1: 短い。10レス前後になる予定。 2013/07/27(土) 00:24:09.28 ID:DbnFAhaUO
愛海「……」コソコソ
愛海「……」ソローリ
愛海「……今だっ!」バッ
凛「!?」
愛海「ヒャッハー!いい揉み心地!」モミモミ
凛「わっ!ちょ、ちょっと!いきなり何するの!」モニュモニュ
愛海「コミュニケーション!そうこれは親交を深めているだけ!何もやましいことじゃないんだよ!」モミモミ
凛「そこは、や、やめっ!」モニュモニュ
2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/27(土) 00:28:33.38 ID:DbnFAhaUO
P「何をやってるんだお前は。凛から離れろ」ヒョイ
愛海「げぇっ!プロデューサー!」
凛「あ、ありがと、プロデューサー」ゼェゼェ
P「災難だったな、凛。こいつはキッチリシメておくよ」
P「おら愛海!向こうの部屋で説教だ!」
愛海「嫌だ!私はもっとコミュニケーションを取るんだ!」
P「いいから黙って来い!」ズルズル
愛海「いやぁ!あんな狭い部屋でお説教はいやぁ!」
4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/27(土) 00:33:47.77 ID:DbnFAhaUO
~3時間後~
P「十分に反省したか?」
愛海「反省してます…」
P「よし、いいだろう。俺はこれから営業に行くが、くれぐれも悪さはするなよ!」
愛海「はい…絶対にしません…」
P「凛、俺が出てる間に何かあったらすぐに電話しろよ。できるだけ速く駆けつける」
凛「うん、わかったよ」
P「よし!それじゃ、行ってくる!」ガチャ
愛海・凛「いってらっしゃい」
5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/27(土) 00:38:16.48 ID:DbnFAhaUO
愛海「ふぅ。あー、楽しかった!」
凛「……どういうこと?というかさっきのしおらしさはどうしたの?」
愛海「ああ、凛さんはまだ気付いてないんだね。それじゃ意味がわかんないか」
凛「どういうこと?話が全く見えてこないんだけど」
愛海「説明するのは面倒なんだけどね、
丁度いいや。この機会に全部話しておこうかな」
愛海「私が女の子好きっていうのは嘘で、本当はプロデューサー一筋、ってことだよ」
凛「……は?どういうこと?」
愛海「話すと長いんだよね。凛さんはそこに座ってて。お茶でも淹れてくるよ」
8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/27(土) 00:43:27.58 ID:DbnFAhaUO
愛海「はい、お茶。冷たいのでよかったよね?」
凛「そんなことはどうでもいいから。早くさっきの話を詳しく教えて」
愛海「凛さんはせっかちだなぁ。せっかくお茶も用意したんだし、ゆっくり話すよ」
愛海「全ての始まりからね」
最初はね、スカウトされた時。プロデューサーに一目惚れしたの。特に運命的な出会いってわけじゃなかったんだけどね。
なんていうのかな?初めて会った時、こう、ビビッ!て。すごい衝撃だった。
それが恋だって気付くまでは結構時間がかかったんだけどね。始めての経験だったし。一目惚れも、男の人を好きになるのも。
あ、それまでは本当に女の子が好きだったんだよ?でも、プロデューサーに会ってからはどうでもよくなっちゃった。
10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/27(土) 00:47:21.76 ID:DbnFAhaUO
話を進めよっか。それで私はスカウトを受けて、この事務所に入ったの。
その頃はまだ女の子のほうが好きだったからね。天国だったよ!見放題、嗅ぎ放題、揉み放題!楽しかったなぁ!
