1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/07(日) 07:29:05.72 :4XfPMrJAO
P「そんなことを聞いてどうするんだ?」
日菜子「むふっ♪そんなの決まってるじゃないですかぁ」
日菜子「昨日は日菜子のお誕生日だったんですよ?」
日菜子「だからぁ…♪むふふっ♪」
『俺は日菜子のことが好みだよ』
日菜子「(そんな言葉のプレゼントを期待しても…むふふっ♪)」ぽわんぽわん…
P「日菜子の誕生日と俺の好みのタイプの関係性はわからないけど…」
P「まぁ、良いか。特別だぞ?」
日菜子「はい♪」
P「俺の好みのタイプは…」
P「俺」
日菜子「きゃー♪」
日菜子「……」
日菜子「…はい?」
2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/07(日) 07:30:39.11 :4XfPMrJAO
日菜子「えっと…?」
日菜子「ごめんなさい。もう一度お願いします」
P「俺は俺のことが好みだな」
日菜子「……」
日菜子「俺さんっていう女の子がいるんですか?」
P「?」
日菜子「いや、そんな不思議そうな顔をされても」
P「俺は俺自身のことだよ?」
日菜子「いや、そんな当たり前のように言われても」
3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/07(日) 07:31:39.89 :4XfPMrJAO
日菜子「えっと…つまりどういうことですか?」
P「どういうことって…」
P「あぁ、俺が俺のことを好みな理由か?」
日菜子「日菜子が聞きたいのは、そういうことで良いんですかね?」
P「なんで疑問系なんだ?」
日菜子「日菜子もよくわかりません」
P「そうだな…理由か…」
P「まぁ、好みになったキッカケっていうのがあってな」
日菜子「じゃあ、とりあえずそれから」
4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/07(日) 07:32:33.26 :4XfPMrJAO
P「キッカケは莉嘉の一言だった」
莉嘉『Pくん、カッコいいなぁ…///』
P「それを言われた日の帰宅後、普段あまり見ない鏡の中をしっかりと見つめてみたんだ」
P「そしたら確かにそこには紛れもない…」
P「イケメンの姿が映し出されていた」
日菜子「……」
P「そのイケメンに見とれてしまった俺は…」
P「俺に恋をした」
日菜子「うわぁ」
5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/07(日) 07:33:31.58 :4XfPMrJAO
日菜子「ナルシストなだけならまだ良かったのに…」
日菜子「恋しちゃったんですかぁ…」
P「仕方ないだろ?」
P「俺、カッコいいんだもん」
日菜子「確かに日菜子にとっても王子様な存在だったんですけどねぇ…」
日菜子「ちょっと百年の恋も冷めそうです…」
P「俺がこんなにもカッコいいのに?」
日菜子「なんだか幸子ちゃんと話してるみたいです…」
6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/07(日) 07:34:31.69 :4XfPMrJAO
P「幸子…」
P「…幸子は良いよなぁ、可愛くて」
P「羨ましいよ」
P「あぁ、もちろん日菜子だって可愛いぞ?」
日菜子「いつもならその言葉に、むふふっ♪ってなるんですけどねぇ…」
日菜子「ところで羨ましいってなんです?」
P「もしも俺が可愛い女の子で、今の俺と出逢えてたなら、どんなに幸せだったのだろう…」
日菜子「うわぁ」
7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/07(日) 07:35:36.32 :4XfPMrJAO
日菜子「自分が好き過ぎて、今の自分の性別に不満さえ感じるようになっちゃいましたか…」
P「いや、別に性別自体に不満は無いぞ?」
日菜子「…ちなみに女の子は恋愛対象ですか?」
P「いや、女の子はちょっと…」
日菜子「由里子さーん」
P「同性愛が悪いとは言わないけどな…」
P「やっぱり俺だって俺みたいな素敵な男性と付き合いたいよ」
日菜子「そうですかぁ…」
日菜子「……」
日菜子「って、あれ?」
8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/07(日) 07:36:34.68 :4XfPMrJAO
日菜子「Pさん、女の子は恋愛対象外なんですよね?」
P「うん」
日菜子「だけど同性愛は…」
P「俺は、ちょっと…」
日菜子「今の性別に不満は無いんですよね?」
P「うん」
日菜子「どんな人と付き合いたいかと言われたら…」
P「俺みたいな素敵な男性」
日菜子「……」
日菜子「…もう1つだけ良いですか?」
P「なんだ?」
日菜子「Pさんって、女性ですか?」
P「うん。もちろん」
日菜子「……」
日菜子「えぇぇぇぇぇっ!?」
9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/07(日) 07:38:00.53 :4XfPMrJAO
P「だけどこんなにカッコいいと中々男が寄って来なくてな…」
P「女の子の友人は昔からたくさんいたんだが…」
日菜子「……」
日菜子「つんつん」むにゅっ…
P「ん?どうした?」
P「急に俺の胸を触ったりして…」
日菜子「……」
日菜子「日菜子より、ある…」
P「あぁ、昔から着痩せするタイプでな」
日菜子「……」
日菜子「えぇぇぇぇぇっ!?」
10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/07(日) 07:39:16.66 :4XfPMrJAO
日菜子「なんで?なんで?」
日菜子「Pさん、こんなにもカッコいいのに…」
P「ホントにな…こんなにもカッコいいのに…」
日菜子「それなのにどうして…」
P「彼氏が出来ないんだろうなぁ…」
日菜子「女性なんですかぁ~!?」
~~~~~~~~~~
日菜子「…Pさんという王子様が日菜子姫をいつまで経っても迎えに来ない理由…」
日菜子「こんな妄想になっちゃいましたぁ♪」
P「その不愉快な妄想を今すぐ止めるんだ」
11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2013/04/07(日) 07:39:52.97 :4XfPMrJAO
おわり
日菜子、誕生日おめでとうございました
元スレ
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