1:◆qEJgO2U6bM:2014/02/02(日) 02:17:57.04 :ea29XPSDO
輝子「え、えい」
ポスン
P「……」
輝子「…おお」…ユサユサ
輝子「フヒ…、な、なんだか不思議な座り心地……き、きのこっしょんとも少し…違う…」
P(キノコッションってなんだ)
P「どうしたんだ急に」
輝子「あ、スーツってなんだかすべすべしてて……気持ちいいな」フヒ
P「聞けよ」
・シリーズ
3:◆qEJgO2U6bM:2014/02/02(日) 02:21:03.92 :02Y1ytYXo
輝子「……お、おひるごはん…か、買って来た」ガサ
輝子「ぷ…プロデューサーの分も…あるぞ」
P「わざわざ買って来てくれたのか」
輝子「う、うん。忙しそうだったから……」
P「そっか。ありがとう」ナデナデ
輝子「……」フヒ…
輝子「…なで、なでなでは……友情の証だったな……フヒ、フヒヒ」
P(どこで勘違いして来たんだろうなぁ)
4:◆qEJgO2U6bM:2014/02/02(日) 02:21:59.97 :ea29XPSDO
ぽんぽん
輝子「食べやすいように…おにぎり。よりどりみどりだよ…」
P「たくさんあるんだな」
輝子「う、うん。ある、あるよー…えっと……梅と、佃煮と…」
P(渋い)
輝子「…………キノコが具のは…その……」
P「ああ、うん。まあさすがにコンビニのおにぎりで見たことはない」
P(そうじゃなくても見たことないけど)
輝子「……う、うん。だからその……」
P「じゃあ佃煮で」
輝子「……お、おう。かしこまりー…」ペリペリ
P(それはどこで覚えて来た)
5:◆qEJgO2U6bM:2014/02/02(日) 02:23:06.54 :ea29XPSDO
輝子「は、はい。あーん」
P「ありがとう。でも自分で食べられるよ」
輝子「で、でも……プロデューサー…忙しいし…そ、それに私もこのまま食べるから……こ、この方が、かしこい…」
P「なるほどかしこい」
輝子「う、うん。かしこい…フヒヒ…」
P「…じゃあ」アーン
輝子「あ、あーん」
P「おいしい」モグモグ
輝子「そ、そうか……よかった」コク
輝子「…むぐ」パク
P「……」モグモグ
輝子「…」モグモグ
7:◆qEJgO2U6bM:2014/02/02(日) 02:24:33.08 :02Y1ytYXo
輝子「……」モグモグ…
輝子「……」フヒ…
P「……」モグモグ
P「……」…カタカタ
輝子「…」…モグ
輝子(…さり気なく……えっと……)そっ・・
8:◆qEJgO2U6bM:2014/02/02(日) 02:25:55.45 :ea29XPSDO
輝子「ま、まだ食べるか?」
P「ん?おう。ありがとう」
輝子「お、おう。じ、じゃあつぎはどれに……」
P「えっと……ん?」
P(…なんか明らかに手作りっぽいのが端の方に…)
輝子「…」フヒ…
P「……」
P「じゃあ…一番向こうの銀色のやつがいいな」
輝子「!そ、そうか」フヒ
輝子「…じつは…てづくり……フヒヒヒ」ペリペリ
P「へえ」
輝子「き、キノコ入りの、おにぎりが、なかったので……じ、自分で、つくって、みた。は、はい」
P(こういうところは妙にアクティブだな)クス
9:◆qEJgO2U6bM:2014/02/02(日) 02:30:00.79 :02Y1ytYXo
P「…」モグモグ
輝子「…ど、どーだ…?」
P「おいしい。いいなこんなのも」
輝子「…な、な」
輝子「…フヒ…フヒヒ。そ、そだ。なめこのみそ汁も買って来た。お湯を沸かしてくる…」パタパタ…
P(茸づくしだな…)
ぽこぽこ
P「……なんか事務所の茸が騒ぎ出した…」
P(輝子はいま楽しいのかな)
輝子「♪」
10:◆qEJgO2U6bM:2014/02/02(日) 02:30:48.46 :ea29XPSDO
P「……」モグモグ
P「…」…カタカタ…
ガチャ
幸子「おはようございます」
P「おう。幸子おはよう」
幸子「はい。…おや、ボクがカワイイのはいつも通りですが今日はなんだか人が少ないですね…いまはプロデューサーさんだけですか」
P(最初の台詞はいるのか?)
