1 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/11(月) 22:29:09.42 ID:env53Pqr0
11月11日 午前11時10分
P「……」 カタカタカタカタ
ちひろ「………」 カタカタカタカタッターン
P「……静かですね」 カタカタッターン
ちひろ「ええ。そうですね」
P「……」 カタカタカタ…
ちひろ「……」 スッ…カリカリカリ
カチコチ カチコチ
3 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/11(月) 22:30:29.66 ID:env53Pqro
――カチッ
午前11時11分
ちひろ「ポッキーゲーーーーム!!」 ガタッ!!
P「イェェェェーーーーイ!!」 ガタッ!!
ちひろ「さぁ始まりました、ポッキーゲームCGプロ杯のお時間です!」
P「はい、ではこれが今回のために近くのコンビニで買い占めて来たポッキーです!」 ドンッ
ちひろ「さすがプロデューサーさん、準備がいいですね!」
P「何かイベントごとがあれば全力で楽しむのがプロデューサーとしての職務ですからね!」 ドヤッ
ちひろ「そしてそれに全力で乗っかるのが事務員としてのお仕事ですよね!」 ドヤッ
5 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/11(月) 22:33:28.23 ID:env53Pqro
ちひろ「ところでプロデューサーさん、ポッキーゲームとはどういうゲームかご存知ですか?」
P「知りません! そんなゲームとは縁遠い青春を送ってきましたから!」 ドヤヤッ
ちひろ「偶然ですね、私も知りません! 合コンなんていくだけお金の無駄だと思ってましたから!」 ドヤヤヤッ
P「とまぁ、知らないじゃ話にならないのでグーグル先生に教えを請うたところ、どうやら男女がポッキーを咥えて行うゲームであることが判明しました!」
ちひろ「なるほど! それでそれで?」
P「あとはめんどくさいので調べてません!」
ちひろ「なら後は勢いだけでやってみましょう!」
6 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/11(月) 22:35:41.63 ID:env53Pqro
P「じゃ、ちひろさん、あーん」 ヒョイ
ちひろ「あー……んっ」 ハムッ
P「……ふむ」 ウーン
ちひろ「ふろひゅーはーはん? はぁ、はやふ……」 ングング
P「なるほど……おそらくポッキーゲームとはこうだ!」 ガッ
ポリポリポリポリポリポリポリポリポリチュッ
P「っしゃあ! 1,73秒!!」 グッ
8 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/11(月) 22:38:29.51 ID:env53Pqro
ちひろ「ほう……つまりプロデューサーさんの思い描くポッキーゲームとは?」
P「そりゃあ単純に相手が咥えたポッキーを食べつくすまでの時間を競う競技でしょう!」 フンス
ちひろ「なるほど、そうきましたか。シンプルですが、いい答えですね」
P「でしょう? ふふっ、我ながら好タイムですよ。ちひろさんにこのタイムが超えられますかね?」 フフーン
ちひろ「ですが待ってくださいプロデューサーさん。何も早ければいい、というものではありませんよ」
P「な、なにっ!?」
10 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/11(月) 22:40:04.71 ID:env53Pqro
ちひろ「考えてもみてください。ポッキーゲームは主に合コンなどで行われるゲームのようです」
ちひろ「そういう場で速さを競うとはとても思えませんね。考えが単純すぎます、だから三擦り半なんて言われるんですよ」
P「ぐぬぬ……じゃ、じゃあちひろさんのポッキーゲームを見せてもらいましょうか……!」
ちひろ「わかりました。ではプロデューサーさん、あーんしてください」 ヒョイ
P「あーん」 パクッ
11 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/11(月) 22:43:20.20 ID:env53Pqro
ちひろ「ではいきますよ、ポッキーゲーム……!」 カリッ
P「ひひろはん……?」
ちひろ「ん……はむっ……んく、ん……」
ポリッ……ポリ……カリッ……
P(な、なんだと……ゆ、ゆっくり……だと!?) グヌヌ
ちひろ「はむぅ……ん、あむ……ん」
ポリッ……カリ……ポリッ……
P(ス、スローだ! ちひろさんがスローに迫ってくる……ッ!!) ジリジリジリ
12 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/11(月) 22:45:28.75 ID:env53Pqro
ちひろ「……はむ………ふふっ」 ニコ
P(……!! め、目があった……妖艶に微笑むちひろさんと目が……ッ!!) メトメガアウー
ちひろ「ぽり……んっ、はむはむ……ふふ」 サラリ
P(み、三つ編みをかき上げる仕草がいちいちエロい……!)
