モバP「まゆの目に光を!」【佐久間まゆSS】

1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/14(日) 19:48:04.71 ID:EzmScdzP0
※投下速度と投下出来る時間が少ない
※かなり長編になる(予定)

それでも良ければ、見ていって下さい!

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1365936484

2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/14(日) 19:53:29.61 ID:EzmScdzP0
P「まゆって常時、目に光が無いですよね」

ちひろ「あー……確かに、いつも目がどんよりとしてますね」

P「あれ、一部の層には人気がありますが、
  あまり世間的にはよく思われていないワケで」

ちひろ「結構危ないことをしている様に見えますからね……」

3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/14(日) 20:00:22.60 ID:EzmScdzP0
P「当然、俺としては、
  まゆは皆に好かれるアイドルになって欲しいです。
  本当は良い子ですから……」

ちひろ「そうですね」

P「はい。で、まずその悪いイメージを払拭する為には
  最初は目を直せば良いじゃないか、と思いまして……」

ちひろ「なるほど。
    で、具体的にはどうするつもりですか?」

P「まゆに恋をしてもらいます」

ちひろ「……えっ」

P「もちろん相手は俺で」

ちひろ「えっ」

12: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/15(月) 19:30:01.33 ID:5PoAoe3c0
P「恋をすると、目が輝く気がしますから。多分」

ちひろ「あの……相手はアイドルですよ?」

P「分かってます」

ちひろ「しかもまだ未成年ですよね?」

P「そうですね」

ちひろ「……捕まりますよ?」

P「これは、あくまでもまゆを惚れさせるだけです。
  俺が手を出すわけが無いでしょう」

13: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/15(月) 19:35:53.43 ID:5PoAoe3c0
ちひろ「なら、直接告白されたら?
    断ったら、元通りになっちゃいますよね?」

P「対策は既に考えています。
  そうですね……試しにちひろさんが告白してみて下さい」

ちひろ「え……!?わ、私が……!?
    そ、そんな急に言われても……」

P「大丈夫ですよ。何も言いませんから。

ちひろ「あ、あの……その……」

P「さあ、はりきってどうぞ!」

ちひろ「は、はい……よし!」

ちひろ「プロデューサーさん、付き合ってk「え?何だって?」

ちひろ「……」

14: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/15(月) 19:50:38.07 ID:5PoAoe3c0
ちひろ「……それで誤魔化せないとd「え?何だって?」

ちひろ「前々から大好k「え?何だって?」

ちひろ「s「え?何だって?」

ちひろ「……これ、本当にイラッときますね」

P「これで、ある程度は持つはずです」

ちひろ(何言ってんだこいつ)

ちひろ「でも、根本的な所は変わっていませんよね?」

P「大丈夫です。ある程度、目に光が宿れば
  徐々に嫌われる様努力するので」

ちひろ「むしろ好かれたら?」

P「……」

ちひろ「目をそらさないで下さい」

15: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/15(月) 19:54:08.24 ID:5PoAoe3c0
ガチャッ!

まゆ「おはようございまぁす♪」

P「おはよう、まゆ」

ちひろ(……ほ、本気でまゆちゃんを落とす気ですか?)

P(当然です)キリッ

16: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/15(月) 20:01:29.61 ID:5PoAoe3c0
今日はここまでです。

明日からはペースアップするつもりです

19: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/18(木) 19:15:35.39 ID:Ruk4qx+A0
P「まゆは今日も可愛いな」

まゆ「うふふ。ありがとうございます」

P「……」

まゆ「……」

ちひろ(あれ?会話が終わった?)

20: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/18(木) 19:21:37.05 ID:Ruk4qx+A0
まゆ「……あのぉ、プロデューサーさん?」

P「は、はい?」

まゆ「今日のお仕事って何ですかぁ?」

P「えっと……」

ちひろ(プロデューサーさんが、まゆちゃんに対してよそよそしい……
    これも作戦の内なんですか?)