幸子「ふふーん」トコトコ
P「?」
11:◆qEJgO2U6bM:2014/02/02(日) 02:32:28.96 :02Y1ytYXo
幸子「えいっ」ポスッ
P「うげ」
幸子「その情けない声はなんですか!」
幸子「カワイイボクがせっかくお膝の上に飛んで来てあげたんです、もっと喜んでいいんですよ?」
P「…」
P「ああそっか。いろいろ腑に落ちた」ペチ
幸子「あう」
幸子「な、なにがです?あっひょっとしてボクのカワイさにですか!」
P「そうそう」ペチペチ
幸子「あうあう」
幸子「じ、じゃあどうして叩くんです?」
P「可愛いから」
幸子「あっなるほど。それでは仕方ないですね!ボクは叩かれてもカワイイので!」フフーン
P「うん」フニ
幸子「ふぁふ」ムニー
幸子「…こ、こんろはおふぁなでふか……」
ふぁふあー
ガチャ
輝子「??」
輝子「…フヒ……楽しそう…」
13:◆qEJgO2U6bM:2014/02/02(日) 02:33:10.95 :ea29XPSDO
とことこ
輝子「…た、ただいま……」
P「おう。おかえり」
幸子「?」
幸子「あっ輝子さん。おはようございます。今日もボクはカワイイですね!」
輝子「う、うん。おはよ……そだね、今日もさっちんはカワイイ…ね」
幸子「はい!」
輝子「う、うん」フヒ…
P(ちょっと長めの挨拶みたいなもんか)
14:◆qEJgO2U6bM:2014/02/02(日) 02:34:14.51 :02Y1ytYXo
輝子「……フヒ…これは、プロデューサーのぶん……」コト
P「ありがとう」
幸子「お味噌汁ですね。おいしそうです」
輝子「う、うん」
輝子「…さ、さっちんのは…これをあげる。じ、自分のぶんは、今日はがまんで…」フヒ…
幸子「??半分こしましょう。トモダチなのでそれでいいと思いますが」
輝子「…………」ハンブンコ…トモダチ…
輝子「…おっおう。そ、それも、それは、それで、そーだな」
幸子「はい」
P(やたらテンポのいいどもり方だな…)ズズ…
15:◆qEJgO2U6bM:2014/02/02(日) 02:35:19.63 :ea29XPSDO
幸子「それよりもですね」
輝子「??」モグモグ
幸子「プロデューサーさんは一人しかいません。これは由々しき事態です」
P「えっなにが」
輝子「??え、え…ゆりゅ……」
P(噛んだ…)
輝子「……」フヒィ…
輝子「…ゆみゅ……みゅ……りゅゆ…」
輝子「…………」フーヒィ…
P(落ち込んだ…)
幸子(しかしカワイイです…)
幸子「…あっあつっ……したをやけろしてしまいました…」アウー
輝子「……りゅりゅ」ガブッ
輝子「…舌を噛んだ」アー
P(似た者同士か)
16:◆qEJgO2U6bM:2014/02/02(日) 02:36:39.04 :02Y1ytYXo
P「…で、なにが大変だって」ナデナデ
輝子「…あ、アリガト…フヒ」
幸子「は、はい。うー…」
幸子「ほら」ギュ
P「?」
幸子「プロデューサーさんの手はお二つほどありますので頭は一緒になでてもらえますが」
幸子「でもボクと輝子さんが一緒に飛んで行くことはできそうにないです」
P「……そりゃまあ俺の膝の上は一つしかないからな」…ナデナデ
幸子「はい。なので由々しき事態です」
P(大げさだ)
輝子「フヒ……じ、じゃあキノコンスメントで膝を増やすか……」
P「膝の上は増やすようなもんじゃねえよ。あとなんだそれ」
輝子「こ、これからは……キノコ細胞とか…くる、くるよ……時代がキノコに追いつくよー……フヒヒ…ヒヒ…」フヒヒヒヒヒ…
P()コワイ
幸子「むー……あっなやんでちょっとアヒル口ぎみなボクもカワイイですね!?」
P「悩めよ」
17:◆qEJgO2U6bM:2014/02/02(日) 02:37:45.37 :ea29XPSDO
輝子「…あ……」
輝子「じ、じゃあ……えっと…ひ、膝のうえは、い、いいから」
幸子「?」
P「うん」
輝子「う、うん。…代わりに…その…こ、こたつに一緒に……入るのはどうだ…」
輝子「と、トモダチ同士じゃないと入らないし…フヒ」
P(そりゃまあこたつのある場所に居合わせるってことは、気心の知れた仲ってことだろうからな)
輝子「……だ、だめか…?」
P「……いや、べつにだめってことは」
P(…まあいいか。べつに急いでることもないしな…)
幸子「決まりですね!では今日はお仕事まではこたつとプロデューサーさんでのんびりです」パッ
P「俺が道具としてカウントされてないか、それ」
輝子「フヒ……キノコたちも一緒に入ろう……ホシショウコー♪コタツノコーボッチジャナイヨー♪」フヒー♪
