1 :◆iUFOzRwgx6 :2015/12/13(日) 22:31:34.29 :g1T1hlxDo
凛「全くどうかしてると思わない?」
奈緒「え?」
加蓮「うん?」
凛「え?」
奈緒「お前は一体何を言っているんだ?」
凛「てい」ペシッ
奈緒「痛い!」
2 :◆iUFOzRwgx6 :2015/12/13(日) 22:32:43.20 :g1T1hlxDo
凛「一体も何もその通りの話だけど?」
奈緒「なんでまず頭叩いたんだよ……」
加蓮「凛、本気で言っているの?」
凛「?」
加蓮「いや、キョトン?じゃなくてさ」
凛「まずデレてもいないし」
奈緒「はあ」
凛「そして病んでもいない」
加蓮「そうかな?」
3 :◆iUFOzRwgx6 :2015/12/13(日) 22:33:30.97 :g1T1hlxDo
凛「ヤンデレってこういっちゃなんだけどまゆでしょ?」
奈緒「あー……まあアレはね?」
加蓮「まあそうだよね」
凛「私全然違うじゃん?」
加蓮「うん?」
凛「うん?」
4 :◆iUFOzRwgx6 :2015/12/13(日) 22:34:28.21 :g1T1hlxDo
奈緒「結構似てる所あると思うぞ」
凛「そうかな?」
加蓮「凛はさ、ヤンデレじゃないというなら自分ではどう思ってるの?」
凛「そうだね……別にデレているわけじゃないけどクーデレかな」
加蓮「クーデレ」
凛「クーデレ」
5 :◆iUFOzRwgx6 :2015/12/13(日) 22:35:48.56 :g1T1hlxDo
奈緒「あー……なるほど」
凛「奈緒はわかってくれたようだね」
奈緒「最初はそんな感じだったな」
加蓮「みんなちょっと引いてたよね」
凛「最初?引いた?みんな?誰?」
加蓮「未央と卯月」
凛「呼び出す」
奈緒「いや突然迷惑だろ」
7 :◆iUFOzRwgx6 :2015/12/13(日) 22:36:53.99 :g1T1hlxDo
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未央「やっほーしぶりん呼んだ?」
加蓮「早」
未央「いや、だって事務所のそばの店じゃん」
卯月「凛ちゃん、なにかあったんですか?」
奈緒「いや、凛が自分はヤンデレじゃなくてクーデレだって言い張っているんだ」
凛「まあ別にデレてはいないんだけどね」
9 :◆iUFOzRwgx6 :2015/12/13(日) 22:39:00.26 :g1T1hlxDo
卯月「まあ確かに最初の頃の凛ちゃんはプロデューサーさんに素っ気無い感じでしたよね」
未央「なんか正直ちょっと痛かったよね」
凛「?」
加連「キョトン?じゃなくて」
未央「そしていつの間にか病んだよね」
凛「?」
未央「いや、だからキョトン?じゃなくて」
卯月「そう言えばいつだったか美嘉ちゃんが……」
10 :◆iUFOzRwgx6 :2015/12/13(日) 22:39:31.31 :g1T1hlxDo
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美嘉「プロデューサー、何よそ見してるの。今はアタシが隣にいるのに、もー」
美嘉「あはは、冗談♪でも、今のちょっと凛っぽくなかった? よそ見すら許さない女、凛っ★」
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11 :◆iUFOzRwgx6 :2015/12/13(日) 22:40:47.84 :g1T1hlxDo
加蓮「あー、あの時の船上パーティーで」
未央「プロデューサーから美嘉ねえと一緒の時にこう言われたって聞いたよね」
凛「ふーん……」
奈緒「ほらそれ」
凛「え?」
加蓮「病んだ目だったね」
凛「病んでないよ?」
12 :◆iUFOzRwgx6 :2015/12/13(日) 22:41:31.94 :g1T1hlxDo
未央「うーん……でもただのヤキモチってレベルじゃないようなー……」
凛「未央まで何を言っているのさ」
未央「最初はさ?『ふーん、アンタが私のプロデューサー?』って言っちゃってさ」
加蓮「それそれ」
未央「『初めて会った時は、私のためにここまでしてくれるなんて思ってなかった……。ありがとう、プロデューサー。ふふっ、今度は私がプロデューサーのために頑張る番だね』」キリッ
13 :◆iUFOzRwgx6 :2015/12/13(日) 22:44:17.92 :g1T1hlxDo
凛「てい」ペシッ
未央「痛っ!なんで!?」
奈緒「それだけ聞くと痛いクーデレなんだけどなあ」
加蓮「問題はライバルに対しての態度だよね」
凛「ライバル?」