21: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/18(木) 19:28:48.36 ID:Ruk4qx+A0
ガチャッ

凛「おはよう」

渋谷凛
http://livedoor.blogimg.jp/tmg24news/imgs/3/a/3ab09460.jpg

P「あ、おはよう」

凛「ねぇ、今日はどうするの?」

P「まずは……」

ちひろ(凛ちゃんには普通の態度……
    やっぱり、何かあるとしか……)

22: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/18(木) 19:35:19.26 ID:Ruk4qx+A0
___
__
_

P「ふぅ……」

ちひろ「あの、プロデューサー。
    まゆちゃんへの態度は、ワザとですか?」

P「いえ……口説くってどうすれば良いのか分からなかったので」

ちひろ「は?」

P「今思えば、誰かを口説いたことなんてありませんし」

ちひろ「は?」

P「ちょっと、ハードル高いなって」

ちひろ「は?は?」

P「まぁ、仕方ないでしょう」

ちひろ「いや、それはおかしい」

23: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/18(木) 19:43:49.05 ID:Ruk4qx+A0
P「どうしてですか?」

ちひろ「いやいや、昨日なんて凛ちゃんに……」
___
__
_

24: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/18(木) 19:46:08.45 ID:Ruk4qx+A0
凛『はぁ……』

ちひろ『どうしたお?』

凛『……いえ、何でも無いです』

P『……凛。
  ちょっとこっちに来てくれないか?』

凛『……うん。分かった』

ガチャッ…バタン

ちひろ『……?』

___
__
_

ちひろ『……』カタカタ

ウワァァ…!ヒック…ヒックッ…

ちひろ『!』ビクッ

___
__
_

26: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/18(木) 19:58:58.70 ID:Ruk4qx+A0
ガチャッ

凛『ありがとう、プロデューサー……』

P『いや、俺は何もしてないよ』

凛『愚痴を聞いてくれたよ』

P『それくらいなら、いつでも聞くよ』

凛『……うん』

P『さて、仕事に戻るか……』

凛『……』クイッ

P『ん~?』

凛『あのさ、プロデューサー』

P『何だ?』

凛『大好きだよ』

ちひろ『!?』

P『ははっ、ありがとうな』

ちひろ『!!?』

27: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/18(木) 20:00:01.92 ID:Ruk4qx+A0
ちひろ「ストレートに告白されてたじゃないですか!!」

P「ははは、あれは告白じゃないでしょう」

ちひろ(な……!?あれで告白じゃない……だと……!)

ちひろ「な、ならその夜のことはどうなんですか!」

P「……?」

___
__
_

33: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/21(日) 19:12:58.88 ID:z+oZXLNF0
ちひろ『あ、スタドリの特注品が無い……!
    確か、事務所に……』

スタスタ……ガチャッ

ちひろ『あの~、プロデューサーさん。スタドリ__』

加蓮『ハァッ…ハァッ…!』グッタリ

P『あ、ちひろさん。どうしました』

ちひろ『……』

バタンッ

___
__
_

34: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/21(日) 19:21:39.30 ID:z+oZXLNF0
ちひろ「はいギルティー」

P「え……何もしていませんよ!?」

ちひろ「へぇ。言い訳は?」

P「加蓮のスタミナを上げる為のレッスンを……」

ちひろ「あんなに服が乱れていたのに?」

P「はい!」

ちひろ「滅茶苦茶笑顔ですね……
    それにしても、どうして深夜にやる必要が……」

P「さぁ?加蓮が『夜にしたい』って言ったので」

ちひろ「……!
    も、もしかして……!」

ポワンポワン……
___
__
_

35: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/21(日) 19:32:24.98 ID:z+oZXLNF0
加蓮『はぁ……』

P『加蓮、どうした?』

加蓮『……あのさ、私ってあんまり魅力無いのかな?』

P『いやぁ、そんなことは無いよ。
  でも……どうしてそう思った?』

加蓮『……この事務所の中だったら、凛とかいるでしょ?
   私……勝てるか心配で……』

加蓮(他の子に、プロデューサーを取られるなんて……そんなの、絶対に嫌)

P(他のアイドルよりも上に立ちたい気持ちは大切だ。
  たまには俺も協力するかな)

P『なぁ、今日、俺直々にレッスンを教えようか?』

加蓮『え……ほ、本当!?』

P『指導法とかは、マストレさん達に教えてもらったから大丈夫。
  ただ、少し厳しくするつもりだけど……』

加蓮『具体的には、何のレッスンなの?』

P『スタミナアップ。あとは女性の魅力とか?』

加蓮『!!?』

36: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/21(日) 19:45:42.60 ID:z+oZXLNF0
加蓮『つまり……そういうこと……!?』