でもさ、プロデューサーって常識人でしょ?だから、そういうことをしたらすぐに引っぺがされて、お説教をされるの。
当時はうっとおしくも感じたけど、今思うと愛情故のことだよね。何とも思ってない相手に、何時間もお説教なんてしないだろうし。
まぁそんな感じで時間は過ぎて。事務所に入って1ヶ月と少しくらいのときにね、やっとプロデューサーへの恋心を自覚したの。
きっかけは何だったかな?よく思い出せないや。 デビューを間近に控えてて、あんまり色々考えてる余裕も無かったしね。
そういうことがあって、私はプロデューサーへの想いを自覚して、行動を始めたの。
11: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/27(土) 00:50:17.45 ID:DbnFAhaUO
それまでは普通に接してきたはずなのに、意識すると難しいものでさ。急にプロデューサーと上手く絡めなくなっちゃって。
焦ったなぁ。デビューしたばっかりで忙しかったから、プロデューサーとは長く一緒にいられたんだけど。会話は少なかったからね。
それで仕事が少し落ち着いてから、必死に考えたんだよ。どうすればそれまでみたいにつきあえるかって。本当に必死だった。
それで思いついたんだ。お説教されればいいんだって。
狭い部屋で二人きり。プロデューサーは私のことだけ見て、考えてくれる。こんなに素晴らしい環境がお説教には揃ってたんだよ。
そこに気づいてからはすぐだったね。あえてプロデューサーの目の届く範囲でセクハラして、見つかって、捕まる。
今までと行動自体は変わってないから誰にも怪しまれないし、自然にプロデューサーにお説教してもらえる。
それに繰り返すほどお説教の時間は伸びるし、プロデューサーは私のことを気にかけるようになっていく。最高だよね。
13: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/27(土) 00:55:12.03 ID:DbnFAhaUO
愛海「……とまぁこんな具合で、今に至ってるって訳だよ」
凛「……その真実を知っている人は、事務所内にどれくらい居るの?」
愛海「どうなんだろ。一部の察しのいい人が気付いてるくらいかな?だいたいの人は知らないと思うよ」
凛「わかった。愛海には悪いけど、対処させてもらうよ」
愛海「どうやって?私のお説教作戦を止める手段なんて無いと思うんだけど」
凛「あるよ。簡単な方法が」
凛「私達が黙って揉まれればいいんだ」
15: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/27(土) 00:58:29.62 ID:DbnFAhaUO
愛海「……へぇ?それ、本当に出来るの?みんな揉まれるのを嫌がってたのに」
凛「この事務所のアイドルの多くが、プロデューサーに好意を持ってるのは……知ってるよね?」
愛海「うん。私もその一人だし。アイドル事務所的にはかなりヤバイよね」
凛「なら分かるよね。皆プロデューサーを取られないためだったら、揉まれるくらいいくらでもするよ」
凛「プロデューサーは私達のことを第一に考えてるからね。私達が『揉まれても嫌じゃない』って言えば、お説教だってしない」
愛海「……凛さんに教えたのは失敗だったかな。まさか対処されるとは思ってなかったよ」
凛「私もプロデューサーが好きなアイドルの1人だからね。その程度の手に屈する気は無い」カチカチ
凛「これを送信して、終わり」テレレレン
17: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/27(土) 01:00:01.62 ID:DbnFAhaUO
愛海「……今日はもう帰るね」
凛「そう。気を付けて」
愛海「それじゃ」ガチャ
凛「バイバイ」
20: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/27(土) 01:01:58.25 ID:DbnFAhaUO
愛海「よっしゃぁ!!!!全部全部計画通りぃ!!!!」
愛海「プロデューサーが好き!?んなわけあるか!!!!私は女の子以外に興味は無い!!!!」
愛海「まさか凛さんがああも簡単に嘘に引っかかって、しかも自分から解決策を出してくれるなんてね!嬉しい誤算だよ!」
愛海「本当は自分から『まぁ出来ないだろうけど?』的な感じで解決策を出す予定だったのに!凛さんの謎思考回路のおかげで楽に終わったよ!」
愛海「明日にはみんなにこの嘘が伝わってるはず!つまり揉み放題!プロデューサーの妨害もお説教も無しで!うっひょー!」
愛海「明日が楽しみだなぁ!雫さんも藍子さんも来るはずだし!時間の許す限り揉み続けるよ!!」
愛海「早く明日にならないかなぁ!!」
おわじ
25: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/27(土) 01:08:41.29 ID:DbnFAhaUO
お察しなラストで申し訳ない
それでも大喜びする師匠が書きたかったんだ
HTML依頼を出してくる
26: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2013/07/27(土) 01:16:51.86 ID:Oj0YIR8to
知ってた
でも幸せそうな愛海が見れて良かった