけど」

まゆ「輝子ちゃん…そこ、居心地いいですか?」

輝子「え…」

8:◆K/Av/M2Nvw:2014/09/22(月) 17:39:34.37 :MboY7U6z0

まゆ「輝子ちゃん、いつもそこにいるから…そうなのかなって」

輝子「う、うん…けっこういいぞ…」

まゆ「そうですか…」

まゆ「…」

輝子「…」

輝子「き、興味あるなら…入ってみるか?」

まゆ「いいの?」

輝子「どうぞ…フフ」

まゆ「じゃあ、おじゃまします」ススッ

9:◆K/Av/M2Nvw:2014/09/22(月) 17:40:39.30 :MboY7U6z0

輝子「…居心地いいか?」

まゆ(…机の下って意外といいかも。暗くて落ち着くし…)

まゆ(何よりPさんを近くに感じる…♪)

まゆ「うふふ、すごく気に入りました。」

輝子「そっか…それはなにより…」

まゆ「輝子ちゃん…Pさんが帰ってくるまで暇だし、作業見ててもいい?」

輝子「えっ…いいけど、面白くないぞ…」

まゆ「そんなことないですよ。キノコの世話って見たこと無いですから」

輝子「そうか?まぁ、それでまゆが時間つぶせるなら…」

10:◆K/Av/M2Nvw:2014/09/22(月) 17:42:38.48 :MboY7U6z0

輝子「よいしょ」トン

コポポ

まゆ「えっ!?ポット置いてあるの?」

輝子「うん…過ごしやすいように…」

輝子「はいお茶」スッ

まゆ「あ、ありがとう…うんおいしい」

輝子「そうだ…暇ならこんなのもある…」

まゆ「コレは…マンガ?」

輝子「乃々に借りて読んでる…少女マンガ…」

まゆ「そういえばお隣同士なんですよね」

11:◆K/Av/M2Nvw:2014/09/22(月) 17:43:24.00 :MboY7U6z0

輝子「あとは…な、なにがあったっけ?」

輝子「トランプ、UNO、ドンジャラ、ゲームボーイ、大西さんの本…」ゴソッ

まゆ「そ、そんなにいっぱい!?」

輝子「DVDも見れる…任侠、特撮、時代劇、ホラー…」

輝子「うちはアイドルたくさんいるから、Pの机もでかい…色々置ける…」

まゆ「そうですね…書類だけでもすごい数でしょうね」

12:◆K/Av/M2Nvw:2014/09/22(月) 17:44:02.52 :MboY7U6z0

輝子「それに、机の下が居心地いいの…みんなもそうみたいだ」

まゆ「確かにびっくりするぐらい快適です…カーペットも敷いてあるし」

輝子「乃々の方はホットカーペット…冬も越せる…」

まゆ「なんでもアリですね…」

輝子「そうだな…それじゃあ、私は作業に戻るぞ…」

まゆ「とりあえず、輝子ちゃんがいる間はキノコの世話を見てますね」

――――
――

13:◆K/Av/M2Nvw:2014/09/22(月) 17:46:59.99 :MboY7U6z0

輝子「お、終わったぜ…」

まゆ「色々とやることが多いんですねぇ…」

輝子「大変だけど、やりがいある…」

輝子「まゆが手伝ってくれたから、キノコもご機嫌…フヒ」

まゆ「うふ、それなら良かったです」

まゆ「輝子ちゃんはもう帰っちゃうんですよね。マンガでも読んでましょうか…」

輝子「それなら…はいクッション」

まゆ「ホントに部屋みたい…」

14:◆K/Av/M2Nvw:2014/09/22(月) 17:51:41.78 :MboY7U6z0

輝子「…」ジッ

まゆ「どうしたの輝子ちゃん?」

輝子「まゆは…か、かわいいな…」

まゆ「あら…うふふ、ありがとうございます」

まゆ「でもなんで急に…?」

輝子「こうして近くで見るの…初めてだから…」

輝子「いつも可愛いけど…いつもよりかわいい…」

まゆ「そんなに言われると、嬉しくなっちゃいます♪」

15:◆K/Av/M2Nvw:2014/09/22(月) 17:52:44.49 :MboY7U6z0

