2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/01(木) 23:23:54.12 ID:yOEMEevIo
輝子はキノコが大好きです。だけど、常に一緒にいることは出来ません。
輝子は考えました。考えて、考えて、眠くなったので寝ました。
次の日、目が覚めて、朝ご飯を食べてから輝子は考えました。そして、あることを思いつきました。
朝ご飯美味しい。もとい行く先々でキノコを育てよう。
事務所でもキノコを育てよう。育もう。命永久に栄えよう。この世に光あれ、キノコあれ
キノコ増える。輝子喜ぶ。
キノコ蔓延る。輝子喜ぶ。
3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/01(木) 23:24:21.45 ID:yOEMEevIo
キノコキノコキノコ。輝子輝子輝子。
輝子「ヒャッハーーーーーっ!!」
輝子のキノコ繁殖散布計画が始まりました。
事務所で暇なとき、レッスンの行き帰り、お仕事の行き帰りや合間、お友達の家に行ったとき、
輝子の行く先々で、どんどんキノコが増えていきます。菌糸類大侵略です。
しかし、そう簡単にキノコ侵略は進みません。人類を、ゲッターを舐めるな。
4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/01(木) 23:24:48.69 ID:yOEMEevIo
輝子「……」
モバP「なあ、俺の机の下で何してるの?」
輝子「むーりぃ……」
モバP「いや、乃々の真似されても、見えてるから。輝子だってまるわかりだから」
輝子「……フヒッ?」
モバP「というか、仮に乃々だとしても、机の下にいたら何してるか聞くだろ」
輝子「き、キノコ栽培」
5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/01(木) 23:25:16.33 ID:yOEMEevIo
モバP「……何故」
輝子「キノコは友達……友達がここにいると寂しくない」
モバP「輝子、もしかして、事務所で孤立してるのか?」
輝子「そ、そんなこと、ないけど」
モバP「それならいいが」
6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/01(木) 23:25:43.83 ID:yOEMEevIo
三日後、
茜「うー、今日のレッスンはハードだったねぇ」
茜「お腹空いたー」
フェイ「お腹空いた?」
茜「空いたよ」
フェイ「フェイフェイ、炒飯作るネ」
茜「マジ?」
7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/01(木) 23:26:11.11 ID:yOEMEevIo
フェイ「炒飯得意だヨ」
トントントントントン
ジュージュー
ジャッジャッジャッ
フェイ「ひと味足りないヨ」
フェイ「こんなところに美味しそうなキノコあったヨ!」
トントントントントン
ジュージュー
8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/01(木) 23:26:38.24 ID:yOEMEevIo
フェイ「美味しいネ!」
茜「美味しい!!」
輝子「ノォー! マイフレーンズ!!」
フェイフェイの炒飯は大人気でした。モバP机下産キノコの二割が、フェイフェイの炒飯の具になりました。
9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/01(木) 23:27:06.06 ID:yOEMEevIo
それでも、輝子はくじけません。
まだ八割残っています。八割です。八割と言えば80%です。
ただ、心配なことが一つありました。
残った八割も全て食用キノコなのです。食べられるのです。美味しいのです。デリシャスなのです。
八割を大事に育てよう、慈しもう。輝子は決意を新たにしました。
10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/01(木) 23:27:33.29 ID:yOEMEevIo
だけど、
好事魔多し
光あるところ影有り、光いるところレイナ様有り
キノコを狙うのはフェイフェイだけではなかったのです。
11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/01(木) 23:28:01.13 ID:yOEMEevIo
みちる「」
輝子「!?」
みちる「!!」
輝子「……なんで、パンを持ってるの?」
みちる「……」
輝子「……パンが開いてる……挟む具を捜してる?」
みちる「……」
12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/01(木) 23:28:29.68 ID:yOEMEevIo
輝子「こ、これはトモダチだから……」
みちる「……」
輝子「!?」
みちる「……」
輝子「ち……近づかないで」
みちる「……」
輝子「だ、だめ」
???「お待ちなさい!」
13: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/01(木) 23:28:56.93 ID:yOEMEevIo
輝子「誰?」
???「輝子ちゃんのトモダチを食べちゃ駄目です! さあ、ここはカワイイボクに免じて」
みちる「」ギロリ
???「そ、そんな怖い顔して睨んでも無駄ですよ!!」
みちる「……幸子の『さ』は、サンドイッチの『さ』」
???「……キノコは、ソテーにすると美味しいですよ!」
14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/01(木) 23:29:24.67 ID:yOEMEevIo
輝子「フヒ!?」
???「あ、それじゃあボクは用事を思い出しましたから、失礼します!」
みちる「……」
モバP机下産キノコ、残存五割!
輝子「ノォー! マイフレーンズ!!」
15: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/01(木) 23:29:52.56 ID:yOEMEevIo
それでも、輝子はくじけません。
まだ五割残っています。五割です。五割と言えば50%です。
ただ、心配なことが一つありました。
残った五割も全て食用キノコなのです。食べられるのです。美味えのです。グッドテイストなのです。
五割を大事に育てよう、慈しもう。輝子は決意を新たにしました。
16: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/01(木) 23:30:20.23 ID:yOEMEevIo
だけど、
好事魔多し
光あるところ影有り、光いるところレイナ様有り、パンあるところみちる有り
キノコを狙うのはフェイフェイとみちるだけではなかったのです。
17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/01(木) 23:31:00.20 ID:yOEMEevIo
だけど、
好事魔多し
光あるところ影有り、光いるところレイナ様有り、パンあるところみちる有り
キノコを狙うのはフェイフェイとみちるだけではなかったのです。
18: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/01(木) 23:31:30.19 ID:yOEMEevIo
まゆ「……」
輝子「……」
まゆ「あのぉ、輝子ちゃん、そこを退いてくれる? お掃除が出来ないの」
輝子「こ、ここは掃除、いらない」
まゆ「Pさんの机の下ですよ? 汚れたままには出来ないわぁ」
輝子「ここ、キノコ栽培所。トモダチの家」
まゆ「……キノコ?」
19: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/01(木) 23:31:59.99 ID:yOEMEevIo
輝子「ふひっ……トモダチ」
まゆ「Pさんの、机の下……Pさんの匂いを汗を……たっぷりと吸ったキノコ……」
輝子「フヒッ?」
まゆ「全てこちらで引き取ります。いいですよね?」
輝子「え。でもトモダチ……」
まゆ「いいですよね?」
輝子「だからトモダチ……」
20: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/01(木) 23:32:29.67 ID:yOEMEevIo
まゆ「輝子ちゃん?」
輝子「?」
まゆ「二回までは、許してあげます」
輝子「」
まゆ「いいですよね?」
21: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/01(木) 23:33:04.80 ID:yOEMEevIo
モバP机下産キノコ、全滅!
輝子「ノォー! マイフレーンズ!!」
それでも、輝子はくじけません。
頑張れ輝子! いつか、事務所をキノコで埋め尽くすまで! Pがマタンゴになる日まで!
22: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/08/01(木) 23:33:49.58 ID:yOEMEevIo
以上お粗末様でした
輝子に「ノーマイフレンズ!」と言わせたかったから書いた。
後悔はしていない