【速水奏SS】周子「起きろ―」奏「んー…」

1:◆5/VbB6KnKE:2014/10/07(火) 17:07:30.18 :41VVCU250

周子「もうお昼ですよー」ユサユサ

奏「もう少しだけ…」

周子「むっ」

奏「…昨日遅かったんだしいいじゃない」

周子「えーでも私目覚めちゃったし」

奏「普段はやる気ないくせに目覚めだけはいいのね」

周子「なっ」

奏「メガネ何処かしら…」ゴソゴソ

2:◆5/VbB6KnKE:2014/10/07(火) 17:10:36.36 :41VVCU250

周子「…こうしてやる!」コチョコチョ

奏「ちょっ…やっ…あっ、あははっ!」ジタバタ

周子「うりうり」

奏「やっ…やめっ……ええいっ!」ガバッ

周子「ひゃあ!」グイッ

3:◆5/VbB6KnKE:2014/10/07(火) 17:12:05.12 :41VVCU250

奏に抱き寄せられ、覆いかぶさるような体勢になる私
右手は繋がれ、彼女の体温が直に伝わってくる
広いとは言えない私の部屋のベッドで、密着する私達
メガネを掛けた彼女はいつもより知性的に見えて、雰囲気に呑まれそうになる
「…ん……周子」
彼女が空いていた左手を私の頬に沿える
くすぐったくって少し身を捩る
「ぁ…」
そのまま頭を寄せられ、段々と近づいていく二人の距離
彼女の妖艶な唇が、紅色に光る唇が迫る
心臓の音が高まる
ドクン――ドクン――
更に距離が近づくにつれ、彼女の心臓の音も聞こえてくる
「…」
「…」
そして、あと少し
もう彼女の唇は目の前だ
私は成すがまま、彼女に従うように口付けを――

4:◆5/VbB6KnKE:2014/10/07(火) 17:12:40.98 :41VVCU250

周子「――おぉうい!?」ガバッ

奏「あら」

周子「え?何今のシリアスなあれ」

奏「さぁ?」

周子「怖いんやけど」

奏「きっと乙女オーラのせいよ」

周子「……乙女オーラ…?」

奏「詳しくは浪漫さんに聞きなさい」

5:◆5/VbB6KnKE:2014/10/07(火) 17:13:37.72 :41VVCU250

奏「洗面所借りるわよ」

周子「うん」

奏「あ、今日は何処か行く予定?」

周子「ううん適当に」

奏「そ、分かったわ」スタスタ

周子「ゲームしよ」

6:◆5/VbB6KnKE:2014/10/07(火) 17:14:59.60 :41VVCU250

奏「ふぅ…お昼どうする?」

周子「んー…後でコンビニいく」

<顔だ! 顔面だ! 難しいこたァナンにもない! 要るんだ、欲しいんだ、需要に――

奏「……何?それ…」

周子「紗南ちゃんに貸してもらったー」

<顔にズドン! 顔にドカン!飛び散るアレ! 膝でも肘でも背骨でもないぞ、顔だカオ――

奏「…14歳の娘がこんなのをやっていいのかしら」

周子「いいんやない?紗南ちゃん良識あるし…えい」ポチッ

<ズドン

<サンキュッ

周子「奏もやる?」

奏「いえ…私はぷよぷよでいいわ」

7:◆5/VbB6KnKE:2014/10/07(火) 17:15:59.00 :41VVCU250

周子「奏ぷよぷよ強いからなー」

奏「貴女が弱いのよ」

周子「連鎖とか考えるのめんどくさいもん」

奏「テトリスでもやってなさい」

周子「うぃっす」

8:◆5/VbB6KnKE:2014/10/07(火) 17:16:37.11 :41VVCU250

周子「あきたー」

奏「コンビニ行く?」

周子「いこー」

レジェンダリーデナイワー

レジェ…?