P『ん?うん。あ、着替えも持って来いよ』

加蓮『わ、分かった……』

P『あまり期待するなよ。そこまで(指導)上手くないから。
  何せ初めてなんで』

加蓮『そ、そう……奇遇だね。私も初めて……』

P『え?』

加蓮『……今夜だよね?』

P『今でもいいって』

加蓮『えっ!?
   こ、心の準備が整ってないよぉ……!』

P『そうか?じゃ、また夜に』

加蓮『う、うん……』

___
__
_

37: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/21(日) 19:47:48.92 ID:z+oZXLNF0
P「あ、大体そんな感じです」

ちひろ「グスッ……加蓮ちゃん……!」

P「何故泣いて……」

ちひろ「鬼!悪魔!P!」

P「Why!?」

38: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/21(日) 19:52:00.89 ID:z+oZXLNF0
P「話がズレ過ぎです。一旦元に戻しましょう」

ちひろ「私が見る限りだと、まゆちゃんは
    プロデューサーにある程度の好意を抱いていると思いますよ?」

P「それを、どうやって恋にするか……
  立場上、あからさまに口説く訳にはいかないですし……」

ちひろ「まぁ、私としては
    今まで通り接してあげることが、一番効果的だと思いますよ」

P「……そうですね!
  アドバイスありがとうございます」

ちひろ「頑張って下さいね。陰で応援してます」

P「はいっ!」

39: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/21(日) 20:05:50.36 ID:z+oZXLNF0
タッタッタ…

P「まゆー」

まゆ「何ですか?」

P「俺のこと、どう思ってる?」

まゆ「はい?」

ちひろ(ストレートに言ったァ!!?)

40: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/21(日) 20:12:29.71 ID:z+oZXLNF0
まゆ「好きに決まってるじゃないですか」

P「そうか……」

P(現時点の段階では、職場の人として好き、か……)

まゆ「それに……愛してますよ……」ボソボソ

P「ん?何か言ったか」

まゆ「い、いえ。何でも無いです」

ちひろ(……今日のまゆちゃん、
    いつもより強引な感じがないですね……)
    

ちひろ「……あ、もしかして昨日の__」

P「じゃ、早速だけど仕事に行くか!」

まゆ「……はい♪」

___
__
_

42: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/21(日) 20:23:54.61 ID:LdFk6kL0o
no title

View post on imgur.com


北条加蓮(16)

45: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/22(月) 20:12:21.27 ID:LeuF8zbz0
パシャパシャ

カメラマン「最後に一枚……はいOK!
    今日の撮影は終わり!」

まゆ「ありがとうございます♪」

カメラマン「良いよ~!
    明日もこの調子でね!」

まゆ「はぁい♪」

テッテッテ……

46: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/22(月) 20:18:25.86 ID:LeuF8zbz0
まゆ「今日のまゆは、どうでしたか?」

P「ん。……少し元気が足りなかったように見えるな。
  何かあったのか?」

まゆ「……」

P「深くは聞かない。
  でも……どうしても限界だって時は、俺に相談してくれ。
  何を言われても、絶対に拒絶はしないから」

まゆ「……はぁい」

P「じゃ、行くぞ」

スタスタ

まゆ(……プロデューサーさん……)

___
__
_

47: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/22(月) 20:27:30.04 ID:LeuF8zbz0
__車内__

P「今日は、撮影中よく頑張ったな」

まゆ「え……?」

P「正直、撮影中のまゆの表情を見ただけじゃ、
  誰もまゆが疲れてるなんて思わないよ」

まゆ「……そうですかぁ?」

P「本当。
  ただ、今日は『褒めて下さい♪』じゃなくて『どうでしたか?』
  って言ったことが、少し気になったんだ」

まゆ「……。
   それだけの違いで、よく元気がないって分かりましたね」

P「まぁ、一番の違いは珍しくまゆが奥手だからな。
  いつも自分を積極的にアピールするのに……」

P(この辺りも、少し好感度に変化があるから、か……?
  女心って分かりにくいなぁ……)

まゆ「……やっぱり、その方が良いんですかぁ?」ボソッ

P「ん?」

まゆ「いえ、何も……」

48: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/22(月) 20:38:22.44 ID:LeuF8zbz0
P「とにかく、今日はお疲れ……っと」ピクッ

