1: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/31(水) 23:52:11.14 ID:6dWBaTOn0
真美「うあうあ→!!このままじゃレッスンに遅れちゃうよ→!!」
真美「はあっ、はあっ、はあっ」
真美「何で、レッスン、前に、猛ダッシュ、しなきゃ、いけないのさ!!」
「きゃああああああ!!ひったくりよおおおおお!!」
「誰かそいつを止めてくれ!!」
真美「え?」
「邪魔だっ!!」
ドカッ
真美「っ!?」
2: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/31(水) 23:53:07.39 ID:6dWBaTOn0
真美「い、いた」
真美「痛い、痛いよぉ」
真美「痛ああああああああああああああ!!」
「お、女の子が……!!」
「誰か救急車を!!」
「顔をおさえてるぞ!!」
真美「痛い、痛い、痛い……!!」
3: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/31(水) 23:54:30.81 ID:6dWBaTOn0
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
真美「ってコトがあったの」
春香「それで包帯を?」
真美「鼻の骨がポッキリ」
響「痛むのか?」
真美「触らなければだいじょぶだよ」
春香「本当に酷い話だね……」
亜美「……」
4: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/31(水) 23:55:27.69 ID:6dWBaTOn0
響「亜美?」
亜美「……あの日から」
響「うん?」
亜美「……怪我してから真美、なんかおかしいんだよね」
響「本当は痛いの我慢してるとか?」
亜美「……違う、違うんだよひびきん」
響「……?」
亜美「……見ててね?」
6: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/31(水) 23:57:02.01 ID:6dWBaTOn0
真美「もう、心配しすぎっしょ!!」
春香「で、でも……」
真美「だいじょぶだって!!」
亜美「876プロ」ボソッ
真美「っ!?」
7: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/07/31(水) 23:59:00.74 ID:6dWBaTOn0
真美「バ、バ、バン……、バン……」
響「ま、真美?」
真美「バン、バンッ……」
春香「ちょっと亜美!!何を言ったの!?」
真美「ま、真美の、真美の顔は……」
亜美「真美……」
真美「真美の顔はもう……」
真美「ジェロム・レ・バンナみたいになっちゃうんだ……!!!!!!」ポロポロ
9: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/01(木) 00:01:03.43 ID:T2HVcLzp0
春香「えっ」
響「あ、亜美!!」
亜美「……ずっとこうなんだよね」
亜美「鼻がバンナって人みたいになっちゃうー、って」
真美「やだよ……!!真美、バンナになりたくないよぉ……!!」ガクガク
11: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/01(木) 00:03:29.97 ID:T2HVcLzp0
春香「だ、誰?」
亜美「調べてみたらね、格闘技の人だったんだー……」
響「あっ、あの人か!!」
春香「えっ?響ちゃん知ってるの!?」
響「にぃにが格闘技好きでたまに一緒に観てたから……」
響「真美、大丈夫だぞ?真美の鼻があんな風になるはずないさー!!」ダキッ
真美「嫌あああああ!!嫌あああああ!!」ポロポロ
12: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/01(木) 00:04:23.16 ID:T2HVcLzp0
亜美「それでね、これがその人の写真なんだけど……」ピッ
『http://i.imgur.com/Ke9Bvl7.jpg』
春香「」
13: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/01(木) 00:09:36.99 ID:T2HVcLzp0
春香「亜美!!この写真怖すぎるよ!!」ゾワ
春香「たしかに鼻が!!あるべき所からずれてるよ!!」
真美「嫌ぁ……、嫌だよぉ……!!」ポロポロ
響「有り得ないから、な?」
亜美「そうだYO→、真美がこんな怖い顔になるわけないじゃんか」
真美「……でも」
春香「響ちゃんや亜美の言う通り、ね?」
真美「う、うん」
14: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/01(木) 00:15:36.97 ID:T2HVcLzp0
響「はい、この話はここでおしまいだぞ!!」
春香「じ・つ・は!!私クッキー焼いて来たから、みんなで食べてください♪」
響「どれどれ」パクッ
