【喜多見柚SS】塩見周子「クールになりたい?」喜多見柚「うん……」 

1 :◆.FkqD6/oh. :2014/07/07(月) 23:03:01.85 :IHy8VWuI0

モバマスSSです。

2 :◆.FkqD6/oh. :2014/07/07(月) 23:04:04.12 :IHy8VWuI0

ジワー……

喜多見柚「だって、暑すぎるんだもん……」グデー

塩見周子「確かにー……これじゃクールじゃなくてホットだよねー……」グニャー

柚「どうしてエアコン、壊れてるのカナー……」

周子「明日までの辛抱だってさ……いや、無理、溶ける……」

柚「これじゃホットゆずだよー……」

周子「……ゆず湯になっちゃうの?」

柚「ゆず湯……いいかも……でも暑いのはいやー」

周子「……じゃあ今日もクールになっちゃおうかー」

柚「おおっ!何か思いついたのカナ?」

周子「うんうん。柚も手伝ってねー」

3 :◆.FkqD6/oh. :2014/07/07(月) 23:05:24.32 :IHy8VWuI0

――屋上

周子「さーて、始めるよー」

柚「はーいっ♪」

周子「柚はビニールプールをお願い。あたしはパラソル立てるね」

柚「オッケー、任せて周子サン!」

柚「はぁっ……はぁっ……周子サーン、終わんないよー!」ゼーハー

柚「あれ?周子サン?」

周子「んっ……ぷはー、やっぱりキンキンに冷やした麦茶は……あ、柚終わったー?」ダラー

柚「なんでくつろいでるのかなー、周子サン?」ジトー

周子「いやー、プールだから水が必要だと思って、ホースといっしょにね?」

柚「一人だけ日陰でずるーい!ほら、交代交代っ!」

4 :◆.FkqD6/oh. :2014/07/07(月) 23:06:50.80 :IHy8VWuI0

周子「はぁっ……これ、結構疲れるんだね……!」ゼェゼェ

柚「おおっ、ふくらんだね!」

周子「おっかしいなー、茜ちゃんはあんなに簡単にやってたのに」

柚「茜チャンはいつも全力だからねっ」

周子「まあ、膨らんだしいいか。放水だーっ!」

柚「いえーっ!」

ダバー……

周子(水が溜まるまでは暇だなー……)

周子「……!」ピコーン

周子「柚ー、こっち向いてー」

柚「?」

5 :◆.FkqD6/oh. :2014/07/07(月) 23:08:01.29 :IHy8VWuI0

周子「ていっ」

バシャァァァァッ!