ぽこぽこ
P「楽しそうだな」
輝子「た、たのしいよー……フヒ…」
18:◆qEJgO2U6bM:2014/02/02(日) 02:38:37.11 :02Y1ytYXo
輝子「…ぷっ……プロデューサーは…ど、どうだ?」
P「ん?楽しいよ。もちろん」
輝子「……あ…そ、そうか…」
輝子「……フヒ…じゃあよかった…な。な」
P「うん」
輝子「うん。フヒ……フヒヒ…」ぽこぽこ
19:◆qEJgO2U6bM:2014/02/02(日) 02:39:19.86 :ea29XPSDO
幸子「おーい。お二人とも遅いですよ。カワイイボクとみかんがこたつで待っているんですから早く来てください!」
P「お、みかんがあるのか。じゃあ行こうかな」
幸子「あれ?」
輝子「キノコたちも…一緒……な。フヒ…♪」ズルズル…
20:◆qEJgO2U6bM:2014/02/02(日) 02:40:27.02 :02Y1ytYXo
幸子「…」
P「…なにしてんだ、こたつに頭置いて」
幸子「ぼ、ボクとみかんのどちらを選ぶか見てるんです!」
P「…」ペチ
幸子「あう」
21:◆qEJgO2U6bM:2014/02/02(日) 02:41:04.92 :ea29XPSDO
P「…」ヒョイ
幸子「ああっみかんをっみかんを優先ですか!ぷ、プロデューサーさんのくいしんぼう!」
P「なに言ってんだ…ほら。あーん」
幸子「……」
幸子「あーん」
P「あーん」
22:◆qEJgO2U6bM:2014/02/02(日) 02:42:09.78 :02Y1ytYXo
幸子「ぱく」
幸子「…もぐ。おいしいです!」
P「そっか。よかった」
P「…幸子はカワイイなぁ」ナデナデ
幸子「…」
幸子「ふ、ふふーん。か、カワイイですよ!その通りです!さすがプロデューサーさんはよく…」
幸子「わ、分かってくれてますね!…」
P「まあな」
幸子「…………はい」
幸子「…えへへ……」
23:◆qEJgO2U6bM:2014/02/02(日) 02:42:57.02 :ea29XPSDO
P「おーい。輝子…うお」ビクッ
輝子「??」ズルズル…
P「…ず、ずいぶんたくさんトモダチ連れて来たな…いて」ポコン・・
輝子「……う、うん。たくさん…だよ。たくさん。そうたくさん……フヒヒヒ…」
P(言い聞かせてるみたいだな)
P「ほら。あーん」
輝子「??…むぐ」
P「うまいか?」
輝子「……」ムグムグ
輝子「……」コクコク
P「そっか。よかった」
輝子「……」コクコク
輝子「……」…フヒ…
24:◆qEJgO2U6bM:2014/02/02(日) 02:43:22.70 :02Y1ytYXo
モゾ
P「よし。じゃあ、うん。まあしばらくはのんびりするか」
輝子「お、おう」
幸子「はい」
P「…」
ギッチリ
P「…まあ同じ向きに無理して入ることはないと思うんだけどな」
輝子「と、トモダチだから……仕方ない。うん」
幸子「ボクはカワイイので!仕方ありません!」
P(どっちもよく分からん)
P「…」
25:◆qEJgO2U6bM:2014/02/02(日) 02:43:52.58 :ea29XPSDO
ぽこぽこ
P「……まあ、うん」
P「いいか。べつに」
幸子「いいと思います」
輝子「い、いいと思う……フヒ」
P「うん」
26:◆qEJgO2U6bM:2014/02/02(日) 02:44:46.65 :02Y1ytYXo
ガチャ
楓「…?」
輝子「…」フピー…
幸子「…」フフーンピー…
P「…」zz…
楓「…あら…三人で並んで……ふふ」
27:◆qEJgO2U6bM:2014/02/02(日) 02:45:18.96 :ea29XPSDO
輝子「…ん……むぅ…フヒヒ…♪」
楓「…」
楓「…」フフ
楓「輝子ちゃんが幸せそうなのがなによりのしょーこ…なんて。ふふ」
P「……」フグ
楓「…」
楓「あー…やっぱりプロデューサー…眠ってるときにはたくさん笑ってくれますね…いじわる」ツン
P「……??…」ムゥ…zz…
楓「……」ニコ…
楓「えいえい。いじわるにはこうです。こうです」ペチペチ
P「……」ウーン…
楓「ふふふっ…もう。ね。幸せな証拠。…ふふ」
輝子「……」フヒ…
・・・・おしまい
28:◆qEJgO2U6bM:2014/02/02(日) 02:46:14.99 :02Y1ytYXo
おわりんレス感
輝子カワイイ楓さんステキ
無事二人とも手に入りませんでした
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