1: 1:2014/01/29(水) 14:54:41.83 ID:Kk2zcgoT0
ちひろ「冬もそろそろ終わるのに、まだまだ寒いですねー」
モバP「そうですね。気温は幾分ましですけど、まだ手袋とかないときついですね」
ちひろ「私も、おうちで布団から出れないことがしばしば……」
モバP「あーわかります。俺もでれないですねー」
ちひろ「それに、羽毛のふわふわした布団だから、よけいなんですかね?」
モバP「ああああ、それはやばいですね! なんだか眠くなってきましたよ!」
ちひろ「って、寝たらだめですよ!」
2: 1:2014/01/29(水) 14:55:29.49 ID:6LHlw/UC0
モバP「すいません……。俺としては、仕事を終わらせてひと眠りしたいですね」
ちひろ「私もですよ! なんだか、話をしていたら眠くなってきて……」
モバP「ちょ、ちひろさん、うとうとしないでくださいよ! キャラじゃないでしょ!」
ちひろ「キャラじゃないとか言わないでくださいよ! だいたい、私のキャラってなんですか!」
モバP「そりゃ、鬼悪魔ちひろと呼ばれるくらいだから……」
ちひろ「!! ど、ドリンク売りのお姉さんじゃないんですね……よよよ……」
モバP「ちょ、嘘泣きでも泣かないでくださいよ!」
ちひろ「ばれてましたか。えへへ。それより、仕事終わらして寝たいので手伝ってくださいよ」
モバP「仕方ないですねー」
3: 1:2014/01/29(水) 14:56:05.34 ID:6LHlw/UC0
モバP「……よし、これで終わりです!」
ちひろ「ありがとうございます!」
モバP「困ったときはお互い様ですよ……でも、お礼はちひろさんと一緒に寝る……でいいですよ?」
ちひろ「え?」
モバP「いや、だから、ちひろさんと一緒に寝たいなー……なんて」
ちひろ「いいですよ?」
モバP「え?」
ちひろ「だから、いいですよって」
モバP「ほ、本当ですか!?」
ちひろ「はい。だって、一人だと寒いですし」
ちひろ「それに……合法的に、抱きしめられる、でしょ?」
モバP(かわええ)
4: 1:2014/01/29(水) 14:56:34.95 ID:6LHlw/UC0
モバP「はい、移動しました! 仮眠室です!」
ちひろ「はい!」
モバP「今まで誰も使ってなかったので超寒いです!」
ちひろ「はい!」
モバP「と、とりあえず布団に……」
ちひろ「そ、そうですね……」
モバP「ささささむいいいいい」
ちひろ「ほらほら、ははははやく入りましょう!」
5: 1:2014/01/29(水) 14:57:06.43 ID:6LHlw/UC0
ちひろ「よーしよしよしよし」
モバP「ちひろさん、よしよしそんなにしないでくださいよ」
ちひろ「寒い時はこするのが安定です!」
モバP「そ、そうですが……そんな摩擦熱みたいな方法って」
ちひろ「プロデューサーさんは、足を絡ませて暖を取る人ですか?」
モバP「と、いうか、なぜにそう慣れてる感じなんですか?」
ちひろ「そりゃ、自家発電を毎日……」
モバP「おなごがそのような言葉を申してはいけませぬ」
ちひろ「しかし、うちは寒いのじゃ!」
モバP「……はい! 茶番終わり!」
ちひろ「それより、こすりすぎて熱いです」
モバP「知りませんよ」
6: 1:2014/01/29(水) 14:57:36.17 ID:6LHlw/UC0
ちひろ「プロデューサーさん」
モバP「なんですか?」
ちひろ「……あったかいです」
モバP「そうですね」
ちひろ「どうして抱きしめあってるんですか?」
モバP「今更聞きますか?」
ちひろ「あったかいです」
モバP「それはよかったです」
ちひろ「プロデューサーさんは?」
モバP「俺も温いですよ?」
ちひろ「……ふふ」
モバP「かわいいですね」
ちひろ「今言いますか?」
モバP「今言わないと、言う機会ないでしょ」
ちひろ「……そうなんですか?」
モバP「はい」
ちひろ「……夢かもしれないからですか?」
モバP「はい。……俺もちひろさんも、寝てるかもしてないですよ?」
ちひろ「……寝てないかも知れないです」
7: 1:2014/01/29(水) 14:58:11.14 ID:6LHlw/UC0
モバP「……でも、いいです。ちひろさんがかわいいですから」
