1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/13(土) 15:58:54.76 ID:YGgI3NOY0
P「杏!仕事に行くぞ!」
杏「絶対に嫌だ!私はここから動かないッ!」
P「意地でも連れて行くからな」ぐいっ
杏「嫌だ、絶対に働かない!」どーん!
P「ぐはぁ!?」
P「な…なんだと……」
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2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/13(土) 16:08:23.64 ID:YGgI3NOY0
杏「まったく、プロデューサーは大げさだなぁ。軽く振り払っただけじゃん」
杏「そんなに大げさなリアクションはいらないと思うよ?」
P「いや、こっちは本気で吹っ飛ばされたんだが……」
ガチャ
仁奈「あ、P!おはようごぜーます!」がしっ
P「おおぅふぅぅ!?」ミシミシメキメキ
P「ごはぁッ!?」
杏「ぷ、プロデューサー!?」
5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/13(土) 16:15:06.26 ID:YGgI3NOY0
P(こ、この感じはどこかで味わったことがあるぞ……)
—
『Pちゃん、にょわー☆』
メキャメキャ
『ぬわーーーーーーーー!!』
—
『Pちゃん!あそんでー!』
ゴキゴキ
『ぶるぅぁぁぁぁぁぁ!!』
—
P(そうだ……思い出したぞ……)
P「きらりー!きらりはいるかー!?」
きらり「Pちゃん?どうかしたかにぃ?」
6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/13(土) 16:20:54.70 ID:YGgI3NOY0
P「杏と仁奈に何をした!?」
きらり「?」
きらり「杏ちゃんも仁奈ちゃんもいつもみたいにかわいー☆かわいー☆ってしてたくらいだにぃ?」
P「そうか、それならいつもどお…」
P(待てよ……?)
8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/13(土) 16:34:07.74 ID:YGgI3NOY0
P(いつも通り?たしかにきらりのハグはいつものことだ)
P(だが、そのいつものハグで俺はバキバキメキメキになっていた)
P(アイドル相手には加減していただろうが、負荷はかなりのものだったはず……)
P「つまり……」
P「きらりがハグするたびにアイドルが鍛えられていた…ということになるのか……?」
11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/13(土) 16:41:25.24 ID:YGgI3NOY0
ちひろ「Pさん、その仮説は正しいと思います……」
P「ちひろさん……?」
ちひろ「最近、事務所の備品がよく壊れるんですよ」
ちひろ「これをみてください」
P「ドアノブじゃないですか……」
ちひろ「それをやったのは幸子ちゃんです」
P「いや、これドア根元が板ごと外れてますよ?」
P「あの幸k ちひろ「幸子ちゃんがやったんです」
ちひろ「幸子ちゃんだけではすんでいません」
ちひろ「うちのプロダクションの『かわいー☆』子は大体このレベルになってます」
P「なん…、だと……」
13: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/13(土) 16:46:55.41 ID:YGgI3NOY0
P「これどうするんですか、事務所の設備が持たないじゃないですか……」
ちひろ「その点は、みんなの活躍で余裕があるので心配はありません」
ちひろ「問題があるとすれば……」
ちひろ「Pさんの身の安全です」
P「え?」
15: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/13(土) 16:51:53.78 ID:YGgI3NOY0
ちひろ「さっき言いましたよね?」
ちひろ「事務所の『かわいー☆』子はこのレベルだと」
ちひろ「うちのアイドルはみんなPさんとのスキンシップ好きですからね」
ちひろ「どうなるかはもう想像がつきますよね……?」
P「……」
こうして俺の苦労の日々が幕を開けたのだった……
21: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/13(土) 17:10:11.94 ID:YGgI3NOY0
—
P「乃々ー!グラビア撮影行くぞー!」
乃々「むーりぃー」シュンッ!