加蓮「例えば奈緒なんてプロデューサーに対して完全にツンデレじゃん」
奈緒「はぁ!?」
14 :◆iUFOzRwgx6 :2015/12/13(日) 22:44:52.22 :g1T1hlxDo
凛「蒼の拳を受けよ!アイオライトブルー!!」ゴッ
奈緒「痛い!」
未央「思いっきりグーパンした!」
卯月「待って凛ちゃん!話せばわかります!」
凛「けどライバルって言ってもさ」
未央「流した!」
奈緒「なんなんだよ……」
15 :◆iUFOzRwgx6 :2015/12/13(日) 22:45:42.20 :g1T1hlxDo
卯月「やっぱりまゆちゃんとか?」
未央「せなしー、くみねぇ、まり姉、えとちゃん……」
凛「そうだね、みんな魅力的だよね」
奈緒「なんか大人な対応してるぞ」
凛「いやいや……確かに私にとっては大事な先輩で仲間でライバルだからね」
未央「ふーん……クールな感じ出してるけど……」
凛「だから病んでない、クールのクーデレだって。いやデレてないけど」
加蓮「……奏」
凛「」ピクッ
16 :◆iUFOzRwgx6 :2015/12/13(日) 22:46:31.18 :g1T1hlxDo
未央「お?反応した?」
加蓮「楓さん」
凛「」ピクピクッ
奈緒「ライバルと思っている人の名前に反応するのか」
凛「いや違うし」
加蓮「菜々ちゃん」
凛「」
奈緒「愛梨ちゃん」
凛「」ピクッ
卯月「友紀さん」
凛「」
未央「あいあい」
凛「」ピクッ
卯月「美優さん」
凛「」ピクッ
17 :◆iUFOzRwgx6 :2015/12/13(日) 22:47:42.75 :g1T1hlxDo
奈緒「面白い」
加蓮「結構積極的にプロデューサーにアプローチしてる人に反応してる」
凛「そんなことないよ?」
加蓮「和久井さん」
凛「」ピクッ
未央「しぶりんわかりやすいー」
凛「違うよ?だからそんなんじゃないって」
奈緒「反応しなかった人に対して失礼だけどな」
18 :◆iUFOzRwgx6 :2015/12/13(日) 22:48:39.42 :g1T1hlxDo
加蓮「まゆとはまた違った感じでライバル見張ってそうだよね」
凛「そんなことしてないよ?」
未央「確かにまゆちゃんとは違った感じのプレッシャーかけてそう」
凛「だから違うって」
加蓮「ホントに?」
凛「ホントに」
加蓮「病んでない?」
凛「病んでないどころかプロデューサーにそういう意識持ってないから」
19 :◆iUFOzRwgx6 :2015/12/13(日) 22:49:55.98 :g1T1hlxDo
加蓮「ふーん……じゃあアタシがプロデューサー貰っちゃおうかな」
凛「え?」
未央「あ、じゃあ私が!」
卯月「え?あ、私が」
凛「それじゃあ私だって」
奈緒「は?え?……いやあたしが……」
「「どうぞどうぞ」」
奈緒「なんであたしがオチなんだよ!ダチョウネタならここは凛だろ!」
20 :◆iUFOzRwgx6 :2015/12/13(日) 22:50:42.24 :g1T1hlxDo
加蓮「なんか煮え切らないけど……凛と奈緒がプロデューサー意識してるってのだけはわかった」
凛「いやだから違うって」
奈緒「さらっとあたし巻き込むなよ!」
未央「いやーけどしぶりんがねー……私はてっきりしぶりんの本命はしまむーだと思ってたんだけどなー」
卯月「え?」
凛「いや、まあそれはそうなんだけどね」
21 :◆iUFOzRwgx6 :2015/12/13(日) 22:51:28.23 :g1T1hlxDo
卯月「……え?」
未央「あ、やっぱり?」
加蓮「え?卯月に対してヤンデレ?」
奈緒「あーなんかしっくりきたわ」
未央「まあしまむー頑張りなよ!嫉妬に狂ったしぶりんに刺されないように!」
加蓮「ヤンデレだからね」
奈緒「卯月ガンバ」
22 :◆iUFOzRwgx6 :2015/12/13(日) 22:52:24.92 :g1T1hlxDo
卯月「はい?……え?」
未央「じゃ、私たちは帰ろうか」
加蓮「邪魔しちゃアタシたちも刺されるかも」
奈緒「ごゆっくり~」
卯月「え?え?……凛ちゃん?」
凛「……病んでないよ?」ニコッ
卯月「……え?」
卯月「えーーーーーー!?」
23 :◆iUFOzRwgx6 :2015/12/13(日) 22:54:44.40 :g1T1hlxDo
終わり
ノリの良さそうなこの子達好き
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【SS速報VIP】渋谷凛「私がヤンデレとか言う風潮」
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