ちひろ「……夢だからって、かわいいとか、いいすぎですよ。……そういうのは、アイドルに言うべきです」
モバP「ちひろさんだって十分アイドルとしてやっていけますよ」
ちひろ「……夢でも口説くんですね?」
モバP「はい。俺はプロデューサーですから」
ちひろ「……プロデューサーさんは相変わらずですね」
モバP「はい」
ちひろ「…………」
モバP「…………」
8: 1:2014/01/29(水) 14:58:42.35 ID:6LHlw/UC0
モバP「ちひろさん、キスしてもいいですか?」
ちひろ「夢だからって、それはダメですよ」
9: 1:2014/01/29(水) 14:59:14.83 ID:6LHlw/UC0
モバP「夢だからですよ」
ちひろ「……意地悪ですね」
モバP「大人ですから、ね?」
ちひろ「かっこつけながら胸に目線がいってますよ」
モバP「…………」
ちひろ「とにかく、夢は覚めないから夢なんです」
モバP「……とかいっちゃって~、眠れないんでしょ~?」
ちひろ「あー! ばれちゃった~」
「「…………」」
「「おやすみなさい」」
10: 1:2014/01/29(水) 14:59:44.29 ID:6LHlw/UC0
モバP「んん……」
モバP「ぬくい……」
ちひろ「スゥ……スゥ……」
モバP(なんだこれ……あったかい。やわらかい)
ちひろ「んん?」
モバP「お、お腹?」
ちひろ「……なにしてるんですか?」
モバP「おなかを撫でてました」
ちひろ「……変態」
モバP「褒め言葉ですか?」
ちひろ「ふーんだ」
11: 1:2014/01/29(水) 15:00:18.37 ID:6LHlw/UC0
ちひろ「さ、起きましょう」
モバP「ですね。気が付いたら結構寝てましたし」
ちひろ「そうですよ。もうこの時間は終わりです」
モバP「名残惜しいですね」
ちひろ「そう思うのはありがたいですが早くお腹から手をどかしてくださいよ」
モバP「いや、その、気持ちよくて」
ちひろ「変態ですか?」
モバP「いや、考えてくださいよ。ほどよく温かく、やわらかいお腹。この密着した状況でのちひろさんからでるいい匂い。……もうやばいですって」
ちひろ「わかったから早くお腹からどかしてくださいよ。サスサスしないでください」
モバP「思ったんですけど、お腹を摩りたいアイドルってどうですか?」
ちひろ「却下です」
12: 1:2014/01/29(水) 15:00:48.53 ID:6LHlw/UC0
モバP「ああああああよかったのにいいいいいさむいいいいい!!」
ちひろ「文句言わないでくださいよ! 最初はプロデューサーさん一人で寝るはずだったんですよ!」
モバP「ぐぬぬ」
ちひろ「……まぁ、たまにはいいですね」
モバP「そう言いながら俺に残業書類を押し付けるのはやめてください」
ちひろ「ちぇ、ばれたか」
モバP「ったく……」
ちひろ「これからは鬼悪魔ちひろとか言わないことですね!」
モバP「こんなうれしい思いを受けるなら何回でもいいますよ!」
ちひろ「プロデューサーさんは真正のどエムと」
モバP「やめてくださいちひろさん!」
13: 1:2014/01/29(水) 15:01:33.54 ID:6LHlw/UC0
ちひろ「まぁ、変態行動とったプロデューサーさんを懲らしめるのはここらへんにして」
モバP「またまた~。そういいながらうれしかったんじゃないですか? 最近アイドルのプロデュースで俺忙しかったから」
ちひろ「それは……秘密です」
モバP「とかいいつつにやけてますよ」
ちひろ「そ、そんなんじゃないんだからね!」
モバP「ツンデレが古い!」
ちひろ「カワイイボクだから当然です!」
モバP「荒いモノマネやめましょう」
ちひろ「……はいはいうれしいですよプロデューサーさんと久々に一緒だったからテンションあがってるんですよ!」
モバP「ふぅ。ドヤ」
ちひろ「やりきった顔やめてくださいよ。ドリンク売りますよ!?」
モバP「そ、それだけは勘弁をおおお」
ちひろ「ついでに婚姻届もどうですか?」
モバP「喜んで!」
終わり
14: 1:2014/01/29(水) 15:02:25.32 ID:6LHlw/UC0
日常のかわいいちひろさんを書きたかったです。
拙い文章でしたが、読んでいただきありがとうございました