亜美「だから、言ったっしょ?」
亜美「そんなコトあるわけない、ってさ」
亜美「パパも心配ないって言ってたし」
真美「……そっか、そうだよね」
真美「そんなコト、あるはず無いもんね」
真美「はるるん、クッキーちょうだい!!」
15: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/01(木) 00:17:53.10 ID:T2HVcLzp0
春香「えっとね、今日の味はね……」
亜美「亜美も亜美も!!」
真美「あっ、亜美ずるいYO!!」
亜美「んっふっふ→、早いモノ勝ちだよ?真美くん」
響「ふぅ」
響「やっぱり真美は笑顔じゃなきゃ」
ガチャン
16: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/01(木) 00:20:31.12 ID:T2HVcLzp0
響「ん?」
やよい「伊織ちゃんが食べるくらいだから、きっと美味しいんだよね!!」
伊織「まあ、嫌いじゃないわね」
やよい「どんな味なのかなぁ」
伊織「今度食べさせてあげるわよ」
17: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/01(木) 00:21:28.95 ID:T2HVcLzp0
響「何の話?自分も食べたいぞ」
伊織「やよいが食べた事ないっていうから……」
やよい「響さんは食べた事ありますか?」
やよい「ふぐ」
真美「っ!?」
18: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/01(木) 00:23:16.27 ID:T2HVcLzp0
響「あるぞ!!沖縄でよく食べに行ってたさー!!」
真美「ア、アン、アンディ……」
やよい「うらやまs……、って真美?」
真美「アンディ……!!アンディ……!!」フルフル
伊織「ちょ、ちょっと真美?」
春香「な、何で……」
真美「うわあああああああああああああ!!」
亜美「真美!!」
19: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/01(木) 00:26:08.78 ID:T2HVcLzp0
真美「きっともう、真美は『フカンのヘイコウ』って呼ばれるようになっちゃうんだ……!!」
響「『無冠の帝王』だぞ……、ってそうじゃなくて!!」
伊織「一体どういう事なの……?」
春香「えっと」カクカクシカジカ
亜美「これ、写真」ピッ
やよい「」
20: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/01(木) 00:28:22.82 ID:T2HVcLzp0
真美「めるちー?しるぶぷれー?」
伊織「えっ」
真美「真美の中のフランスの血が騒ぐよぉ……」
亜美「双海家にフランスの血は流れてないっしょ……」
春香「な、何言ってるのか分からないよ!!」
真美「真美は時限爆弾なんだよはるるん」
真美「……bomb!!」
春香「」
23: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/01(木) 00:36:11.30 ID:T2HVcLzp0
亜美「ひびきん……」
響「どうすれば……、どうすれば真美を……」
真美「今の765は仲良しクラブみたいっしょ」
やよい「そ、そんなこといっちゃダメだよ!!」
伊織「真美、しっかりしなさい!!」
真美「いおりん……、真美はもうジャンバルジャンともお話が出来るんだ」
真美「わんわん、わんわん!!」
亜美「ま、真美がぁ……!!」ガタガタ
24: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/01(木) 00:48:04.60 ID:T2HVcLzp0
真美「うぅ、もう『双海真美』じゃなくて、『マミ・レ・バンナ』になっちゃうんだぁ……!!」
伊織「そんなわけないでしょ!!語呂が悪すぎるわよ!!」
亜美「どうしよ……、真美が……、真美がぁ……!!」
やよい「こういう時こそ、亜美がしっかりしなきゃダメだよ!!」
春香「どの写真も迫力が凄い……」
響「真美!!真美!!」ギュウ
ガチャン
小鳥「外暑過ぎ……、もうだめ……」
真美「っ!?」
25: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/01(木) 00:52:24.78 ID:T2HVcLzp0
真美「ピ、ピー、ピーター……」
響「まずいぞ!!真美落ち着いて!!」
伊織「ちょっと!!何でこのタイミングなのよ!!」
小鳥「な、何のこと?」
真美「マイティ、マイティ……!!」
やよい「真美!!」
真美「うわああああああああああああああ!!」
26: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/01(木) 01:03:07.73 ID:T2HVcLzp0
真美「うわああ!!ああああ!!」ブンブン
小鳥「きゃああ!!」
響「危ない!!」
伊織「真美!!ここはリングじゃないのよ!!」
