2: ななまど ◆62IWBozqOg 2013/06/27(木) 00:36:31.55 ID:jCc7ghAe0
~~~~事務所~~~~
紗南「ぎゃー!」
杏「ふふーん」
P「どうした二人とも?」
紗南「あっ、プロデューサー!杏サンがひどいんだよ!」
杏「弓で曲射してるだけじゃーん」
紗南「あたしだけ近接で前にいるから巻き込まれて死にやすいんだってば!」
P「なるほど、近接武器と遠距離武器で戦う距離が違うから困ってるんだな?」
紗南「そうなんだよー!杏サンも離れたとこから攻撃してないで一緒に前でよーよ!」
杏「太刀で転ばされるの見えてるからやだぁ」
杏「それに、スナイパーって楽しいじゃん?弓だけど」
紗南「もっと敵の近くでギリギリの戦いする方が楽しいよー!」
P「そうだな、近接も遠距離もともに違った楽しさがあるから良いんだよな」
P「その点かな子ってすげぇよな、最後まで魅力たっぷりだもん」
紗南「へ?」
杏「はい?」
P「その点かな子ってすげぇよな、最後まで魅力たっぷりだもん」
P「な?」
紗南「う、うん…」
杏「はぁ…」
P「じゃっ。喧嘩すんなよー」
スタスタ
紗南「…なんか、ごめんなさい?」
杏「…杏こそ」
杏「だから、次はハンマーで出てあげるよ」
紗南「!」
アンズサーン!
ウワ、ナニヲスルダァー!
8: ななまど 2013/06/27(木) 00:47:14.46 ID:jCc7ghAe0
みく「最近、みくのアイデンティティがオーバーキル気味だにゃあ…」
のあ「そんなことないにゃあ」
アーニャ「ダー、みくさんは立派です…にゃぁ」
みく「オーバーキルの原因二人がなにを言うにゃ!」
のあ「…私の場合、あくまで「高嶺のあ」に「ネコミミ」がついてるに過ぎない」
アーニャ「プラーヴィリナ、そうですね、私も「アーニャ」→「アーニャん」→かわいい!がなりたってるに過ぎません…」
P「そうだ。二人のネコミミはあくまでオプションなんだ」
みく「Pチャン!?」
P「だが、みくは猫キャラでなくもう猫なんだ!」
P「だからみくにネコミミはあって当然。そして、猫が猫っぽく振る舞うのは人が人らしく振る舞うのと同じく当然」
P「なので必然的にみくには猫+???が求められてるんだよ!」
のあ「そうよ、あなたは猫なの。悔しいけど私たちはどうあがいても猫っぽいだけで猫であるあなたに手は届かない…」
アーニャ「ビズスローブナ、言うまでもなく私たちの中で一番の猫はみくですよ…!」
みく「みんにゃ…!」
P「まぁ、その結果魚嫌いのみくをいじる方向にきてるわけだが」
P「その点かな子ってすげぇよな、最後まで魅力たっぷりだもん」
みく「にゃああぁぁぁ!!Pチャンがいじめるにゃぁー!!」
10: ななまど ◆62IWBozqOg 2013/06/27(木) 01:05:06.85 ID:jCc7ghAe0
麗奈「……」
P「どうした、こんなとこで」
麗奈「…なんでもないわよ」
P「光が探してたぞ」
麗奈「関係ないわよ!」
P「そっか、喧嘩しちゃったのか」
麗奈「!」
麗奈「…あいつは悪くないの」
P「そうかー」
麗奈「うん…私たちがLIVEで負けたのを光のせいにして…」
P「なるほど。麗奈はLIVEで負けたのが悔しくてつい光に八つ当たりしたんだな」
P「その点かな子ってすげぇよな、最後まで魅力たっぷりだもん」
麗奈「…どういうことよ。あと、レイナサマ。間違えないで」
P「かな子もさ、こないだLIVEで負けたんだ」
P「でもかな子はさ、負かされた相手に「みなさんの甘い歌声に、私たちの方がとろけちゃいました…!」って悔しさをだすどころか称賛の言葉を送ったんだよ」
麗奈「…はっ、そんなことあたしにはできないからあたしってダメダメね」
P「そうじゃない。大事なのは受け入れることだ」
P「かな子みたいに称賛の言葉を送らずとも、己の敗北をきちんと受け入れて勝利した相手を認めることで人は成長できる」
P「ほら、悔しさをバネにしてって言うだろ。レイナサマはバネを伸ばす先を今回は間違えちゃっただけだよ」
麗奈「……」
P「それに、光はこんなことでレイナサマを嫌いになったりしないよ」
麗奈「…?」
P「ほら、おいで」
光「麗奈…」
麗奈「ひ、ひか…南条!?」
光「ごめん、麗奈。あたしが足を引っ張ったから…」
麗奈「…違うでしょ」
光「…?」
麗奈「あんた一人が悪かったんじゃなくてあたしたちの力が足りなかったから負けたのよ!」
麗奈「あんたに足を引っ張られたくらいでこけるあたしじゃないのよ!」
光「麗奈…!」
麗奈「ほら!レッスン行くわよ!ついてきなさい!」
光「おーっ!」
ドタドタドタ…
P「がんばれよ、ヒーローヴァーサス」
14: ななまど ◆62IWBozqOg 2013/06/27(木) 01:14:38.09 ID:jCc7ghAe0
P「はぁ…」
かな子「Pさんどうしたんですか?」
P「今月、クレジットカードの限度額まで使ったから…」
P「白波の歌姫ガチャひけないんだよぉー…」
かな子「が、ガチャ…?」
P「そう、今月はシンデレラガールとカーニバルスターにつぎ込んだからもう買えないんだよ…」
P「クレカの限度額までと俺ルールがあるとは言えガチャやれないのはきついなぁ…」
かな子「よくわかりませんけど、おつかれさまです…?」
P「その点かな子ってすげぇよな、最後まで魅力たっぷりだもん」
かな子「え…えぇっ!?」
P「健気だし女子力高いし俺の個人的な好みでよく食べる子好きだし…」
かな子「あ、あうう…」
P「かな子は気にしてるみたいだけど、俺はかな子くらいの体型の子はけっこう好みなんだ」
かな子「~!」
かな子「p、Pさんもすごいですよね!最後まで魅力たっぷり!」
P「!?」
かな子「なにもとりえのない私のことアイドルにしてくれたし!」
かな子「休みの日はスイーツ巡りに付き合ってくれるし!」
かな子「いつもさしいれにもってきてるお菓子おいしいって言ってくれるし!」
かな子「わたし!PさんにPさんのことが好きになる魔法をかけられたとか言いましたけど嘘です!」
かな子「わたしは魔法とか関係なくPさんが好きです!」
P「かな子…!」
かな子「いつもさしいれてるお菓子だってPさんがわたしのこと好きになるように想って作ってます!」
P「かな子ぉーっ!」
かな子「Pさぁーん!」
ちひろ「……おわり」