まゆ「……?
   どうしましたか?」

P「ごめん。つい手が出ちゃいそうになってな……」

まゆ「え……!?」

P「ちょっと、頭を撫でる癖があるんだよ」

まゆ「あぁ……そういうことですか♪」

P「……なぁ。
  よかったら、頭を撫でても良いか?」

まゆ「……はい♪」

P「今日は、よく頑張った……」ナデナデ

まゆ「……♪」

P(チラッと、横を見ると、
  まゆの頬は真っ赤に染まっていた)

P(それは、単なる俺の思い過ごしか、それとも___)

49: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/22(月) 20:41:25.90 ID:LeuF8zbz0
次の日

P「まゆが、どんな心情変化をしているのか分かりません」

ちひろ「そんなこと私に言われても……」

P「良い感じだとは思います。
  でも、それが恋愛感情なのかは分からないんです……」

ちひろ(に、鈍すぎる……)

P「何か良いアドバイスはありますか!?」

ちひろ「もう告白すれば良いんじゃないですか?」

P「投げやりですね」

ちひろ「私に」

P「ん?」

ちひろ「……ッ!」カァァ…

ちひろ(わ、私ったら、とんでもない事を……!)

50: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/22(月) 20:51:44.54 ID:LeuF8zbz0
P「……あぁ!」

ちひろ(流石にプロデューサーさんにバレた!?)

P「ちひろさん」

ちひろ「は、はい!」

P「もう告白しましたよね」

ちひろ「へ?」

P「昨日」

ちひろ「えぇっ!?」

ちひろ(い、いつの間に!?
    もしかして、遠回しにプロポーズを……!)

P「ほら、あの名言を言ったじゃないですか」

ちひろ「名言?」

P「え?何だって?」

51: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/22(月) 20:57:54.43 ID:LeuF8zbz0
ちひろ「……あ、そういうことですか……」イラァッ…

ちひろ(スタドリ200モバコイン値上げ確定~)

ちひろ「素晴らしい命減ですね!」

P「……何を怒っているんですか?」

ちひろ「どうして無駄な所だけ鋭いんですか……
    おかしいでしょ……」

56: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/23(火) 21:14:33.25 ID:rg680LsU0
P「で、他に無いですか?」

ちひろ「うーん……あ!
    他の子に試して見ましょう!」

P「と言うと?」

ちひろ「プロデューサーには恋愛の経験が少ないから、
    今悩んでいるんですよね」

P「まぁ……そうですね」

ちひろ「だったら、何人かを対象に反応を試すっていうのはどうでしょう?」

P「なるほど。それは良い考えですね」

ちひろ「えぇ。ですが、アイドルにすると問題になるので、
    まずは私から____」

P「おーい、加蓮!」

加蓮「何?」

ちひろ「……どうせそんなことだと思いましたよ。ふんっ!」

57: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/23(火) 21:25:42.18 ID:rg680LsU0
P「俺のこと、どう思ってる?」

加蓮「そうだね……頼りになるって感じかな」

P「お、そうか?」

加蓮「うん。よく気が利くし、私が倒れた時、
   何度か見舞いにも来てくれたことあったよね?」

P「そりゃ、人として当然だろ?」

加蓮「……凄く嬉しかった。
   何だか、ヒーローみたいって思ったよ」

P「……ん。ありがとう」

ちひろ「照れてますね~
    顔が真っ赤ですよ!」

P「ひ、ひやかさないで下さい!」

58: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/23(火) 21:36:11.48 ID:rg680LsU0
加蓮「ま……欠点もあるけど」

P「ハハ、そりゃ人間だからな」

加蓮「後先考えず行動した時とか……ね」

P「そうか?」

加蓮「あ、でもしっかりと考えてするんだったら良いよ。ただ……
   思いつきで、結果どうなるかを考えないのは一番危ないと思う」

加蓮「プロデューサー、たまに私達をからかうことがあるけど……
   特に、まゆには、慎重に行動しないとその内刺されるかも___なんてね♪」

P「……」

59: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/23(火) 21:46:13.69 ID:rg680LsU0
加蓮「まぁ、私もつい最近、からかわれたからね。
   ああいうの、結構悲しいから……ってどうしたの?」