9:◆5/VbB6KnKE:2014/10/07(火) 17:17:36.09 :41VVCU250

周子「んー…これと…」

ブー

周子「んー?」

奏「決まった?」

周子「まだー…アーニャからラインきた」

奏「アーニャから?」

周子「うん…えーと」スッスッ

10:◆5/VbB6KnKE:2014/10/07(火) 17:18:30.86 :41VVCU250

周子「『遊びにいっていいですか?』だって」

奏「あの娘も暇なのね」

周子「『コンビニいるから迎えにいくー』…っと」スッスッ

奏「お菓子でも買っていきましょうか」

周子「ボルシチとか売ってないかな」

奏「どうかしら…」

ブー

周子「ん…『だったら私の部屋で遊びましょう』だって」

奏「そうね」

11:◆5/VbB6KnKE:2014/10/07(火) 17:20:07.74 :41VVCU250

ピンポーン

タッタッタッ

ガチャッ

アナスタシア「シューコ、カナデ…いらっしゃい、です――」

周子「はいはいちょっと失礼しますよー」

奏「…また何か始まったわ」

アナスタシア「?」

周子「どうも塩見警察のものです」ピラッ

奏「レシート見せてどうするのよ」

12:◆5/VbB6KnKE:2014/10/07(火) 17:21:41.29 :41VVCU250

アナスタシア「ボルシチ、買ってきてくれたんです?スパシーバ…ありがとう、シューコ」

周子「はいはい強制捜査ですので…速水巡査、確保を頼む」ビシッ

奏「そのキャラはいつまで続けるのかしら」ガシッ

アナスタシア「アー…確保されました、です…えへへ」ギュッ

周子「うん…飽きたからやめー」

アナスタシア「んぅ……ブィーストルィ…早い、です」

13:◆5/VbB6KnKE:2014/10/07(火) 17:22:19.17 :41VVCU250

周子「いろいろ買ってきたよー」ガサガサ

アナスタシア「わー」

周子「私ゴージャスセレブプリンー」

奏「ちゃんと食べなさいよ?」

周子「分かってるって―」パクッ

アナスタシア「お昼、食べて無かったんです?」

奏「ええ…起きたのがお昼過ぎだったの」

アナスタシア「アー…」

周子「うまい!」テーレッテレー

14:◆5/VbB6KnKE:2014/10/07(火) 17:23:05.98 :41VVCU250

周子「…1ニョッキ!」バッ

アナスタシア「…!2ニョッキ!」バッ

奏「…」

周子「…」ジー

アナスタシア「…」ジッ

奏「…3ニョッキ」バッ

周子「4ニョッキ!」

奏「5にょっ――」

アナスタシア「5ニョッキ!」

周子「いえーい奏の負け―」

アナスタシア「アー…勝ちました」

奏「くっ…」

15:◆5/VbB6KnKE:2014/10/07(火) 17:24:00.44 :41VVCU250

周子「罰ゲーム!イエーイ」パチパチ

アナスタシア「いえーい」パチパチ

奏「こうなったら何でもきなさい」

周子「……えーっと…」

アナスタシア「シューコ、これを」スッ

周子「おぉ…褒めて遣わす」ナデナデ

アナスタシア「ンー…♪」

16:◆5/VbB6KnKE:2014/10/07(火) 17:25:10.79 :41VVCU250

奏「…」ニャーン

周子「かにゃで…アリやん?」

アナスタシア「ダー…アリです」

周子「それじゃみくにゃんの真似してクリアね」

奏「な…」

アナスタシア「アー…ミクのまね…見たい、です」ワクワク

奏「くっ…」

17:◆5/VbB6KnKE:2014/10/07(火) 17:26:36.16 :41VVCU250

奏「…にゃ、にゃー…かにゃでは自分を曲げないよっ!」

周子「…」パシャッ

奏「ちょっ…!それはだめ…!」

周子「大丈夫大丈夫、私の秘蔵フォルダ行きだからー」

アナスタシア「シンパチーチナヤ…可愛い、です!」

奏「くぅ…!」

周子「(アーニャがいれば奏弄りほうだいねー…むふふ)」

18:◆5/VbB6KnKE:2014/10/07(火) 17:28:13.61 :41VVCU250

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<テヤッフェイトゥーペルソナッヤッハッペルソナッテイッテイッテイッテイッキーン!シュワーンヨシッテイッキーン!