まゆ「…でも、輝子ちゃんだってかわいいじゃないですか」

輝子「そ、そうかな…」

まゆ「輝子ちゃん中性的な顔してるから、かっこいい役もできるし…」

まゆ「吸血鬼の衣装、まゆドキドキしちゃいましたよぉ」

輝子「そ、そっか…似合ってたか…フヒ」

まゆ「はい、とっても」

輝子「…」

輝子「思ったんだけどさ…」

16:◆K/Av/M2Nvw:2014/09/22(月) 17:53:22.76 :MboY7U6z0

輝子「…Pはまゆのこと、好きにならないのかな…?」

まゆ「Pさんですか?」

輝子「うん…まゆはかわいいし、いい人…」

輝子「わ、私の話し相手になってくれるし…小さい組にも親しいし…」

輝子「こないだも仁奈を助けた…」

まゆ「ありましたねぇ、まゆの気持ちになるですよって言って」

輝子「リボンぐるぐる巻きにして、取れなくなった…」

輝子「あと、こずえに膝枕したり…ペロを一緒に探したり…」

輝子「まゆは優しい…」

17:◆K/Av/M2Nvw:2014/09/22(月) 17:55:21.80 :MboY7U6z0

輝子「私がPだとする…Pだからまゆを事務所でも仕事でも、いつも見てるよね…」

輝子「かわいいし優しいし、すぐに好きになっちゃいそうだけど…」

まゆ「うふふ、そこまで言われると、さすがに恥ずかしいですよぉ♪」

まゆ「まぁ、いくら可愛くて性格がいい人がいても…そこはPさん次第ですね」

まゆ「キノコだって、好きな人と嫌いな人がいるでしょう?」

輝子「結局相性になるのか…」

まゆ「そこまでいきませんよ…うふふ、Pさんからしたらまゆは可愛い娘くらいですかね」

まゆ「好きだとは言ってくれますけど、明らかに方向が違いますから」

まゆ「親の愛情みたいなものですね…実際まゆは未成年ですし」

18:◆K/Av/M2Nvw:2014/09/22(月) 17:57:02.50 :MboY7U6z0

輝子「で、でも…まゆもこれから大きくなるし…」

輝子「そしたらすごく綺麗になって…きっとPもほっとけなくなる」

まゆ「ふふ、そうだといいんですけどね」

輝子「まゆにはお世話になってる…事務所でも、仕事でも…」

輝子「この間も仕事、助けてもらった…トークは苦手だから…」

輝子「私にも出来ることあったら、なんでも手伝うよ…」

まゆ「輝子ちゃん…」

19:◆K/Av/M2Nvw:2014/09/22(月) 17:58:48.39 :MboY7U6z0

輝子「あ、このキノコ使う?Pのお気に入りのやつ…」

輝子「まゆ、Pにお弁当作ってくることあるし…料理に使えばいい…」

まゆ「でも…それは輝子ちゃんの大事なキノコでしょう?」

輝子「ま、また生えてくるからへーき…」

まゆ「…うふ、気持ちだけで十分です。お弁当を作る予定、今のところありませんから」

輝子「そうか…じゃあ、作るときにあげる…」

まゆ「ありがとう、輝子ちゃん」

まゆ「それじゃあまゆも、輝子ちゃんにコレあげる」

20:◆K/Av/M2Nvw:2014/09/22(月) 18:00:13.42 :MboY7U6z0

輝子「あ、リボン…」

まゆ「輝子ちゃんも、いつも付けてるでしょ?」

まゆ「色違いになってるから、気分で変えてみるのもいいかなと思って」

輝子「そうだな…コレしか持ってないから…」

まゆ「そうなんだ、じゃあ予備にも使えますよ」

輝子「ううん…あ、明日からずっとコレつけるよ…フヒ」

まゆ「ふふ、たまには変えてオシャレしなきゃダメですよ」

まゆ「後ろ髪結んだりとか…きっと輝子ちゃん、色々似合うと思うんです。」

輝子「お、おしゃれ分かんないから…めんどうだし…」

まゆ「そんなこと言ったらPさんが悲しみますよ。今度まゆがコーディネートしてあげます」