P「加蓮……お前凄いな!」

加蓮「……ふふっ、ありがとう」

P「俺のことを、そこまで思ってくれてたなんて……!」ジーン…

加蓮「私、この中で
   一番プロデューサーのことを見てるからね♪」

P「これで家事さえ出来れば、良い奥さんになれるのになぁ……」

加蓮「……か、家事はこれから身につけるよ……」

60: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/23(火) 21:53:28.89 ID:rg680LsU0
P(思いつきで、結果を考えずに行動……か)

P(まぁ、今回は、まゆの目に光を入れるだけで
  たいしたことは無いだろう)

ちひろ「……で、どうでした?加蓮ちゃんは参考になりましたか?」

P「あ」

P(忘れてた……)

63: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/24(水) 21:18:41.48 ID:1dFwQWcu0
ちひろ「忘れるなんて……まぁ、次の人を参考にすれば良いですよね。
    そうなると、やっぱり次はわt」

P「よし、次は凛だ!」ダッ!

ちひろ「どうせそうですよねーはーいがんばってくださーい」

P「なぁ、凛」

凛「どうしたの、プロデューサー?」

P「俺のこと、どう思ってる?」

凛「大好きだよ」

P(即答か……結構、凛の俺への評価は高いな……)

P「具体的には、どうなんだ?」

凛「うーん
  全部……かな?」

P「全部かぁー……って全部!?」

凛「うん。
  悪い所も、良い所も含めて、全部」

P「へ、へぇ~……ってそれ具体的じゃないよな!?」

凛「あ、バレた?」

P「それくらい、すぐに分かるよ……」

P(まぁ、こんな風に冗談が言える仲だ。
  結構信頼されているんじゃないか?)

64: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/24(水) 21:32:32.04 ID:1dFwQWcu0
P(さて、そう考えると、まゆの好感度はやっぱり普通だな。
  問題は、どうやってそれを上げていくのか……)

凛「……あ……頭にゴミが付いてるよ」

P「え、どこ?」

凛「……動かないでね」

P「え?」

凛「……」ナデナデ

P「り、凛?
  頭を撫でる必要は……」

凛「……いつもありがとうね」

P「……あ、あぁ……」カァァ…

ちひろ「……うらやましーなー……撫でて欲しいなぁ……」

P「凛、ちひろさん撫でる?」

凛「ヤダ」

ちひろ「ひ、酷い……二つの意味で泣きそう……」グスッ

65: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/24(水) 21:44:13.12 ID:1dFwQWcu0
ガチャッ

まゆ「おはようございま……ッ!」

P「ありがとうな。何か落ち着くよ……」

凛「ずっと撫でても良いよ」ナデナデ

ちひろ「まゆちゃん、どうしたの?」

まゆ「……いえっ、何でもないです……っ!」ギィィ

ちひろ「……っ……」ゾクッ

まゆ「ハァッ……ハァッ……!」ギロッ

ちひろ「まゆちゃん?一旦落ち着いて!
    お、お茶でも飲む?」

まゆ「……はい」ギリギリ

ちひろ「は、歯ぎしり凄い音ね~…
    はい、これ」スッ

まゆ「んっ……ふぅ……
   うふふ……ありがとうございます♪」

ちひろ「ど、どういたしまして……」

ちひろ(何だか、まゆちゃんの様子がかなり危ないですね。
    よく見ると、目に凄い隈が出来てますし……
    プロデューサーに言っておかないと……)

71: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/28(日) 21:31:06.46 ID:Bxv5xF3y0
直ったみたいなので、今から投下しますね

72: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/28(日) 21:33:57.79 ID:Bxv5xF3y0
P(まゆ、かなり疲れているな……
  仕方ない、今日は事務所で休ませるか)

P「ごめん。まゆも来たし、一旦撫でるのを……」

ギュッ…

P「……どうした?」

凛「……あのさ、
  二度と言わないから、絶対に聞き逃さないでね……」

P「何だ、重要な話か?」

凛「……うん」

凛「プロデューサーのこと、1人の女として、好き……
  ううん。愛してるよ」

ちひろ「えっ!?」

P「なっ……!」

73: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/28(日) 21:43:07.65 ID:Bxv5xF3y0
バッリーンッ!

