【渋谷凛SS】凛「ねぇ、プロデューサー」モバP「なんだ?」

1: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/17(火) 23:42:29.10 ID:uMwfWv0Eo

凛「…………」

P「凛?」

凛「…………」ジーッ

P「?」キョロキョロ

P「……あ」

P「肩にほこりが……」

凛「うん。ふふ、取ってあげる」ヒョイ

P「お、さんきゅ」
2: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/17(火) 23:45:30.18 ID:uMwfWv0Eo
凛「はい、取れた」

P「ん。というか凛」

凛「なに?」

P「普通にほこり付いてるって言ってくれればいいのに……」

凛「言わなくてもプロデューサーなら分かるかな、って」

P「そりゃあ視線で気づいたけど……まどろっこしい」

凛「ま、そうだけど。プロデューサーだしね」

P「よく分からん」

凛「ふふ、分かんなくてもいいよ」

3: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/17(火) 23:48:28.01 ID:uMwfWv0Eo
P「むむ、そう言われるとやり返したくなるな」

凛「いいよ、別に。やってみてよ」

P「よーし……それじゃ、凛」

凛「うん。なに、プロデューサー?」

P「…………」ジー

凛「うーん、なんだろ……」

4: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/17(火) 23:51:12.66 ID:uMwfWv0Eo
P「ヒント無しだぞ」

凛「分かってる。すぐ当ててみせるから」

P「…………」ジー

凛「んー……」キョロキョロ

―――
――

P「…………」ジーッ

凛「…………」ジーッ

P「……見つめ合ってどうする、俺たち」

凛「……はっ。いつの間にか、つい」

5: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/17(火) 23:55:53.33 ID:uMwfWv0Eo
P「まぁ仕方ないな、凛の瞳は吸い込まれそうなくらい綺麗だから」

凛「プロデューサーの目はなんだか力強いね」

P「よせやい」

凛「プロデューサーもやめてよ、恥ずかしいじゃん」

P「ほんとのことだからな」

凛「もう、ばか」クス…

P「俺たちなにしてたんだっけ?」

凛「あれ?」

6: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/17(火) 23:59:28.96 ID:uMwfWv0Eo
P「腹減ったな」

凛「唐突だね」

P「自然と思ったことが口から出たんだよ」

凛「ふーん、思ったことか……。ねぇプロデューサー」

P「なんだ凛」

凛「ありがとう」

P「…………。おう」

7: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/18(水) 00:02:03.32 ID:1LkZ+4Gzo
凛「…………」

P「…………」

凛「おう、って……それだけ?」

P「他にいるか? 俺たちの間に」

凛「……ふふ、いらないかもね」

P「だろう」

凛「でも、なにか言ってほしいな。プロデューサーの素直な気持ち」

P「素直な気持ちねぇ……そうだなぁ」

凛「うん」

P「俺のもとでアイドルになってくれてありがとう、かな」

凛「…………うん」ニコ

8: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/18(水) 00:04:43.73 ID:1LkZ+4Gzo
P「うん、って、それだけか?」

凛「他にいらないでしょ、私たちの間には」

P「確かに」

凛「うん。言葉が無くても伝わるよ」

P「だな。…………なぁ、凛」

凛「ん?」

P「…………」ナデナデ

凛「……ふふ、ちょっと照れくさいね」

P「そっか」ナデー

9: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/18(水) 00:05:57.89 ID:1LkZ+4Gzo
凛「……ね。プロデューサーなら私のこと、なんでも分かるじゃない?」

P「なんでもは知らないぞ。まだまだ俺の知らない凛がいるだろ、きっと」

凛「いるかな?」

P「いるさ」

凛「それなら、私自身でも知らない私っていると思う?」

P「いるだろうな」

凛「じゃあさ」

P「うん」

10: VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/18(水) 00:07:00.86 ID:1LkZ+4Gzo
凛「これからも一緒に」

P「探していこう」

凛「ねぇ、プロデューサー?」  P「なぁ、凛?」

P「…………」

凛「…………」

P「……あはは」

凛「ふふ……♪」

おわり

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