柚「わわっ!?冷たっ!!」

周子「へへへー、まだまだ行くよー」ニヤニヤ

柚「うわーっ、柚ピンチかも!!」アワワッ

周子「ほらほらっ、涼しくなれーっ!」

ジョロロロ……

ピタッ

周子「あれ?」

柚「止まっちゃった?」

7 :◆.FkqD6/oh. :2014/07/07(月) 23:09:57.68 :IHy8VWuI0

岡崎泰葉「もう……周子さん、柚ちゃんいじめちゃ駄目ですよ?」

周子「あ、泰葉に乃々ちゃんだ。おかえりー」

森久保乃々「ただいまですけど……ビニールプール、ですか?」

柚「そうだよっ!暑くて溶けちゃいそうだったからね」

周子「だから、二人でクールになろうとしてたん♪」

泰葉「なるほど……確かに暑いですよね」

乃々「もりくぼ達、アイスを買ってきたので……ふふ、皆さんで涼みましょう」

周子「やったーっ!泰葉も乃々ちゃんも大好きっ!」ギュウッ

乃々「あ、あぅ、その……むーりぃー……」ポワー

泰葉「乃々ちゃん困ってますよー。ほら、アイス食べましょう?」ピトッ

乃々「ひゃぁっ!?つ、冷たいのもむーりぃー……!」アワワワ

柚「泰葉チャン、じつはすごく楽しんでないカナ」

泰葉「……ここじゃ日差しが強いので、事務所に戻りましょうか」

8 :◆.FkqD6/oh. :2014/07/07(月) 23:14:53.89 :IHy8VWuI0

――事務所

泰葉「えー、こほん。それじゃアイスを食べましょう」

周子「へへー、あたしはどれにしようかなー」ガサガサ

泰葉「クールになりたい柚ちゃんにはこれです。クーリッシュです」

柚「おおっ!クールになれそう!」

泰葉「これで今日から柚ちゃんもクールの仲間入りですよっ!」ドヤ

柚「おおーっ、すごい……!柚もクールになるーっ♪」

乃々「ゆ、柚さん……?」

周子「乃々ちゃん乃々ちゃん、気にしなーい。はい、あーん」ヒョイッ

乃々「あむ……ひゅめたいでふ……」

周子「はーっ、やっぱり暑い日にアイスは最高ー♪」

乃々「ん……ちゅーちゅーちゅぶりらちゅぶりららー……ふふ」

9 :◆.FkqD6/oh. :2014/07/07(月) 23:17:26.76 :IHy8VWuI0

泰葉「そういえば周子さん……ビニールプールはどうするんですか?」

周子「んー?」

泰葉「四人では流石に狭いですよね……」

乃々「……どうして四人で入るのが前提なんでしょうか」

柚「確かに……というか二人でも狭いんじゃないカナ」

乃々「もりくぼとしてはお二人が入ってるのも……いえ、なんでもないですけど」

泰葉「ところで、どうしてビニールプールなんですか?」

周子「そりゃあたしが……あっ」

柚「?」

泰葉「周子さん?」

周子(あちゃー……今更あたし一人で涼むためとは言えないなー……ん、そういえば)