P「!?
  な、何だ今の音は!?」

まゆ「うふふ……つい、ガラスのコップを割っちゃいました♥」ダラダラ

ちひろ「ヒッ……!」

P「ま、まゆ……お前、手で握り潰したのか!?」

まゆ「案外簡単に割れちゃいましたねぇ……」タラァ…

ガチャッ

加蓮「みんな、一体何を……キャァァァ!!」

ちひろ「い、今すぐ病院へ!」

P「まゆ!
  早く俺の車に!」

まゆ「はぁい♥」

74: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/28(日) 21:48:55.01 ID:Bxv5xF3y0
___
__
_

P「どうして、こんなことを……!」

まゆ「……本当に分からないんですかぁ?」

P「……ごめん……!」

まゆ「……謝る必要は無いですよぉ
   うん……これで決心がつきました」

P「な、何の……?」

まゆ「具体的なことは言えません。でも……」

まゆ「まゆの、夢の実現の為です♥」

P「そ、そうか……」

まゆ「はい♥」

75: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/28(日) 21:55:30.71 ID:Bxv5xF3y0
___
__
_

P(確か、この近くの病院って言えば○○の……)

まゆ「ねぇ。
   プロデューサーさんって、子供が何人欲しいですかぁ♥」

P「な、何を突然……」

まゆ「子供、欲しいですよね……♥」ウットリ

P「今はそんな話をする場合じゃ____」クルッ

まゆ「何ですかぁ?」ニコニコ

ゾッ……

P「!?」ガタガタ…

P「……い、いや。何でもない……」

まゆ「で、プロデューサーさんは子供が___」

76: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/04/28(日) 21:57:25.17 ID:Bxv5xF3y0
P(隣にいるのは、決して犯罪者や幽霊なんかじゃない。
  俺達と一緒にアイドルを目指す、可愛い女の子のはずだ)

P(なのに……まゆの顔を見た瞬間から、体の震えが止まらない)

P(それは、怪我をしているのにも関わらず、
  笑顔で話しかける姿を、『異常』と思ったのが原因か?)

P(それとも____)

P(まゆの目から、完全に光が無くなっているからなのか?)

85: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/05(日) 13:10:18.92 ID:4HgjjEh60
どうしよう
俺よく頭撫でられるんだけど…(男に)

投下はまた夜にします

87: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/05(日) 14:02:49.45 ID:4HgjjEh60
男に決まってるじゃん…
ショタでも無いし、ヤクザ顏

89: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/05(日) 21:15:35.81 ID:4HgjjEh60
>>88
動……物……!?
正直人間も動物ですけどね……

投下します

90: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/05(日) 21:23:17.48 ID:4HgjjEh60
ガチャッ

P「ただいま」

凛「おかえり……って凄い汗だね。
  シャツが透けて見えるよ」

P「え!?
  うわっ、本当だ……」

ちひろ「今日はそんなに暑くないですけどね」

P「……色々ありまして」

ちひろ「あぁ……大体予想は出来ました」

91: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/05(日) 21:39:26.86 ID:4HgjjEh60
凛「それで、まゆの様子は……」

P「治療を受けた後、直ぐに家に帰らせた。
  アイドル活動は、傷の状態が良くなってからになる」

加蓮「……大丈夫かな……」

P「ん?何が?」

加蓮「……まゆの心」

P「……」

92: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/05(日) 21:45:25.21 ID:4HgjjEh60
加蓮「普通、怪我したら痛いし、
   他のことを考える余裕なんてないと思う」

加蓮「でも、まゆの顔笑顔だったよね?」

加蓮「それを見てたら
   何だか、心が壊れちゃった様な感じが……ね」

P「……ま、まゆのことなら大丈夫だ!」

加蓮「……でも」

P「そ、それより、今日はもう仕事が無いから
  早く帰った方が良いんじゃないか?
  何か用があるって言ってたよな」

加蓮「あ……!
   明日、ちゃんと詳しく聞かせてね」

P「あ、あぁ」

93: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/05(日) 21:52:34.67 ID:4HgjjEh60
加蓮「凛。
   ごめん、今日は先に帰るよ」

凛「え、今日は早いね?」

加蓮「まぁ……色々あって」

凛「分かった。また明日」

   

加蓮「頑張って」ボソッ

凛「……うん」

94: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/05(日) 21:57:37.85 ID:4HgjjEh60
今日はここまでです

女子に頭を撫でられたい

95: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/05/05(日) 23:13:49.14 ID:RWupU5+do

頭撫でられてる間、視界は固定されてるだろ?
その間に撫でてる女の子が何してるのか考えると……

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする