【宮本フレデリカSS】宮本フレデリカ「オドループ!」

1: ◆i/Ay6sgovU 2016/01/27(水) 22:53:43.19 ID:K9323Noj0

―――――事務所―――――

ガチャ
宮本フレデリカ「みんなおっはよー!……ってあれれ?ありすちゃんだけ?」

橘ありす「橘です。まだ皆さん来られてないみたいですね」

フレデリカ「そっかそっか!レッスンがあるのに、みんなねぼすけさんだねー?」

ありす「……?レッスンは午後1時からですよ?昨日変更の連絡があったじゃないですか」

フレデリカ「……」

ありす「……」

フレデリカ「……」

フレデリカ「さ、さすがありすちゃん!引っかからなかったね!500ポイントあげる!」

ありす「謎のポイントで誤魔化さないでください」

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2: ◆i/Ay6sgovU 2016/01/27(水) 22:54:35.47 ID:K9323Noj0

フレデリカ「ええーっ!もう『宮本・ダンス・フレデリカー!!!』って気分に切り替えて来たのにー?」

ありす「意味がわかりません。連絡を見逃したフレデリカさんが悪いんです」

フレデリカ「そんなセッションなー・・・・・・」

ありす「殺生ですよね。確かに音楽っぽい思考回路になってることは伝わりましたが」

3: ◆i/Ay6sgovU 2016/01/27(水) 22:55:46.40 ID:K9323Noj0

フレデリカ「ならばしょーがない!踊ってくる!!」

ありす「……はい?」

フレデリカ「いってきましるぶぷれ~♪」
ガチャ 
ダダダッ

ありす「語呂悪っ」

ありす「……じゃなくて!ちょ……どこへ行くんですか!?」タタタッ

4: ◆i/Ay6sgovU 2016/01/27(水) 22:56:30.83 ID:K9323Noj0

―――――別の部屋―――――

フレデリカ「とうちゃーく♪」

ありす「フ、フレデリカさん……いきなり……走って……どうしたんですか……」ゼェゼェ

フレデリカ「あれー?ありすちゃんも踊りたくなっちゃった?」

ありす「違います……誰かに迷惑を掛けないか……不安だっただけです……」ハァハァ

フレデリカ「たのもー!!!」ガチャ

ありす「無視しないでください!」

5: ◆i/Ay6sgovU 2016/01/27(水) 22:57:21.76 ID:K9323Noj0

南条光「あれ?フレデリカさんとありすじゃないか。どうしたんだ?」

ありす「あ、光さん。いえ、私にもよく……」

フレデリカ「踊りに来たんだよー!」

光「そうなのか?……でも何でアタシのところに?」

フレデリカ「ふふふふ~それはね~、なんとね~、実はね~・・・・・・」

ありす「そういうのいいですから早く」

6: ◆i/Ay6sgovU 2016/01/27(水) 22:58:35.64 ID:K9323Noj0

フレデリカ「光ちゃん!ご出身はどこだっけ?」

光「出身?徳島だけど……」

フレデリカ「そう!徳島!じゃあ徳島と言えば?」

フレデリカ「そう!阿波踊り!!」

光「まだ誰も何も言ってないけど」

ありす「ごめんなさいこの人ちょっとバカなんです」

7: ◆i/Ay6sgovU 2016/01/27(水) 23:00:02.15 ID:K9323Noj0

ありす「もしかして、阿波踊りをするために光さんのところへ……!?」

フレデリカ「正解!20ポイントあげる!」

ありす「さっきから何のポイントが溜まってるんですか」

フレデリカ「というわけで教えて?光ちゃん!」

ありす「そんないきなり来て……」

光「いいよ?」

ありす「ひ、光さん、阿波踊りできるんですか?」

光「もちろん!徳島県民のたしなみだからな!できないヤツは渦潮に巻き込まれてそのまま……」

ありす「徳島ってそんなところなんですか!?」

8: ◆i/Ay6sgovU 2016/01/27(水) 23:00:51.28 ID:K9323Noj0

光「といっても、阿波踊りは『手を上げて、足を運べば阿波踊り』って言われるほど簡単なんだ」

フレデリカ「ふむふむ!」

光「両手を上げて、リズムに乗せて交互に前に出しながら歩く!それだけで阿波踊りさ!」

フレデリカ「おおーっ!」

光「と言うわけで一緒にやってみよう!それえらいやっちゃえらいやっちゃ!」

フレデリカ「よいよいよいよい~♪」

ありす「馴染むの早っ」

9: ◆i/Ay6sgovU 2016/01/27(水) 23:01:23.90 ID:K9323Noj0

光「ほら、ありすもいっしょに!」

ありす「私はいいです」

フレデリカ「そんなこと言わずに~!ほら!『踊っても踊んなくてもアホ』みたいな言葉もあるんだしさ~!」

ありす「もはやただの誹謗中傷じゃないですか!」

10: ◆i/Ay6sgovU 2016/01/27(水) 23:02:11.82 ID:K9323Noj0

光「はいはい、踊る踊る!」エライヤッチャエライヤッチャ

ありす「ちょ……引っ張らないで!」

フレデリカ「1名様ご案内~♪」ヨイヨイヨイヨイ

ありす「きゃぁぁぁ…………」

11: ◆i/Ay6sgovU 2016/01/27(水) 23:02:51.94 ID:K9323Noj0

―――――数十分後―――――

フレデリカ「フー、いい汗かいたね!」

光「そうだな!」

ありす「疲れ・・・・・・ました……」

フレデリカ「じゃ、次のとこ行こうか!」

ありす「え?」

フレデリカ「光ちゃんありがと~」ガチャ テクテク

光「うん!2人共またね!」

ありす「ま、まだあるんですか!?」トコトコ

12: ◆i/Ay6sgovU 2016/01/27(水) 23:03:41.21 ID:K9323Noj0

―――――別の部屋―――――

フレデリカ「たのもー!!!」ガチャ

綾瀬穂乃香「はい……あ、フレデリカさん、どうかしましたか?」

フレデリカ「バレエ教えて!!!」

ありす「ストレートすぎません!?」

13: ◆i/Ay6sgovU 2016/01/27(水) 23:04:29.17 ID:K9323Noj0

穂乃香「いいですよ、まず足の動きは……」

ありす「こっちは理解が早すぎますよ!?」

フレデリカ「トリプルアクセル~」クルクルクル

ありす「それ違う競技ですけど!?」

穂乃香「もう私が教えることは無いようですね……免許皆伝です!」

ありす「穂乃香さんにプライドはないんですか!?」

14: ◆i/Ay6sgovU 2016/01/27(水) 23:05:07.33 ID:K9323Noj0

穂乃香「まあ冗談は置いておいて……」

ありす「どこから冗談だったんですか……」

フレデリカ「フレちゃん実はバレエやってた時期もあるんだよ~?」クルクル

ありす「一旦止まってください」

穂乃香「やはりそうですか……素人の動きではないですからね」クルクル

ありす「なんで回りながら話すんですか!?」

15: ◆i/Ay6sgovU 2016/01/27(水) 23:05:58.93 ID:K9323Noj0

穂乃香「そろそろレッスンの時間なので、失礼したいと思います」

ありす(結局2人がクルクル回ってるのを見ているだけでした……)