ポリ……フー……ポリ……コショ……ッ
P(は、鼻息が……! ちひろさんの鼻息がっ、こ、こそばゆい距離で……!!) ムズムズ
13 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/11(月) 22:47:43.02 ID:env53Pqro
ちひろ「……んー」
ポリポリ………チュッ
ちひろ「ぷはー……ごちそうさまです。どうでしたか、プロデューサーさん?」 フフーン
P「くぅ……なるほど。焦らして焦らしてムードを盛り上げる、というわけですか……」 アセヌグイ
ちひろ「ええ、そのとおりです。男女が行うというからには、単純な勝負ではダメなんですよ」
ちひろ「このじわりじわりと距離を近づけていき、いつポッキーを食べきるのか。雰囲気や駆け引きを楽しむゲームではないかと!」 ドヤァ
15 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/11(月) 22:49:25.64 ID:env53Pqro
P「駆け引きですか……ではこういうのもアリなのではないでしょうか。ちひろさん、今と同じのをやってみてください」
ちひろ「え? 私がまた攻撃側でってことですか?」
P「ええ、どうぞ。はむっ」 パクリ
ちひろ「では……ゲームスタートです!」 ポリッ
ポリ……ポリ……
17 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/11(月) 22:51:04.21 ID:env53Pqro
ちひろ「あむ……んふっ……ぽりっ……」
ポリ……パリ……ポリ……
P(鼻息がこそばい……よし、ここだ……!!) ポリポリポリポリ!!
ちひろ「!?」
P(一気に……畳み掛ける!!) ポリポリポリチュッ!!
ちひろ「くはぁ!! や、やられました……!」
P「ふふっ……そう、駆け引きなら防御側が反撃に出る、そういうこともありうるということですよ!」 ドヤァ
ちひろ「ううー……思わせぶりなことを言い続けてたら押し倒されて、そんなつもりじゃなかったのに…というのを再現したようなものですね……!」 クッ
P「まっ、そんなとこでしょう」
18 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/11(月) 22:53:03.17 ID:env53Pqro
P「さて、じゃあ次は俺の次の案をいってみようと思います」
ちひろ「わかりました、では私が防御側ですね」
P「お願いします……はい、あーん」 ヒョ
ちひろ「あ~ん」 パクッ
19 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/11(月) 22:56:03.00 ID:env53Pqro
P「では……ポッキーゲームスタート!」 パクリッ
ちひろ(……プロデューサーさん、今度はポッキーを咥え込んだ……?) ジッ……
P「ん……ぺろぺろ……ぺろぺろ……)
チュルルルル……ペロペロペロ……
ちひろ(なん……だと……!? まるで杏ちゃんが飴をなめるようにポッキーのチョコだけを舐っている……!)
ちひろ(プロデューサーさんの息遣いが……唾液の音が……そしてたまにちらっと見える舌が……)
ちひろ(え、エロい……!!) ドキドキ
21 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/11(月) 22:59:20.76 ID:env53Pqro
P「んちゅ……ちゅぱ……フッ……」 ニヤリ
ちひろ(プロデューサーさんの流し目いただきましたー!!) ドッキーン
P「ちゅ………んん……」 ペロペロペロ……チュウウウウ
ちひろ「んっ、んふっ、あっ……んちゅ…ちゅぷ……ぬちゅれろ……!!」 チュプチュパチュピレロレロレロ
P「ぷはぁ……ふっ、どうです?」 ツゥー
ちひろ「あふぅん……す、すごくイイです……」 タラートローン
ちひろ「咥えたポッキーのチョコだけを舐め取りながら進み、そのままごく自然にディープキスを果たすだなんて……高等テクすぎます!」 ハァハァ
25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/11(月) 23:03:14.50 ID:env53Pqro
P「下手をすればポッキーの芯で喉をおえっとやられかねませんからね、ゲームレベルとしてはハードモードではないかと自負しています」 フッ
ちひろ「確かに……私だとたぶんおえってなっちゃって負けてしまいそうです……」
P「ははっ、ちひろさんは例えおえっとなったとしてもかわいいと思いますよ!」 サワヤカー
ちひろ「もうっ、プロデューサーさんったら!」 キャッ
P「あははははは!」
ちひろ「うふふふふ♪」
26 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/11/11(月) 23:04:25.29 ID:env53Pqro
アハハハハウフフフキャッキャ
イチャコライチャコライチャコラ
卯月「………」
未央「………」
凛「………なんだこれ」
P「さぁちひろさん、もう一戦やりましょう!」 ヒョイ
ちひろ「はい、プロデューサーさん。どのルールでやりましょうか!」 アーン♪
凛「なんだこれ!!」
終わり