周子「…」カチャカチャ

アナスタシア「あわわわ」カチャカチャ

<シュワーンヨシッテイッアタタタタ-ノーテンオトシアッチョーキーン!アグネヤストラー! ケー・オー

周子「いえい」

アナスタシア「アー…クマさんが…」

19:◆5/VbB6KnKE:2014/10/07(火) 17:29:05.58 :41VVCU250

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周子「やっぱり濃い茶が一番だと思うんだよね」ゴクゴク

奏「え…綾鷹でしょう?」

周子「む」

奏「むむ」

周子「綾鷹は温いとなーあれだからなー」

奏「濃い茶は濃すぎるわね…お茶はすっきり飲めるのがいいと思うのだけれど」

アナスタシア「アー…お水美味しいです」コクコク

20:◆5/VbB6KnKE:2014/10/07(火) 17:29:55.00 :41VVCU250

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周子「さっあーおーいでっ」

奏「ジャーニー!」

周子「みんなで一緒にっ」

アナスタシア「グッチ!」

周子「楽しく遊っぼっ」

奏「ダイヤ!」

周子「はっちっぽっちっ」

アナスタシア「わんわん!」

周子「かわいい」

21:◆5/VbB6KnKE:2014/10/07(火) 17:30:53.27 :41VVCU250

周子「今度みくにゃんと歌おう」

奏「…?」

アナスタシア「ヤー…ミクですか?」

奏「…ああ、そういうことね」

22:◆5/VbB6KnKE:2014/10/07(火) 17:31:41.91 :41VVCU250

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周子「…!?」

アナスタシア「?」

周子「カ、カラムーチョがもうない…!」

奏「好きね」

周子「新手のスタンド攻撃…!?」

奏「カラムーチョを食べ尽くす能力…?何処に使い道があるのよ」

アナスタシア「シューコに大ダメージを…」

奏「ちっぽけな精神ね…」

23:◆5/VbB6KnKE:2014/10/07(火) 17:32:37.38 :41VVCU250

周子「ブラックサンダーの力を利用した黄金長方形の板チョコ…」モグモグ

アナスタシア「アー…かっこいい、です」

周子「あー…タスク欲しいわぁ」

奏「…そう?」

周子「だって寝ながら移動できるやん」

奏「発想が杏みたいになってるわよ」

24:◆5/VbB6KnKE:2014/10/07(火) 17:33:36.06 :41VVCU250

周子「あとかわいい」

奏「…確かに」

周子「私はact2が一番可愛いと思う」

奏「1じゃなくて?」

周子「うん」

奏「ふーん…じゃあ、一番ルックスがかっこいいと思うのは?」

周子「ハイウェイ・スター!」

奏「成程ね」

アナスタシア「……?…??」

周子「今度漫画持ってきたげる」

アナスタシア「アー…ありがとう、ございます」

25:◆5/VbB6KnKE:2014/10/07(火) 17:34:13.81 :41VVCU250

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周子「くもーがーじゃまーしたってー」

アナスタシア「…♪」

周子「ひるーまないぜーふきーとばしてーみせーる」

奏「もう日も暮れてるわね」

周子「あーんカラオケいきたーい」

アナスタシア「ダー…行きたいです」

奏「…行く?」

26:◆5/VbB6KnKE:2014/10/07(火) 17:35:10.81 :41VVCU250

周子「行こー明日もオフやし」

アナスタシア「行きましょう…!」

奏「門限までには帰るわよ?」

周子「分かってるって―」

アナスタシア「わくわく」

周子「あ、アーニャ今日泊まってく?」

アナスタシア「ダー!お泊り、します!」

奏「ふふ、明日もだらだらしましょうか」

おしり

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