真美「誰も、真美の左を食らったら立ち上がれないんだ……」ブンッ
やよい「うわあっ!!」
響「みんな逃げ……、春香ぁ!!」
真美「逃げられないYO……!!」ブンッ
春香「きゃあああ!!」ドンガラ
27: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/01(木) 01:06:04.72 ID:T2HVcLzp0
真美「次で仕留めるから」
響「逃げろ春香ぁ!!」
春香「足が……、すくんじゃ、って……」ガクガク
真美「んっふっふ→」
春香「やだ、たすけ、て」
伊織「春香!!」
亜美「……そんなことさせない」バッ
響「あ、亜美!!」
28: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/01(木) 01:09:01.10 ID:T2HVcLzp0
真美「亜美でも容赦しないよ?」
亜美「容赦なんてしなくていいから」
真美「……っ!!」ブンッ
小鳥「亜美ちゃん!!」
亜美「っ!!」サッ
29: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/01(木) 01:14:38.76 ID:T2HVcLzp0
真美「っ!?次こそ……!!」ブンッ
亜美「っ!!」ササッ
真美「な、何で……!!」
亜美「当たるわけないじゃん」ダキッ
真美「うあっ!!」
亜美「真美のコト、亜美には全部分かるんだから」
30: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/01(木) 01:18:53.49 ID:T2HVcLzp0
真美「ちょ、はなして!!」
亜美「真美、聞いて」
真美「クリンチ!!クリンチだよ!!」
亜美「真美!!!!」
真美「っ!?」
亜美「ちゃんと、聞いて」
真美「……」
31: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/01(木) 01:26:48.67 ID:T2HVcLzp0
真美「『竜宮小町じゃない方』から『顔がバンナの方』になっちゃうんだよ?」
真美「まぁ、亜美には分からないよね」
真美「『竜宮小町の方』のあm 亜美「っ!!」ボコッ!!
真美「がっ……!!」
響「亜美!!」ダッ
32: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/01(木) 01:34:08.00 ID:T2HVcLzp0
亜美「っ!!っ!!」バシンバシン!!
真美「あっ、ああっ」フラフラ
響「亜美!!やめろ!!」ガシッ
亜美「はなしてひびきん!!こんな奴真美じゃない!!」
伊織「アンタが殴ってどうすんのよ!!」
小鳥「大丈夫、春香ちゃん!!」
春香「は、はい……」
真美「」バタン
やよい「真美!!!!」
33: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/01(木) 01:36:13.67 ID:T2HVcLzp0
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
亜美「取るよ?」
真美「うん……」
シュルシュル
亜美「……」
真美「……」
真美「真美の顔、だ」
34: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/01(木) 01:39:42.27 ID:T2HVcLzp0
亜美「なんとも無いじゃん」
真美「……るよ」
亜美「え?」
真美「困るよ!!元通りすぎるっしょ!!」
35: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/01(木) 01:43:14.60 ID:T2HVcLzp0
亜美「いいじゃんか元通りで!!」
真美「あれだけ暴れたのがアホみたいじゃん!!」
亜美「アホだったんだよ!!」
真美「もう今日はジムショいかない!!」
亜美「真美はホントーにバカなんだね!!」
真美「何だと!!」
亜美「何さ!!」
ギャーッギャーッ ドタンバタン
36: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/01(木) 01:45:14.75 ID:T2HVcLzp0
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
真美「って事があって……」
亜美「もう亜美の顔はバンナみたいになっちゃうんだ……」ズーン
響「いい加減にしろぉ!!」
終
39: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/01(木) 01:47:22.00 ID:T2HVcLzp0
いや、まあ、わかってるよ、うん
そんなことより、自分はミルコ最強説を唱えたいんだぞ
43: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2013/08/01(木) 02:20:27.45 ID:T2HVcLzp0
>>42
ホーガン?