フレデリカ「ありがとねー!」

穂乃香「次はありすちゃんも一緒にね?」

ありす「絶対イヤです」

16: ◆i/Ay6sgovU 2016/01/27(水) 23:06:48.78 ID:K9323Noj0

―――――別の部屋―――――

ありす「で、まだ続くんですか……」

フレデリカ「たのもー!!!」ガチャ

ありす「基本、部屋に入るとき私を無視しますよね」

17: ◆i/Ay6sgovU 2016/01/27(水) 23:07:28.88 ID:K9323Noj0

若林智香「フレデリカさん!ありすちゃんもこんにちは!」

フレデリカ「ヤッホー♪」

智香「どうかしたんですか?」

フレデリカ「実はフレちゃん、応援の楽しさに気づいちゃったのだ!」

智香「おおーっ!いいですね!」

フレデリカ「と、言うわけで、チアのダンスをやってみたいなーって!」

ありす「世間話から入るとかできないんですか?」

18: ◆i/Ay6sgovU 2016/01/27(水) 23:08:22.60 ID:K9323Noj0

フレデリカ「よくテレビとかでやってる、ピョーン!!!って跳ぶやつやりたいな!」

智香「いいですね!でも、フレデリカさんは上のポジションにするには背が高いかも……」

フレデリカ「ってありすちゃんが言ってた!」

ありす「!?」

智香「なるほど!ありすちゃんの体格ならできそうですね!」

ありす「いや……言ってな……」

智香「アタシとフレデリカさんで持ち上げて、空中で一回転!そして着地!これで行きましょう!」

フレデリカ「ワオ!アリス360だね!」

ありす「頭おかしいんじゃないですか!?」

19: ◆i/Ay6sgovU 2016/01/27(水) 23:09:08.16 ID:K9323Noj0

智香「早速やってみましょう!」

ありす「こ、この流れは……ちょ……引っ張らないで……」

フレデリカ「1名様ご案内~♪」

ありす「きゃぁぁぁ…………」

20: ◆i/Ay6sgovU 2016/01/27(水) 23:09:58.16 ID:K9323Noj0

―――――数分後―――――

ありす「」

フレデリカ「ありすちゃーん?」

智香「ふふふ……成功がよほど嬉しいようですね……!」

ありす「し……死ぬかと……」

フレデリカ「じゃ、次の場所へれっつごー!」ズルズル

智香「お気をつけて~」

ありす「」ズルズル

21: ◆i/Ay6sgovU 2016/01/27(水) 23:11:05.74 ID:K9323Noj0

―――――別の部屋―――――

フレデリカ「さて!とうとうラストだよ!」

ありす「ようやく……ですか……今度は何を」

フレデリカ「たのもー!!!」ガチャ

ありす「もういいです……」

22: ◆i/Ay6sgovU 2016/01/27(水) 23:11:49.30 ID:K9323Noj0

ナターリア「オオ!フレデリカとアリス!ナターリアになにか用カ?」

フレデリカ「今日は天気がいいですね!」

ありす「世間話ってそうではなく!」

ナターリア「今日アメ降ってるゾ?」

ありす「ほら失敗してる!」

23: ◆i/Ay6sgovU 2016/01/27(水) 23:13:31.53 ID:K9323Noj0

フレデリカ「本場のサンバをこの場でバンバン学ばにゃそんそん!って思ったの!」

ありす「ラップの必要性なかったですよね?ほんの少しだけ上手かったですけども」

ナターリア「サンバが見たいのカ!じゃあ見せてあげル!」

ありす「みなさん物分かりが良すぎじゃないですか?」

24: ◆i/Ay6sgovU 2016/01/27(水) 23:14:01.60 ID:K9323Noj0

ナターリア「~~♪はっ!~~♪ほっ!~~♪~~♪ハイッ!!」ジャン

フレデリカ「おお~っ!!!すごい!ナタちゃんが3人に見えた!!!」

ありす「なんでそんな嘘くさい感想になっちゃうんですか!?」

浜口あやめ「忍者の話!?」にゅっ

ありす「帰ってください」

25: ◆i/Ay6sgovU 2016/01/27(水) 23:14:31.55 ID:K9323Noj0

フレデリカ「じゃ、やってみよっか!ありすちゃんも一緒に!」

ありす「だから、イヤだって言ってるじゃないですか!」

ナターリア「仲良しだナー!」

ありす「仲良くないです!恥ずかしいですから踊りません!」

フレデリカ「そんなこと言わずにさー!」

ナターリア「そういえバ、ナターリアの知り合いにも恥ずかしくって踊りたくない!って子がいたナ!でも、本番は夜になって暗い時にやるから、不思議と恥ずかしくないゾ!」

ありす「でも今は朝です!」

ナターリア「エ?朝?今は午後の2時だゾ?」

ありす「…………」

ありす「え?」

26: ◆i/Ay6sgovU 2016/01/27(水) 23:15:27.78 ID:K9323Noj0

ありす「フレデリカさん……レッスンって……」

フレデリカ「さっき『午後1時から』って、ありすちゃん言ってたねー」

ありす「…………」

フレデリカ「…………」

ナターリア「?」

27: ◆i/Ay6sgovU 2016/01/27(水) 23:15:59.40 ID:K9323Noj0

フレデリカ「もう踊るしかないね♪」

ありす「殴りますよ」

おわり

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