輝子「あ、はい…お願いします…フフ」

21:◆K/Av/M2Nvw:2014/09/22(月) 18:00:42.23 :MboY7U6z0

まゆ「…あら、携帯が」

まゆ「…」

輝子「ど、どうした?」

まゆ「Pさんが別の仕事場に向かってる…スケジュールには載ってないのに」

輝子「GPSか…予定変わったのかな?」

まゆ「そうみたいですね…いつ帰ってくるか分からないし、まゆも帰りましょう」

輝子「じゃあ…一緒に帰るか?」

まゆ「そうしましょうか」

ガチャン

22:◆K/Av/M2Nvw:2014/09/22(月) 18:01:36.61 :MboY7U6z0

輝子「日が沈みかけてるな…」

まゆ「だんだん日も短くなってきましたね」

輝子「な、夏も終わりだな…秋はキノコの季節…」

まゆ「ハロウィンもありますよ。また新しい衣装が着られるかも」

輝子「そっか…それも楽しみだな…」

輝子「ソロステージはちょっと寂しかった…今度は誰かと…」

まゆ「…」

輝子「まゆ?」

23:◆K/Av/M2Nvw:2014/09/22(月) 18:02:29.81 :MboY7U6z0

まゆ「あっ、ごめんなさい…ちょっと考え事です」

まゆ「…今日はPさんに会えなかったけど」

まゆ「不思議と悲しくなくて、むしろその逆…」

まゆ「入ったばかりのころには考えられませんでしたね」

まゆ「…みんなのおかげで、まゆも少しは成長してるのかも」

輝子「…どうした?」

24:◆K/Av/M2Nvw:2014/09/22(月) 18:03:12.03 :MboY7U6z0

まゆ「うふふ、なんでもないですよ」

まゆ「今日は輝子ちゃんに会えて…いいことあったなって思っただけです」

輝子「そっか…何かしたっけ…」

輝子「よく分かんないけど…よ、良かったね…?」

まゆ「はい、そうですね♪」

――――
――

25:◆K/Av/M2Nvw:2014/09/22(月) 18:03:59.07 :MboY7U6z0

後日

P「…」

まゆ「こうしてきつく結んでおくと、相手に自分の想いが伝わるんですよ♪」ギュ

P「まゆ…足の血が止まるからやめてほしいんだけど」

輝子「そうなのか…じゃあ私は、えーと…」

輝子「キノコに結んでおくか…立派に育ちますように…」

乃々「恋愛成就じゃなくなってますけど…」

まゆ「乃々ちゃんもリボン使う?これからはお隣同士ですから」

乃々「あ、どうも…」

26:◆K/Av/M2Nvw:2014/09/22(月) 18:05:23.87 :MboY7U6z0

比奈「輝子ちゃん、DVD貸してくれませんか?暇なんで一緒に見ません?」

輝子「私のじゃないけどな…どれ見る?」

奈緒「まゆー、早く代わってくれよ!あたしもマンガ読みたいんだよ」

まゆ「奈緒ちゃんは…目的がマンガなのかPさんなのか怪しいのでダメです♪」

奈緒「お前と一緒にすんな!」

乃々「ひゃあ!な、なんですかこの本!」

比奈「あーそれは…こんなところに置いとくなんて全く…」

27:◆K/Av/M2Nvw:2014/09/22(月) 18:06:05.84 :MboY7U6z0

輝子「おー…コレ、まゆもリボンでできるか?」

まゆ「亀甲縛りですか?できますよ」

由里子「じゃあPにやってもらってもいい!?」

比奈「どこから湧いたんスか…」

P「…」

P「机、もう一個買うか…」

ちひろ「数は足りてますから、経費では落とせませんよ。実費でお願いします」

P「ふえぇ…」

おしまい

元スレ
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1411374886

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