周子「みんな、いいこと思いついたからちょっと手伝って!」

柚「うん……でも、どうするの周子サン?」

周子「ふふふー、しゅーこちゃんにお任せー」

10 :◆.FkqD6/oh. :2014/07/07(月) 23:18:17.24 :IHy8VWuI0

――屋上

周子「さあみんなー!武器は持ったかー!」

泰葉「おーっ!」ビシッ

柚「いえーっ!」ビシィッ

乃々「……水鉄砲なんて、事務所にあったんですね」

周子「うんうん。去年の夏にPさんが遊んでたのを思い出したのだー」

乃々「も、もりくぼはちょっと……いえ、涼しくなりたいですけど」

泰葉「私、こういう風に遊んだことなくて……えっと、こうですか?」ビシュッ

乃々「はぅっ?!」バシャッ

泰葉「あっ、ご、ごめん乃々ちゃ……きゃぁっ!?」バシャァッ

柚「へへー、隙ありだよ!」

周子「おお、いいねぇ柚。やる気まんまんだ」

乃々「つ、冷たいんですけど……」

11 :◆.FkqD6/oh. :2014/07/07(月) 23:20:33.72 :IHy8VWuI0

周子「てことで。えいっ」ビシュッ

柚「わわっ?!やったな周子サンッ!」バシュッ

周子「へへー、おいでおいでー!」ヒョイッ

柚「むーっ……!こうなったら!泰葉チャン!」

泰葉「えっ、私ですか?」

柚「……ハーゲンダッツでどうカナ」

泰葉「周子さん、覚悟っ!」ビシュッ

周子「わっ!?二人がかりはずるいんじゃない!?」

柚「へへー、作戦だよっ!」ビシュッ

泰葉「そういう事です!えいっ!」バシュッバシュッ

周子「うぐ……こうなったら!」

乃々「?」

12 :◆.FkqD6/oh. :2014/07/07(月) 23:22:22.39 :IHy8VWuI0

ヒョイッ

乃々「!?」

周子「乃々ちゃんバリアー!」

柚「あっ!」

泰葉「ああ……!!」

乃々「し、周子さん……!?」

周子「ふっふっふ……乃々ちゃんがどうなってもいいのかなー?」ドヤァ

柚「撃ったら乃々チャンに当たっちゃう……!!」アワワ

泰葉「ど、どうしましょう……?!」オロオロ

乃々「……」

乃々「……えいっ」バシャッ

周子「ひゃぁっ!?冷たっ?!」

13 :◆.FkqD6/oh. :2014/07/07(月) 23:23:27.43 :IHy8VWuI0

乃々「ふふ、ふふふ……自分の身は自分で守らないと、ですけど……」ニヤ

柚「おおーっ!乃々チャンすごーいっ!」

泰葉「乃々ちゃん流石ですねっ!」

周子「うぅ……不覚だー」

泰葉「これで3対1ですね。正義は勝つんです」ドヤァァァ

乃々「……えい」ビシュッ

泰葉「きゃっ!の、乃々ちゃん?!」バシャッ

柚「い、いつもの乃々チャンじゃない……!」

周子「乃々ちゃんどうしちゃったん……!?」

乃々「ふふふ……さっきのお返しですけど……」

泰葉「し、集合ーっ!柚ちゃん!周子さんっ!!」

14 :◆.FkqD6/oh. :2014/07/07(月) 23:24:32.86 :IHy8VWuI0

泰葉「どうしましょう」ヒソヒソ

周子「どうにかしないとあたし達ずぶ濡れかもよ」ヒソヒソ

柚「柚達も撃てばいいんじゃないカナ」

泰葉「え……撃つの?」ヒソヒソ

周子「乃々ちゃん撃つん?」ヒソヒソ

柚「えっ」

泰葉「説得を試みましょう」ヒソヒソ

周子「話せば分かる、だね」ヒソヒソ

乃々「あの、もりくぼはもう満足したので、できればお手柔らかに……」ヒソヒソ

柚「乃々チャンしれーっと混ざってるよ?」

乃々「えっと、この事は内密にお願いしたいんですけど……」ヒソヒソ

柚「もうばれちゃってると思うんだけどなー」

17 :◆.FkqD6/oh. :2014/07/07(月) 23:26:13.99 :IHy8VWuI0

乃々「あ、そろそろもりくぼは定位置に戻りますので……」

泰葉「では説得で行きましょう」

周子「うん。任せた」

柚「大丈夫カナー?」

泰葉「こほん……乃々ちゃん、ここは平和的に解決しましょう」

乃々「そ、そうですか……」

泰葉「もう撃たないので」

乃々「本当ですか……?」

泰葉「……ハーゲンダッツ」

乃々「れ、歴史的和解ですけど……」ギュッ

泰葉「乃々ちゃんっ!」ギュッ

18 :◆.FkqD6/oh. :2014/07/07(月) 23:27:53.28 :IHy8VWuI0

泰葉「やりました」ドヤ

乃々「買収されちゃいましたけど……ふふ」

柚「これでいいのかな」

周子「いいんじゃないー?」

泰葉「ということでもう少し平和に涼みましょう」

柚「そうだねー……もう少し平和に水遊びしよう!」

乃々「あまり変わってない気がするんですけど……」

周子「気にしない気にしない。やったやられたとかナシだよー」

周子「ってことで、えい」バシュッバシュッ

柚「わっ!?周子サーンっ!」

泰葉「敵味方関係なし、ですよ!」バシャッ

乃々「……も、もりくぼもやるときは……やります、けど」

19 :◆.FkqD6/oh. :2014/07/07(月) 23:29:39.29 :IHy8VWuI0

――――

P「お疲れ様ですー……あれ?誰もいない……いや、鞄があるな」

P「……ホースが伸びてる……また周子か?」

P「周子ー、またプール出してるのかー?」ガチャッ

泰葉「周子さん、覚悟ーっ!」ビシュッ

周子「甘い甘いっ!」ヒョイッ

バシャッ

泰葉「……!!」

周子「ん、どしたん泰葉……あっ」

P「……」

周子「あはは、お帰りPさん……ご、ごめんね?あたしが避けたばっかりに……」

P「……」

20 :◆.FkqD6/oh. :2014/07/07(月) 23:31:08.85 :IHy8VWuI0

周子「ご、ごめんってばPさん……ほら、笑って笑って?」

P「ははは……あれだろ、水も滴るいい男って言いたいんだな?」

泰葉「そ、そういうわけじゃ……」

乃々「あの、プロデューサーさん……使いますか?」

P「大丈夫だ。こんな時のために持ってる」チャキッ

乃々「えっ」

P「さて、水鉄砲なんて一年ぶりだが……二人とも、何か言い残すことはあるか?」パシッパシッ

周子「えーっと……に、逃げろーっ!」

泰葉「わーっ!」

P「待てっ、周子っ!泰葉っ!!」

21 :◆.FkqD6/oh. :2014/07/07(月) 23:32:43.22 :IHy8VWuI0

ワーワーワー……

柚「……ねぇねぇ乃々チャン」

柚「今日も平和だねー」

乃々「そうですね……ふふ」

柚「よーし……待てー、Pサーンっ!柚もまぜてーっ!」

乃々「じゃあもりくぼも……あ、これは……そう、涼むため、ですけど」

22 :◆.FkqD6/oh. :2014/07/07(月) 23:34:20.32 :IHy8VWuI0

以上で終わりです。
ありがとうございましたー

24 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/07(月) 23:38:22.61 :5DXh5gYcO
おつー
はっちゃけてる先輩かわいい

25 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/07(月) 23:45:05.16 :OfWExdyh0
おっつおっつばっちし☆
みんな可愛くてみんないい

27 :VIPにかわりましてNIPPERがお送りします :2014/07/08(火) 01:04:15.76 :7rIX2x6u0
しゅーこちゃんぐうかわやでー

SS速報VIPに投稿されたスレッドの紹介です
【SS速報VIP】塩見周子「クールになりたい?」喜多見柚「うん……」
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