P「は、早い……!」
P「いや、仕事ぉぉぉぉ!!」
—
藍子「お疲れ様ですね、肩でも揉みましょうか?」
P「ああ、お願いするよ」
メキャメキャ
P「ぐっはぁぁぁぁぁ!!」
—
美世「ブロロン」
P「片手で乗用車引っ張ってやがる……」
—
P「晶葉!助けてくれ!」
ガチャ
晶葉「いやぁ、作業が捗るな!」ひょいひょい
P「計器を…軽々と……」
P(それよりも、頼りの晶葉まで……)
23: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/13(土) 17:24:30.95 ID:YGgI3NOY0
—
ちひろ「Pさん!トレーナーさんが!」
トレーナー「コヒュゥ…コヒュウ…」
茜「レッスンまだまだしたりないです!!」
茜「トレーナーさん続きやりましょう!!」
トレーナー「」
P「やめて!トレーナーさん死んじゃうから!」
茜「じゃあ、Pさん一緒に夕日に向かって走りましょう!」ダッ
P「やめてぇぇぇぇ!!」ズルズル
—
P「ヒョウ君……」
P「君は心のオアシスだよ…、さあこっちにおいで……」
ヒョウ君 シュバッ! シュバッ!
P「ははは、ヒョウ君はかわいー☆なぁー」
P「あはは、めちゃくちゃ素早い」
あはははは
シュバッ! シュバッ!
杏「プロデューサー……」
きらり「Pちゃん……」
あははははは
シュバッ! シュババッ!
26: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/13(土) 17:36:43.08 ID:YGgI3NOY0
きらり「Pちゃん…、ごめんなさぃ……」
きらり「きらりが、みんなのことはぐはぐしたから……」
杏「きらり…」
P「いいんだ、きらり」
P「みんなが元気で笑っている……」
P「みんながはぴはぴしてるんだ、こんなにいいことはないぞ?」
きらり「Pちゃん……」
P「それにな、きらり……」
ボシュンッ
P「なによりも俺の筋肉たちがはぴはぴしてるんだ……」
杏「…プロデューサー……」
P「はぴはぴ、してるんだ……」
29: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/13(土) 17:40:32.80 ID:YGgI3NOY0
P「今の俺ならお前ら全員を受け止めてやれる」
P「おまえらが鍛え上げてくれたからな」
P「きらり、杏、遠慮はいらないぞ」
P「俺の胸に飛びこんで来い!!」
P「ふんっ!はぁぁぁぁぁ!!」
パーン!!
P「これが…100%中の100%だ……!!」
36: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/13(土) 17:50:36.93 ID:YGgI3NOY0
きらり「Pちゃぁぁん!!」だきっ
P「きらりぃぃぃ!!」
P「ふんぬぅぅぅ!!」
P(よし!いける!!きらりだって受け止めてやれる!!)
きらり「Pちゃん!きらりはぴはぴしてるにぃ!!」ぎゅうぅぅぅ
メキメキッ グシャァ!!
P「ひでぶっ!?」
ドシャァ……
きらり「Pちゃん……」
本気のきらりを受け止めたプロデューサーは一片の曇りもない青空のような笑顔をしていた。
限界を超えた血管は爆ぜ、汗は滝のように流れていた。
最後の一瞬で限界を超えたのだろう
P「きらり……」
P「とっても……かわいー☆ぞ……」がくっ
きらり「Pちゃぁぁぁん!!」
その後プロデューサーは全身の骨折を一週間で完治させ、暑苦しい肉体で戻ってきた。
曰く「超回復ってすげぇ、マジすげぇ」だそうだ
38: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/13(土) 18:00:52.41 ID:YGgI3NOY0
P「杏ー!仕事行くぞー!!」
杏「今行くからちょっと待って!!」
P「最近働き者じゃないか?どうしたんだ?」
杏「まぁね、隠居資金はいくらあっても困らないし」
杏(これ以上人間離れされても困るしね、できるだけそっとしておくよ……)
きらり「Pちゃん!おはよー☆」だきっ
P「おおう!きらりおはよう!!」
杏「ちょっと、きらり!?」
今日もプロデューサーの肉体は順調にはぴはぴしていっています。
おしまい